1. FishPod -釣り場で活かせる、釣り話-
  2. 19.釣行中、地震が起こった場合..
2024-01-09 12:20

19.釣行中、地震が起こった場合の対応と留意点

釣行中の地震対応について、自治体のマニュアルや実際に釣場で被災された方の体験談をもとにまとめてみました。 【参考情報等】 ・気象庁:津波を予測する仕組み https://www.data.jma.go.jp/eqev/data/tsunami/ryoteki.html ・気象庁:緊急地震速報の特性や限界、利用上の注意 https://www.data.jma.go.jp/eew/data/nc/shikumi/tokusei.html#1 ・日本ライフセービング協会:津波が来たらどうする? https://jla-lifesaving.or.jp/watersafety/tsunami/ 【紹介したアプリ】 ・避難所ガイド:https://www.hinanjyo.jp/ ・ココダヨ:https://www.cocodayo.jp/ 【Googleフォーム:おたよりはコチラからお願いします。】 https://forms.gle/b6NmWPnHCjRTYFLq7 【X(Twitter)アカウント】 https://twitter.com/fishpod_roku6 【Instagram】 instagram.com/fishpod_roku?igshid=MjEwN2IyYWYwYw==

【コーヒーの差し入れ(100円のご支援)はコチラ】

https://buy.stripe.com/3cs6qr0Jw8xo74sdQS

番組制作の励みになりますので、よろしければ応援よろしくお願いします!


【使用楽曲等】 曲名 『Reflection』 作曲 RYU ITO  https://ryu110.com/


サマリー

2024年1月1日、能登半島地震が起こりました。山陰地方に津波警報が出され、釣り人は安全対策をして避難する必要があります。緊急地震速報などの情報を確認し、落水や落下物に注意しながら行動し、適切な避難所に避難することが重要です。また、地震に対する釣り人の対応や準備について話しています。避難所への避難や車での対応、ナビゲーションアプリやライフジャケットの重要性についても説明しています。

