前橋市長の不信任決議案
群馬県のニュースをお伝えします。 (1)前橋市の小川晶市長が、市職員の既婚男性とラブホテルを使った問題をめぐり、
市議会は20日の議会運営委員会で、7会派が12月定例会初日の11月27日に提案する小川氏への不信任決議案について、
この日の本会議で採決する日程を決めました。 7会派には定数38の8割を超える計32人が所属し、可決の公算が大きくなっています。
議会事務局によりますと、前橋市議会で市長の不信任決議案が提案されるのは初めてです。
可決には3分の2以上の議員が出席した上で、4分の3以上の賛成が必要となります。
可決された場合、小川氏は地方自治法に基づき10日以内に市議会を解散でき、解散しない場合は10日が過ぎた日に失職します。
小川氏は職員とホテルで複数回面会したことを認めた上で、男女関係は否定。
給与を減額した上で続投する意向を繰り返し表明し、18日の定例会見でも現時点で自ら辞める考えはないとしています。
(2)少子化の影響で相次ぐ学校統合を受け、廃校施設の活用が課題となっています。
文部科学省によりますと、2004年度から2023年度の県内の公立学校の廃校数は121校です。
民間や自治体が地域のシンボルだった校舎などを様々な用途に生かす事例の一方、利活用の方向性がまとまらないままの施設もあります。
維持には費用がかかることもあり、国はマッチングイベントや補助金制度などで有効活用を支援しています。
(3)県発注建設工事の入札参加事業者を格付けする資格審査に関し、県は地域の実情を踏まえて独自に定める「主観数値」に、
企業間の取引価格の適正化に対する姿勢を評価する項目を加えるなど見直しました。
県の請負業者選定要領を一部改正し、2026年度から2年間の審査で適用します。
(4)勤務する産業廃棄物処理会社の売上金およそ2億2千万円を横領したとして、
前橋地検は20日、業務上横領の疑いで太田市の会社員55歳を逮捕しました。
逮捕容疑は、県内の産業廃棄物処理会社が運営する産業廃棄物処理場で現場管理者として勤務し、
2020年1月18日から2021年2月27日に処分場事務所内で計12回にわたり、売上金計590万1500円を着服して横領。
2021年1月12日から2024年2月29日には、処分所で事業場長として勤務していた男性と共謀し、
事務所内で計737回にわたり、売上金計2億1757万2475円を着服し横領した疑いです。
(5)大人になってから「上毛かるた」に触れていない人がおよそ5割に上ることが、県が8月に実施した県民アンケートでわかりました。
数回触れただけの人も含めると8割を超えます。
県は、子どもから大人まで上毛かるたに親しんでもらえるよう、親子大会の開催を支援するなど普及に力を入れます。
結果について、山本一太知事は「今後は大人も上毛かるたに親しんでもらえる機会やイベントを増やし、
子どもにもその姿を見せることで県民全体で盛り上げていく流れをつくりたい」と述べました。
以上、群馬県のニュースをお伝えしました。