研修
2026-11-07 11:33

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サマリー

薄田薬局の坂本さんが、在宅医療における麻薬の確保から調剤、届け、廃棄までの流れを説明します。モルヒネ注射液やオキシコドン注射液の在庫・発注では、納品に時間がかかるため医療機関との早期共有が重要です。PCAポンプ用カセットは無菌調剤と薬剤師によるダブルチェックを経て払い出され、訪問看護師が患者宅へ届けて交換後の状態も共有します。残余薬の確認や廃棄届の要否、患者宅で廃棄しない規定についても解説します。最後に、麻薬の期限切れや投与前の患者死亡による廃棄・請求不可、未使用シリンジポンプ、早期の情報共有などの課題を挙げます。

麻薬の確保とPCAカセットの調剤
薄田薬局の坂本です。僕からは、調査にする麻薬の確保、調査へお届け、 廃棄について10分程度お話しさせていただきます。
処方の依頼から麻薬の廃棄まで、こちらのフローチャートのように示しました。
詳細については割愛させていただきまして、 次のスライドから詳しくお伝えさせていただきます。
麻薬の確保についてです。
医療機関側から麻薬の処方箋の依頼があった場合ですね。
いつ必要か先に確認するということが重要となってきています。
薬局の在庫としては、通常在庫として、 モルヒネ注射液、オキシコドン注射液の10mg、50mgは、
常に在庫をしてある状況です。
もし在庫が足りない場合は、卸への発注、 納品予定の確認が必要となります。
現在卸の配送は1日1瓶、 以前のように1日2瓶体制ではありません。
なので午前中に処方箋の依頼があったとしても、 翌日納品が最短となっております。
もちろん通常在庫ですぐ用意できる場合は、 当日注射、昆虫といった流れになりますが、
医療機関側と早めに情報共有するということが、 麻薬の加工においては必要な流れとなります。
次に調剤。
こちらは薬液をPCAポンプ用のカセットに 充填する業務を指しますが、
カセット自体は医療機関が利用してくださります。
看護師さんがPCAポンプ用のこのカセットと 処方箋を薬局に届けてきていただき、
処方内容確認。
無菌調剤。
こちらは無菌室に入り、 調剤が完了するまでは通常30分程度で完了となります。
内容によっては15分程度で終わる処方内容もありますが、
外来業務と並行しながらのため、
大体1時間程度ですが、 完了見込みということでお伝えさせていただいています。
最終確認は別薬剤師と処方内容と薬液を ダブルチェックし払い出しといった流れになります。
下のスライドのコメントですけど、
院外処方箋として出せないお薬が このセレネスチュー、ミダーゾラマチューとなりまして、
これは院内処方でしか出すことができない薬剤となります。
そのため院内処方でセレネスチューを出していただき、
それを持ってPCAポンプ用のカセットと処方箋の原本を薬局に届けてもらい、
医療機関からの持ち込みで昆虫、 そして払い出しといった流れになります。
訪問看護師による届けと薬局薬剤師の役割
続いてお届けについてです。
訪問看護師さんが交換前に薬局に立ち寄るといった流れができておりますが、
薬局としてはPCAカセットを看護師さんに渡し、
それを患者さん宅へ運び、
また患者さんの交換後の状態や傷気などを共有するといった流れに、
こういった役割分担が定着し、
薬局からの配達が前提としない運用となっております。
まず看護師さんが麻薬を持って患者さんにお届けできるかといったところなんですけど、
患者さんの意を受けた家族等として受けられる。
そのため看護師さんであっても薬を、
麻薬の注射を患者さん宅へお届けすることができる。
これは長野県の薬事管理課と作保険事務所に確認済みの内容となっております。
じゃあなぜ薬局が、薬剤師が配達しないのかと疑問に思われる方もいるかもしれません。
調材報酬の点数的には700点、約7000円報酬が薬局に入りますので、
この700点という点数は薬局にとってはとても大きい点数となります。
