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2024-05-07 19:57

24.夏の夜に、イカメタル(アジング好きにもオススメ)

全国的に楽しめる夏の釣りで、私のメインフィールドである若狭湾・山陰エリアでも盛んなイカメタル(ケンサキイカ、スルメイカ、ヤリイカ)についてお話ししました。


【オモリグ解説動画(ルアーニュースTV)】

https://youtu.be/BnvF5O8tNhA?si=aPE2e-qnTF8P8GNi


【メタルリグ解説(ヤマシタ)】

https://youtu.be/dfSqLgc1vJY?si=shSPMevc53U2sD2L

https://youtu.be/dLqXhFkQQp4?si=ZJsSMxphDI8QprvE


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曲名 『Reflection』

作曲 RYU ITO 

https://ryu110.com/

サマリー

夏場のイカメタル釣りについて詳しく説明します。船釣りでの重りとPラインの号数の合わせ方、酔い止めの持参、イカの保存方法などの留意点について説明します。また、イカメタルしながらのジグタンやプラグを使ったアジ狙いなど、イカメタルの楽しみ方の一例も紹介します。

イカメタル釣りの概要とターゲット
お聴きくださり、ありがとうございます。
今日は、私が毎年夏場を楽しみにしている、イカメタルという釣りについてお話しします。
このイカメタルという釣りなんですが、船からスッテとかエギと呼ばれる、ルワですね。
ギジエを使って、ツツイカ系のイカを主に狙う釣り方になります。
私の地元の山陰エリアで有名なのは、ケンサキイカ。
こちらでは白イカと呼ばれたりするんですけれども、これがメインで。
あとは時期によって、ヤリイカ、スルメイカ、ごく稀に秋が近づいてくるとゲストでアオリイカですね。
こういったものが釣れたりします。
全国的にも特に人気なのは、夏場のケンサキイカだと思いますので、今回はこれを前提に色々とお話をしていきます。
まず楽しめる時期なんですけれども、私の地元日本海山陰エリアだと、5月から8月あたりがメインのシーズンで、
基本的には5月に始まるシーズン序盤は、大剣と呼ばれる胴長40センチを超えるような大型の個体狙いで、
後半になると小型のカズ釣りというイメージです。
またシーズンの序盤は朝場がメインで、後半になるほど釣る推進が深くなっていくことも特徴です。
大体の推進としては、シーズン序盤は推進20メーターから40メーターぐらい。
後半になるとどんどん深場に行って、場合によっては100メーターより深い場所を釣るというケースも出てきます。
この釣りの良さをいくつかお話ししたいんですが、まずケンサキイカはめちゃくちゃ美味しいということですね。
釣り人にとってのイカといえば、やはりアオリイカですね。
とても美味しいイカのヒットを欠くとして話されることが多いと思いますが、個人的にはアオリイカとケンサキイカは高落ち付けがたい美味しさです。
いつも刺身で食べているんですが、ほんのり甘味があってですね、夢中で食べてしまいます。
イカメタル釣りのシーズンと推進の特徴
このイカというのは冷凍保存が実はできてですね、冷凍しても解凍すれば刺身でもまた食べられます。
冷凍すると身が柔らかくなるので、人によっては一度冷凍した方が美味しいという方もいます。
それからイカは魚と比べると捌くのが楽なので、そういった意味でも嬉しい面があります。
このイカメタルは船釣りデビューにはもってこいの釣りだと思います。
というのも船釣りの中では比較的タックルがライトで、割と数も釣れる釣りなので、特にライトゲームをしている人、
夏場のライトゲームはエリアによっては全然釣れないという場所も多いと思いますので、そういう意味でも相性が良いと思います。
数は日によるんですけれども、多いと100杯以上。釣れないときは一桁台まで経験がありますが、平均すると数十杯程度釣れる釣りだと思います。
それからチャーターではなくて乗り合い船という形態が多いので、仲間うちの人数を集めなくても、例えば友達と二人とかで気軽に始められるのも良いところだと思います。
金額は一人1万円台前半ぐらいの船が多いと思います。
それから夜楽しむ釣りなので、夏場の釣りではありますが、日差し対策とか、あとは暑さ対策ですね。この辺りが少なくて進むというのもメリットです。
基本的に夕方出船して、メインは夜中釣るというものになります。
集魚塔を焚いて、ベイトを寄せまして、それに近づいてきたイカを釣るという釣り方なので、暑さ対策、日焼け止め等はですね、昼間の釣りと比べると少なくて進みます。
