1. 爆散清掃隊!失敗を笑い飛ばす面白ラジオ
  2. CASE:036_『サウスデヴォン大..
CASE:036_『サウスデヴォン大気圧鉄道』-天才ブルネルがネズミに負けた日
2026-09-21 37:50

CASE:036_『サウスデヴォン大気圧鉄道』-天才ブルネルがネズミに負けた日

英国が誇るレジェンド級技術者ブルネルが当時の最先端技術を駆使して開業した『サウスデヴォン大気圧鉄道』はなぜ1年で撤退に追い込まれたのか?当時の蒸気機関車の弱点や自動連続ブレーキ義務化のきっかけとなったアーマー鉄道事故とともに清掃を行いました。ブルネルと大気圧鉄道にナイストライ!

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

サマリー

約180年前のイギリスで、技術者イザムバード・キングダム・ブルネルが挑んだサウスデヴォン大気圧鉄道の失敗をたどる。蒸気機関車は鉄輪と鉄レールの摩擦、車体重量、貧弱なブレーキのため坂道に弱く、アーマー鉄道事故を契機にジョージ・ウェスティングハウスの空気ブレーキが普及していった。大気圧鉄道は線路中央のパイプから空気を吸い出し、気圧差で車両を動かす仕組みで、試験では時速110キロを記録した。

蒸気機関車の始まりと弱点
この番組は、手前やコストをおかけたのに、結果が伴わなかった、ご本能な爆散事故をお清掃し、ナイストライをお届けする番組です。イエーイ!
イエーイ!よろしくー!
あのさぁ、京都でね、お酒とかを朝まで飲んだりすること、最近はもうないんやけどさ、若い頃あったのよ。
ほうほうほうほう。
電車乗って帰るんやけどさ、JR乗って帰るんよ。
でも、飲んだところから直接JR駅ないから、一旦京都の地下鉄から乗り換えてJRに乗り換えるわけね。
そうね、乗り換えるね。
でもその、地下鉄からJRに乗り換える京都駅しかないの。
そうやね、京都はそうやわ。
どこでもいいんやけど、四条から、カラスマオ池でも、どこから乗ってもいいんやけど、京都駅でちょうど降りなあかんから、起きてなあかんのよね、京都駅に降りるときに。
でもさ、こっちは朝まで飲んで、もうペロンペロンに酔っ払ってさ、もう電車に、電車に入るや否や始発の、もう即座ってもう3秒ぐらいで寝てまうのよ。
ほんとに10分ぐらいで着くのに、もう絶対寝てまうの、これ。
こんなのさ、京都駅乗り過ごしてさ、降り過ごして、もう別の駅まで行ってもて、あかんわと思って。
反対側の、反対側のホーム行って、乗って、電車来てすぐ来るから。
で、乗ったんやけど、まあ酔っ払ってるから、また寝てもて、今度は反対側の北山とかのほうまで行くわけ。
あーやってもたと思って。
それ4回、4回、5回すんの。何回もそこをね、京都駅の地下鉄往復して、1行で京都駅で降りれへんって。
あのもう京都の地下鉄に閉じ込められるっていうことがあったわ。そういう昔のお話。
めっちゃ明るい、俺も経験ある。俺の場合さ、夜乗るときが多くてさ、終電までに帰らなあかんのにさ、それ同じことをやってさ、最終的に関東のほうとかやったら、めっちゃ遠いところで降ろされるわけよ。
で、え、これどこ?みたいな。で、そこからタクシー乗って帰るんやけど、死ぬほど金がかかるっていう。
それは大変やわ。
ということで、じゃあ本日ちょっと鉄道の話しますかね。はい。
なんとね、今から約180年前のイギリスなんやけど、当時ね、最先端技術を結集して作った未来の鉄道があったわけ。
開発者もね、ヘンテコ技術者ではないね。レジェンド級の人物やね。でも、めちゃくちゃアホらしい理由でこれが大爆散するっていう話があるっていうね。
これ、180年前ってことは?
1840年から50年くらい。
おー、計算早いな。
結構前。結構前やわ。
そう、これ蒸気機関車のまだ時代のチャレンジの話やねんな。でも、このね、後で話す最先端技術、これ、地続きになってる技術はね、今も研究が行われてるっていうね、そういう意味ではマジで未来がある話やねんな。
へー、もう早速楽しみやわ。
というわけで、トゥレーン、トゥレーン、走ってゆくやな。本日、天才ブルネルの大失敗、サウスデボン大気圧鉄道です。
今、歌う必要あった?
