地域コミュニティでの看護
エキセントリックラジオ
始まりました。エキセントリックラジオ、略してエキラジ。
この番組は、福井県の地域おこし協力隊として若者のチャレンジを応援しているつかちゃんが、
県内のエキセントリックな人を毎週ゲストにお呼びして、
その人の活動内容やエキセントリックポイントを深掘っていこうという番組になっております。
前回はですね、加藤さんの1回目全編をお送りしておりまして、
コミュニティナースの話ですとか、株式会社オーリナスの取り組みについてお話をしてもらいました。
後編となる今回はですね、
じゃあ実際にコミュニティ、地域コミュニティでの看護ってどういうことなのかとか、
学生の居場所づくり、ユース保健室って何だろうとか、
地域での子育てについてお話をしてもらっています。
そしてですね最後の方には、看護の本質について2人で話している場面もありますので、
ぜひぜひ皆さんに聞いていただけたら嬉しいです。
それではどうぞ。
加藤さんの場合だと、今企業に入っていく以外にも学生にもやっていこうという活動をしていると思うんですけど、
その話をちょっと聞いてもいいですか。
学生さん、とにかく今看護師さんのあり方とかも色々すごく多様になってきていて、
やっぱり決して病院だけじゃなかったり、地域に飛び出して看護展開をやってみたいとか、
そういう若手の子たちはどんどん応援したいし、
今やっている取り組みにぜひインターンとしてガンガン一緒についてきてもらえたらいいなとか。
めっちゃ面白いですよね。加藤さんもそういうのが続いていて。
あとは今日塚ちゃんとしたみたいに、地域に佇んでみる。
別に意味もなくていいし、結果も求めるものでもないし、
でも今日みたいにちょっと自分が地域に佇む、目を向ける時間っていうのもめちゃくちゃ素敵だと思っていて、
そういう活動はこれからもずっと続けていこうかなと。
いいですね。確かに。
加藤さんだけじゃなくて、加藤さんみたいな規模を増やさないといけないですからね。
でもきっともう増えてるんだろうなと思っていて、それこそ塚ちゃんだってすごいし、
逆にこうやって今出会っている人たちだって、全然私とは違う手法を使って、
もっとすごい面白いつながり方を展開してたりもするし、
こういうのが地域にたくさん生まれれば生まれるほど、
これからの超高齢社会みたいなとこは、全然ネガティブに捉えなくていいかなと思っていて。
学生の居場所づくり
若者支援は子どもも自分も子育てしてて、やっぱり天才しちゃってるからコミュニティが。
学校もほらだんだん一個一個の人数減って、部活も減ってみたいになってるから、
自分自身もなかなか自分の子どもが他の大人と触れ合う機会がすごい減ったなっていうのが
すごい実感にあって、でも子どもを大人の集まりとかに連れてくと、
すごい他の大人がかけてくれた言葉をすごく影響を受けてる。
よくいい意味で影響を受けてて、そういう姿を見てると、
昔って近所のおせっかいのおばあちゃんとかがね、
それしたらあかんよとか、なんかなんやらわからんけど、
なんとなく地域の子として育ててもらってたのが、
今はそこがやっぱり薄れてて寂しいなっていう部分もあって。
確かにな。僕少年野球やってたときに、両親教員だったんで、
あんまり学校、僕の場合だと両親があんまり家にいない時間が多かったんで、
僕は家に帰るまで絶対おばあちゃん家にまず行って、
学校から徒歩3分ぐらいでおばあちゃん家があって、
徒歩1分で行けるかな、あれは多分。
で、おばあちゃん家に行ってランドセル置いて、
友達の家に遊びに行くとか。
で、5時になったらおばあちゃん家に帰って、
兄貴が迎えに来て一緒に家に帰るみたいな、
そんな小学校1,2年生だったんですけど、
でもお兄ちゃんの友達とめっちゃ遊ぶとかがあって、
その時にいろんな人を見れたっていうのは一つ良かったことと、
あと、そうすると僕も4校上の兄貴の友達とすぐ仲良くなるんで、
生意気だったんですよ、1年生2年生の時に。
で、年上に対しての礼儀みたいなの全然知らんで、
甘やかされとりそうにしてるから。
で、だった時に少年野球のコーチが、
お前それじゃあかんぞみたいな、
ガチギレというかガチにしっかり怒ってくれて、
