長澤文庫Encounter-暗闇の読書会-。
異なる職業、年齢、出身のゲストが集い、人生を変えた一冊を読み解く、暗闇の読書会。
そこにエンカウンターしたゲストは、その本から自分に必要な何かを持ち帰れる、偶然ではなく必然の出会いがある場所。
そんなエンカウンターの世界へ、あなたを誘います。
10月11日土曜日、長澤文庫Encounter-暗闇の読書会-のスタートです。
改めまして、長澤文庫支配人の長澤範子です。
施書見習いのトーマス・J・トーマスです。
この番組では、月に一度開催される暗闇の読書会の模様をお伝えしております。
今週も最初に、キレる私を辞めたい本のご紹介から聞いていただきましょう。どうぞ。
どうぞ。
キレる私を辞めたい。夫をグーで殴る妻を辞めるまで。
タブサー・エイコー著。バンブーコミックスエッセイセレクション刊。
母がしんどいの、著者タブサー・エイコーが、今まで誰にも言えなかった深刻な悩み。
それは、キレること。あなたも家族や彼氏にこんなことしてませんか?
頭に血が昇ってヒステリーを起こす。後先考えずに物を投げたり破壊したりしてしまう。
泣き叫んでわめき散らしてしまう。イライラして暴言を吐いてしまう。
怒りが抑え切れず、理性を取り戻した後に毎回自己嫌悪。
私って本当にダメな人間なんだ。
いいえ、違うんです。あなたは傷つきすぎているからキレてしまうのです。
キレることに苦しんでいた私が穏やか生活を手に入れるまで。
というわけで聞いていただきました本を紹介してくれた冬月みいなさん。
そこに対して参加者が質問をしていくようなコーナーになっております。
今回の参加者ですね、メンバー紹介しておきましょう。
一人目、たかしくん。たかしくんは何の方でしたっけ?
いろいろ器用だからやっちゃうんですけどね。
今は難しいんですよ。
WEB3っていう新しいビジネスのやり方というか、
今まで資本主義的な感じでやっていた世界観というのを
DAOっていうものを使って競争みたいな、本当そう、
共に作るっていうような形をビジネススタイルにはめ込んでいくというかね。
なるほど、最先端系ですね。
最先端系なので私はとても説明が難しい。
またちょっと詳しく聞きたいですね。
二人目の登場人物、たけちゃん。たけちゃんはどんな方ですか?
彼はもともと大手の葬儀者というか葬祭業というか、
そういうところでお仕事をされていて、
やっぱりすごく人の最後っていうところの部分において、
もうちょっと何か伝えることっていうか、
本当にその葬式っていう、またもうちょっとこう、
どんどん家族層でちっちゃくなっている。
それはそれで良さがあるとは思うんだけれども、
なんかちょっとそれだけじゃなくて、
その個人が最後にどんな形で贈られたいかっていうところ、
それからその贈る側っていうのも含めて、
ちょっと新しいものを提案していきたいなっていうところで
独立されていらっしゃいますよね。
なるほどね。
3人目がキリコさん。
キリコさんは同じキネシオロジーをやっている仲間ではあるんですね。
なんだけど、彼女の部分は本当に筋肉とかが大好きなので、
体に特化している感じ、そうなんです。
なので今は原子反射って言って、赤ちゃんの時に反射ってあるでしょう。
あの反射っていうのがうまく統合されるパターンとされないパターンがある。
ちょっとミイラちゃんの今回のに近しいかなって思ったりするんだけれども、
やっぱりうまく成長していく段階の時に、
自分の内なるものっていうものが、原子反射は本当に体の反応なんだけれども、
それと統合するっていうことがちょっと大切だよっていう思いから、
彼女は今それをちょっと中心にやっている感じかしらね。
なんか多彩なメンバーが揃ってますね。
この3人プラスのりちゃんとトーマスでお送りしていくという感じになりますので、
ぜひ今日も最後まで聞いていただきたいなと思っております。
ありがとうございます。
ではお聞きいただきましょう。どうぞ。
どうぞ。
ありがとうございました。なんか素敵なお話を。
私ちょっとかぶるところもあるなと思って聞いてました。
親に対してね。
やっぱり自分の気持ちを我慢してきたというところはすごく共通してたなと思って。
だけどそんな親でも好きだって思えてたのは何でかなと思って。
私ね、この数日前に実家を処分するっていうことになって、
なんか久しぶりに兄に会って、兄と久しぶりに話したら、
私は結婚する前の日、家を出る前の時に、
両親に向かって、私はこの家族が大嫌いでしたって言ったんだって。
っていうのを兄から聞いて、私はもう忘れてるんだけど、
それはずっとなんか思い続けてたんだなっていうのはあって。
だけど、美枝ちゃんは我慢してるっていう自分もありながらも、
親が大好きだったっていうのは何でかななんてちょっと。
どうですね、なんか結構よく考えるんですけど、
忙しいから当たっちゃってたんだなっていうのが見えたんですよね。
でも、美が幸せだと、お母さんも幸せだよって言ってくれたこともあったり、
あとLINEでも、やっぱり娘が一番なんだよって、これ本当にしょっちゅう言ってくれて。
でもそれは本当に心から言ってくれてるんだろうなっていうのが伝わってきて。
そういう、あとやっぱり私いじめられてたんですけど、
いじめられてた時に言えなかったんです、親に。
迷惑かけちゃうから。
でも勇気を持って、実はいじめられてるんだって言った時に、
母泣いたんですよね。
そんなことも相談できない親だったんだ、ごめんねって言われて。
それもかなり印象的で、やっぱり大切に思ってくれてたんだろうなっていうのは思いました。
そんな感じです。
ありがとうございます。
それ聞いて、どんな感じする?