ただ、実際薬局薬剤師がこのカセットをご自宅にお届けする。
ただお届けしただけではこの点数は取れません。
薬学的管理することが必要となります。
例えばPCAポンプがちゃんと正常に動いているか、
漏れはないか、レスキューの回数はどうなのかといった確認内容が必要となります。
ただその後に薬局薬剤師は交換までの作業をしません。
交換作業は看護師さんがするので看護師さんも同じような状況を確認します。
これは患者さんや家族にとってはなぜ2回同じことを聞くのかといった少し疑問が残る行為なのではとも考えられます。
よりケアにおいては看護師さんの方が患者さんに寄り添っているわけなので、
看護師さんがPCAポンプカセットをご自宅までお届けするといった流れが良いのかなとも考えられますが、
ただ今後薬局薬剤師の職能を発揮するといった面でも、
薬局薬剤師がご自宅までお届けするといったことも考えなければいけないのかなとも考えています。
残余薬の確認と廃棄届
次に排気になります。
看護師さんからPCAポンプカセットの交換が終わり、その残余気量を薬局に持ってきていただけます。
薬局ではこの申し送りの残余気量と実際の残余気量が合っているかどうかをチリンジで吸い取り確認します。
そして排気になりますが、まずどこに排気するかと言いますと流しかトイレ、どちらでも構いません。
法律上は下水に流すこととなっておりますが、流しでもゆくゆくは下水に流れるので、そこは問題ないと保健所の確認も取れております。
排気に関しては、0102のように2種類の排気届けの処理方法があります。
まず一つ目は、排気届けが不要な場合、これは交付後に返局。
西洋酸扱いのもの。西洋酸というと少し見慣れない言葉ですけど、
例えばアンプルには5mlのアンプルがあったとして、それを5ml吸おうとすると、実際はそれ以上入っておりますので、その残りの分は流しにとかに捨てると思います。
このようなアンプルの残りを西洋酸扱いと考えます。
こういった西洋酸扱いのものや、実際に患者さんに投与して残った残りは職員立ち合いのもとを廃棄し、
麻薬の乗後に立ち合い者の署名が必要となり、排気届けは不要。
逆に排気届けが必要な場合、これは懲罪をしたものの患者さんに渡す前に不要、つまり患者さんが亡くなってしまった場合です。
この場合は届出が必要となり、懲罪済み麻薬として届出が必要となり、請求が不可となります。
麻薬なんですけど、患者さんのご自宅では排気せず、医療機関か薬局に戻して排気といった規定があります。
これも薬事管理か作保険事務所に確明済みの内容となります。
在庫ロスと多職種連携の課題
最後にまとめです。
今困っていることとして、麻薬の在庫の期限切れ。
これはどうしても患者さんの次回処方のための麻薬を確保し在庫をします。
ただ残念ながら無くなってしまい、その麻薬が使わずにいるとどうしても期限切れになってしまいます。
薄田薬局の麻薬のPCAポンプの実績として今年は1件でした。
ただ去年は55件。その一昨年は1件もありませんでした。
このように麻薬をPCAポンプの依頼がないと麻薬の期限切れとなってしまって、薬局のロスにつながってしまいます。
また、調剤済み麻薬を投与前に患者さんが急変で亡くなった場合、
せっかく調剤したものの投与することなく保険請求もできないといった事例が起きてしまいます。
あと10ミリシリンジポンプが未使用。
これは医療機関と連携しシリンジポンプを購入するも患者さんがやはりいなくなってしまって未使用。
もし今回の研修でぜひPCAポンプをやりたいといった場合は、この未使用のシリンジポンプがありますのでお声掛けていただければレンタルさせていただきます。
他職種にお願いしたいこと。
これは早い段階での情報共有や処方変更、処方が増量になる時とか状態変化時の共有。
これはすでに取り組んでいる内容ですが、改めてお願いしたい内容ということで書かせていただきました。
以上で終わらせていただきます。ありがとうございました。
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