1. FREE AGENDA by hikaru & yamotty
  2. #13 神は順序に宿る
2020-01-30 11:57

#13 神は順序に宿る

https://yamotty.tokyo/post/20190514_10x_product/

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フリーアジェンダを始めましょう。
今回のテーマは、yamottyさんに聞きたい話ですが、yamottyさんが書いたドキュメントの中で10xのプロジェクトを作るという、すごく良い文章があります。
あそこに書いてあることは、良いことばかりだと思います。
僕の専門の分析の話もありますが、あの中で、僕が一番好きな話は、「神は純情に宿る」というフレーズ。
フレーズ感や、実際に意味しているところも含めて、すごく良いフレーズだと思います。
これをどういうバックグラウンドで重要視しているか、聞きたいなと思っています。
まず、フレーズとして、神は細部に宿るというフレーズがありますよね。
あれは、めちゃくちゃ誤解を生んでいると思っていて、嫌いだったんですよ。
分かるんだけど、違うぞって思っていて。
例えば、起業しましたみたいな人が、もう細部に宿るからって言って、UIのワンピクセルをこうやっていじって、
これがユーザーのDAUを決めるんだと、やるのって、超無駄じゃないですか。
無駄というか、ほとんど影響を及ぼさないんですよね。
僕が常に考えるのは、一番レバレッジというか、一番インパクトが大きいものは何なのかというのを、その時その時に考えると、
ある時点で、Aをやるのが正解だとしても、Bに行ったらそれは正解じゃないというのは、往々にして多いわけなんですよ。
世の中で言われているような、例えばアプリの世界だと、リテンションレートを見ましょうとか、パネルを見ましょうとか、
PMFしてからクロスしましょうとか、いろいろあると思うんですけど、
あれも基本的には、今どういう時点にいて、その時に一番解かなきゃいけない課題は何なのかというのの末に出ているはずなんで、
企業をしていきなりリテンションレートを追っかけるとか、アホの極みだと思うんですよ。
そういうのをいろいろ考えていくと、この言葉には落ち着くなと思って、
結局ものすごい順序にこだわって、正しい順番で、ものすごいインパクトが大きいものから順に片付けていくっていうことに、
結局速度は依存するなっていう、遠回りをしないっていう意味で、
っていう意味で、神は順序に宿るっていうのを書いた気がします。
全く覚えてない、書いた時に何を考えてたのかは。
今言われたらそういう意図だったんじゃないかなって思います。
これはめちゃくちゃそうだとは思うんですけどね。
結構いろんな意味を含んでいるかなと思ってて、
順序って多分一種優先順位みたいな話があると思えば、
そのモメンタムみたいな話もあるとは思うんですよね。
優先順位っていうのはすごいやっぱ明らかに重要かなと思ってて、
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やっぱその今何が大事なんですかって言う時に、AとBとCとD全部大事で、
全部同時にやれっていうふうな経営者ってやっぱいるんですよね。
確かに全部大事だとは思うんだけど、
優先順位ってないと基本的にやっぱ動けないし、全部ができるわけじゃないし、
あと順序が大事じゃないですか、基本的に。
Aの前にBをやることに意味がなかったりとかすることもあって、
基本的に僕の考えですけど、経営をするとか事業をやるって、
何をするか決めるっていうのは、何をしないか決めるっていうのがはるかに重要だし、
それができる人の方が少ないと思うんですよね。
物を捨てるって結構難しいんで、
だから捨てるっていうのも別に完全に捨てるというよりは、
今はやらないっていう試験って結構重要かなと思ってて、
世の中でやらない方がいいことってそんなにないって思うんですよ。
やった方がいいことは無限に。
1ピクセルも直した方が、直すべきか直すべきじゃないかで言うと、
直すべきなんじゃない?
