PMSとストレスの関係
男性だからわからない、を卒業する番組。femsta。femstaは、どこにでもいるような中年男性のnakamasaが、男性だからわからない、を卒業するコンセプトに、女性の理解を深めるために学んだことをアウトプットする番組です。
前回はPMSとホルモンなどの関係のことでしたが、引き続き今回もPMSについてアウトプットしていこうと思います。
それでは今回のテーマは、ツライを楽にするかもしれない栄養のヒントということで、PMSに関係しそうな栄養やホルモンなどについてさらにお話ししていきます。
まずはストレスとPMSの関係について。 ストレスを感じると体の中でコルチゾルというホルモンが分泌されます。
これは体が危険だと感じた時に身を守ろうとする仕組みの一つです。 この時アドレナリンというホルモンも一緒に出てきます。
この2つのホルモンが出ている状態が長期間続くと、常に臨戦態勢のような状態になってしまって、これがPMSを悪化させる可能性があると言われています。
特にアドレナリンは、前回にも出てきた心を落ち着かせるギャバの働きを邪魔してしまうらしく、ストレスを受けることが長引くと肺乱に影響したり、女性ホルモンのバランスを崩してしまうことがあるようです。
さらにコルチゾルを作るためにはビタミンCが使われます。 強いストレスを感じるとコルチゾルを作るのでどんどんビタミンCが消費されていってしまいます。
ビタミンCには体のサビを防ぐ抗酸化作用もあるので、不足すると抗酸化作用に対して酸化が上回ってしまう酸化ストレスという別の不調の原因になることもあるんです。
ちなみにビタミンCは水に溶けやすく水溶性ビタミンなので、余った分はおしっこで排出されて、基本的には取りすぎるとお腹がゆるくなると言われていますが、他のビタミンよりは心配は少ないとされています。
次にですね、PMSに効果があると言われているミネラルについて。 一つ目がマグネシウム。
マグネシウムは女性ホルモンの合成をサポートしたり、気持ちを落ち着けたり、睡眠の質を高めたりしてくれるとされていて、むくみや変頭痛の緩和にもつながるという説もあります。
二つ目にアエン。 こちらは炎症を抑えたり、ホルモンバランスを整える働きがあるほか、ギャバの量を増やすサポートもしてくれると言われています。
あとニキビの改善にもつながることがあるようです。 二つ目が鉄分。
生理前のだるさや疲れは鉄分不足が原因のこともあるようで、 鉄にはヘム鉄、こちらが動物性の鉄と、
非ヘム鉄、こちらが植物性の鉄、この2種類があって、 非ヘム鉄は吸収されにくいので、ビタミンCと一緒にとると効率が良くなるようです。
最近では鉄製の調理器具とかから鉄分を取れるっていう製品もあって、
昔は微量しか取れなかったようなんですけど、それの量を多く取れるように調整した ヘムテックの商品なんかも出てきているようですね。
そして次にビタミンB6。 このビタミンB6もホルモンの調整やギャバの剛性を助ける大切な栄養素です。
こちらは先ほど出たマグネシウム、ミネラルの一つのマグネシウムと一緒に取るとより相乗効果があるとされています。
こちらはヒスタミンの働きも抑える作用があって、 ただ取りすぎには注意が必要で、
高容量で長期間接種してしまうと、手足の痺れなどの神経系に影響が出る、
そういったことがあると報告されているので、 取りすぎないように接種していくってちょっと難しいんですけど、
そういったことがありますので注意が必要です。 そして次にですね油と脂肪酸のお話になります。
栄養素の重要性
油の主成分が脂肪酸というものでできていて、 その脂肪酸にもいくつかの種類があるんですけど、
植物油などに多く含まれるオメガ6脂肪酸は、 こちら少量であれば体に必要な成分なんですが、
揚げ物などで一気に取りすぎたりしてしまうと、 体内で炎症を促す要因になることがあるようです。
その一方でオメガ3脂肪酸というものがあるんですけど、 こちらはその逆で炎症を抑えてくれる作用があります。
魚に多く含まれているDHAとかEPA、 こちらもオメガ3脂肪酸の仲間になります。
サラダ油の代わりにオリーブオイルやアボカドオイル、 アマニウなどの良質な油に変えてみるのもいいかもしれません。
油は酸化しやすいとよく言われているんですが、 これを防いでくれるのがビタミンE。
先ほど出たビタミンCと並んでビタミンEも抗酸化作用があるので、 こちらをうまく一緒に摂取するようにすると効果があるようですね。
そして脂肪酸の中で注意が必要なものがトランス脂肪酸。
マーガリンやショートニングに多く含まれていて、 こちらの体にとってあまり良くない油とされていて、
WHOも1日の摂取カロリーの1%未満に抑えるべきと勧告しています。 菓子パンやスナック菓子などに含まれていることが多いので、
パッケージの成分表示をチェックする習慣をつけるといいかもしれませんね。 今回はPMSに関するストレスとの関係、栄養素、そして油の話などをお届けしましたが、
CMやSNSなどでよく見かける健康情報も、 栄養などのことを知ることで、なんでそれが体にいいのかというのがわかって、
実際に食材選びを気をつけるなんていうアクションにも関わってくるのかなと思います。 いろいろな名前が出てきてちょっと難しかったかもなんですが、
これってあの男女関係ない話で、人としての健康な状態に関わる話だと思います。 なので男性のあなたもパートナーとこういう栄養関係の話をして、一緒に食事や
外食に気を使ってみるようにすると、 またそこで関係を深める一歩につながるかもしれませんね。
では今回はこんな感じで、男性だからわからないで終わらせずに、 まず知ることから始めて少しずつ理解を深めていく。
このヘムスターがそのきっかけの一つになればとても嬉しいです。 今回のテーマについてあなたがどんなことを考えているか、経験しているかなど、
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それでは今回もお聞きいただきありがとうございました。中政でした。ではまた。