2025-06-02 10:12

S2-04 #50 なんとなく機嫌が悪いの正体、僕たちが“知らないままでいる”には、もったいない

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サマリー

このエピソードでは、PMS(前月経症候群)の影響やその心理的および身体的症状を深く掘り下げて理解を促進する重要性を探ります。男性の視点から、女性の心身の変化への理解を深め、周囲のサポートの在り方について考察します。

PMSの理解
男性だからわからない、を卒業する番組、femsta。
femstaは、どこにでもいるような中年男性のnakamasaが、男性だからわからない、を卒業するをコンセプトに、女性の理解を深めるために学んだことをアウトプットする番組です。
前回は女性が抱える辛い症状の一つ、生理痛の原因に関してでしたが、今回は生理前に起こるあの症状について深掘りしていきたいと思います。
では今回のテーマは、なんとなく機嫌が悪いの正体、僕たちが知らないままでいる”には、もったいない、ということで、
今日はPMSについて学んだことをアウトプットしていきます。
この番組を聞いているあなたは、PMSってどんなイメージを持ちですか?
僕自身も勉強する前は、生理前にイライラするやつっていう感じの認識しかありませんでした。
でも調べてみると、PMSって実はもっと深くて、そして個人によって辛さも全然違うものなんですね。
PMS、日本語では月経前症候群とか月経前症候群と呼ばれますが、
PMSの特徴として言われているのが、生理の3日から10日くらい前から始まり、生理が来るとスーッと症状が消える、ということ。
具体的にはイライラ、のぼせ、頭痛、胸の張り、不安感や落ち込み、そわそわして落ち着かない、そんなメンタル面の症状。
それに加えて、下腹部の張りや痛み、腰痛、肩こり、むくみ、眠気、肌荒れ、など身体的な症状もあります。
こうした症状が生理の周期に合わせて繰り返されるなら、PMSの可能性があると言われています。
ではこのPMS、どうして起こるのでしょうか。
一つは女性ホルモンの変動が関係しているという話。
肺乱を境に女性の体ではホルモンバランスが大きく変わります。
肺乱後から生理前までの間、まずエストロゲンが少しずつ減っていき、代わりにプロゲステロンが分泌されます。
このホルモンの波が心や体に色々な影響を与えているんですね。
ホルモンと体の関係
例えばエストロゲンには気分を明るく保つような作用があるとされています。
このエストロゲンが減るとセロトニンやドーパミンといった心の安定に関わる物質の量も一緒に下がってしまうため、気分が沈みやすくなったりイライラしやすくなったりするんですね。
一方でプロゲステロンにはリラックスをサポートする働きがあって、このホルモンからできるアロプレグナノロンという物質がギャバという物質の働きを助けると言われています。
ギャバって近年はチョコレートなんかでもおなじみの物質ですよね。
ストレス軽減を歌う商品にもよく使われていたりしますね。
つまりホルモンのバランスが乱れると、この気分を安定させる物質たちも影響を受けてしまう。
これがPMSの辛さにつながっている一つの要因になります。
ではこのホルモンの波とうまく付き合うにはどうすればいいのか。
それは体に必要な材料をしっかり補ってあげること。
まず大切なのがタンパク質。
なんかタンパク質っていうとイコール筋肉なんてイメージもあるかもしれないんですけど、
タンパク質ってそれだけじゃなくてエストロゲンの代謝とかセロトニンとかを作るときにも欠かせないんですね。
さらにそのタンパク質をうまく働かせるためにはビタミンB群が必要になります。
ビタミンB群の中にはギャバやセロトニン、ドーパミンなどを作ることに関わっているものもあります。
こうやってそれぞれがこう連動していってるんですね。
でも必要な要素をすべて、毎日の食事だけで十分に摂るのは正直ちょっと大変ですよね。
必要に応じてサプリメントで補ってあげるのも一つの方法かなと思います。
結構そういった面でいろいろな要素が含まれたサプリメントっていうのもあるので、