これが良くないんだなっていうのを学んで。
なので、両親にあんまり関わってなかった時期もあるけど、
でもそれでも周りの大人がすごい見てくれて、
ちゃんと良い方向に育ててくれてるっていうのがあったんで。
昔は医療者もそうやって地域にいたはずなんだけどね。
なんか助産師さんとかサンバさん。
いわゆる助産員ね、サンバさんがいたし昔は。
看護の本質と地域のつながり
で、あと保健師さんですね。
保健師さんも今だとどうしても、
病院集約型行動医療がすごく進んで、
ぎゅっと病院の中にいろんなものが集約されちゃって、
地域からいろんな医療者がいなくなっちゃった気がするけども、
今からどんどん在日数って、
病院に泊まってていい、入院してていいよっていう時間、
どんどん短くなってくる。間違いなく。
だからやっぱりちょっと体の不調を抱えながら、
地域に帰ってくる人が絶対増えてくるのに、
なかなか地域の医療者がバーっていなくなっちゃったのが、
戻りきってないから、ここはやっぱり手厚く増やさないとなと思ってて。
だからそれがコミュニティナースみたいな
行き方やあり方が広がると、
そういう意味でもすごく受け皿になるのかなと。
一回看護の道を引いちゃった人たちも、その知識はあるし、
その知識をちょっとでも地域で使ってくれればすごくいいって感じですもんね。
だから潜在看護師さんとかも、
ぜひオリナスにジョインしてほしい。
助けてみたいな。助けてほしい。
そうですね。加藤さんの今やっている
フルフルのうちの10%の部分もちょっとやってみるとか。
ぜひフルタイムとかじゃないから、
一緒に看護実践してみたい人とか、
それこそたぶん戻りづらい人って夜勤があるとか、
あと高度な医療の知識が求められるとか、
そういうのがハードルになっていると思うけども、
今やっているこの地域での看護って、
本当に看護の本質の部分を追求するっていうことだから、
きっとみんなの中にもともとあるもののはず。
看護師になりたいと思った時の気持ちがあれば、
今の私の取り組みは誰にでもできると思う。
めっちゃいいですね。
それに勇気を持って参加する人が増えてくれたらね、
オリナスの人もいいし。
それは福井の今後を迎える社会としてはめちゃくちゃいいことだし。
すごいいい話ですね。
たぶんこうやって看護っていう枠を越えて、
スカちゃんとかいろんな人と関わりながら、
住民さんと関わるのが大切な人は絶対多いと思う。
確かに看護っていう風に聞くと、
ちょっと重い感じするけど、
知り合いにしゃべりに行こうよみたいな感じだったら、
僕も行きやすい。
それを今ずっとやっている感じがするんで。
確かにな。
今まで持っているフルフル全部を出す必要はなくて、
看護っていう100%のパッケージをやろうとするとすごい大変なので、
そのうちの10%でもちょっと人と関わってみて、
ちょっと頭痛いとか貧血気味だって言ったら、
自分の持っている知識を教えてあげて。
看護を飲むといいらしいよとか、そういうのでもいいですもんね、実際。
身近でできることを聞いてくる人多くて、
薬だけじゃない何かだったり、
してあげたいとか、ご族に。
っていう思いはちゃんと拾ってあげないといけないと思っていて、
看護って結構そういうことを習うんです。
すごく便秘な人がいたら、
おんあんぽうって言ってお腹温めてあげたりとか、
お腹ののじマッサージしてあげたりとか、
薬じゃなくて看護の看は手と目でできている。
手当て目当てなのよ。
だからそれって、ひかちゃんでも、
誰かおばあちゃんとか困っていたら、
お腹に手当ててあげるだけでも、
ちょっと違う薬だけじゃない何かみたいなところがあって、
そういうのが結構ナーシングの力かなと思っていて。
面白い。
それもちゃんとのの字もエビデンスに沿っているというか、
ちゃんと腸の流れに沿っていますよとか、
そういうのはちゃんと看護というところと混ぜながら展開できる。
ののじマッサージを覚えました。
ののじマッサージを覚えた、つかちゃん。
そしたらちょっと話が変わるんですけど、
いまユースホケースやっていると思うので、
ちょっとユースホケースの話も聞いてみたいなと思っていて。
この話はしたいね、つかちゃん。