大気圧鉄道ってこれ初めて聞く名前やと思うよ。
うん、初耳やね。
これね、結論から言うと、現代ね、ハイパーループっていうのに繋がる技術やねんか。
ハイパーループ?知らんな。SFっぽい響きやな。
感が鋭いね。現時点ではSFってことでいいかな。
イーロンマスクが、もうちょっと前かな、2013年に構想を発表したやつで、でっかいチューブの中の空気を抜きまして、その中に車両を入れまして、リニアモーターが同じ原理で中を爆速で走らせると。
そうすると空気抵抗とか摩擦とかがないからめちゃくちゃ速いってやつで、理論上時速1000キロから1200キロ出るっていうね。
めっちゃ速い、すごいね。まあ仕組みはわかりやすい。
想像はしやすいよね。だから要はさ、減圧されたチューブの中を高速で列車が走るっていう。
これ真空列車っていうことも言って、1904年、だからもう100年以上前ね、ロバート・ゴダードっていう人が提案してて、要は昔から想像しやすいわけ。
で、これ細かいところはもちろん違うけど、アイデア自体は古くからある人間が思いつきやすいシステムであるっていうね。
うーん、なるほどね。原宿でタピオカ飲んでるJKとかもストローで移動するタピオカで思うかもな。
私超早運送しても思いついたかもしんないって。
もう原宿にタピオカ屋あるのかな。
これ言うていいんかな。あのさ、列車じゃなくてさ、カプセルを空気で移動させるやつなら知ってるけど。
ラブホテルのやつやろ。鍵返すときにさ、鍵の入ったケースがプシューってくるやつやろ。
大丈夫、俺らのチャンネル子供向け番組ちゃうから、大丈夫。
それなに?知らん、それ。
知らんの?え、めっちゃ俺今ダサくない?
あ、そうか。でもしょうがない人間しか知らんのかもしれない。
え、ダサいわ。
ちゃうやん、言おうとしたのは、この間お母さんが手術した病院の話でさ、
看護師さんがカプセルを入れてさ、病院の中をバーって物をやり取りするみたいなやつがあった。
ああ、イジレン知ってるやんけ。交換して。
俺がそれを言ったことにして、二郎にはラブホテルのやつあげる。
いらんわ。
頼む。
そんなに切々に?
まあいいわ。二郎、原理は理解してくれたということで、細かい部分は後で話すんやけど、
大気圧鉄道っていうのは、車輪とレールの摩擦に頼らずに空気の力で走る画期的な鉄道であったと。
ところが運行を開始して、わずか1年たらすで運行を完全に諦めることになるっていうね。
はやっ。1年もたらんかったんかい。
そうやね。ちなみにその結果つぎ込まれた資金のうち約45万ポンドね。
現代の価値に換算すると約120億円がボッシューとされてしまうっていうね。
スーパーヒトシ君やん。世界不思議発見。今の人知らんやろな、若い子。あれも空気で吸い込んでるんかな、下に。
それは違うと思う。空気みたいな音するけど、シューってなるけどあれは吸い込んでないと思う。
当時ね、世界最先端の工業国イギリスの偉人ですよ。全力を挑んで全力で散った歴史を見に行ってみましょうやないのと。
よいしょ。
まずね、ちょっと蒸気機関の始まりからさらっとだけ話をさせて。
全ての始まりは17世紀末のイギリスです。炭鉱での地下水との戦いです。
炭鉱ね。石炭掘ってたわけね。
そうそうそうそう。で、石炭の需要ってその当時さ、アホみたいに増えていくんやけど、だから深く掘っていかんとあかんけ。
でも深く掘れば掘るほど地下水がドバドバ出てくるわけよ。
で、これをね、人間が手押しポンプで掻き出しても追いつかんと。で、馬とかを使ってやっても追いつかんと。
で、これをなんとか機械の力で組み上げられるのかっていうことで開発されたのが、もともと蒸気機関の始まりなんやんか。
おー、いいアイデア。
そう。で、1698年ですよ。トーマスセイバリっていうね、技術者さんが世界初の実用的な蒸気組み上げ装置を発明したと。
で、これを火の友人っていうんやって。
火の友人?
