人権研修の実施
私がしているこの説教って、心理学的にはどうなんでしょう?
相棒さんに聞かれたのは、研修が終わった後でした。
こんにちは、えりむすです。この番組では、自分らしく幸せに生きるための学びについて発信しています。
さてさて、この間の週末、土曜日ですね、研修をしに福岡県に帰っていました。
人権に関するですね、研修を行っていたんですね。
しかも対象者は住職ということで、なかなかない機会かなと思います。貴重な経験をさせていただきました。
そもそも、なんで人権の研修をですね、お坊さんたちにさせていただいたかというと、
その地域でですね、人権委員という役割を、その周波のですね、お坊さんたちが担っているそうで、
持ち回りでですね、そういう人権委員というのをされていらっしゃると。
毎年ですね、私も全然詳しくないんですが、そうやってお坊さんたちもですね、いろんな研修を受けたりされているみたいなんですね。
基本的には仏教の研修を受けていらっしゃるんだと思うんですが、その中のですね、一つのコマに人権の研修というのも毎年設けられていらっしゃるということで、今回ご依頼いただきました。
私は対人支援というところが専門ですので、そういった視点を、対人支援の視点を地域における人と人との関わりにおいて、
どんなふうに生かすことで人権というところを守れるかみたいな感じの内容を構成にさせていただきました。
対人支援のスキルの中で、よく慶長というキーワードは挙げられるんですね。
慶長力に関する研修というのもよくやるんですけど、こんなにもですね、慶長について話しづらい会話なかったですね、今まで。
相手は聞くプロですからね。
私がですね、会場でこんな話をしていいんでしょうかっていうことを言ったら、ちょっとだけ穏やかに受けてました。
今回のタイトルの話に入るんですが、研修が終わった後、控室に戻っていたんですね。
そしたら、扉をコンコンとノックする音が聞こえて、扉を開けると一人のお坊さんがいらっしゃってたんですね。
結構ご年配の方だったんですが、今回の研修を聞いて、ちょっといろいろ相談したいことがあるということで、お入りになってですね、お話を伺ってました。
感謝の重要性
その方は、最近一人の談家さんがすごく苦しそうだと、いろんなお話を聞くんだけれども、とにかくストレスが溜まっているような感じがしていて、どうしたもんかと考えていたと。
ある日、ストレス差、ストレスの原因になる刺激のことをストレス差って言うんですけど、それを提言したセリエっていう心理学者の方がいて、
その方の何か記事か本家を読まれたらしいんですね。そこに、ストレスの軽減には感謝することがとてもいいというふうに書かれていたんですが、
私は普段、談家さんに対してそういう話を聞いたときに、感謝なさいっていうのをよく伝えていると。
それは仏教の教えでもあるし、私はそういうふうにずっと伝えてきているけれども、本当にそれは正しいのかどうかっていうご質問をいただいたんですね。
感謝っていうことについては、心理学の中でも本当にいろんな研究があって、感謝をするっていうことはしない人に比べて、
それこそストレスの低減にもなるし、自己肯定感の向上にもなる。感謝される側よりも、する側の方がそれがまた有意義であるっていう話とかを、
いくつかの研究のエピソードを交えながらお話しさせていただいたんですね。
そしたらすごく安心しましたということで、引き続き自分の言うことに自信を持ってやっていきたいということを言われていたんですね。
私はそのお坊さんの姿勢にとても感銘を受けたんですね。
本来お坊さんの教えとかって、そんなエビデンスに基づいてなくてもいいと思うんですよね。
でもその方は相手の方を思って、自分のメッセージがより良いものであるようにっていう思いを込めて、きっといろいろと質問してくださったんだろうなっていうふうに思って、
人としての謙虚さもそうですけど、支援者としての在り方というか、
すごく自分の大事にしている学問というか、興味を持って学んでいるものだけではなくて、
横断的にいろいろと学んでいく姿勢、そういう垣根を越えて学んでいく姿勢ってすごく尊いなというふうに思って、とても学びになりましたというお話でした。
今回も全く違う会場に行ってしまって、誰もいないってパニックになるなど、いろんなハプニングもありましたが、
そういうハプニングが大体起こるので、かなり余裕を持って行動してまして、そういったことがこうなして無事何事もなく終えることができました。
ということで関東に戻ってまいりまして、今週も頑張っていきたいと思います。
それではまた次回の放送でお会いしましょう。
エリムスでした。