#73 IO-Link通信を導入したときの思い出話
本エピソードでは、FA(Factory Automation)の現場でIO-Link通信を導入した経験とその裏話を振り返ります。導入当初の課題や、コスト削減・省配線によるメリット、そして長期的なデータ活用の可能性について具体的な事例を交えながら解説します。
注目ポイント:
- IO-Link通信の仕組みと特徴
- 導入時のリアルな課題と解決方法
- 長期的なデータ管理と活用の可能性
こんな方におすすめ:
- 工場自動化の現場で通信技術を学びたいエンジニア
- IO-Linkや産業用通信プロトコルに興味がある方
- IoTやデータ活用を視野に入れたFAの未来を考える方
関連キーワード:
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注記:
この紹介文は、ポッドキャストの文字起こし内容をもとに、OpenAIのChatGPTを使用して生成されています。
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皆さん、こんにちは。ファクトリーオートメーションラジオのお時間です。
本日はですね、12月の10日、朝5時27分になります。
昨日、ラジオを撮ろうと思ったんですけど、無理に寝落ちしまして、今朝、急遽ラジオを収録しています。
本日何を話そうかと少し迷ったんですけど、
僕、FSSビジネス勉強会を2019年の11月に始めて、自分で立ち上げて、
今日まで5年続いているような勉強会になるんですけど、
これのですね、第1回のFSSビジネス勉強会の第1回、一番初めの発表。
これ何を発表したかというと、僕がIO-Linkを始めようというタイトルで発表したんですよね。
今日たまたまそのときの発表ファイルを見つけて、当時自分が言いたかったことを眺めてたんですけど、
昔、僕こんなことを考えてたんだっていうのを見て、かなり懐かしくなりました。
そのとき何を書いてたかというと、自分のIO-Linkを導入したときの経験とそのときの考えが書いてあるんですけど、
今日はそれを少しご紹介できたらなというふうに思います。
皆さん、IO-Linkという企画をご存知ですかね。
どういう企画かというと、FA系のセンサーの通信企画なんですけど、
よく通信企画というと、キャンだとかデバイスネットだとかという、RS-485という通信企画ですね。
その通信企画がいろいろあって、その上にEtherCATやEthernet IPみたいな、
この間クリスさんが話していましたけど、産業エイサネットですね。
これに通信企画などがあると。
本当は今後設備を情報化したいというニーズが非常にあるので、
設備全ての情報を何でも取りたいですよというニーズがあるので、
どんどんどんどんいろんなものを通信で通信できるようにして、
そのデータを通信してデータを全て取得していくと。
これは例えば温度センサーだったら温度値だけとかじゃなくて、
その温度センサー自体がインテリジェントになっているので、
昔みたいにセンサーで1つのデータだけ返しているというよりは、
中にチップが入っていて、そこで計算をしてデータを返していると。
こういう状況があるので、その中に例えば温度だとか日付だとか形式だとか、
そういう今まで切り捨てているような情報がいっぱいセンサーの中に入っていたんですよね。
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こういうのを含めて全部取っていきましょうねっていう風なIoTを始めとする
構想企画っていうのが存在をしています。
なので、これをどういうふうにPLCを始めとするコントローラーや
上位サーバーを始めとする集中管理系のところに取り込んでいくかっていうことが
大きな課題となっていたわけです。
ここにですね、IoLinkという企画ができて、
これ安価に取れるよと安価に取れるよっていう、そういう通信企画になります。
ただですね、これを導入する。
僕これの導入提案と実際の導入の実務っていうのを
2018年ぐらいですかね、2018年、19年に
これからIoLinkを使わないとだめなんだよっていうことを提案して実際に入れて、
今5年ぐらい運用した形の経験を持ってるんですけど、
やっぱり入れるのは結構大変だった。
大変というか、一言で言うとIoLink自体がこれが嬉しいですよって言ってることを
まともに言ったとしても、あんまり導入側としては嬉しくないよねみたいなことがあって、
いろいろですね、言い換えだとか、こういうふうにしたらこうなりますよみたいな、
アピールの変換だとか、こういうことをいろいろやってて、
それを当時はIoLinkを始めようというふうなタイトルで発表したというところを今日見つけて、
そのときの考えを思い出しながら、今ラジオを撮ろうかなというふうに思っています。
一言で言うと、IoLinkはIoT向けのデータ収集をするために、
これから全部IoLinkにするのはあかんですよっていうのは、
やはり現実の実務をやってる人には全く響かないっていうのがやはりあると思います。
