IO-LINK Wirelessはそれなりに使えるのでは?と思っています
サマリー
IO-LINK WirelessはFAの通信規格の一つで、センサーとの無線通信を実現する重要な技術です。このエピソードでは、その将来性や特徴、利用方法などについて考察しています。IO-Linkワイヤレスはアクチュエーターの接続を円滑にし、生産設備の柔軟性を向上させる有望な技術です。特にCKD社がこの分野で積極的に取り組んでおり、日本における展開に期待が寄せられています。
IO-LINK Wirelessの概要
明日のファクトリーオートメーションへようこそ。 メインパーソナリティの高橋です。
よろしくお願いします。
本日は、高橋の一人会になります。
今日は、2月の18日の24時なんですけど、 明日のストックがないことを今気づいて、今取り始めました。
ちょっと特定はどうしようかなと思ったんですけど、
昨日ある方に、IO-LINK Wirelessってどうなんですかっていう話をちょっといただいたので、
その話をちょっとしようかなというふうに思っています。
皆さん、IO-LINK Wirelessっていうことはご存知でしょうか?
知ってるよって方もいるし、知らないよって方もいると思います。
簡単に言うと、IO-LINK通信と呼ばれるセンサーと一対一で通信する、
最近ちょっと流行りのFAの通信企画があるんですけど、
これのワイヤレス企画になります。
つまり、IO-LINKのプロトコルとIO-LINKの通信を無線化しますよっていう企画ですね。
これはIO-LINKの使用書の中に含まれているワイヤレス企画で、
FAの中で、結構対センサーの無線ネットワークとしては、
結構唯一と言っていいぐらいの企画になるんじゃないかな、
企画っていうのはスタンダードっていう意味の企画ですね。
こいつが結構、使用がややこしいというか、結構難しい使用になってるんですけど、
ただ、将来性っていうのもかなりあるんじゃないかっていうことで、
私的にはこれはかなり注目してる企画の一つになります。
通信の特徴
どういうところに注目してるのかっていうと、
まず一番最初の一つ目ですね。
きちんと企画になってるっていうことになります。
今、各社の無線の企画っていろいろあると思うんですけど、
それはメーカーに紐づいた独自の企画であったりだとか、
Wi-FiやBluetoothっていうようなものに、
上にプロトコルは自社で制であったりだとか、
っていうインターフェースや通信のインフラとしての企画までいくものって、
なかなかないんですよね。
Wi-Fiとか繋がればTCPIPが繋がるんで、
イザネットIPやプロフィネットっていうものは一応繋がるには繋がるんですけど、
ただやっぱりすぐ異常になってしまったりだとか、
遅れ、遅延、これがめっちゃばらつくみたいな。
だから通信はできるけど、ちょっと危ういよねって、
いつ通信異常になるかわからないよねっていうふうな、
そういう形になるんですよね。
っていうところから、通信異常って生産設備の中の10度の異常で、
基本通信異常になったら設備が止まるっていう、
それくらい結構難しい話なんですよね。
なので通信上がパカパカ出るような生産設備は全然生産ができませんと。
っていうところで、今までいろんな生産技術者、
いろんな設備設計者が設備の無線化っていうのをトライして、
ちょっといまいちうまくいかんねっていうのが、
今の無線の状況になります。
そこにIoLink Wirelessっていうふうな企画ができてきて、
製品も今ちょっとずつできてるんですよね。
そこでどういうふうに今後IoLink Wirelessが使われていくのかっていうところを
ちょっと話したらいいなと思っています。
先ほど最初に1個目で言った企画されてるってことですね。
他のものは全くプロトコルも含めて、
あまり企画がきちんとした、
FAOのワイヤレス企画っていうのはないので、
その点でいうと、いろんなラインナップに従ったものが
整えやすい環境にまず1つあります。
これからちょっと増えていくだろうってことを
まず見込めるというのが1つですね。
もう1つは通信の遅延時間がかなり短いですね。
こいつが今、通信の遅延が5ミリセックが一応、
大体それくらいの製品が出てきてる。
なので、再クリックに、
例えばIoLinkの通信、
大体1ミリセックから5ミリセックの間ぐらいで通信するんですけど、
それが遅延5ミリなんで、
大体5ミリセック間隔で通信してるぐらいの温度間で、
8ミリぐらいかな。
8ミリセックぐらいでセンサーやクチュエーターと
通信してるような温度間で取り扱いができる。
だからあんまり気にしなくていいってことですね、遅延を。
もう一つは、通信エラー率って非常に低いと言われているっていうことですね。
