おしゃれに見せるための課題
こんにちは、フリーランスデザイナーのちほねこです。
今日は、デザインを自分でやったことがある方なら、
誰しも経験したというか直面したことがあるんじゃないかという、
思われるとある問題について取り上げたいんですけど、
ズバリですね、
おしゃれにしようとすればするほど、逆にダサくなっちゃうっていう問題があるんですよね。
なので、今日はこの問題、
おしゃれにしようとしているのに逆にダサくなってしまうっていうのが何で起きるのか、
その原因と対処法をご紹介していきます。
自分でデザイン作らないよっていう方も、
誰かに依頼するとか、AIで作るみたいな時にも大事になってくるような、
そもそものデザインの基本的な考え方みたいなところも影響してくるので、
そのあたりは何か参考になる部分もあるんじゃないかなと思います。
デザインの失敗に繋がる要素
ということで早速本題なんですけれども、
おしゃれにしようとしているのに逆にダサくなっちゃう原因はズバリ3つありまして、
1つ目盛りすぎ、2つ目使いすぎ、3つ目勘違い、この3つです。
それぞれ説明していきます。
まず1つ目の盛りすぎ、これはどういうことかというと、
飾りが多すぎるみたいな感じですね。
本当に私自身もそうだったんですけど、
とりあえず余白を埋めたくなるんですよね。
なんかデザインは飾ってなんぼみたいな、
デザインイコール装飾みたいな印象の方って多分結構いるんじゃないかと思うんですけど、
違うんですよね。
これは3点目にもつながるんですけど、
ひとまず1点目の盛りすぎっていうのは、
飾りすぎ?なんだろう、余計なことをしすぎてるみたいなイメージですね。
デザインって別に飾りを作ってるわけじゃなくって、
何かを伝えるっていう目的があって、
それをただ絵や文字、色、形とかそういうビジュアル要素で伝えようとしてるっていうだけなので、
そこに意味のない飾りって邪魔でしかないんですよね。
伝えたい情報が伝わらなくなっちゃう。
なのでこの盛りすぎっていうのが、
おしゃれにしようしようと思って、
おしゃれイコール飾り付けみたいな、
そういうイメージがあるからこそ盛りすぎちゃうっていう。
それが結果デザインとしては、
余計な飾りって邪魔な情報みたいな感じになっちゃうので、
結果的にあれダサいっていう、
何かごちゃっとしてるみたいな、そういうことに繋がります。
なので盛りすぎ注意がまず1点目ですね。
続いて2つ目の使いすぎ。
これも根本の考え方はさっきと同じなんですけど、
色とかフォントの種類を使いすぎているっていうのがあります。
おしゃれに見せようとしたら、
いろんなフォント使いたくなったりするんですよね。
フォントって本当にいろんな種類があって、
おしゃれなフリーフォントとか知れば知るほど、
あれも使いたい、これも使いたいってなって、
1つのデザインにたくさんフォント使っちゃったりするんですけど、
それもやりすぎると余計な情報になるんですよね。
特に色んなフォント使いたくなるような特殊なフォント、
シンプルなゴシックタイとかニジョウタイじゃなくて、
ちょっと特殊なフォントあるじゃないですか。
可愛い、おしゃれみたいな。
そういったフォントって、
よりイメージとか印象とか意味がたくさん乗ってくるので、
そういうフォントをたくさん使っちゃうと、
1つのデザインにかっこいいイメージとか可愛いイメージ、
おしゃれ、上品なイメージとかが全部ごっちゃになっちゃうと、
わけわかんなくなるじゃないですか、見てる方は。
結局これはどういう印象を与えたかったんだろうというか、
印象が統一されてないから、結局1つも伝わらないとか、
そういうごちゃごちゃした印象で、
トータルダサく見えちゃうっていうことになるんですよね。
なので、そういう見た人にちゃんと伝えたい印象を伝えるとか、
