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群馬県のニュースをお伝えします。 (1)小学生など12人に噛みつき、けがをさせた犬が狂犬病の予防接種を受けていなかった問題で、
伊勢崎市は27日、狂犬病の検査で陰性と診断されたことを発表しました。 今月7日、伊勢崎市で小学生と大人合わせて12人に噛みつき、
けがをさせた犬について、その後、飼い主が法律で義務付けられた狂犬病予防の自治体への登録をせず、年1回の予防接種を受けさせていなかったことが明らかになっていました。
そして、県の行政指導を受け、飼い主がこの犬の狂犬病の検査を行ったところ、陰性と診断されたことを27日、伊勢崎市が発表しました。
また、飼い主は合わせて7頭の四国犬を飼っていますが、このうち3頭しか狂犬病予防の登録をしていなかったことから、残りの4頭についても登録を行い、26日までに7頭すべての予防接種も行ったということです。
一方、飼い主は今後の飼育は難しいとして、7頭の犬はすべて他の人に譲渡しています。
(2)盗品の銅線買い取り業者を初めて摘発しました。
盗品と知りながら銅線を買い取ったとして、県警は27日、伊勢崎市東本町に住む金属買い取り会社の社長、渡部容疑者48歳ら男女3人を逮捕しました。
他に逮捕されたのは、中国籍の妻で別の金属買い取り会社の社長、チャンレイ容疑者43歳と、その会社に勤める伊勢崎市境島村に住む、ワン・ジンリャン容疑者41歳です。
3人は共謀して、チャン容疑者が経営する金属買い取り店で、19歳~32歳のカンボジア人の男7人が富岡市内の太陽光発電所で盗んできた銅線を、盗品であると知りながら146万4000円で買い取った疑いがあります。
県警は捜査に支障があるとして、認否を明らかにしていません。また、県警は昨年、カンボジア人の男7人の窃盗グループを摘発、買い取り業者の特定を進めていました。銅線の買い取り業者を摘発するのは初めてということです。
(3)発達障害の子育てを経験者が相談・助言などの支援を行います。
県は27日、発達障害児を育てた経験のある親が研修を受けて、市内の受ける相談者、いわゆるメンターとなり、同じ立場で子育て中の保護者をサポートする「ペアレント・メンター事業」を新年度から始めると明らかにしました。
専門家とは異なる保護者に近い視点で寄り添い、自分の経験を語ったり、相談に乗って助言したりして支援するとのことです。
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県障害政策課によりますと、対象は発達障害と診断されたか、その疑いのある県内全域の子どもの保護者です。
開始時期やペアレント・メンターの人数など、詳細な事業内容は今後詰める予定です。
(4)「出産・子育て応援ギフト事業」の支給方法をISECAに変更します。
伊勢崎市は27日、妊産婦を経済的に支える「出産・子育て応援ギフト事業」の支給方法について、4月から電子地域通貨「ISECA(イセカ)」に変更する方針を明らかにしました。
地域経済の活性化につながることも期待されるとのことです。
妊娠・出産時に5万円ずつ支給する制度で、新年度一般会計当初予算案に関連費用として1億5000万円を盛り込みました。
(5)県内の赤ちゃんの数が過去最少を更新しました。
2023年に生まれた県内の赤ちゃんの数は前の年と比べ6.6%減少の1万771人で、過去最少を更新したことが27日、厚生労働省が発表した人口動態統計の速報値で分かりました。
全国の出生数は5.1%減少の75万8631人で、同じく過去最少となりました。
群馬県の減少幅は全国を上回り、少子化が一段と進む現状が改めて浮き彫りになったということです。
以上、群馬県のニュースをお伝えしました。