特に妊活用のサプリなんかはこういう要素がバランスよく含まれているものも多いですよね。
そしてもう一つ大切なのが体の炎症を抑えること。
炎症というのは体を感染などから守るために必要な機能なんですが、
これが過剰に起こりすぎると体内を傷つけてしまうことがあるんです。
その炎症を起こしやすい食品を減らすとPMSが軽くなるかもしれないという考え方があって、
代表的なのは砂糖、小麦、乳製品。
もちろん全部をやめる必要はありませんし、これらってもうどこにでもあるようなものなので、
やめるということ自体がもうそもそも難しいものだと思うんですけど、
ちょっと控えてみるだけでも体が楽になる人もいるようですね。
例えば清涼飲料水などに使われている花糖・ぶどう糖液と、
これは体内で糖化という反応を起こしやすくて、
それが原因で炎症を引き起こす原因になると考えられています。
また糖を摂りすぎるとインスリン抵抗性という状態になりやすくて、
それがホルモンの働きにも悪影響を与えると言われています。
糖を摂りすぎると体が糖に対して鈍くなってしまって、
もっと糖をくださいという反応を引き起こしてしまうんですね。
それによって悪循環に入ってしまう。
次に乳製品ですが、これがA1βカゼインというタンパク質が、
周囲とのコミュニケーション
一部の人でヒスタミンの過剰分泌を招いてしまって、
炎症を悪化させる可能性があるという研究もあります。
ヒスタミンは花粉症のようなアレルギー反応でもおなじみですが、
実はPMSや頭痛、イライラにも関係していると言われています。
エストロゲンはこのヒスタミンの分解を妨げる作用もあるので、
エストロゲンが高い時期にはヒスタミンが体内にたまりやすくなるんですね。
その一方でプロゲステロンはヒスタミンを抑える方向に働いてくれて、
さらにビタミンの中でもビタミンB6にはこのヒスタミンの分解を助ける力があるとされています。
次にアルコールですね。
お酒を飲むと気分がほぐれるような感覚があるかもしれませんが、
実はアルコールは先ほど出てきたアロプレグナノロンの合成を妨げてしまって、
ギャバの働きを弱めてしまう可能性があると言われています。
一見お酒って飲んで酔っ払うのでリラックスしているのかと思いきや、
それは表面的なもので実は体の中ではそんなにリラックスができているわけではないという状態になってしまうんですね。
PMSに関しては結構まだまだお話できることがありそうなので、
今回はここまでで、ここまでお話ししてきましたがいかがでしたでしょうか。
PMSというと正直精神的な面が表に出がちなので、
我慢するものとか周りからするとわがままみたいに受け取られることもまだあるのかなという感じはしますけど、
体に起きている変化を知っていればもっと周りの対応は変わってくるのかなと思います。
ただ僕自身もわかってはいてもちょっとその対応するのにしんどくなる時もあって、
人格をひどく傷つけられるような言葉や、
自己肯定感を打ちのめされてしまうようなひどい言葉を言われ続けたりすると、
結構きつい時はやっぱりありますよね。
近い位置にいるパートナーという存在だからって何を言っても許されるというわけではないです。
男性のあなたはそういうことがあった時、どんな対応をしていますか?
この辺りはパートナーと傷ついた瞬間みたいなことを共有しあって話し合うこととかできるといいんですけどね。
何かいい方法があればぜひ教えていただきたいですね。
では今回はこんな感じで、男性だからわからないで終わらせずに、
まず知ることから始めて少しずつ理解を深めていく。
このフェムスターがそのきっかけの一つになればとても嬉しいです。
今回のテーマについてあなたがどんなことを考えているか、経験しているかなど、
ぜひコメントやメッセージで教えてください。
番組の感想やご意見、この情報が古いよ、これ違うんじゃない?といったご指摘も大歓迎です。
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それではお聞きいただきありがとうございました。中政でした。ではまた。
10:12

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