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群馬県のニュースをお伝えします。 (1)おととし、生後まもない長女を自宅の浴槽の湯に沈めるなどして殺害したとして、中之条町の24歳の父親が殺人の疑いで逮捕されました。逮捕されたのは、中之条町の無職、森田大和容疑者、24歳です。
警察によりますと、おととし6月、当時住んでいた茨城県常総市のアパートで、22歳の内縁の妻との間に生まれた生後数日の長女を浴槽の湯に沈めるなどして殺害したとして、殺人の疑いが持たれています。
おととし3月、妻が体調不良のため病院で診察を受けたところ妊娠していることが分かり、病院に対して「今回の子は第2子で、長女は施設に預けている」と話したということです。
地元の役場が児童相談所から連絡を受けて長女について調べましたが、出生届が出されておらず、預け先も確認できないため、おととし7月、警察に「所在が確認できない幼児がいる」と通報しました。警察が動機や詳しいいきさつを調べています。
(2)群馬県の定例県議会が19日開会し、県庁とJR前橋駅間の自動運転バスの実用化に向けた調査費用などを盛り込んだ補正予算案などが提出されました。
19日に開会した定例県議会には、一般会計の総額で86億6,900万円余りの補正予算案など合わせて13の議案が提出されました。
補正予算案の中には、県庁とJR前橋駅間の自動運転バスの実用化に向けて、交差点やガードレールなどがバスの走行にどのように影響するか調査する費用などとして7,000万円が盛り込まれています。
山本知事は、「今回の補正予算案では、2期目の基本政策で掲げた『新群馬の創造』をさらに進め、新たな富を生み出すための政策を加速させたい。
県民の声に耳を傾け、災害への対応なども充実させ、県民幸福度の向上についても取り組んでいきたい。」と述べました。
(3)不足する医師の確保に向け、県は19日、大学医学部の「地域枠」を来年度、東京都内の3つの私立大学に4人分新設すると発表しました。
県が修学資金を貸与し、卒業後に県内の病院で一定期間働くと返済免除となります。
2009年度から群馬大学に設けていますが、県外の大学は初めてです。
県医務課によりますと、3つの私立大学の地域枠の内訳は、東京医科大学が2人、杏林大学と帝京大学が1人ずつとなっています。
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(4)伊勢崎市は19日、市の定期予防接種事業で、有効期限が切れた麻疹風疹混合ワクチンを誤って幼児10人に接種したと発表しました。
ワクチンの有効期限が1日から27日過ぎていました。
現時点で体調に問題のある幼児はいないということです。
伊勢崎市健康づくり課によりますと、8月31日から9月11日にかけ、市内の医療機関1カ所で1歳から6歳の男女10人の幼児に対し有効期限切れのワクチンを接種しました。
医師と看護師による確認が不足していたことが原因です。
期限切れのワクチンについて、伊勢崎市は「効果の低下はあるが、毒性などが発生するものではないと聞いている」としており、
接種者には個別に状況を説明し、健康観察を定期的に実施していきます。
(5)伊勢崎市は19日、高齢者に見守りライトを貸与する事業で、委託先のヤマト運輸が誤って利用者ら351人分の個人情報を、電子メールで第3者のアドレス1件に誤送信したと発表しました。
誤送信が判明した1時間後には、相手先と連絡が取れ、メールとデータを削除できたとしています。
市は13日に利用者に電話で経過を説明した上で謝罪しました。緊急連絡先として登録された人にもヤマト運輸が謝罪文などを送りました。
以上、群馬県のニュースをお伝えしました。