1. FREE AGENDA by hikaru & yamotty
  2. #10 社内政治の是非
2020-01-27 11:58

#10 社内政治の是非

社内政治はやるべき?やらないべき?


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今回のテーマは、前回の回で社内政治の話をしたと思うんですけど、社内政治が人類史の中でどのように生まれたのかみたいな話をちょっと考えてみたいなとは思ってます。
僕の出る幕があればいいんだけど。 いやいや、たぶん絶対乗っかってくると思うんだけど、この話ちょっと前、会社の人と知ってて、マークさんっていう人なんだけど知ってて、メルペイのマークさんですか?メルペイのマークさん知ってる?
知らない。 マークさんすごい面白い人で、NTTドコも新卒で入って、その後にグーグルとアップルとスクエアみたいなところを通ってメルペイに来たっていう人で、すごい決済史上詳しい人なんだけど、マークさん今度呼べたら呼びたいけど、めちゃくちゃ面白い人です。
この前30回まで飲んでたけど、その人と話してて、人間ってもともと狩猟民族だったじゃないですか。狩猟民族自体結構長くて、ある時、濃厚民族というか定住型に移ったっていう感じの流れがあるんですけど、狩猟民族自体って社内政治というか組織内政治ってなかったんじゃないかなと思ってて、
定住型になった時にその政治って生まれたんじゃないかなという話をしてました。
なんでかっていう話なんですけど、たぶん1個はパイが見えるかどうかっていうのは結構デカいって話をしてて、パイが見えるかどうかっていうのは基本的に狩猟民族ってあるところで動物とか飼ってたりとかしてて、どれくらいそこに獲物がいるか分け前があるかって分かんないんですよね。
探索しないと分かんない。
基本的には。
かつ、結構求められるものっていうのは長期的な視野っていうよりは結構瞬発的な、今この瞬間での判断とか筋肉的な瞬発力みたいなものかなと思ってて、そういう状態で結構政治ってあんまり力を発揮しないのかなとは思うんですけど、逆に濃厚民族とかあるところに定住した場合って、結構土地とか作物って概念が結構しっかり埋まれるんですよね。
基本的には自分の村とか町にどれくらいの獲物があるかっていうのが見えてきて、そのパイをいかに取り合うかっていうゲームになるんですよね。
そういうときにやっぱり一番自分が大きいパイ欲しいじゃないですか。
基本的には人間関係とかっていうのも白民族に比べて割と落ち着いてるというか固定化してるんで、そういうところでは結構政治が生まれやすいのかなと思ってて、この決まった土地決まった作物の中でいかに自分が多くのパイっていうのを取れるか。
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いったときにそういった自分のポジションみたいなのを築く。かつある程度人間関係とかにプレーヤーっていうのは固定化してるんで、その中でいかにポジションを作って固定化させるか。
かつあと年齢的な話での親近に対しては狩猟民族とは違うかなと思うんですけど、狩猟民族とかってある程度年齢いったらもう第一世のプレーヤーでいれなくなるわけじゃないですか。
結構普通にすぐ死ぬと思うんですよね。なのである程度その中でリーダー的だった人っていうのが流動的に変わってくると思うし、リーダーのクライテリアも若くて力があって瞬発力が高いことみたいな感じだと思うんですけど、
農耕民族の場合っていうのは割ともうおじいちゃんになっても偉くなったまま。
よくいろんな漫画に出てくる仙人みたいな。
そうそうそう。
そういう主みたいな感じでポジションを保っていけるのかなと思っていて、かつ保ったポジションみたいなのを継承するってこともおそらく可能なわけじゃないですか。
まあね。
狩猟民族って多分その獲物の継承とかってないと思うんですけど取ったらすぐ食うし、この土地俺のものっていうふうに主張するって意味がないじゃないですか。
そういうところでは結構政治は生まれづらくて、そういう農耕的なパイが決まったものっていうところでは生まれやすいのかなと思ってるんですよ。
なるほど。
一時期に多分産業としてもこれからどんどんパイが増えていって自分たちで市場を作っていかなきゃいけないっていうふうな市場だったりとか、会社では政治っていうのはあんまり意味がなくて、
逆にもうパイは決まりきっているっていう、そこがいかにおいしい蜜を吸うかっていう市場だったりすると、そこにやっぱ政治って生まれやすいのかなって思っていて、
そういう産業のパイの見えてる感、大きくなっていく感、固着感みたいのが政治を生みやすいっていうのは結構昔からそうなんじゃないかなっていう考察。
確かにスタートアップなんて成長率が命みたいなもんだから、こういうものと政治みたいなものと相性が悪いというか、それを嫌うのは当然の人たちが集まってるみたいなところはあるかもね。
10億円の市場とかで、10億円の市場が全部だっていうふうにみなして、この中でじゃあ半分俺の分け前なっていうふうに主張することに、あまりそのバリューはないじゃないですか。
それよりはその市場が100億とか1000億になる可能性があるんだったら、それをどんどん大きくしていくっていうふうな、パイ自体を育てる方にエネルギーを向けた方がいいじゃないですか。
そういうことをしたい人が集まってると思うんで、結構スタートアップみたいなものとか、人に対して激しい業界では政治っていうのは構造的に生まれづらくて、逆に超大な会社、キャリアさんとかそういうところで政治が生まれやすいんじゃないかなっていうのは想像に固くない。