でも今やるべきかとか、他のものと比べてそれがバリューがでかいかって言うと、
多分そうじゃないって話なのかなって思うんですよね。
そう、まさしくそうですね。
そうなんですよ。
だからABCD全部同時にやるんだっていうことを言う人って、
ちょっとついていけないところはありますね。
結構自分がこの業界というか、
僕もともと商社で、
で次に行ったのがちっちゃいNPOで、
復興支援のNPOで館長との調整とかをするみたいな仕事だったんですけど、
その時にたまたまGoogleからファンドレイドして、
Googleの中に席を置かせてもらって、
横に座ったのがグローバルのGoogleマップとかストリートビューのPOみたいな、
すごい偉い人の横に座らせてもらって仕事をしてて、
そこで一番学んだのがファネルっていう概念だったんですよ。
なんか僕がいろいろわちゃわちゃ説明すると、
いやつまりねってこうやってノートの図を書いて、
ひゅひゅひゅって書いて、
これ何ポーチ?何ポーチ?って毎回聞かれるんですよ。
それでなんかファネルっていう概念が自分にすごい染み付いて、
元々その方も出自がIBMのマーケターだったんですよ。
なので、マーケティング的な概念からスタートしてプロダクトマネージャーになってるんで、
ものすごいファネルをうまく運用するような人で、
その概念を結構染み付かせてもらって、
初めだなって思ったんですよ。
ファネルの概念ってすごくその順序の話をよく示してくれてると思ってて、
こうガーって先に行ってコンバージョンする人が全体のジッパーとして、
その間午後のステップがあって何割かずつ落ちてますと。
で、じゃあこの真ん中の落ちが一番大きいから、
ここを直しましょうみたいな話をするんだけど、
でもそうじゃないですよ。
実は手前の方を5パーでも伸ばすと、
ここのボリュームって5000増えるから、
こっちの方がインパクトでかいんですみたいな話って往々にあると思ってて、
その概念が染み付いてるのが結局この言葉というか、
神は純情に宿るに行き着いてる自分の執事かなみたいなのは結構ありますね。
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今の山本見るとファネルに感銘を受けたって言うとなんかすげえ、
そんな時期もあったんだって感じはしますね。
ファネルに感銘を受けた私みたいな。
でもなんかこれは何でもそうかなと思ってて、
その順番が重要ってのもあるけど、
その物事やっぱ同時にできないっていうことが、
すごく人生に意識すべき重要なことかなと思ってるんですよね。
多分キャリアとかもそうかなと思ってて、
キャリアでスキルとか身につけようとした時とかに、
持ってない方がいいスキルってあんまないじゃないですか。
だから英語もできた方がいいし、
デザインもできた方がいいし、
実際に法律も分かった方がいいし、
それも座学もした方がいいし、
技術の経験もあった方がいいって思うんですよね。
それで結構全部一気にやるって結構難しいんで、
一番レヴァレンチが効く順番を何かっていう風に考えて、
やることは結構重要かなと思うんですよね。
だからなんかその自分が、
この言葉すごいいいなと思うのが、
よくある、後から大きい石は入らないって話があるじゃないですか。
はいはい、壺の話ですね。
壺とかに石を入れていく時に、
ちっちゃい石いっぱい入れていって、
最後にでかい石入れようとしてももう入らない。
一番でかい石を最初に入れて、
後から細かい石入れようと思ったら何本でも入るみたいな話があるかなと思うんで、
なんかそのイメージを結構作って、
自分にとって今一番でかい石って何なのかっていうのは結構重要かなって思うんですよね。
確かに。
結構今僕はその仕事としてグロスみたいなやつをどううまくやるかっていうことを結構考えてるんですけど、
やっぱりグロスって明らかにそのプロダクトマーケットフィットというか、
ある程度効率よくした後にどうコストを投下するかって話なんで、
その順序ってすごい大事なんですよね。
間違いない。
で、同時にやった方がいいようなビジネスもあるし、
同時にはできないビジネスも多分あるし、
それって多分会社のシチュエーションによっても違うと思うんだけど、
そこら辺の見極めみたいなのと、