地震中の対応
2024年1月1日、能登半島地震という、大変痛ましい出来事が起こってしまいました。
一刻も早い復旧と、被災された皆様に少しでも早く、また、心穏やかな日々が戻ってくることを願っております。
私は山陰出身ですが、警報をチェックすると、実家のある山陰地方に、津波警報という文字が目に入りまして、すぐさま実家の家族に電話をしました。
すぐに避難も完了して、オーリーですね。
少し冷静になった後、地震が起こったのは16時過ぎぐらい。
湯間詰めの時間帯、きっと海沿いにもそこそこの人数の釣り人がいたのではないかと、嫌なイメージが頭をよぎりまして、
考えてみると、自分が釣り場で地震に遭った時にどう対応すべきなのか、ちゃんと整理をしたことがなかったので、
今回、各自治体の地震対応マニュアルだったり、
実際に釣り場で地震に遭ったかどうか、
そういった方の体験談等をもとに、最低限の情報を整理してみましたので、お話してみたいと思います。
お話の順番としては、揺れている間に気をつけること、
次に、揺れが収まった後の行動、
最後に、事前に備えておくべきこと、という、こういった順番でお話をしていきたいと思います。
前提として、釣り中に、緊急地震速報の対象となるような、震度5弱以上の地震が起こった場合、
つまり、極めて危険度が高い場合、というのを想定するのと、
一旦、自分自身の身の安全を確保する、という意味で、
最寄りの避難所などに避難するまでのところを、お話をします。
では、まずは、実際に自分が釣りをしている間に、地震が発生をして、
まさに、揺れている間に気をつけること、についてお話をしていきます。
当然ながら、釣りは海辺のレジャーなので、
まずは、何より、落水を防止する必要があります。
釣りが大きい時は、まずすぐしゃがんだり、地面に手をついて、
重心を低くすることで、転倒を防ぐ、ということに、留意してください。
一度、落水してしまうと、当然ながら、自力で陸へ上がるのは困難なばかりか、
最悪、溺れてしまうことになってしまいます。
姿勢を低くしたら、次は、周囲の状況を確認をします。
釣りの場合は、屋内と違って、上に何か落下物があるケースというのは、少ないと思いますが、
旅行や磯場では、地面の揺れで、何か落下したりとか、
あるいは、倒れかかってくる可能性があります。
姿勢を低くしつつ、周囲を見回して、
落下物や、そういった危険性がないか、というのを確認してください。
落水も落下物も危険がない、例えば、サーフなどで釣りをしていた場合は、
多少揺れていても動けるのであれば、
いったん全力で、周囲の高いところへ避難をしてください。
津波の場合、震源地にもよりますが、
震源発生から到達までの時間は、東日本大震災で25分である一方で、
今回の能登半島地震では、震源地が近かったこともあり、
到達まで1分ほどと、極めて短い時間で到達をしています。
ここまでが、揺れている間に気をつけるべきことで、
まず、何よりも落水を防止する必要があるということと、
場所によっては、何か落下してくるもの、倒れかかってくるものがないか、
ということに、十分注意をするということです。
地震後の行動
次に、揺れが収まる場合は、
漁港や磯場で釣りをしていた人は、すぐ近くの安全な場所へ移動を始めます。
釣りは直ちに中断をして、
一旦、少しでも落ち着いて状況を確認するために、
近くの高台や内陸部に移動をしていきます。
現代では、スマートフォンで、津波警報が確認ができると思います。
大体、地震発生から3分後には、津波情報が発表されまして、
津波の大きさや、津波によっては、
大きさや津波の到達予想時間が確認できます。
が、1回目の津波情報だけ確認をして、安心するのは危険です。
少し、現代の津波情報の仕組みにも触れたいと思いますが、
現代の津波情報は、情報提供のスピードを上げるために、
緊急地震速報による震源地と地震規模のデータと、
あらかじめ別途シミュレーションしておいた、
津波の予測データを組み合わせて、予測値を発表しています。
つまり、この場所でこのぐらいの規模の地震が起こった場合には、
このぐらいの規模の津波が起こって、大きさとか到達時間は、
おおよそこのぐらいだろう、というシミュレーションの
あらゆるパターンで、事前にしておいてですね。
実際に緊急地震速報が発された場合に、
その震源地と地震の規模のデータと、
このシミュレーションを組み合わせて、情報として発表しているという、
こういった仕組みになっているようです。
この仕組み自体は、一定の信頼性のある情報と、
それがおける情報というのを、どれだけスピードに出せるか、
という意味で、一つの優れた仕組みだと思いますが、
緊急地震速報の特性上ですね、
特に大きな地震の場合は、すぐに正確な数字を出すというのは困難なようで、
時間が経って、正確なデータが出る都度、
どんどん更新されていきますので、
初回の情報だけを見て判断するというのは、危険だということですね。
なので、津波の警報がなかったり、一見大丈夫に見えても、
念のため離れるということが重要になります。
さらに、今回の能登地震もですね、
実は一発目の地震というのは震度5強で、
その4分後に震度7の本震が来ています。
なんとか、1回目の地震をしのいだと、
釣りを続行したり、あまり悠長に避難の準備、片付けなんかをしていると、
取り返しのつかない事態に陥る可能性がありますので、
非常に注意をしてください。
事前の備え
もう少し、津波のリスク判断についてお話をします。
いかにも地震というイメージの、
この強い横揺れや縦揺れというのはもちろんなんですが、
一見ゆったりとした揺れ、
これは災害マニュアルとか、媒体によって表現さまざまなんですが、
ゆらゆらとか、めまいがするような感覚の揺れと表現されますが、
