相互関税の影響
群馬県のニュースをお伝えします。 (1)アメリカのトランプ政権による相互関税の導入発表と、自動車への25%の追加関税発動を受け、県は3日、国や県、経済団体、金融機関など18機関で構成する対策会議を立ち上げると明らかにしました。
9日に県庁で初会議を開きます。6月をめどに課題解決に向けた施策や国への要望などをまとめます。山本一太知事は3日の定例会見で、「誰が考えても日本の経済に大きな影響を与える。県内の自動車産業はすそのが広く、相互関税を含め状況を見極めつつ、チームで影響を早急に議論し、対応を検討したい」と強調しました。
(2)前橋市に本社がある東和銀行は8年前、20歳代の男性行員が自殺したのは上司のパワハラなどが原因で、銀行が職場環境に対する配慮を欠いた結果などとして、遺族に謝罪した上で解決金を支払うことで和解しました。解決金の額は明らかにされていません。
遺族は、「再発防止策を講じていくと銀行が約束したので和解に応じることにしました。銀行には人の命が亡くなったことの責任を重く受け止めていただきたい」とコメントしています。
また、東和銀行は、「行員の自死について改めて哀悼の意を表します。今後ともハラスメントの撲滅や風通しの良い職場環境の構築に向けて再発防止策に真摯に取り組んでまいります」とコメントしました。
(3)気象情報会社のウェザーニューズは、群馬県民のおよそ6割が災害で帰宅困難となった場合の行動を決めていないとする調査結果を発表しました。
「決めている」と回答したのは37.1%で、全国平均の50.6%を13.5ポイント下回り、都道府県別でワースト3位でした。
(4)県警組織犯罪対策一課と高崎署は3日、詐欺の疑いでマレーシア国籍の男で住所不定、自称家電製品修理業のイエ・ジン・リン容疑者22歳を再逮捕しました。
再逮捕容疑は仲間と共謀し3月8日から13日の間、兵庫県宝塚市の84歳の女性方に警察官や検察官などを装って複数回、「口座のお金を金に変えて確認する必要がある」などとうその電話をかけ、
13日午前、警察関係者になりすましたイエ容疑者が金塊2個と金貨1枚(時価計1078万円相当)をだまし取った疑いです。高崎署によりますと「弁護士が来るまで何も話しません」と話しているということです。
イエ容疑者は高崎市の男性に対する詐欺未遂事件で3月、県警に逮捕されていました。その後の調べで、今回の詐欺事件への関与が浮上しました。 (5)県立女子大学の入学式が3日、玉村町の県立女子大学で開かれました。
多くの保護者らが見守る中、学部生と大学院生、計250人が晴れやかな気持ちで式に臨み、学生生活をスタートさせました。県立女子大の塩沢学長は「多様性を生かして存分に学んでほしい」と式辞を述べました。
山本一太知事は「自分が自由になるため、より可能性の多い人生を生きるために学んでほしい」と激励しました。県立女子大学によりますと、入学した学部生のうち、県内の入学者の占める割合は53%、大学院生では70%だったということです。
(6)伊勢崎市の写真愛好家で作るフォトクラブ遊の第5回写真展が3日、伊勢崎市の境総合文化センターで始まりました。6日までです。毎年春に展示会を開き、1年間で撮りためた作品を持ち寄っています。今回は6人のメンバーがそれぞれ5点ずつを出品しました。
以上、群馬県のニュースをお伝えしました。