一応、IoLinkワイヤレスの出してる機器メーカーや
ハブ、無線を送信する機械を売ってるメーカー。
あとは企画を見ると、
エラー率が大体10億分の1ぐらいなんですよ。
これはそれなりに高い通信エラー率なので、
こういうところで信頼性を高く堅牢で、
知恵も短いというふうな形。
その代わり、距離は短いですよっていうところですね。
たったこいつがちょっと、
基本的に1対1なんですよね。
1対1なんですよね。
IoLinkワイヤレスなんで。
ここにトラックとか、
いろんな1つの送信機で何個までつなげますよとか、
それが何個まで周辺で扱えますよとか、
いろんな制約があって、
無線機ポンといったら全部つながりますみたいな、
そんな理想の世界観ではないんですけど、
それでも分かりやすく、
1個送信機が入ってたら1個受信機がつながりますとか、
そういう結構分かりやすい通信機構になっているのと、
既存のIoLink通信がそのまま無線化できるっていう強さがあって、
このIoLinkワイヤレスっていうものが、
いわゆる有線のものをそのまま無線に置き換えるっていうふうな手軽さで、
一応入れることができそうだなっていうふうな見込みが立ってきてる
っていうところになると思います。
実用化の可能性
こいつを何で注目してるかっていうと、
他にも無線の手段がたくさんあるんですけど、
その中でいわゆるフィールドレベルに近いところの無線として、
それなりに優秀なんじゃないかっていうふうに思ってます。
理由は先ほど述べた通りなんですけど、
これがどこに使われるかっていう話で、
簡単なのは配線が通せないところですね、
無線給電するようなところに使いましょうっていうのが
まず初めに思いつくことですけど、
それプラスですね、個人的にはアクチュエーターを無線化するっていうのは、
今んとここのIOリンクワイヤレスっていうのがかなり有力なんじゃないかなというふうに思ってます。
どういうことですかっていう話になるんですけど、
これはそのままIOリンクの通信をそのままワイヤレスにできるっていう利点があるので、
いわゆるIOリンクのアクチュエーターっていうものが今後増えていったと、
仮にそういうふうに仮定したとすると、
それを線でつなぐか、いわゆる無線の中継でつなぐか、
この2択で選択することが簡単にできるっていうことですね。
今のその他の無線でいうと、
今じゃあ例えばインターネットIPでやられてます、
eCATでやられてますっていうものをそのままインフラをそのまま無線化しようとすると、
結構ネットワークのトプロジェクト自体をガラッと変えないといけない。
やっぱりそういう形、考え方もガラッと変えないといけない。
そういう1個ワイヤレスがあると結構全体がバラバラになっちゃうような、
拡張性がちょっと薄い形になるんですけど、
このIOリンクワイヤレスっていうのは基本的にはそのIOリンクの拠点、
いわゆるIOリンクマスターっていうものがあって、
そこからIOリンクに接続されてますっていうところを、
IOリンクマスターをIOリンクワイヤレスのマスターに受け替えて、
その根本のところにIOリンクワイヤレスに対応した機器を置くか、
IOリンクワイヤレスのいわゆる中継機みたいなのを置いて、
そこからIOリンクで配線するか。
最初にだいたいこんな感じで配線します。
最後に実践にするか、ワイヤレスにするか、選びますみたいな、
そういう結構拡張性の高いというか設計しやすいネットワークトポロジを
どうやら組めるんじゃないかなっていうふうに個人的には感じてですね。
これさっきのアクチュエーターの話に戻ると、
IO-Linkワイヤレスの利点
いわゆるIOリンクのアクチュエーターが増えたときに、
IOリンクマスターからアクチュエーターにつなぎますっていうところに、
じゃあ1個何かIOリンクワイヤレス機関をボーンと置いとけば、
どっかからある日突然アクチュエーター1個増やしますみたいなのが
パンってきたとしても、配線も何もせずにソフトだけでアクチュエーターが
1個増やしちゃうっていうことになってくると。
これは言ってしまえば、どんどんどんどん設備を変えていったり、
何か足していったりするっていうことに非常に有利な企画だし、
隣の設備からアクチュエータードロボー式でパッと付けるみたいな
レゴブロック公式のモジューカー構想みたいなのにも非常に役に立ってくると。
あとは電源さえあれば動くっていうことになるんで、
生産設備のいろんなところにいろんな考え方あるんですけど、
何かを後付けでポンって付けようと思うと、
それを接続する口みたいなのを用意しておかないといけないわけですよね。
これがイーサネットだったらいわゆるハブを用意しておかないといけないし、
今までのIoだったらIoバッグみたいなのを用意しておかないといけない。
これが結構高いんですよね。