こういった揺れでも、実は津波の可能性が非常に高いので、
同様にすぐ離れるということが必要になります。
さらに、陸の震度がそこまで強くなったり、
震度がそこまで強くないからといって、
油断をするのは禁物になります。
震源地が沖にあった場合には、
人間が立っている場所の揺れは比較的小さくても、
大きな津波が襲ってくる可能性があります。
例えば、1983年の日本海中部地震では、
陸の最大震度5に対して、
津波の高さは最大14mに上ったとされています。
また先ほどお話しした通り、
津波到達までの時間というのは、
一概には言えませんが、
ほんの数分で到達してくるというケースがあることを考えると、
いかに早く動けるかというのが、
精子を分けるといっても過言ではないと思います。
さて、このように地震情報を確認をして、
次に避難所へ避難をする場合ですけれども、
地元ならともかく、
釣りをしている場合は、
土地勘のない場所にいることも多いと思います。
アプリで最寄りの避難所をすぐ表示してくれたりするものもありますので、
こういったものは事前に準備しておける方が良いと思います。
また後ほどご紹介をしたいと思います。
漁港や地域の避難の指示とか、
案内がされるケースも多いと思いますので、
こういったものに従って、
避難所や安全な場所へ移動していきます。
なお、避難時の原則というのは徒歩です。
津波から逃げるためとか、
例えば平野部がすごく広がっている土地で、
車を使わないとどうしても安全なところへ逃げられない場合、
などの例外はありますが、
基本的には徒歩。
これは道路の破損とか、落下物があったり、
あるいは地震の際は信号機が機能を停止するなどで、
事故が起こったりとか、
こういった二次被害の可能性が高いためです。
地震への準備と避難所への避難
それからですね、大変釣り人なら悩ましい、
釣り具をどうするかですね。
釣り具については、
逃げる際の身軽さを重視する場合は、
迷わずその場に置いて避難をするというのが原則になると思いますが、
私も同じように、
私も道具大好きなので、
非常にこれは悩ましいというのは気持ちが分かります。
なので、少なくとも避難の妨げにならない範囲、
例えば片手で持てる範囲とかでやるべきだと思いますし、
それも道中危険な道などを通る場合は、
迷わず一旦置いて逃げるべきだと思います。
大きな災害にならなければ、
取りに戻れば良いと思いますし、
たとえそれが原因で紛失してしまっても、
避難の時の安全度を優先して、
置いてきたという行為は、
称賛されるべき行動だと私は思います。
そして避難所などの安全な場所に到達した後も、
状況は常に変わる可能性があるので、
情報を更新し続けたり、
あるいはご家族に無事を知らせるなどの行動をなさってください。
ここまでが、
車での地震対応とナビゲーションアプリ、ライフジャケットの重要性
地震が発生してから避難所へ避難するまでの大まかな流れや留意点ですが、
一方で、
釣りに行く道中に、
地震に遭遇した場合は、
車で移動しているケースがほとんどだと思います。
その時の対応のポイントとしては、
一定のルールがありまして、
まず、
道路の左側に駐車をすること、
窓を閉めて、
キーはつけたままで、
ドアロックもしない、
というのが原則になります。
これは、
緊急車両通過の妨げになるのを防ぐためです。
こういった行動の一つ一つが、
一人でも多くの命を、
後々救うことに繋がると思います。
最後に、
事前に準備しておけるものはないか、
という話をしたいと思いますが、
ここでは、
釣り場で地震に遭って、
そのまま徒歩で避難所まで避難をする、
ということを想定した場合に役立つ、
最低限の準備、
ということで、
ご紹介したいと思います。
まずは、
土地勘がない中で、
避難所までのナビゲーション、
という意味では、
iPhoneアプリの場合は、
避難所ガイド、
とか、
ここだよ、
といったアプリがありまして、
これアプリの内容にもよるんですけれども、
基本的な機能としては、
例えば、
最寄りの避難所の表示と、
そこまでのナビゲーション、
これはオフラインでも利用可能なものもあります。
それから、
次に現在地の海抜表示、
さらには、
事前に登録した連絡先への、
位置情報の自動共有ですね。
これは、
一定の警報が発令された場合に、
事前に登録した連絡先に、
自動で位置情報が共有されるというものです。
特に大きな地震が起こった場合は、
様々な要因によって、
通信環境が非常に悪くなりますので、
オフラインでも利用可能な、
こういったナビゲーションというのは、
非常に重要だと思います。
次に、
ライフジャケットですね。
これは、
もちろん特に地震とは関係なく、
常時つけるべきものですが、
今回の話を聞いて、
いっそ注目度を上げていただけると嬉しいです。
さて、
今回ご紹介をしたのは、
ごくごく最低限の対応と備えだと思いますが、
事前にこういったことが断片的にでも頭に入っていると、
いざという時の対応スピードや、
対応の精度が上がると思いますので、
少しでも皆様の助けになれば幸いです。
また、
釣りから少し離れますが、
各自治体が、
災害時の対応マニュアルや、
ハザードマップを公開しておりますので、
お住まいの自治体のものを、
改めて確認しておくことを、
今回は強くお勧めしたいと思います。
この番組は、
釣りの知識、
ノウハウを定期的に発信しています。
番組やXをフォローいただけますと、
更新した際にいち早く通知が届きます。
番組制作の励みにもなりますので、
是非是非フォローよろしくお願いします。
また感想などありましたら、
概要欄のフォームか、
私のインスタグラムのメッセージからお願いします。
では、
お聞きくださりありがとうございました。
12:20

コメント

スクロール