前橋市長問題と市議会の動き
群馬県のニュースをお伝えします。 （１）前橋市長問題で、市議会7つの会派は、不信任決議案を12月定例会の初日に提出する考えを示しました。
前橋市の小川晶市長が、市職員の既婚男性とラブホテルを使った問題をめぐり、市議会7つの会派は19日の各派代表者会議で、小川市長に対する不信任決議案を
12月定例会初日の11月27日に提出する考えを改めて示しました。
定例会初日には、市の事業を推進する上で重要な今年度一般会計補正予算案なども提出される見通しです。
会議ではこのほか、市職員が対応するコールセンターについて、9月26日の開設から今月14日までの人件費を時給で換算すると、
623万円余りに当たることを前橋市側が報告しました。
（２）先月以降、クマの出没や被害が続く沼田市では、景勝地「吹割の滝」近くの遊歩道がクマの目撃により一部閉鎖され、紅葉シーズンの観光に影響が出ています。
沼田市の「吹割の滝」は川底の岩の裂け目に水が流れ込む景観で知られる国の天然記念物で、
例年この時期は紅葉との共演を楽しもうと多くの観光客でにぎわいます。
しかし今年は先月14日に滝の周辺の遊歩道でクマが目撃されるなどしたため、市は一部の区間を当面の間閉鎖しています。
沼田市によりますと閉鎖された区間は山合いのため、滝周辺の散策に影響は少ないとのことですが、観光客は例年より減っているということです。
沼田市では先月以降、クマの出没が相次ぎ3人が被害に遭っていて、県内全域で見ても今年度は記録に残る中で過去最も多い11人が被害に遭っています。
全国的にも人間の生活圏でのクマの出没が続いていて、県や市では引き続き警戒を呼びかけています。
（３）今年上半期に認知した児童虐待に関する当事者からの相談や関係機関からの情報提供は306件となったことが、県警のまとめで分かりました。
県警が今年上半期に認知した児童虐待に関する当事者からの相談や関係機関からの情報提供は306件で、前の年の同じ時期に比べて53件増加だったことが、19日までに県警のまとめで分かりました。
6年連続で250件を超え、虐待抑制への社会的な意識の高まりなどが背景にあるとみられています。
子ども女性・安全対策課によりますと、子どもの目の前で配偶者に暴力を振るう「面前DV」など、心理的虐待が216件と最多となりました。
次に、身体的虐待が74件、育児放棄のネグレクトが9件、性的虐待が2件、虐待ではないと確認されたのが5件でした。
（４）父親を殺害しようとしたとして殺人未遂の罪に問われた42歳の被告の論告求刑公判が19日、前橋地裁でありました。
父親を殺害しようとしたとして殺人未遂の罪に問われた伊勢崎東町の42歳の被告の裁判員裁判の論告求刑公判が19日、前橋地裁でありました。
検察側は、「被告の行為は殺意に基づく危険かつ執拗なもの」などとして、懲役５年を求刑しました。
一方、弁護側は無罪を主張した上で、仮に有罪だとしても執行猶予をつけるべきだと訴え、結審しました。
（５）SNS型ロマンス詐欺の手口で、藤岡市の58歳の男性が1181万円の被害に遭いました。
藤岡市長は19日、SNSを通じて親近感を抱かせ金銭などを騙し取る「SNS型投資ロマンス詐欺」の手口で、
藤岡市の58歳の男性会社員が合わせて1181万円を騙し取られたと発表しました。
警察によりますと、男性は6月2日にSNSで知り合った日本人女性を名乗る人物から無料通信アプリLINEに誘導され、
8月8日にかけてこの人物や取引所職員を装う人物から
「一緒に勉強して小遣いを稼げるよ」などと嘘のメッセージを受信。
合わせて14回にわたり、投資名目で指定された口座に現金を振り込み騙し取られました。
以上、群馬県のニュースをお伝えしました。