こういったこの釣り物の良さということの他に、具体的な釣り自体の面白さとしてはですね、誘って繊細な当たりをかけていくということだと思います。
サオで誘う動作を入れて止めて当たりを待つという、個人的にはアジングに要素が似ている釣りだと思います。
ベースはワンピッチジャークと呼ばれるサオを一度上下に上げ下げ、つまりしゃくり上げてハンドルを一回転させるというシンプルな動作だけでできる釣りなんですが、
穂先へ微妙に出る当たりをかけていく釣りで、これが非常に楽しいです。
当たりの出方もアジングに似ていて、活性が高い時はイカがグンと仕掛けを力強く持っていく当たりが出るんですが、
本当に穂先が少し揺れるぐらいとか、ほんの少し浮き上がるだけというような、集中していないと見逃してしまう当たりも多い釣りです。
なので、ライトゲームのような割と繊細な釣りが好きな人は相性が良いと思います。
必要な道具立て、タックルですけれども、使われる仕掛けにはメタルリグとオモリグという2種類があります。
音声だけでこの仕掛けの形状を伝えることが難しいので、また概要欄にリンクを貼りたいと思いますが、
メタルというのは一番下にオモリと針が一体化したナマリスッテというギジエがついていて、
その上にウキスッテと呼ばれる別のギジエが大体1から3個ぐらいついた仕掛けです。
基本的にベイトタックルで、明かりによって来たイカがどんどん浮いてきて、真下で釣れるような場合に使うことが多いです。
推進が表示されるベイトリールを使うので、イカが釣れる推進を一度把握したら、計算してきちっと同じ推進まで確実に落とすということと、
あとはスッテと呼ばれるギジエをたくさんつけられるので、一度にたくさんのイカを釣れる可能性があるのがメリットだと思います。
一方のオモリグはスピニングタックルで、オカッパリのリグで言うとスプリットショットとかキャロライナリグに近いんですが、
ロッド側から見ると、まずリーダーの先にオモリがついていて、その先にまた別のリーダーを接続して、一番先にルアーがついている。
ルアーとロッドの間にオモリがついているタイプの仕掛けです。
代表的な使い方としては、船で明かりをたくとですね、やや置きにできる目矢の境目があるんですけれども、
ここをキャストして狙うのが基本と紹介されることが多いです。
実際には真下へ落としても普通に釣れるんですが、面白いのはキャストして、誘ってからのフォールで当たりを取るというやり方だとは思います。
またこちらはスッテではなくて、2.5号ぐらいのエギですね。これを一つだけ使うというのも特徴だと思います。
なのでオモリグは基本的に1杯ずつ、しっかりかけて釣っていくような釣り方になるんですけれども、
オモリグ専用のエギも数多く出ているんですが、普通にオカッパリで使っているエギでも釣れたりします。
こちらの仕掛けのメリットは、スピニングなので先ほどお話ししたようにキャストで置きを狙えることと、
エギの大きさを変えずにオモリの号数だけ変えやすいので、
山陰のようなアンカーを打って船を固定して、潮をまともに受けるような釣りをする場所の場合は相性が良かったりします。
なので日本海側の中でも山陰エリアはオモリグがメインになっていきます。
最初始める場合は最悪オモリグタックル1本であればですね、山陰エリアの場合は釣りが成り立ちますので、最初はそれで良いと思います。
続けていくと結局必要性を感じてメタルのタックルも欲しくなるんですけれども、
この辺りはエリアによって本当に傾向が分かれますので、予約する際に船長にメタルとオモリグどっちが釣れてますかと事前に聞いておくのが良いと思います。
ラインはPラインの0.6号が200mほど必要になってきます。太さでいうとこれがベースになると思います。
スピニングリールの号数はですね、巻き上げの時にパワーがあるようにということで3000番とか4000番を使う人も多いんですが、
最初始める場合は赤っぱりのエギングをやっている方は、例えば2500番のスプールに0.6号を巻いてあるものがあればそれでOKだと思います。
またスピニングリールの場合はラインの色でしか推進の把握ができないので、10mごとに5色で色分けされているものとかですね、色が分かるPラインを使うようにされてください。
リーダーはややこの釣りの特徴が出るんですけれども、オモリグ、メタル両方ともですね、基本的にPラインに結ぶフロロのリーダーは3号ぐらいでいいんですが、
オモリグの場合はこの釣りならではの特徴として、エギに接続するいわゆるハリスと呼ばれる部分には4号とか5号のエステルラインという結構太くて張りが強いラインを使うことが多いです。
