群馬県の気象とインフルエンザ
群馬県のニュースをお伝えします。
（１）県内各地、激しい冷え込みとなっています。
前橋地方気象台は、4日、千ノ倉山と白砂山、浅間山で初冠雪を観測したと発表しました。
県内は、4日、高気圧に覆われて広い範囲で晴れ、青空の下で雪化粧をした姿が鮮やかに望めました。
気象台によりますと、朝の最低気温は、嬬恋村氷点下2.8度、草津氷点下1.6度など厳しい冷え込みとなり、全観測地点で今季最低を記録しました。
（２）県がインフルエンザ注意報。報告数、前の週の2.5倍となっています。
県内でも流行っているインフルエンザについて、県は4日、今月2日までの1週間に県内45の定点医療機関あたりの報告数が前の週と比べて2.5倍の12人となり、基準となる10人を上回ったため、注意報を発令しました。
発令は3年連続で去年より43日早いということです。
また、感染症の世界的大流行が起きた場合の迅速的な初動につなげようと、県は4日、県庁災害対策本部室で新型インフルエンザの発生を想定した対策本部訓練を行いました。
訓練は2020年以来5年ぶりで、新型コロナウイルスの感染症対策本部の廃止後初めてということです。
（３）今年の10月に急増、沼田市内でクマ72頭を捕獲しました。
沼田市は4日、今年度中に市内で72頭のクマが捕獲されたと明らかにしました。
24年度は44頭、23年度は27頭すでに上回り、10月になって捕獲数が急増し、10月1日から10月29日に43頭を捕獲しています。
県警や市に通報があった目撃情報は258件で、過去をすでに上回っている状況です。
市内では7日にスーパー内にクマが侵入して男性2人が軽傷を負い、29日には住宅で男性が襲われ軽傷を負いました。
クマの出没を踏まえ、市内小中学校では3校がマラソン大会を中止、6校は校庭で実施するなど内容を変更しました。
（４）ごみの中から現金600万円、所有者は現れずとなっています。
前橋のごみ集積所で7月、ゴミの中から現金およそ600万円が見つかった事案で、所有者は現れず、所有権が前橋市に移っていたことが4日までに分かりました。
現金は7月8日午後、委託したごみ収集業者従業員が回収作業中、ごみの中から発見。
翌9日に市職員と業者従業員が前橋署へ届出を出しました。
警察によりますと、現金に関する問い合わせは数件ありましたが、所有者は見つかっていないということです。
（５） 「SNS型投資詐欺」で56歳男性が被害に遭いました。
前橋東署は4日、交流サイト（SNS）で投資話を持ち掛けて金銭を騙し取るSNS型投資詐欺の手口で、
前橋の団体職員の男性、56歳が現金929万712円を騙し取られたと発表しました。
詐欺事件として捜査しています。
警察によりますと、男性は6月上旬、インターネット上で投資に関する嘘の情報を閲覧し、
女性からSNSに誘導された後、嘘のメッセージを受信。
7月8日から9月3日の間、ネットバンクから4回にわたって現金を振り込み、騙し取られました。
利益を受け取るための税金という名目で、さらに600万円を求められ、金融機関に融資を申し込んだところ、
職員に詐欺と指摘され、被害に気づいたということです。
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