中秋の名月の静けさ
こんばんは、えりむすです。
今日は、中秋の名月ということで、今からの時間帯、特に月がきれいに見えるかなというふうに思います。
せっかくこんな日ですので、ちょっとこう、月を見ながらできるですね、セルフコンパッションのワークを作ってみました。
ぜひ、月が眺められそうな人はですね、窓の外から月を見たりとか、
ちょっと羽織物をして、外に出てですね、月を見ながら聞いていただけると嬉しいなというふうに思います。
今日のあなたはどんな1日を過ごされましたでしょうか?
嬉しいことがあった日も、少し疲れてしまった日もですね、いろいろあった1日の終わりに、こうして自分のための時間を少しでも作れるといいなというふうに思います。
これからの時間は、美しい月を見上げながら、頑張った自分自身の心を優しくいたわる時間にしていきましょう。
もしよければ、ベランダや窓辺など月が静かに見える場所で、楽な姿勢になってみてください。
立っていても、座っていても構いません。
それでは、ゆっくりと始めていきましょう。
まずは軽く目を閉じるか、視線を少し下に落として、自分の呼吸に意識を向けていきます。
ゆっくりと鼻からひんやりとした夜の空気を吸い込んで、そして口からはーっと長く息を吐き出します。
もう一度鼻から吸って、体の中に新鮮なエネルギーが満ちていくのを感じていきます。
そして口からゆっくりと吐き出して、
吐く息と一緒に、一日の緊張や肩の力がスーッと抜けていくのを感じてみてください。
自分のペースで、この深い呼吸を続けながらですね、引き続き聞いていただけたらと思います。
足の裏がしっかりと地面や床についている感覚、
お尻や背中が椅子に支えられている感覚、
その安定感を感じてみてください。
あなたは今この場所に穏やかに存在しています。
それではゆっくりと顔を上げていただいて、月を見つめてみてください。
判断したり考えたりしなくて大丈夫です。
ただただ子供のような気持ちでありのままの月を五感で感じてみましょう。
今夜の月はどんな形をしているでしょうか。
ぜひ模様とかにも注目してみてください。
月の色はどんな色に見えますか。
白く輝いている、それとも優しいクリーム色でしょうか。
月の光があなたの肌を優しく照らしているのを感じてみましょう。
その光は暖かいでしょうか。
それとも涼しく感じますか。
そして月の周りの夜空にも目を向けてみてください。
今雲は流れていますか。
星は瞬いていますか。
じゃあ今度は耳を澄ましてみて、どんな音が聞こえてくるか確認してみましょう。
虫の声とか、風の音とか。
それとも深い静けさがあるようでしたら、そのものを味わってみてください。
では次は月の優しい光を浴びながら、そっと自分の手を胸に当ててみてください。
自分の心臓の鼓動や手のひらの温かさを感じます。
それはあなたが今ここに生きている証です。
その温かさを感じながら、心の中で自分自身に優しい言葉をかけてあげましょう。
自分が親友に語るような自分の言葉をかけてみてください。
今日も一日よく頑張ったね。
いろいろなことがあって大変だったね。
疲れてるよね。よく休んでね。
もし今日何かうまくいかなかったことがあったとしても、今はそんな自分を責めないであげてください。
完璧じゃなくて大丈夫とか、今のままのあなたで素晴らしいんだよとかですね。
あなた自身の言葉であなたの心をいたわってあげてください。
胸に手を当てたままもう一度月を見上げてみましょう。
あなたが見ているこの月を今この瞬間、世界のどこかで同じように見上げている人がいます。
私も一緒に見ています。
あなたと同じように何かに悩み、不安を感じながら、それでもこの美しい光に心を寄せている人がいます。
あなたが感じているその苦しみや寂しさは、決してあなた一人だけのものではありません。
間違うこととか、悩むこととか、うまくいかないことはあるかもしれません。
でもそれは私たちが不完全で人間であるからこそ経験することであって、誰もが通る自然な道だと思います。
月は昔も今も未来もすべての人を分け隔てなく平等に照らしてくれます。
心の癒しと自己受容
あなたもその大きなつながりの中にいるかけがえのない大切な一人です。
それでは最後にもう一度深く息を吸ってゆっくりと吐き出します。
こうして自分のために時間を作ってあげられた今日の自分に心の中でありがとうと伝えてあげましょう。