なんかでも、親がちゃんと伝え続けてくれてたっていうのが、やっぱり自分がどう思うとね、
親はずっと発信し続けてくれてたっていうのは、それを受け取られてて、
そこがすごい素直に受け取ってたんだなっていうのはすごく感じて。
おそらく私の母は、大学ここ行きなさいって結構言ってきたりしたのは、
私が将来大変だからこうしなさいっていうのを先回りして言ってくれてたんだなと思ってて。
女行ったら稼ぐの大変でしょとか、
あと事務員やりなさい、営業はしないの、営業は外回り大変だからとか、
そういう体を思って言ってくれてることがちょっと命令になっちゃったのかなっていうのは思いますね。
そこはなんか、親に対してのすごい思いやりっていうか、なんかすごいそれも感じる。
親も私のことを思って言ってくれてるんだなっていうのは、やっぱりちょっとこう一歩上を行ってるっていうかね、
嫌なもんは嫌だしっていうのが、なんか子供心にはありそうなんだけど、
そこはなんかちょっと大人になろうとしているみいなちゃんがいるなっていうのを思いました。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
では、そのままたかしくんいかが?
そうですね、僕もみいなちゃんと知り合って、もうちょっとで1年かどうかみたいな感じだと思うんですけど、
僕ちょうど去年の、ご存知だと思うんですけど、去年9月に血圧185でちょっと死にかけたんですけど、
その前後でちょっとみいなちゃんと接点がちょっとできてきてですね、一緒にお話しすることがあったんですよね。
その時にお母さんとかお父さんとかご家族のいろんな経緯のお話も伺って、
僕本当にそのズーム越しにもう涙止まらなくなってしまってですね、
僕自身も20歳で母亡くしているので、その時にやっぱりこの言いたいことが伝えられずにいなくなってしまったっていう思いも込み上げてきたんですけど、
僕の場合は母はすごく愛情深い人ではあったんですが、振り返って結構やっぱりみいなちゃんに近くて過保護な人だったんですよね。
僕のお母さんは在日韓国系なんでちょっと血の気が悪くてですね、やっぱり怒りっぽい家系なので気持ちが困って行動力もあるんですけどね、
やっぱりね、よくぶっ叩かれてました。僕はやっぱりちゃんと宿題もやらないし、人のことも聞かないし、
しょっちゅうワンパクだったのでよく叩かれてた。そういう時代でもありましたけどね。
でもやっぱりそれでもやっぱりその奥底に愛情が深い思いっていうのがあって、すごく近いものを感じたというかですね、そんなお話を一緒にさせていただいたことがあったんですよね。
僕も親孝行って何かなって母が亡くなって、この四半世紀25年間ずっと考え続けてきた時に、
ちょっと前にこの先輩から言われたのが、親孝行って2通りありますって話があって、
一つは親が喜ぶことをしてあげる。生きてるうちにできることですよね。もう一つがですね、これ生きてても死んでてもできるって言われたんですけど、
自分自身が自分の好きな生き方をして楽しく幸せになること自体が親孝行なんだっていうことをおっしゃっていて、
まさに僕も今中一の娘がいるんですけど、娘が何してくれたら親孝行って言われたら僕それ多分答えるんですよね。
何をしてほしいわけじゃない。ただただ娘が幸せであってほしい。それは僕にとっても一緒で。
だから死んでるけど、もういないけど、僕が幸せに生きることができたらお母さんに全部届いて、
幸せに親孝行なんだよってことをこの前教えてもらったんですよね。
それを聞いてそれを実践し始めたら僕すごく心が軽くなって、僕もずっと母を引きずって生きてきた。
ある意味どうしたら母が喜んでくれるかなってずっと母がどうしたらっていう感じだったんですけど、
それによって視点が変わって僕らしく生きるっていう風にこの母から絵の執着が取れたっていうのはつい最近の話なんですよ。
今の話を伺ってた時にですね、自分の心の変化っていうのをすごく感じさせていただきながら、
これからもいろんな形でみんなちゃんとお付き合いがあるんだと思うんですけど、
そういうもういない自分の大切なお母さんへの思いっていうものもお互い大切にさせていただきながら、
かみしめていきたいなと今の話を伺って思いました。ありがとうございました。
本当にその通りなんですけど、私が幸せなことが天国の母にほどくんだろうなっていうのが、
その時に感じて、今も歌っているっていう感じですか。
はい。すみません。
素晴らしいですね。
さっきね、キリコさんも質問あったけど、
私、結構やっぱりね、独要だったんですよ。
だから多分、今こういう仕事しているんだなと思ってて。
だから今は、もう本当にありがとうって思ってるし、
ありがとうっていうか、ありがとうなんですよね。