そう。
キャプテン翼みたいやん。蒸気は友達。怖くないよ。
そうそうそう。
でもね、これ当時の技術未熟で、高圧の蒸気をそのまま直接シリンダーに放り込むわけ。
したら圧力が高まるからシリンダーがプシューって上に動く。この圧力で水を押し出す仕組みなんやけど、こうするとシリンダーとボイラーにめっちゃ負担かかるわけよ。
これでボンボン爆発するっていうことが起きたわけ。
友達ちゃうやん。危険人物やん。
そうやね。
火の友人。
1712年ね。今度はトーマス・ニュー・コメンっていう人が爆発製片安全な仕組みを考えたわけ。
これはシリンダーの中にむしろ熱い蒸気が入っている状態を普通にして、そっから逆に冷水をかけると冷えると。
そこで戻ってシューって真空になって気圧が低い状態になって凹むっていうこの力でポンプを動かすっていう、そういう仕組みなわけよ。
ちょっと難しいな。
さっきの逆の発想みたいなことよね。
そうそう。それがわかってくれたらとりあえずOKでしょうかな。
このニュー・コメン機関なんやけど、安全やけどちょっと弱点があって、ピストンを動かすたびに加熱して、冷却して、また加熱してっていうのを繰り返すから石炭をバカ食いするわけよ。
くそ燃費が悪いわけよ。
動きも遅そうよね。
そうなんよ。ここで登場するのがジェームズ・ワットやねんか。
電力の単位にもなってるワットやね。
1769年です。
ワットは分離凝縮器っていうのを発明して、これはシリンダーの横に冷却用の部屋を作るわけ。
シリンダーはいつも熱いんやけど、その隣の部屋を冷やすみたいなことをすることで煮出すっていう。
これをやることで燃料の石炭消費量を4分の1に減らすことに成功するわけなんやか。
4分の1すごいな。省エネ対象受賞やん。
しかも1780年代ですよ。すごいイノベーションを起こします。
ピストンの往復運動を綺麗な回転運動に変える仕組みっていうのを開発したわけ。
これで排水ポンプみたいなやつからいろんなものをぐるぐる回せる機械になっていったっていうね。
蒸気機関でエンジンを作ったってわけね。さすがワットさん偉いわね。
その通り。ただワットね賢いからね。この蒸気の怖さっていうのをめっちゃ知ってたわけ。
だから特許を持ってる間はこれをハイパワーにすることは許さんかったわけ。許諾せんかったんよ。
分別ある人やね。
そうそうそうそう。ところが皮肉なことに1800年にワットの特許が切れたらめっちゃパワーが出る高圧蒸気の開発が進んでいくっていうね。
ワットさんの努力が世界がハイリスクハイリターンを求め出してこれは事故も起きるで。
歴史に残らないような笑えない爆竿を置きまくってたはず。
でも1804年だけどリチャード・トレビシックっていうねこれ天才ですよ。
彼が小型でハイパワーな蒸気機関車っていうのを世界で初めて走らせることに成功すると。
おーついに機関車が。
そうなんです。
走ったんや。
1829年教科書にも出てきますよジョージ・スティーブンソン。
その息子のロバートっていうのが伝説の機関車ロケット号っていうのを開発するっていうね。
スティーブンソンっていう名前は歴史に成った気がする。ロケット号ね機関車。
ロケット号です。ここからイギリス全土それから世界鉄道の時代が始まっていきますよっていうね。
おーいいねなんか面白くなってきましたって感じが。
そうそうそうそう。
でここでね今回の話に絡むんやけど当時の蒸気機関の問題の一つが坂を登れんっていうことなんよ。
当時の蒸気機関車って最大勾配で4%ぐらいが限界って言われてて。
4%どういうことかっていうと100メートル進んだら4メートル登るっていう。
そういうのを4%っていう。これが限界だったわけ。
ってことは50メートルで2メートルってこと。
25メートルで1メートル。
そういうこと。
そんなにきつく坂っていう印象ないけどね。
そうやね。駅とか歩道橋とかに車椅子用のスローパーあるやんか。あれ5%なんよ。
だからそれ比べたら全然きつくないっていう感じはするやん。
そうよね。なんでそんな坂に弱いん?