狙った印象、狙ったメッセージをしっかり届けるためには、
そういう色やフォントも余計なものは使わずに、
ある程度絞り込む。
色やフォント使いすぎないっていうのが、
ダサくならないポイントですね。
最後に3つ目は、
勘違いをしているっていう。
これはもう、ここまでお話しした1点目2点目の根本的な部分。
最初に言った通りなんですけど、デザインって飾り付けではないんですよ。
デザインって何かっていうと、
何かを伝えるっていうコミュニケーションの手段の1つなんですよね。
それが、色や形っていうビジュアルを使って何かを伝えるっていう、
その表現方法がビジュアルっていうだけで、
やってることは誰かに何かを伝えるっていう、
メッセージだったり印象だったりを伝えるのがデザインなので、
そう勘違いしてると、
これまでお伝えしてきたような、
とりあえず飾りをいっぱい詰め込もうとか、
自分の好きな色やフォントたくさん使おうとか、
そういったところからダサいデザインになっちゃう。
オシャレにしようと思って自分は、
可愛いもの好きなもの詰め込んで頑張ってるのに、
デザインにおける認識の重要性
なんでうまくいかないんだろうみたいな、
そういうことに繋がっちゃうんですよね。
デザインの勘違い、目的はそもそも何かを伝えるっていうことなんだよっていう、
この考えを知ってるか知らないかでの大きな違いは、
相手目線になるかどうかなんですよね。
さっき言った相手に何かを伝えるっていう意識があれば、
自然とすべての選択が相手目線になるんですよ。
色選びもフォントだったり内容を決める時も、
相手にどうしたら伝わりやすくなるだろうとか、
相手にこの印象を与えるにはどうすればいいだろうっていう風な考え方になるんですけど、
そうじゃなくて、とにかくデザインは飾り付けだみたいな、
何かいい感じに仕上がればいいやっていう考え方だと、
どうしても自分の好みで選んじゃったり、
なんとなくこっちの方が好きだなとか、
こっちの方がいい感じじゃない?みたいな、
そういう選び方をしちゃうんですよ。
そうなると本来、誰かに何かを伝えるっていう、
伝えるっていう行為に相手がいなくなっちゃうと、
自分の趣味だけで作ったものって届かないんですよね。
それが盛りすぎとか情報型とか、
色やフォントが多すぎるとか、
そういうところにもつながっていくんですけど、
なのでそういうことを回避するためにも、
とにかくデザインは何かを伝える。
伝えるには相手がいるから、
相手に興味を持ってもらうとか、
相手が分かりやすいようにするには、
何が必要で何が邪魔になっちゃうのか、
みたいなそういう考え方がデザインには必要ですっていうのが、
3つ目のポイントでした。
ということで最後にまとめると、
おしゃれにしたのにダサくなっちゃう原因は3つ。
1つ目は盛りすぎ。
デザインは飾り付けだと思って、
余白とにかく埋めちゃうとか、
余計な装飾たくさん入れちゃう、
みたいなのがダサくなっちゃいます。
2つ目は使いすぎ。
色やフォントをたくさん使いすぎて、
余計な印象を与えちゃう。
それで本来伝えたいメッセージとか、
印象が伝わらなくなってしまうっていうのが2つ目。
3つ目はそもそものデザインの認識が勘違いしてる。
デザインは本来何かを伝えるから、
相手ありき、相手目線でフォント選んだり、内容選んだり、
余計な情報ないかなっていう風に、
相手目線で考えなきゃいけないんですけど、
そこを勘違いして、とにかく飾り付け、
いい感じに作ればいいとか、
自分の好きなフォント、好きな色詰め込もうみたいな、
そういう自分主導で作っちゃうと、
ダサくなっちゃうねというお話でした。
デザインをやってる方もそうじゃない方も、
何かスキルアップのヒントとして参考になれば幸いです。
最後までありがとうございます。