もういくらでもできちゃうね、たぶんね。
そもそもユースホケースというものが何なのかというところからちょっと。
これたぶんめっちゃ福井モデルをいまつかちゃんと作ろうとしていて、
たぶんユースホケースっていま天ヶ崎とか、
結構昔からユースの社会とか課題みたいなところが、
よく見えているところではユースホケースみたいなのができていて、
それこそ思春期の悩みだったり、
あと親御さんもなかなかどう助言していいかわからない、
頭痛が続くとか、あと生理痛に対してどうしていいか、
学校行けないほどお腹が痛いとか、
そういう子をどこに連れてって誰に聞けばいいのかとか、
その辺が実はスタートだったの。
スタートだったけどさっき今話したように、
自分の体験に当てはめたときに、
それだけじゃない子どもの社会のつながりの縮小というか、
部活もなくなって、先生も大変みたいになって、
あんまりいい循環が回らなくなるの嫌だなと思って、
じゃあだったら場作り、コミュニティというのはすごく得意だから、
何か一つ場があることで、
その循環がまたいい循環に社会の中で回っていったらいいなと思って、
実は名前はユース保健室カリーなんだよね。
お楽しみに。
カリーなんで、保健室って名前は取っ払われるけども、
いろいろ出会う若者の中で、
本当にメディカル、体の部分で、
困ったことに関してはきちんと専門性を持って答えていくけども、
やっぱりみんな若者が集まるとしたらどうなのかなって、
やっぱり楽しいところだったりとか、
新しい友達ができたりとか、
ポジティブに出会える場所でもあり、
逆に自分らしく、別に誰かと喋らなくても、
しっかり自習をしたいとか、
自習する中でちょっと誰かに教えてほしいとか、
自分らしく繋がれる若者たちも、
学校という垣根を越えて、
繋がれる場所があったらいいよねっていうのが、
なんとなくみんなの声をかけて集まった最初のスタートだった。
そういう場所を今、エルパに作っていこうというところで動いているので。
これはすごいタイミングだったよね。
やりたいなって思った時に、
エルパの佐々木さんがやろうって言ってくれて、
どうやるって言ったら、
つかちゃんとかいろんな人が仲間としてみんなが集まって、
これは多分やるべくして、タイミングがきれいに来たんだろうなと。
そうですね。そんな気はしますね。
社会的にもそういう場所が必要だろうと。
学校ではなかなか相談できない、
医療的な、メディカル的な相談の部分もあるし、
もっと言うと、学校で学びきれない部分を学びたいという気持ちも、
どんどん上がっていると思うので、子どもたちも。
子どもたちの繋がりと友達作り
そういうのが、より社会と繋がって、大人と繋がるというのも大事だし、
あとは学校の子にはなかなか話せない、
おしかつの話をできる、友達ができるとかいう場所になったらいいですよね。
趣味とかで繋がれたらいいよねって話をしてて。
そうですね。めっちゃいいですよね。
趣味勝つみたいな。
大人はだってそれで繋がっているわけですもんね。
趣味勝つ友達がめっちゃ大人はいるわけじゃないですか。
でも学生にもそれがあってもいいよねってすごく思っていて。
いろんな仕掛けが入りそうだし、
多分それもね、すごくコミナスらしいって言ったらまたあれかもしれないけども、
いろんな得意な人があのチームには入っているから、
すごい数の提案が出たもんね。
こんなんできたらいいなみたいな。
もう1年どころじゃない。
これ2年3年後ぐらいかかるんじゃないかみたいな。
やったことで言うと、みんながその場所を使ってどういうことをしたいですかみたいな、
やりたいことを挙げてくださいみたいな言ったら、
勉強会をしたいとか、
社会と繋がれる農業体験ができるような受付にしたいとか、
ARをもっと活用して遊びをしてみたいとか。
VRゴールド。
いろいろやりたいことをやって、
でもとにかく学生たちが来て楽しいなっていう、
いていいなと思える場所ができたらいいよねっていうのがコンセプトとしてあって。
すごいそこもカテゴライズしないというか、
どんな子でもなるべく敷居低く来てもらえるためには、
どういう立たずみ方がいいのかなっていうのを今すごくチームで話し合っているのがいいなと思ってて。