これね理由2つあって1つは摩擦力の限界なんよね。鉄道っていうのはさ鉄の車輪と鉄のレールやんか。
だからツルツル同士なわけよ。わかるかな。
滑るってこと?
そうそうそうそう。だから平らなところを走る場合はむしろ摩擦が少ないからファーって進んでいけんやけど、エネルギーも少なくて済むんやけど、坂道になるとこれが厳しくなると。
だから車輪がレールの上をキュルキュルキュルキュルと空転してしまうみたいなね。
雪の日とかにノーマルタイヤやったらもう全然登らんもんね坂とかね。
同じような感じだよね。
そうそうそうそう。
じゃあどうしたらいいんやっていうところでパワーの話になるんやけど、それがもう1つの理由でパワーと重さの問題があるっていうね。
パワーと重さ。パワー上げたら重くなるってこと?
そうそうそうそう。だから当時の技術やとパワーが増加します。そうすると重さも増えます。
でもパワーを増やせば増やすほど自分の重みで坂が登れなくなる。つまりパワーの増加より重さの増加の方が常に大きいっていう状態になって登れないっていうね。
積んでるやん。じゃあどうやってもこの4%の坂、この4%の壁を越えられへんわけやん。
そうやね。当時はそうやったと。
で、さらに恐ろしいのが下り坂やね。これはヤバいなんてもんじゃないっていうね。
あー、止まれへんってことね。
そうそうそうそう。当時のイギリスの機関車って先頭車両と最後の車両にだけブレーキがついてるんやけど、これがびっくりするくらい貧弱で、ブレーキなんと腕力勝負やね。
え、なにそれ。人力ってこと?
そうそうそうそう。でっかいブレーキハンドルみたいなのがあって、それを全力で回して、木製のブレーキパッドを車輪に押し付けるっていう。
うらー!
木なんや、木製なんや。
そう、だから長い下り坂をブレーキかけながら走ってると摩擦熱でね、木が焦げて煙がまくまくて、くっさーっていう風になるっていうね。
で、最悪の場合、ブレーキ自体が摩擦熱で燃えるやん。燃えたら止まれへんやん。これ終わってるっていうね。
アーマー鉄道事故と空気ブレーキ
逆の問題やね。燃えにくい日ね、雨の日とか。その場合はどうなるかっていうと、めっちゃ滑って機関っていう。
滑ってばっかやん、さっきから機関車。めっちゃ怖いやん。
これ余談なんやけど、これイギリスの話やん。当時のアメリカはもっとやばかった。1両ごとに独立した手動ブレーキがあるんやけどね。
止まるときになると機関車が止まるよーって笛でブレーキの合図をピーってやる。そしたらブレーキマンって人がいて、その人らが走ってる列車の屋根の上を飛び移りながら渡り歩いていって、1両ずつ手動のハンドルをガーって回して止まるっていう。
すげー。ミッションインポッシブルやん。毎日がミッションインポッシブルやん。
衝突に向かって走る、あの列車を止めに行こうや。裸足のままで飛び出して、あの列車を止めに行こう、つってね。
ミッションインポッシブルって言うてんのに、トレイントレインに戻るんやん。
すまん。ちょっと今日はブルーハーツでね、行かせてほしいね。段取り中の。
裸足でもないしね、あとね。別に。
雨でも雪でもね、確かにやってたから裸足ではなかっただろうな。でも滑りやすい靴ではなかったな、確かに。
とにかくヤバい仕事だったらしくて、これはちょっと後の記録なんやけど、1880年代から90年代のアメリカ鉄道省の記録によると、ブレーキマンを中心にした鉄道作業員は、毎年2000人が死亡。2万から3万人以上が負傷やって。
命がけすぎるやろ。
この問題が解決するきっかけになったのが、実は1889年の6月12日ですよ。イギリス領アイルランドで起きたアーマー鉄道事故ってやつで、これね、その日に教会学校が主催する日帰りの遠足っていうのがあって、臨時特別列車っていうのが運行されてたと。臨時特別列車やからいつもより客車を長くして、かなりの子供が乗ってたわけ。
子供、もう既に結末が聞きたくないんやけどな。
かもね。列車が急勾配に差し掛かりますと。そしたらいつもより重いもんやから、登りきれんようになって、頂上まであと180メートルのところで立ち往生してしまったわけ。で、乗務員は考えたわけよ。これ列車切り離して、前だけ先に山の上に運んでしまったらええやんっていう風にね。
ちょっと待って、それは良くない流れやな。志村、後ろ後ろ。
大丈夫大丈夫。ちゃんと後ろの車両には車止めをつけております。
ああ、そうなんや。良かった良かった。志村、安心していい。大丈夫。
で、前の車両だけが発進いたしますよ。その時に連結器の部分がガッコンって動き出す時に反動で後ろの車両をコツン、コツンじゃないな、ゴツンって感じになった。そしたら後ろの車止めがポロって外れたわけ。
ああ、やっぱり志村、後ろ後ろ。
と、ここまで聞いてくださった皆さんに一つだけお願いです。
すごいところでお願いタイム入れるやん。この番組では皆さんの身の回りの都合案件や感想をいつでも募集しています。概要欄のリンクからぜひ気軽に送ってください。
あとこれからの展開が気になるという方でまだの方、ぜひフォローやいいねよろしくお願いします。
ぜひお願いします。
さあ、車止めが外れた後ろの車両、どうなっちゃうの?