イーサネットのハブとかもそれなりに価格するし、
その他のものも制御機器がそこに分けるために置かないといけないってなると、
結構お金がかかるんですよ。
ただ、電源に関しては線があって、そこから引き出せれば電源っていうのは簡単に来ちゃうので、
生産設備に例えばコンセントみたいなものを用意して、
コンセントに挿して制御機器に供給するみたいなことは結構簡単にできたりするんですよね。
インフラとして用意しておく。
あらかじめそこに電源が取れるように口を用意しておきますっていうのは比較的安価にできる。
なので、いわゆるすぐいろんなものをつけてそこに何か接続しますっていうときに、
生産設備のいろんなところにコンセントを用意して、
ものを何かつけるときはそのコンセントから電源を供給して通信はIoLinkワイヤレスだよねみたいな構想も
成り立たなくはないんじゃないかなというふうに思ってます。
それが本当にいいかどうかは分かんないけど、
一つの構想として自分がバーッとそれを考えたときに、できなくはないなという。
だからワイヤレスっていうものを中心において何かするときに、
この企画を使えば何かそれっぽい僕は多分できるだろうなっていうふうに
仕様を考えたときにちょっと思ったっていう。
CKD社の取り組み
IoLinkに対応したアクチュエーターっていうものは世の中やっぱりかなりあると。
特に位置決めコントローラーですね。
前回説明したようなフェスタさんのステッピングモーターみたいなものはありますし、
サーボモーターの位置決めアクチュエーターっていうのも
AMPがIoLink対応なものであれば世の中にはたくさん存在します。
となると現時点でIoLinkワイヤレスでアクチュエーターを動かすってことは
おそらくできるだろうというふうに考えていて、
そういうところに今後の将来性っていうものが少しあるんじゃないかなというふうに感じています。
っていうところでこのIoLinkワイヤレス。
ただ今やっぱりちょっと製品が少ないんですよね。
今だと東方テクノロジーっていう会社が、
これ多分イスラエルの会社だと思うんですけど、
IoLinkワイヤレスの中のCore、何ていうものかな。
TygoかTigoなのかわからないですけどCore Tygoっていうものかな。
Core Tygoっていうイスラエル企業があって、
ここがIoLinkワイヤレスのチップを作ってるんですよね。
これを今OEMにしていろんな会社が販売してる形になります。
今IoLinkワイヤレスに手を出してる日本の大きな会社っていうのはCKDになりますね。
SMCとCKDっていうのが日本の空圧機器系の二大巨頭ですけど、
SMCは結構自前の無線企画を進めてて、
CKDは今IoLinkワイヤレスっていうものに舵を切って、
この2社はちょっと別の無線アプローチで今アプローチしてるんですけど、
CKDのほうは、例えば、名前忘れた。
エアマニホールですね。
エアマニホールをIoLinkワイヤレス化にしたり、
IoHub、IoLinkワイヤレスのIoHubを用意したり、
今後、例えばエアマニホールが、
最近のエアマニホールっていろんなアナログ、熱伝追、出力みたいなものがいろいろ付くようになってるんですけど、
そういうのもまとめてIoLinkワイヤレス化するかもしれない。
っていうところで、日本だとCKDさんなかなか頑張ってますので、
私的にはCKDさん頑張ってください。
これからも頑張ってほしいなというふうに思っています。
なので、日本でも取り組み企業自体はかなりあるので、
我々としても今後はこの動向っていうのは結構見ていきたいなというふうに思ってます。
実際、IoLinkワイヤレスの機器、手元で動かしたこともあるんですけど、
動かした体感、設定がめっちゃ難しいみたいなのは全然なくて、
IoLinkワイヤレスの接続したときの楽さっていうのは、
ある程度継承された無線機器になってそうだなというふうに思ってます。
これはかなり強いなというふうには思ってますね。
というところで、今日はIoLinkワイヤレスの話と、
IoLinkワイヤレスは結構使えるんちゃうかって僕は思ってるっていう話をさせていただきました。
というところで、皆さんももしIoLinkワイヤレス、
もしくはその無線機器について何か、僕はこうだと思うみたいな話もあれば、
高橋まで教えてください。コメントでもハッシュタグでも結構ですので、よろしくお願いします。
最後に、もし余裕のある方おられましたら、
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それでは、皆さん、本日もご安静に。
バイバーイ。
15:32
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