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群馬県のニュースをお伝えします。 (1)台風7号は、16日から17日に暴風域を伴って関東や東北に接近する恐れがあります。
気象庁は、15日、局地的な豪雨をもたらす線状降水帯が、本県など8都県で発生する可能性があると発表しました。
土砂災害や浸水、河川の増水への警戒を呼びかけています。 線状降水帯は、線状に次々と発生する積乱雲により、局地的な豪雨をもたらします。
前橋地方気象台によりますと、気象庁が5月に「半日前予測」を県単位で発表する運用を始めて以降、本県に出されたのは初めてです。
気象台によりますと、県内で16日に予想される1時間降水量は、多いところで南部50ミリ、北部40ミリです。
16日午後6時までに予想される24時間降水量は、多いところで南部150ミリ、北部120ミリとなっています。
線状降水帯が発生した場合、さらに雨量が増える恐れがあるとしています。
台風によって大気の状態が不安定となり、落雷や突風、ひょうの危険性もあります。
(2)終戦から79年を迎えた15日、県戦没者追悼式が前橋市のぐんまアリーナで開かれました。
県内の遺族ら317人が参列し、本県関係の戦没者およそ5万人の冥福を祈り、
世界各地で侵攻や紛争が起こる中でも、平和を引き継ぐことを誓いました。
山本一太知事は式辞でウクライナや中東の情勢に触れながら
「悲惨な戦争の経験を持つ私たちが、こうした状況を真剣に受け止め、
かけがえのない平和に向けて考え、行動していくことが重要」と強調しました。
政府主催の全国戦没者追悼式に合わせて正午に黙とうし、代表者が献花しました。
昨年は新型コロナウイルスの5類移行から3ヶ月程度だったため、
参列者を91人に抑えましたが、今年は増やしました。
若い世代への継承のため、今回から若者代表の2人以外にも
両校生徒が計6人参加しました。
(3)県立赤城公園で避暑スポットとしても人気の湿原「覚満淵」の遊歩道が
一部を除き通行止めになっていることが15日、分かりました。
県によりますと、覚満淵周辺でツキノワグマの目撃が相次いでおり、
人身被害は発生していないものの安全確保のため規制しました。
解除の時期は未定です。
赤城山はツキノワグマの生息地で、
人間の生活圏で6月に寄せられた目撃件数は217件と、
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例年のおよそ2倍に上っています。
県は今後も出没する可能性が高いとして、
訪れる際は注意するよう呼びかけています。
(4)群馬県警も使用している末尾「0110」の電話番号からの着信をきっかけに、
警察官を装って金銭をだまし取る詐欺被害が
県内で今年初めて確認されました。
被害に至らない予兆電話は今年に入って多数確認されており、
県警は注意を呼びかけています。
前橋東署によりますと、前橋市の32歳の男性会社員は
6日、自身の携帯電話に末尾「0110」の番号から着信を受けました。
犯人は複数回の電話で警視庁捜査2課や「カゴシマ署」の警察官を名乗り
「逮捕者からあなたのキャッシュカードを押収した」
「マネーロンダリングで犯人が送金した際の識別番号と、
あなたが送金する時の番号が一致するか確認したい」などと説明。
さらにLINEを通じ、ビデオ通話で警察手帳のようなものを示しました。
男性は信用し、指示に従って金融機関のATMで
計51万円を振り込みだまし取られたということです。
(5)館林署は15日、SNSを通じて恋愛感情や親近感を抱かせ、
金銭などをだまし取る「SNS型ロマンス詐欺」の手口で、
明和町の65歳の男性が現金およそ600万円をだまし取られたと発表しました。
詐欺事件として捜査しています。
以上、群馬県のニュースをお伝えしました。