理由としては、要は今まで使ってないデータを取るっていうことにどれだけ意味があるんですかっていうのが、
やっぱり受け取り側としてあるわけですね。
例えばIoLink側がどういうふうな主張をしているかというと、
近接センサーというものがあります。
これはワークがそこにあるかないかだけを返すようなセンサーなんですよね。
でも実際にはあるかないかの判断というのは、
近接センサーの中にチップが入っていて、
こいつが実際はアナログ値でどれくらい近づいているか、どれくらい離れているかという値を持っていて、
それをどっかで敷地で切って、アナログ入力を敷地の01信号にして上に出してますよ。
これがIoLinkとかになっていくと、
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敷地だけじゃなくて実際にちょっとこれは近いですよ、離れてますよみたいな、
そういう情報まで通信で上げられますよ。
なので皆さんもっと活用できるんですよみたいなことをIoLink側としては主張するんですけど、
実際には設備を制御する上では別に01信号だけで全く問題ないわけですよね。
だから今まで捨ててたようなデータをはいらなかったから捨ててるんでしょって。
じゃあその捨ててないデータを取ったら、
設備が安くなるんですかとか、いいことあるんですかっていうのがやっぱり主張として、
問いかけとしてあるわけです。
実際にはこれが多少取れたところで、現状は活用の見込みっていうのが全然ないと。
一部あるかもしれませんが、
全ての設備に適応するようなアプリケーションっていうのは、
現実にも示された例はかなり少ないと思います。
ただ生産設備の今後の武器として、
設備の情報を全て集約して持っているっていうこと自体はかなり重要なことで、
そこをどういうふうにインフラとして、
生産設備のインフラとして整えていくかっていうことが、
今後の制御設計者の標準化をする人間としてはかなり重要なんですけど、
実際にそれを入れるか入れないかって攻め合いには説得力が全然なかったんですよね。
そこで自分の導入の経験としては、
まず安くなりますと、早くなりますっていうことを実際には提案をしました。
これどういうことかっていうと、
昔はアナログ値ですよね。
例えば距離センサーだったら、距離が5ミリだったら4ミリアンペアで、
100ミリだったら20ミリアンペアのアナログ信号で返しますよ。
で PLC はアナログ値を読み取って実際の距離を PLC に入力しますよみたいな感じで、
1.0 のデータだけではなくて、アナログ値を取るときの電流値、電圧値のアナログ値を使ってたんですよね。
こいつがとにかく高いんですよ。高いっていったら値段が高いですね。
アナログ値のセンサー自体も高いですし、
実際にアナログ値を取り込むための入力ニットも非常に高価でした。
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どれくらいの価格かっていうと、
例えば今の見積みで買ったときの価格をベースとすると、
アナログ入力だったら少なくとも1ポートアナログ入力を増やしたかったら、
1ポート当たり2万円ぐらいですね。
例えば4ポートで8万から12万ぐらいの入力ニットを買えます。
アナログ出力だったらもうちょっと高くなって、1ポート当たり4万ぐらいまで上がると。
デジタルインプットだったらどれくらいですかっていうと、
1ポート当たり1000円以下になってくるんですよね。
それくらいデジタル入力とアナログ入力の開きがあったと。
これが高いから、これを安くしますと。
これをIOリンクの通信にすればめっちゃ安になりますよっていうことを試算して持ってったんですよね。
いやいやいや、データ収集いっぱいしなあかんからIOリンク化しなあかんのですよってことを言っても響かないって。
いやいや違います、商売戦なんですっていうことを全面に押し出して入れていったんですよね。
IOリンクのいい企画っていうのは、これがIOリンクじゃなくて、
EtherCATだったらいいんじゃないですかみたいな話にもなるんですけど、
EtherCATだと値段があまり下がらないんですよね。
チップ自体も高いし、あとは通信線なんかも含めて、やはり対シールドケーブルが高かったと。
IOリンクのいいところは、シールドケーブル、いわゆるシールド線っていうノイズ対策の金属被覆、これが入ってないケーブルの企画として使えたっていうことで、
ケーブルがシールド線に対して3分の1から4分の1程度に収まるような安いケーブルが使えたんですよね。
なので、アナログは高いけど通信にしたらもっと高いっていうところを、
アナログの線、これが安価な通信ケーブルになって、企画化ケーブルになってめっちゃ安くなりますよっていうことを当時主張できた。
今はもう少し違う結果になってると思いますけど、まず安くなりますよと。
当時のアナログケーブルってコネクタ化されてることはほとんどなくて、だいたいバラセンだったんですよね。
バラセン接続するために施工費、コネクタ施工したらそれだけでプラス5000円とか、
そういうのも全部IOリンクしたM12Aに固定されるんで、そういうのもなくなります。