はい、後ろの客車、急勾配をもうスピードで逆走し出します。最悪なことに後続の普通列車が同じ路線を上ってきています。それでドカーンってなるっていうね。死者80名、負傷者260名以上、3分の1は子供だったっていうね。これアイルランド史上最悪の鉄道事故って言われてるんよ。
はあ、これは悲しい爆散やわ。でもなんかすごく不謹慎やけどさ、頭の中でモリオモットレオの声が。
あふれ出る機関車トーマス感あるよな。事故は起きるものさーって。
まあね、世界の話やったらよかったのにね。トップハム、ハット卿に怒られて終わりやったのにね。
そう、ほんまにそれやわー。これをきっかけに導入が義務付けられたのが、自動連続ブレーキってやつで、自動と連続がついてるんだけど、自動っていうのは列車が切り離されたら勝手にブレーキが外れた方がかかるっていう仕組みで、連続っていうのはそれが先頭から最高位までずっと連続してついてるっていう、こっち貫通ブレーキとも言うんやけど、そういう仕組みなんよ。
なるほどね。つまりどの車両が切り離されてもそこから後ろはブレーキが効いて止まりますよみたいな。
そうそうそう。これね、なんでできるかっていうと逆の発想やからやねんか。つまり動力とつながってない車両っていうのはもともとタイヤを回すことができない仕組みになってて、動力のところで空気が送られてるわけ。その空気でタイヤのロックを外してると。だから常に空気が送られててタイヤのロックを外し続けて進む仕組みやねんか。わかるかな。
なるほどね。よくできた仕組みやね。これならどんな理由で車両が外れても空気流れんくなるから外れたら。その後は絶対に転がらないってことだね。
そうですそうです。だから車両が外れる事故っていうのはどっかで起きうるでしょ。でもその時は必ず止まると。だからこういう風に失敗しても必ず、失敗は失敗でも安全に失敗するようになるこの仕組みを。
フェイルセーフ。
大正解です。この空気でフェイルセーフを実現する空気ブレーキの仕組みね。これ発明したのがジョージウェスティングハウスです。エジソンとガチバトルして買った人。
えーそれ何やったっけ。
直流と交流。今コンセントからさ出てる電気が交流なんはこの人がエジソンに買ったからって。エジソンは直流をしてたみたいなね。
なるほどなんか聞いたことあるわそれ。このウェスティングハウスさんのおかげでブレーキマンの事故がなくなったし。ナイストライヤーな。
そうね。
話は脱線してるけど。もうなんか終わりそうな気分やけどこっちは。まだ本題に入ってないもんねこれ。どうすんのこっから。
鉄道をネタだけに脱線したな。
もうしょうもないことを言う人にレバーを俺が倒すよ。ミスってる方に。
ブルネルと大気圧鉄道
腐んでる教授の話。これからの正義の話。それはまた今度やりましょう。ではお話を鉄道の本線に戻しまして時間も戻しましてイギリスのレジェンドイザムバードキングダムブルネルさんに登場していただきましょうじゃないのと。
冒頭に言ってたねブルネル。聞いたことないわ。
これさ日本では知名度低くて俺も知らんかったけどイギリスでは長がつく有名人だよ。イギリスでやった歴史上最も偉大な英国人世論調査ってやつがあってこの中でなんとシェイクスピア、ニュートン、ダーウィンを押さえて第2位にランクインするっていう国民的英雄。ちなみに1位がウィストン・チャーチル。
へえすごいニュートンより上ない。
そうない。ブルネルさんね面白いね。身長が160センチ弱と小柄やったからそれを気にしてね特注の馬鹿高いシルクハットを被ってた。
頭の上で身長を振るんや。意味わからんの。
ちょっとお茶目よな。でもね生み出したものはいちいちすごいと。これハリウッドイーロンマスクやねこの時代の。まずねグレートウェスタン鉄道っていうのを作ってロンドンとブリストルっていうところの間200キロ弱なんやけどね。
ここをね究極の乗り心地で蒼波させるっていう。これね秘密があって2140ミリっていう超高機ね。
つまり2本のレールの間の長さがすごい広いわけ。これちなみに新幹線でも1435ミリやから70センチも広い。ここを広くするとレールを敷くための工事にもめちゃめちゃ手間がかかるようになるけど安定性がめちゃくちゃ良くなるわけ。