この理由としては糸絡みの防止と、それからあえて太いリーダーで糸を受けやすくすることで糸が張りやすくなってですね、当たりがしっかり取れるようにするという目的があります。
これ他の釣りの場合は大抵当たりを出すには糸を細くどんどんしていくという傾向があると思うので、私も初めあえて太くするんだと聞いた時は結構意外でした。
ロッドの方なんですけれども、これ後でお話しするんですが、使うオモリの号数がかなり重たいので、オモリグ専用のロッドを買われる方が良いと思います。
大手メーカーも含めて入門用のロッドも出しています。
中古でもですね、結構出回ってますので見てみるのも良いと思います。
釣り方なんですが、先ほどもお話ししたように基本的に数回尺って止めて当たりを待つというシンプルな釣り方なんですけれども、
ポイントとしては日によってイカが固まっている場所とか水深が決まってくるので、しっかりこういったゾーンを合わせるのが重要になってきます。
この辺り音声のみで伝えるのが難しいので、概要欄にメーカーが作成されている動画のリンクを貼りたいと思います。
興味のある方はぜひご覧になってみてください。
初心者の方でもたくさん釣るためのコツなんですけれども、もちろん幅広いルアを持っておくというのも大事なんですが、
せっかくなのでそれ以外に工夫できる点として、止めることですね。
これが一番大切であり一番難しいところになります。
というのも止めるという行為がオカッパリと比べて船の場合は遥かに難しくなるからなんですね。
船が揺れるのでしっかりガチガチに保持していると、船の揺れがそのまま竿先まで逆に伝わってしまって仕掛けが不安定になります。
コツはやっていくとわかるんですが、ガチガチに握らずにやや遊びを持たせるということと、
手で感じる仕掛けの重さが一定になるように持つということがポイントだと思います。
特にうねりがある場合は誘い方よりもいかに止められるかということが数の差になって現れてきます。
具体的な始め方としては、以前のエピソードでもお話したんですが、船なので電話での予約がほとんどになります。
その時最低限ラインの号数と重りの号数、あとはルアーの種類ですね。聞くのは忘れずにというところと、
最初はホームページで集合場所とか釣り中の留意点をしっかり明記している優先に行くのが良いと思います。
知らない人同士の乗り合い線ではなくて仲間内でチャーターする場合というのも、また今回最後にお話をしたいと思います。
乗り合いを前提にした場合の留意点ですね。船釣りに慣れていない方向けにしっかり丁寧にお話しようと思いますが、いくつかあります。
まずは重りは幅広く持っていくということですね。
重りの重さは船釣りの場合だいたい号数で表記されることが多いんですけれども、
重り具の場合使う重りはだいたい20号から40号ぐらいまでと幅広くなります。
ちなみに40号をグラム表記に直すとだいたい150グラムぐらいなので、かなり重たいというイメージが湧くんじゃないでしょうか。
船釣りでの留意点
もちろんもっと軽いものとか重いものを使う場合もあるんですが、船長に聞いてだいたいどのぐらいの重りを持っていけるか、
だいたいどのぐらいの重りを持っていけば良いか聞いておいて、予備も数個ずつ持っていくというのがおすすめです。
それから特に船釣りが初めての方、重りの重さを合わせるということですね。
隣の人と違う重さの重りを使っていると仕掛けの流され具合が違うので、大抵横の人の仕掛けと絡みます。
なのでほとんどの場合はポイントにつくと船長が仕様の流れ具合を見て、最初は何号ぐらいから入ってくださいというアナウンスをしてくれるので、それに合わせていきます。
もしそういったアナウンスがない場合は隣の人に聞いて同じ号数にすればOKだと思います。
それからこれも似た要素ですが、Pラインの号数を合わせるということですね。
これも重りと同じで号数が違うと仕掛けの流され具合が違ってきます。
ここは基準があって、重り具メタルともに基本的にはPラインの0.6号を選んでおけばほぼ間違いないケースが多いと思います。
不安な方は事前に聞いておくと良いと思います。
それから酔い止め対策の話ですね。
アンカリングして船を止めるので、船の終魚島の発電とかにエンジンを回している場合は風向きによっては排気の匂いがしてきたりします。
普段酔わない人でもこういった匂いとかで酔ったりするケースもあるので、そういった方も念のため酔い止めの薬は持っていった方が良いと思います。
それからその他の持ち物としてはジップロックですね。地味ですが必須になってくると思います。
というのもイカが真水に触れると身の質が変わって美味しくなくなるからなんですね。
この対策としてはイカトレイと呼ばれるイカ専用の綺麗に保管するためのアイテムもありますので、こういったものを持っておくと便利ではあるんですが、お金もかかりますので最初はジップロックで良いと思います。