ただ、とてもじゃないけど、子供の頃はそんな。
いや、私のことが好きだから、みたいには全く思えず。
その頃は、どこ親って言葉もなかったし、ガチャ親みたいなのもなかったし。
ただ、いい加工の人みたいな感じのところはあったから、
ミーナちゃんみたいには思えないわと思って。
思えるようになったのは、もうここ本当に。
記念書道やって、その前にカウンセリングも勉強するようになってっていうあたりだから、
ミーナちゃんすごい。
ありがとうございます。
よく子供の頃にそう思えたよね。
そうですね。
確かにお母さんたちがずっと発信してくれてたっていうのはあったかと思うけれども。
そうですね。言葉にするとやっぱり強いなって思いますね。
そうですね。やっぱり女性なので、言葉ってすごい大事。
男性は行動が大事っていうので、やっぱりそこで言葉があったから良かったのかなっていうのは。
この本の中でもあるもんね。状況っていうのと心っていうところの部分の違いっていうのがあって、
どちらかというと、みんな状況に対して解決策みたいなものを提示してくれるけど、
そうじゃないって感じなんだよね。
心ってさっきミーナちゃんがね、中学生のお子さんがいたお母さんに声かけて、
お母さんが号泣されたって、その関係性もあまりなくて。
でも多分そのお母さんはミーナちゃんに心を見てもらったっていうところがあるのかなと思いながら。
そうですね。この本には会社を辞めたいんだよねってAさんが言ったとして、
Bさんが、いやいや辞めない方がいいよって。
稼ぎ大変でしょ、他のところで稼ぐのとか。
あと、辞めたらみたいな感じで言ってるんですよね。
でも、辞めたいっていうのは、実は自分の中で思ってるかっていうと、
そこが見て欲しいところじゃないってことに意外にみんな気づいてないんですよね。
その人は上司が嫌だから辞めたいっていうのに気づかなかったりするんですよね。
だから、あ、上司がもしかして大変なの?って別のところからアプローチされると、
あ、そうか、私、上司が苦手だから辞めたいって思ってたんだってことに気づく。
これ意外とみなさん気づいてなくて。
だから私ずっと、なんでなんでなんでをずっと繰り返してますね、今も。
そうすると本当の理由がわかって、心が癒えてくるみたいな。
そんな感じです。
ねえ。
もう質問しちゃえば?
トーマスはありがたいことにですね、この暗闇の読書会に毎回参加させていただいてるんですけども、
前回、ユッカさんという教えない教育といって、
親が子供に教えないほうが子供が伸びるよね、みたいなことを提唱されてる方で、
本もそういうような本で話されていて、
やっぱり独親というか、親が子供の可能性を閉ざしてしまうみたいなお話があって、
ちょうどトーマスもですね、今10ヶ月の子を育児してまして、
めちゃくちゃその親のこととか考えるんですけど、
今日のミーナちゃんのお話も聞いて、
誰しもがやっぱり親ってそんなに好きじゃないのかなっていう感じもするんですよ。
親も良かれと思ってやってるんだけど、子供からしたらそれはうざいものになってしまったりとか、
制限かけられてしまったりとか、
そういうのをやっぱり乗り越えていくところで人として成長していくとか、
そういうプロセスもきっと大事なんだろうなっていうのを何となくちょっと感じまして、
そういった意味で、ミーナさんがお母さんのそういうのを経て今、
家で来てる段階で何かお母さんから私はこういうところを成長できたなとか、
こういうものを学べたなとか。
母に対してとか。
そうですね、母が逆に怒りっぽかったからこそ、
私も怒りっぽくなって、そのなぜっていうさっきの話じゃないんですけど、
なぜそれに対して怒ってるのか。
イライラしてるっていろんな理由があるんだなって思ったんですよね。
そのイライラの理由の中で一つ一つを潰していく作業をすると、
例えばですけど、私は結構時間に厳しいんですね。
遅れたりするとすごく怒っちゃうタイプなんですけど、
じゃあなんで時間に遅られるとそういう気持ちになるのかっていうのを
肝といていくっていうきっかけを作ってくれたのはやっぱり母であって。
なのでこうやって考えさせてくれてるのはすごく感謝してるし、
こういう思いをしたから相手の気持ちに立てて歌に活かせてるんじゃないかなっていうのは思いますね。
そうね。素敵。
全部小屋子にして、ゲイの小屋子にしてって感じですね。
素晴らしい。ありがとうございます。
本当、でもなんか昔の親は超えられるって言うし、ものすごい壁になって、
もちろんだからね、今どこ親って言ってしまったけれども、
どこ親っていう壁があったから、
パンって頑張ろうと戦ったりとか声を越えてやろうみたいな、
今なんかこれがないから大変っていうのも聞くよね。