ちなみにちょっとずれるんですけど、コミュニケーションの話があって、政治って一応コミュニケーションなんで近いと思うんですけど、何の本で読んだったんだろうな。ジョブ理論じゃなくて、結構すごい良い本。もうタイトルが思い出せないのが今残念なのに。
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良い本があって、すごいそういう緊密で大きい成果を成し遂げるチームのコミュニケーションってめっちゃ特徴があるみたいなのを書いてるやつで、いわゆる政治からイメージされるのって、後ろで誰々さんとこうやって話して、こっち側では誰々さんと話して、ここでネゴがうまく回るようにしておいて、
実際の解体でその人たちに賛成票を入れてもらうとか、そういうイメージをするじゃないですか。実際はそうじゃないよって書いてる本があって、内容が例えばすごい小さいチームででかい成果を成し遂げた例をいっぱい書いてあるんですよ。
その例が例えば何百人乗っているジャンボジェットが今から墜落しますってなった時のパイロットの関係とか、要はその何百人何千人を乗せた飛行機が生き延びるかどうかってこの二人にほぼ委ねられてるみたいな。
そうなった時にこの人たちはどういうコミュニケーションを取って救ったのかみたいな。あとはそのプロのNFLのチームで第4クォーターで逆転しないと負けちゃって、スーパーボールってこの前あったような世界一決定戦みたいなもので、本当最後はキンキン詰まってる場面で、あるディフェンス、11人がどういうコミュニケーションを取ったかみたいな。
そういう話を思い出したらあれですね。ぜひ思い出したいんだけど。動画説明欄に書いておこう。
それを書いた本があって、すごく簡単に言うとものすごく小さい単語だけですごい速度でコミュニケーションするっていう話があるんですよ。例えば、今右に傾いてるみたいな。
わかった、調整する。いや、若干左だ。すごい細かい通信をバーってやって、なんとか海に着陸して全員生き残ったみたいな話とか。そのNFLのチームとかも同じで右みたいな。最小のパケットでやるんですね。
ものすごい細かいコンテキストも乗っかって伝わる言葉だけで、言葉を応集させるみたいな。コミュニケーションがある時間が決まって、ものすごいでかい成果を出さなきゃいけない、すごい小さなチームで起きるコミュニケーションみたいなのがあって。
これって、言うたら一個社内政治のものすごい小さい単位ではあるんだけど、すごいファストな調整の繰り返し。個人的に思ってるのは、そういう事例を知ってからは、これがどうやったら会社が大きくなっても起き続けるように設計すべきかっていうのをすごい考えるようになった。
今聞いてて思ったのは、タイムラインとかデッドラインの存在。大体の会社って別に意思決定を先延ばしても大丈夫、もしくは何が起こるかそんなに明示的じゃないっていう状態の中で政治を行うので、意思決定が先延ばしにされてるかなと思うけど、今挙げてもらった二つの例とかって明確なデッドラインがあって、それがかなりタイトじゃないですか。
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そういうのは結構デカいかなって思うんですよね。結構社内とかでもアラートインシデントチャンネルってあるんですけど、いわゆる大きめの事故というか、例えばバグが見つかってお客様に迷惑がかかってしまうことが判明したのですぐフィックしなきゃならないとか、謝ってお客さんに何か情報を発信してしまった時にそれをフィックスするためのウォールームみたいなチャンネルがつながってあるんですけど、
そういうところってデッドラインが決まっているというよりも、as soon as possibleなわけなんですよね。そういうところは確かにかなり細かくパケットはやられているなというイメージはありますね。
その時の生産性の高さみたいなのをめちゃくちゃ感じるんですよね。
感じるのと、あと結構アドライナリンの量が違うのかなと思って、みんなそういうところに関わるのが好むんですよね。
もう一個戻ると、スタートアップってその発明だと思っていて、結局お金にデッドラインをつけて、何かのマイナスを達成しないと先に進めないというこの事態が発明だと思っているんですよね。
面白い。
それにエクイティをつけて、エクイティファイナンスをくっつけて、うまくボリュームを出してあげている。
バーンレート18ヶ月という言語の中で、いかにゆるくしないというか。
だから意思決定をとにかく細かく早くさせる、そのためのコミュニケーションを細かく早くするというのは、ある種世界が編み出した発明なので、それをどうやって維持というか、より極大発展させるかみたいなのは経営者としては結構考える。
時間軸みたいなのって結構人間によって想像力の限界がある気がするんですよね。
人生って基本的にデッドラインが決まったゲームだと思うけど、80年とか想像できる人っていなくて、結構1年とかも長いかなと思っていて、30分とかだと結構わかりやすく話が。
今ツイッターで100日後に死ぬワニっていうやつ盛り上がっているじゃないですか。
あれってデッドラインの存在を明示することがすごく面白くて、人間がいかに死っていう実はデッドラインが存在しているのにそれに気づかずに暮らしているかっていう話なんですけど。
話すと長くなりそうなんで、いずれその話が面白いですね。
その本ぜひ名前を思い出して、動画説明欄に調べて。
今回はそんなところですかね。
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ありがとうございます。バイバイ。
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