冷やすための氷は大抵船が準備してくれますので一応確認はしていただきたいですけれども、この辺りは基本的に安心かと思います。
あとは炭が付くので汚れても良い服で行くことと水を忘れないこと。できればなんですが釣り用のサンダルですね。
イカ釣りの船は大抵各釣り座の足元にイカを生かしておくためのカゴが設置されていまして、絶えずポンプで水が供給されています。つまりほぼ確実にびちゃびちゃになります。
夏なので長靴は厚いですし、安いサンダルだと船の上が結構滑る上に針なんか当たると危ないので、釣り用の全体的にプロテクトされたサンダルがあると安心です。
それから帰りが遅いので途中の仮眠などを前提にスケジュールを組むということですね。
時期によって若干変動はあるんですがほぼ確実に港に帰ってくるのは深夜0時を過ぎると思っておいた方が良いと思います。
特に酔い止めを飲んだ場合は眠たくなるケースが多いので途中しっかり少しだけでもですね寝た方が良いと思います。
それから最後に特に重り具使う場合ですが無理にキャストしないということですね。
重り具はですねおかっぱりでよく使われるオーバーヘッドキャストではなくて下から投げるアンダーキャストと呼ばれる投げ方をするんですけれども
これやったことがない方はできれば事前に定防とかで練習しておく方がお勧めです。
これ理由がありましてもちろん一番の理由は乗り合い戦ですから他の人もいるので当たってはいけないというのが一番なんですけれども
もう一つですねイカ釣り舟の場合は修行用によくメタハラと呼ばれる修行刀をたくんですけれども非常に高価なものになりますので
万が一キャストミスしたものがですねこれに当たって壊れたりすると大変ですから自信がない場合は無理にキャストしなくても良いと思います。
私もですね慣れるまでは重りを使っていても真下に落とすだけだったりしたんですけれども
それでも日によっては竿頭になったケースなんかもあるので絶対にキャストをしないといけないわけではないです。
徐々に慣れていって最初はごく近距離のキャストでも良いのでそういった形で慣れていくのが良いと思います。
楽しみ方の一例
さてここまでイカメタルの基本的な楽しみ方とか留意点ですねお話をしてきましたが最後に少し隠れた楽しみ方をお話ししたいと思います。
基本的にチャーター戦に限るお話だと思っていただきたいんですけれども
実はこのイカメタルしながらですねジグタンとかプラグを使った大きなアジ狙いだったり
イカが釣れない時にエギアスっての代わりにジグヘッドワームをつけて落としてですねアジを釣るバチコンと呼ばれる釣り方なんかもできたりします。
私も結構衝撃を受けたのはプラグを使ったアジングでシーズン序盤は特になんですが結構ベイトを追って40センチクラスのアジがですねイカ釣りをしている明かりに寄ってきたりします。
ちょっとレンジが入るメバルプラグぐらいのものをですね早巻きしているとこういった40センチクラスのアジが目の前でバクッと食いついてきたりします。
なかなかプラグの早巻きでアジを釣るというケースはほとんどないと思いますのでこれはチャーター戦ならではの楽しみ方ですが非常に楽しい遊び方です。
最近は定員が4名程度の少人数チャーターの船もですね徐々に出てきています。
乗り合い戦になるとどうしてもですね面識のない方が隣になって気を使う側面というのはどうしても出てきますのでそういったことを避けたいなという方は知り合いだけでですねチャーターできるイカメタルの船を探してみるのも良いと思います。
金額もですね人数が揃えば1人1万円ちょっとぐらいで可能な船もありまして乗り合い戦とそんなに金額の差はないケースもありますのでぜひ探してみてください。
ということで今回は楽しく美味しいイカメタルについていろいろとご紹介してみました。
報道にもお話ししたように県先イカを狙ったイカメタルというゲーム自体は全国的に楽しめる釣りなんですが山陰エリアは特に大型の県先イカが有名なエリアでわざわざ遠方からいらっしゃる方も多いです。
また私のポッドキャストを聞いてくださっている方はオカッパリのライドゲームを楽しんでいる方も多いと思いますのでそういった方の船釣りデビューにもぴったりの釣りです。
ぜひ楽しんでいただけたらなと思います。
この番組は釣りの知識ノウハウを定期的に発信しています。
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感想などありましたら概要欄のフォームからお願いします。
ではお聞きくださりありがとうございました。
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