これをね彼はやりきるっていうね。へえ車両だけじゃないか。スケールの大きい仕事をする人やね。
そうそうそう。なんかねドロークの分野での貢献がすごい大きかったみたいで。現在もブリストルのシンボルになってるクリフトン吊り橋っていうのがあるんやけど。
これね残念ながら彼の志望に完成するんやけど。支柱と支柱の間214メートル。だから当時としては驚異的な記録やったとかね。
あともう一つね現在の地下鉄とか海底トンネルを作るのはシールド工法っていうのがあるんやけど。これを初めて実施したのも彼で。テムズ川の川底をくり抜いてテムズトンネルっていうのをこのシールド工法で作ったわけ。
鉄道とか橋トンネルとか物の輸送の基本をもう全部やってるんや。
そうなんよ。で極めつけは船やねんか。18900トンっていう超巨大鉄鋼船グレートイースタン号っていうのを建造して。これちなみにタイタニックと同規模の船なんやけど。タイタニックより50年も早く仕上げてるっていう。
へえ〜。 ちなみに言うと、そうこの船ただ浸水式でめっちゃ失敗する話やねんけど。ちょっとこれやりだしたら2回脱線するからちょっとやめておくわ。
それはじゃあまた今度聞かせてということで。 まあとにかく誰もが認める超天才やったわけ。そんなブルネルさんが挑戦したのがイギリス南西部のデボン州っていうところにあるエクセターっていうところからプリマスっていうところを結ぶ鉄道プロジェクトやったんやけど。
このデボン州ね、リアス式海岸とか険しい崖とかが連なる、まあまあ超難所やったわけ。なのにまだこの時点空気ブレーキないわけよ。 蒸気機関車通すにはもう最悪な地形ってことやったんや。 そういうことそういうこと。そこでブルネルは考えたわけ。
坂道で滑るのもブレーキが効かんのも全部重い機関車を走らせているからやんと。だから機関車がなければいいんやんということで線路の真ん中に長い鉄のストローを敷くわけ。その中にぴったりのサイズのでっかいタピオカを入れますと。このタピオカから上に棒を伸ばしましてここに脚車をくっつけると。言ってみるわかるかな。
本物のタピオカではないんやろ。だからわかりやすく言ってるよね。タピオカのようなものが入ってんだよな。 そうそうそう。線路の脇に巨大な蒸気ポンプの小屋を建てて、そこのポンプの力でストローの中の空気をぎゅーって吸い出すわけ。そうするとストローの中が真空になります。そしたらタピオカが気圧の差で前方にグーって引っ張られます。タピオカが引っ張られるんでそのタピオカとくっついている脚車も走っていくっていうね。
ネズミに敗れた革製シール
なるほどね。そんなにうまくいくかな。発想はおもろいけどね。 ちょっと引っかかるところがあるのはわかる。それ後でちゃんと回収します。たぶん二郎はそこをお気にしてるはず。かなりこだわりながら建設を進めまして1847年の3月に試験運転が始まります。これね当初驚くほどうまくいくんや。
うまくいくんや。 そう。当時の世界最高記録をあっさり更新やで時速110キロを叩き出すっていうね。 すごいな。もうそろそろ尺的にバックサイヤー思ってたのに。
すごいな。海沿いの街に急に未来がやってきた。すごいやん。 すごいやろ。ただこの完璧に見えたシステムにたった一つ物理的な問題があるっていうね。
もしかして? そう。このストローの中にあるタピオカとレールの上の脚車は棒でつながってるやんか。つまりこの鉄のストローのてっぺんにはその棒が通るための長いスリットが何十キロにも渡って続いてるじゃないですかと。
そうよね。やっぱりそうよね。最初聞いた時から思ってたよ俺も。上に穴空いてるやんって。それ真空にならへんやんっていう話よね。
そうそうそう。その違和感をちょっとこれから回収したんやけど。この問題はどうしたらいいかっていうことで、アームが通る瞬間だけスリットが開いて通りすぎたらピタッと蓋が閉まればいいわけやけど、そんな都合のいい素材が1840年代にはちょっとあるわけがないっていうね。そういう問題があると。
じゃあどうしたん?でも110キロで走ったやろ?
