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群馬県のニュースをお伝えします。 (1)4日午前11時45分ごろ、みなかみ町下牧のJR上越線後閑ー上牧間の下り線で、試運転をしていた蒸気機関車(SL)の車輪がレールから外れて脱線しました。
JR東日本高崎支社によりますと、乗客はおらず、乗務員9人にけがはありませんでした。
上越線は沼田ー水上間で終日運転を見合わせ、上下線計22本の列車が運休し、およそ2,200人に影響が出ました。
国土交通省は鉄道事故として認定し、運輸安全委員会が鉄道事故調査官2人を指名。調査官は4日午後5時20分ごろに現地入りし、JR東日本高崎支社の社員と当時の状況などを確認しました。
今後、詳しい事故原因を調べるということです。
(2)先月、桐生市の住宅で父親を包丁で刺して殺害したとして逮捕された中学3年の15歳の男子生徒について、前橋地方検察庁は4日、この男子生徒を家庭裁判所に送りました。
桐生市に住む中学3年の15歳の男子生徒は、先月13日、自宅で医師で48歳の父親を包丁で刺して殺害したとして、翌日、近くの交番に自主し、殺人の疑いで逮捕されました。
これまでの調べで、当時、自宅にいたのは男子生徒と父親の2人だけで、父親は首や腹などを数十か所、刺されるなどしていて男子生徒に強い殺意があったとみられています。
捜査関係者によりますと、男子生徒は「親子関係のことで意見の相違があった」という趣旨の供述をしていて、日頃から不満を募らせたことが犯行の背景にあったとみられています。
(3)2日夜に沼田市内で起きた突風被害について、前橋地方気象台は4日、現地派遣した機動調査班の調査結果を公表しました。
突風は風速が秒速およそ50メートルと推定され、積乱雲からの下降気流が地面に衝突して水平に吹く「ダウンバースト」か、冷たい空気の塊が地表を進む「ガストフロント」の可能性が高いとしました。
気象台によりますと、突風は2日午後7時ごろ発生。建物の屋根の破損や樹木が折れるなどの被害が面的に確認されました。
住民への聞き取りから突風は10分程度と比較的長い時間続き、竜巻の可能性を示す証言はなかったということです。
(4)物価高の影響で、小中高校の修学旅行費用が上昇しています。
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交通費や現地での体験費の値上がりに伴い、県内には生徒1人当たりの費用が2年前に比べて1万円上がった中学校もあります。
学校側はコスト削減に知恵を絞り、観光客が集中する京都や沖縄から行き先を変える動きも広がっています。
実施を受け負う旅行会社からは「今までのような修学旅行は難しくなりつつある」と悲鳴が上がっています。
(5)本県で働く医師の育成を目的に県内外の大学医学部に確保している「地域枠」について、
県は4日、現在の4大学27人を来年度から5大学31人に拡大すると発表しました。
入学した学生に県が修学資金を貸与し、卒業後に県内の病院で一定期間働くと返済免除とする制度です。
10月下旬に文部科学省の認可を受けて正式決定される見込みです。
地域枠は2009年度に群馬大で5人から始めて徐々に拡充。
本年度は群馬大の23人と、初の県外私立大となる東京医科大2人、
杏林大1人、帝京大1人を確保しました。
来年度は群馬大の定員を25人、帝京大を2人に増員した上で、新たに順天堂大にも1人を確保します。
以上、群馬県のニュースをお伝えしました。