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皆さん、こんにちは。ネットビジネスアナリスト、横田秀珠です。
今日も人工知能AIについて考えていきたいと思います。
昔、星真一というSF作家のショートショートという超短編小説をよく読んでいました。
この小説の1000の作品を人工知能に学習させて、新しくショートショートの作品を人工知能AIに書かせるという実験があったそうです。
これを実際にやってみたら、作品が出来上がって、その作品をAIが書いたんだということを隠して
日経さんがやっている星真一という賞に応募したところ、一時審査を通過したということが記事で読みました。
つまり、現時点で人工知能が書いたものと人間が書いたものの区別がわからないそうです。
特にショートショートみたいなものは、コンパクトに作品を書かなければいけないので、ちょっと余談ですとか、いらない描写なんかを入れていたのではなくなっちゃうわけですよね。
だから、非常に無駄がない、非常にコンパクトでいい小説を書くそうです。
逆に言えば、村上春樹さんではないですけど、例えば彼の作品なんかですごく難解で、その描写っていうのはすごいいっぱい出てきて、ずっと読んでいないとですね、何回も読まないと話がわからなかったりするものっていうのは、
実はそれは、話が難しいのがいいのか悪いかちょっとわからないけど、その余計な無駄がいっぱいあると思うんですね。
その余計な無駄がその人らしさだったりとかするし、なんかちょっと脱線したところが逆に読み手を惑わせてしまって、なんかドキドキしたりするみたいなことも多分あるんじゃないかと思うんですけど、こういうことがまだ人工知能AIにはできないそうなんですね。
ただそれは、そのようにプログラムすればできるだけの話なので、もちろん可能なんですけど、果たしてそういうものを我々は人工知能に求めるべきなのかということです。
だから、何でもかんでも人間の代わりにっていうふうに考えていけば、別にそれ人間がいればいいじゃんって話で、そうじゃなくて、すごくコンパクトに面白いものを簡単に読めるみたいなものを目指すんだれば、それは無駄がないですね。
作品を作る人工知能AIっていうのは、小説家としてこれから出てくるんじゃないかなと思うと、ちょっと面白いなというふうに思いました。
ネットビスアナリスト、横田修林でした。
ありがとうございました。ではまた明日。