両方同時にできないってなった時にどっちを優先するかっていう風な意思決定とその徹底みたいなのが結構重要かなと思います。
そうですね。
なんかどんな優秀な人でも、
例えばDNAみたいなマッキン税が上がってきた人が作ったような会社でも起きてることって何かっていうと、
上場して多少キャッシュフローがいいゲームみたいなビジネスを見つけて、
キャッシュフローが増えるとリソースを増やして部署をブワーって増やして、
今何が起きてるかというと、
うまくいかなかった部署を削ってまたフォーカスするみたいなことが起きてて、
この増やして削るっていう作業っていらなくねってみんな思うし、
本当に本質的には効率良くないはずなんですよ。
こういうことをやらずに、
さらにスピード高く大きくなった企業とかもいるんで、
本当はいらないはずなんだけど、
どんだけ優秀でもやっぱりやらかしちゃうっていうのがあると思ってて、
そこめちゃめちゃ気にしてるんですよね、自分としては。
それが怖いから、僕としては常にリソースにキャップをつけるみたいな。
人数もヘッドガンと決めて、
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このフェーズだと何人までしか入れないとか、
お金も必要な、何ヶ月持つ最低限のお金しか集めないとか、
なんかそういうマインドにつながってる。
確かに。
まあそうですよね、リソースを良くない意味で潤滝に用意してしまうと、
ニュースエンジンをつけるっていうことに対する危機感が鈍るみたいなのがあるよね。
やっぱりヤモティとかはハンター×ハンターのファンなわけだから、
いかに制約が、ハンター×ハンター読んでない人は申し訳ないんですけど、
ハンター×ハンターの世界では特殊能力みたいな概念があって、
その特殊能力も制約条件をつけて、縛れば縛るほど強くなるっていう。
だから今ヤモティはリソースっていうのに縛りをつけることによって、
強い意思決定を生み出して一定突破力を高めるっていうタイプの念能力者なんだと思うんですけど、
完全にそう。
あれは本当に人生が詰まった漫画ですね。
あの制約と制約っていう概念一本に全てが詰まってるなって思います。
ハンター×ハンターの話ちょっとちょいベッとしますか。
でも確かにこの順序とか優先順位みたいのは僕もすごい重視していることで、
やっぱり人間の頭ってそんなに複数のことを多く処理できないっていうのはやっぱり前提としてあると思うんですよね。
でもみんなそれをちょっと自分を課題評価してるかなと思って、
あれもこれもやりたい、できるはずだみたいな感じになってて、
その結果、もしかしたらその人はうまくいってるかもしれないけど、周りがうまくついていけなかったりとかっていうのは結構あるんで、
そうですね、優先度。
何をやらないかっていうことですよね、本当に。
この瞬間では。
ただそれをこの瞬間やらなかったかなといって、未来をやらないわけじゃないって思うんですよね。
順調ですよね、本当に。
順調ですね。
さっきの話、クロースの前にPMFがあるとしたら、じゃあPMFの前って何があるんだろうって言ったら、
それを作るファウンダーと、ファウンダーマーケットフィットって言われますけど、
続けることができるマーケットに最後到達してるかみたいな、選べてるかとか、頑張る場所にいるかみたいなのが、
結局その先の困難を乗り越えるための一番重要なドライバーになってるっていう話があって、
一番初めに入れるべき石って、始める人がその場所を好んで継続できるかみたいな話だなってすごい思いますね。
確かに。
ピポットとかはできるとは見せよう。
共同創業者とか選んで、どっかのマーケットにエントリーするって決めるっていう行為はかなりでかい石じゃないですか。
そうですね。
その石を入れた後にいろんな細かいものを入れると、やっぱりマーケットを変えようとか、
共同創業者がやっぱり変えようとなった時に、相当その小さい石を取り出して、でかい石を取り出すのは大変だから、
まあでかい石の順序はやっぱり最初。
そうですね。
はい、そんな感じかな。
じゃあ今日はこの話で終わりです。
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はい、バイバイ。
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