そうこれねブルネルが使ったのは牛の革なんよ。鉄の板で補強した牛革のフラップをパイプのスリットのところにズラーって並べて蝶つがいで止めてるわけ。で動いていくとそれがパタパタパタって開いて動いていく。他の部分はパタパタって閉じるっていうそういう仕組みなわけよ。
すごいけどそれはうまくいくと思えんけどね。隙間から空気とか漏れるやろし。
まあそうだよねそれだけやったらな。でここでさらにプルスウルトラがあると。この革の乾燥の部分を防いでピタッとストローに貼り付かせるのに、牛脂と蜜蝋とそれにお魚さんね。タラの油と石鹸と混ぜ合わせた謎グリスを塗りたくるっていう。
すごいわ悪魔の儀式みたいなグリスが出てきて。
一応当初の特許の設計にはさらにその上に雨とか風からこの革とグリスを守るための鉄の蓋があったんだけどちょっとこれはコスト的に厳しいのでやめましょうということでブルネルはこれを省略してしまうっていうね。
伏線の匂いがするわこれ。
でここでね問題という悪魔がね謎グリスで目を覚ますと。
おお。
ドブネズミみたいにーっつってね。
ストレイントレインちゃうでそれ。リンダリンダの前でそれ。
美しくなりたい鉄の蓋防がない謎グリスがあるから一緒に。
リンダリンダー!リンダリンダー!リンダリンダー!リンダリンダー!もしもー、
待って待って待って。何て何て何て。
だからその遠征に住むね野生のネズミたちからしたらな 線路の上に牛糸魚のオイルがたっぷり塗られた紙ごたえ抜群の美味しいレザーおやつが何十キロに
またって無限に転がっているとこれリンダリンダではしゃいで美しくなっていくってね 外獣にねやられたってことね
ネズミのシャブ用になっているそうそうネズミたちがね大喜びでこの毎日 牛皮をガシガシかじりまくって美味しいところをネスに持ち帰るって結果パイプのあちこちが
ネズミの歯形で穴だらけになるっていう
ブルネルネズミに言いたかっただろうなこれ ここが天国じゃないんだーって あーそれワンフレーズもう続き歌ってくれへん
ここが天国じゃないんだーがどいって地獄でもない それがな地獄やね周辺住民にとっては夏になるとさ気温が上がるやんか
そしたら鉄のストローが太陽光であっちあっちになるんよそしたらね 川に塗った謎グリスがドロドロ溶け出すわけで腐った獣と魚の匂いが
凄まじい悪臭になって乗客とか近隣住民とかも苦情が殺到するっていうね
ひどいなあれやな 気が狂い騒がらららららららららー
えげつないにおいがして ああ土曜朝河原町
最初にあのしたやつやんそれ 金曜日の京都の貧乏大学生吐くまで
飲むからねもう空くさいよもう 河原町デルタがにおいにおい
もっと酸味あるけどな違うにおい よ
僕ら爆散清掃隊ですけどあの爆散 は清掃しません
それはしません。そうです。しません。何の話やってらんない。
話ちょっと戻すと、夏だけちゃう。これ冬になると牛皮がその夜の寒さでカチコチに凍ってもOK。
これもまた機密性が失われる原因になるっていうね。さらにこの海沿いの区間は逆に強い潮風が吹くと。
そうすると皮を固定した鉄のリベットとかが錆びてボロボロになってフラップ自体も千切れて飛んでいくっていうね。
すごいな。やばいやん。メンテ地獄始まるやん。
そう。だからウンコを維持するために人間が死ぬ気で働くしかないわけ。
毎日毎日ウンコスタッフが何マイルもある線路を這いつくばるように移動して、ネズミがかじった穴を塞ぎまして、凍りついた皮をハンマーで叩いてほぐしまして、謎グリスをスコップで塗り直すっていうね。
メンテしてる人らが一番ドブネズミみたいな。かわいそう。
失敗から残る教訓
1848年の夏ですよ。イギリスを特に記録的な国書と感想が襲ったわけ。これでもう牛皮フラップの寿命もメンテ職人の根肝も完全に尽きたと。
聖者になんてなれなかったか。
そうなんです。1848年の8月28日です。ブルネルはウンコウ会社の取締役会で、コストが高すぎて維持できませんと廃止すべきですっていう報告書を提出したと。事実上の完全降伏。会社がこうぶった損失額は120億円あったっていうね。
残念だが当然ってやつだね。
ブルネルはその後どうなった?