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どうしてもアナログが必要だったときは、IOリンクアナログ変換器っていうものが市販されてます。
だから拡張性も大丈夫です。
こういうふうに、とにかく省配線で安くなるんだと、そういうことを全面に押し出して入れたんですよね。
単純にこれは変革ではない、改善なんだと。
俺たち今まで省配線とかいっぱいやってきましたよねと。
IOリンク採用するとそれがもっと良くなりますよというふうに、
まずは従来のやってたことの延長として置き換えて、
中はしれっと入れたんですよね。
ケーブル費とか安くなって、
だいたい省配線とかで10%ぐらい安くなりますよっていうと、
ケーブルが企画されたりすることによって、
物の購入リードタイムだとか、
実際の施工リードタイムっていうのがかなり削減できますよっていうふうな、
そういう実務上の話で入れれますよっていうふうに思っていて、
しれっと設備にすべてにIOリンクマスターがバンバンつけられるような、
そういうインフレをしれっと整えていって、
5年かけて、設備にIOリンクマスターついてるんだから、
IOリンクセンサー持ってきたら、
そういう拡張性もいいよみたいな感じに持っていって、
じゃあこれ設備にIOリンクインフレがバンバンついてるんだから、
バンバンIOリンクセンサーつけていったらみんな楽だよねみたいな感じで、
5年かけて、3年ぐらいかな、3年、4年ぐらいかけて、
うまくみんなのコネクタで使えるようになったりとか、
こんな感じでIOリンクの導入っていうのを進めてきた形になります。
今、当時の発表資料を2回してるんですけど、
最後のまとめでですね、
IoTに生半可な気持ちで関わると死ぬってことは、
IoTに生半可な気持ちで関わると死ぬってことは、
IoTに生半可な気持ちで関わると死ぬってことは、
IoTに生半可な気持ちで関わると死ぬってことは、
武器や防具を持っているだけじゃ意味がないぞ、
ちゃんと装備しないとなって書かれてるんですよね。
当時として、
ある局所的にセンサーのデバイスっていうのを、
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センサー値を取れるようにしたとしても、
やっぱり全体が取れないと意味ないですよねっていうことが
すごく当時僕は感じていて、
なので、全部やらないと意味はないけど、
全部やるモチベーションってないですよね。
なので、これがうまくなるようにフラを整えていくっていうのを
かなり当時悩んでたんだなっていうのを
今、発表資料を見返して思ってますね。
IoLinkの企画のいいところとしては、
センサーの型式だとか、
シリアル番号だとか、
メーカー名だとか、
こういうものまできちんと通信で
吸ってこれる、
上位に上げてこれるような仕組みになっているっていうのと、
単純にマスターだけ、
PLCだけがアクセスできるんじゃなくて、
実際には上位のITツールですよね。
ITツールからそういう
IoLinkマスターにアクセスして、
IoLinkマスターが
IoLinkマスターにつながっているセンサーの
型式やシリアルの
メーカー名みたいな
固有パラメーターっていうんですかね。
こういうものできちんと上位に返せるような
企画ができているってことがやっぱりすごくて、
これを入れとけば将来的に
データの集中管理っていうところを
本当にやっていかないといけないときに、
本当に足回りのいい
インフラ構築ができるなと。
この導入のときの裏ページに書いてあります。
表示スライドになっているので、
多分これは受けなかったんだろうなっていうのは
今なんとなく感じているんですけど。
IoLinkをやっぱりやっていくと
FDTフレームっていう
企画や考え方が出てくるんですけど、
これはちょっと
一般的に
IoLinkっていう仕組みだけじゃなくて、
IoLinkのデータをどういうふうに上に上げるかとか、
どうやってIoLinkのセンサーを識別するかとか、
やっぱり
Siemensが主導しているだけであって
IoLinkの企画っていうのが
やっぱり一般的に
一般的に
一般的に
そのあたりの管理ですね。
設計するときのパラメーター管理であったりだとか
センサーの識別しの管理
あとはデータの定義ファイルの管理
こういうものが非常によく考えられていて
やっぱりすごい
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欧州的な
いい企画だなというふうに感じています。
この辺の話はまたちょっと
今は僕がかなりうろ覚えなので
きちんと調べてまとめ直して
どこかでラジオを撮れたらなというふうに思っています。
本日はですね
ファクトリーオートメーション
ラジオはここまでにしたいと思います。
皆さん聞いていただいてありがとうございました。
また
頑張っていきますのでこれからもよろしくお願いします。
失礼します。
皆さんご安全に。
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