そして静かに寄り添ってくれた美しい月にも感謝の気持ちを向けてみましょう。
これで月を見ながら行うセルフコンパッションを終わります。
あなたと一緒にこの穏やかな時間を過ごせたことに感謝します。
この後も月の光があなたの心を守ってくれますように。
どうぞ暖かくして安らかな夜をお過ごしください。
今日も一日お疲れ様でした。
はい、というわけで最後まで聞いてくださってありがとうございました。
ここからはちょっとセルフコンパッションについて少しだけ解説したいなというふうに思っています。
セルフコンパッションというのはですね、自分への慈しみとかを意味するんですけれども、
人をですね思いやるように自分自身のことを大切に思うことっていうのを指します。
自分自身に優しく温かく接してありのままの自分を受け入れるっていう心理的なあり方を指すんですが、
ストレスの軽減とか幸福感の向上だったりとか、
自分自身のレジリエンスとか困難な状況とかストレスに直面した時に立ち直っていくような回復力とかですね、
そういうことに繋がるというふうに言われています。
セルフコンパッションというのは主に3つの要素から構成されているというふうに言われていて、
1つ目がマインドフルネス、2つ目が自分への優しさ、3つ目が共通の人間性というものなんですね。
さっきの月のワークもこの3つから構成されているんですけれども、
まずマインドフルネス、自分の感情とか状況、良いとか悪いとか判断せずに客観的に認識するということなんですけど、
今の自分は月を見ながらですね、今の自分は不安だとか疲れてるなとか、
何かこう自分のありのまま感じていることを声に出して言ってみるっていうのもいいんですけど、
それに対してそうだねっていうふうに受け止める。
別にそれが良いとか悪いとかじゃなくて、そのように自分は感じているんだなということに認識するということですね。
その上で自分自身に今度は優しく寄り添うということですね。
そういう言葉をつぶやいている友達がいたとしたら、どんなふうに声をかけてあげるかとかですね。
そういうのが次の自分への優しさですね。
最後の共通の人間性というのが、そういう何かこう自分にとってうまくいかないことがあったりとか苦しいことがあったりとかするけども、
それは普遍的なものであって、例えば自分がダメだからそういうことが起きているとかではなくて、
誰しもそういうふうに感じているし、今今日この月を同じように見上げて、
今日の一日大変だったなーって思っている人もいるかもしれないですし、
困難とか苦しみっていうのは自分だけが経験しているものじゃなくて、
人間誰しも起こり得るものなんだっていうことを再確認するっていうのが共通の人間性ですね。
こういう3つの要素から構成されるものっていうふうに言われていて、
セルフコンパッションってワークブックとかもたくさんあってですね、
本屋さんとかでぜひ見てみてもらえたらなというふうに思うんですけれども、
やっぱりこういう時間を取る、自分に対して優しくする時間を取るっていうのはすごく大事なんじゃないかなっていうふうに思います。
やっぱり真面目な方だったりとか、自責的な方って多いからですね、
やっぱり日常生活を過ごす中で、人間って一日にたくさんのことを考えてますけど、
その中で自分に対して否定的な声をかけてたりとかしてる方って多いと思うんですよね。
自分にはまだまだだとかですね、ダメだっていうふうに感じたりとか。
それも一つ成長のために大事なこととも思いますし、
まだまだだから頑張らないととか、そういうスタンスだったりとかすごく美しいものだと思いますし、
そういう次に向けてやっていくためのそういった考え方っていうのはすごく好きなんですけど、
ただ一日本当に5分でも10分でもいいので、
意図的に自分に対してすごく優しくする時間を作る。
それだけでも全然違うのかなとかっていうふうにも思ったりします。
せっかくなんか月が綺麗で、
なんか月を見てるのって穏やかな気持ちになるなっていうふうに思ってですね、
ちょっと撮ってみました。
ぜひこの中州の美しい明月とともにですね、
なんか楽しんでいただけたら嬉しいなっていうふうに思います。
最後まで聞いてくださってありがとうございました。
それではまた次回の放送でお会いしましょう。
エリムスでした。