ブルネルは超カリスマやから一切音が目なしです。株主たちは天才ブルネルが自らの非を認めて頭を下げたということで満足して引き続き会社の重要ポストにつけるっていうね。
人望すごいな。120億円とかしてごめんなさいに許される男、世界中でもなかなかおらん。
すごいよね。
すごいね。
で、現在ですよ。デボン州っていうところのスタークロス駅っていうところの目の前にはジ・アトモスフェリックレールウェイっていう名前のパブが今も営業してると。これ意味わかるかな。ジ・アトモスフェリックレールウェイ。
これがだから英語で大気圧鉄道ってことだね。
そうそうそういうこと。
そのままパブの名前になってるんや。
ブルネルって小技匠なとこがあって、さっき言ったストローを吸い出すための蒸気ポンプ小屋ね。これも当時すごく流行ってたイタリア風のめちゃくちゃおしゃれな建物をしてたんやけど、こっちは今では地元のヨットクラブのクラブハウスになってたりするんやって。
今でもちょっと残ってるもんがあるっていうのがちょっとエモいね。
そうやね。こんなとこですかね。
ジローこれ分別してくださいよ。
そうやな。当時の最新技術がドブネズミにリンダリンダされるとこはちょっとかわいそうやけどな。笑ってもらったね。
動物天国になる一方で大気圧鉄道のメンテ職人が人間を地獄を見てる。こいつらがドブネズミになってるっていうのが、ほんまにイギリス人のウィットに富んだジョークって感じでね。筋肉の危機具合も面白かったです。
楽しんでもらえたなら良かったっすね。その辺は笑って焼却処分っていう感じかね。
教訓はどうやろう。難しいな。空気ブレーキは勉強になったね。フェイルセーフは大事っていうね。
あと大気圧鉄道は鉄の蓋をコストの面で被った。これが大きかったよな。これあったら変わってたもんね。もしかして食われんかったかもしれへんし。
本当に大事な部分っていうのはコスト削ったらダメっていうことを思ったかな。
この辺は明日使える教訓としてリサイクルいたしますかね。
そうですね。でもブルネルめっちゃすごいね。チャレンジ精神がすごい。いいやろってところもやってのけるっていうか、一回はやってのけたしね。失敗したけどね。
逆にこんなすごい人でも失敗するっていうのを教えてくれるっていうのが、我々凡人の心の支えにはなるようなね。
この爆散にナイストライって言いたいよね。
本当そう。
だからブルネルと大気圧鉄道にナイストライ。
ナイストライ。じゃあ今日はこんなもんにしておきましょうか。じゃあジョイルを閉めちゃってください。
はい了解。今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
番組へのご意見、ご感想、そして皆さんの身の回りにあるトホホな爆散エピソードもお待ちしています。
概要欄で紹介しているリンクやハッシュタグから投稿してください。
皆さんからのメッセージいつでもお待ちしています。
そしてもし面白かったら今後も聞き続けてもいいなと思ってくださった方、ぜひフォローや応援のポチよろしくお願いします。
皆さんの応援が僕らの次のナイストライの励みになります。
よろしくお願いします。
それでは爆散清掃隊でした。お相手はジローとアークンでした。
バイバイ。
37:50

コメント

スクロール