コミナスのコンセプト
そうですね、それも学生がいられる、居場所ですよね本当に。
よく結構サードプレイスみたいな話が出てくるけど、
結構福井の人も学校と家との往復で、
遠いからチャリで往復するしかない。
バス乗って帰りに行きたい。
学校、家、塾みたいな繋がりしかないから。
そうですね、せっかく僕とか加藤さんは今、
福井中を回っていろんな繋がりができて、
繋がりができるのってめっちゃいいよねみたいな。
そういうことを思っているタイプの人なんで。
それも学生もその繋がりを得られたらもっといいよなっていうのはすごく思っていて。
でもやっぱり福井に残ってほしいと思うんだったら、
福井の強みってやっぱり絶対人だと思ってて。
やっぱり出会いとか、こういう人と一緒に、
これから先の人生と一緒に何かやってみたいとか、
そういう人に出会えるだけでもすごい宝物かなと思ってて。
確かに確かに。
逆にそれは福井ではできると思うぐらい、
20人の素晴らしいチームの人たちだけでもすごいけども。
確かにね。
デザインをやるってなった時に、東京に行かなきゃいけないのかとか、
ITのことをやってみたいってなった時に、
東京に出た方がいいみたいなイメージがすごくあるけど、
でも意外と福井の中にそういうエキスパートがいるっていうことを知るだけで、
あれ意外と身近にできるじゃんみたいな。
東京に行かなくても今すぐできるくね?みたいな。
そう。その福井の方が本当に公務員の人もいろんな行政の人だって、
みんなが若者を応援していく文化が、
寺井さんがいるからめちゃくちゃ根付いてるっていうのは、
他の県の人に言うとマジでびっくりされる。
福井県の若者応援文化
本当僕も言ってて思いますね。
立場構わず、社長さんとかもみんなそうだし、
私もそっちに気持ちは切り替わってるし、
高校生の子たちが嬉しそうにキラッとしてると、
めちゃくちゃそれは何が何でも応援していきたいみたいな。
なぜか若者とかやりたいと思っている人たちを、
とにかく応援するみたいなのは、
多分これは全国一位かと。
僕も思いますねそれは。
スカちゃんが言うなら間違いない。
僕全国待ってないけど。
私より広いはずだから。
いろいろ喋ってる感じ、県外の人の友達にこういう話をした時に、
福井ってそんなことやっても面白そうだよね、
ちょっと見学行きたいわって言ってくれる人結構いるんで、
やっぱり周りを見ても、
それこそ福岡で結構活動してる人にそういう話をしても、
福岡って今結構ベンチャーが盛り上がってたりするんですけど、
意外と福井ってそんな学生を応援してたりするの?
若者を応援してたりするの?みたいな話が出てくるんで。
なんか意外と結構特別というか、
面白い活動を福井県自体がやってるんだなって思っていて。
なんかそれもあるからか、この1年ね、
高校生の子が団体立ち上げたりとか、
どんどん出てきますからね。
面白いなと思ってて。
でも何がいいって、頑張る高校生を見ると、
大人がすごい触発されますよね。
確かに。だからそれもいい循環だね。
そうそうそうそう。
本当だからそれもすごいいい循環が生まれてるんだろうな。
僕がご飯食べておいしいって言って、
なんかちょっとおばあちゃんが喜んでるみたいなのが、
高校生が頑張ってる姿を見て、
大人の僕らがめっちゃ嬉しくなって、
じゃあもうちょっと頑張ろうかなみたいになってくるっていうのが、
すごくいい循環だなと思っていて。
だからそれがすごいナーシングに近いのかも。
ずっと私、いろんなことをやってるけど、
絶対に変わらない本質があって、
それは秋山雅子さんっていう、
看護のレジェンドみたいなね、
すごい方がいらっしゃって、
訪問看護師になった時に知って、
その人が、私たち看護の仕事は、
人の命がキラッとする瞬間を引き出したりとか、
支えたりするようなことだよ、みたいなのを言ったのがすごい好きで、
病気があるとかないとか、障害があるとかないとか、
そんなの関係なく、目の前にいる人が関わることで、
命がキラッとする瞬間を引き出したりとか、
するのがものにはないというか、量的には測れなくても、
人が生きる元気とか幸せにつながってるんだろうなって。
めちゃくちゃいいですね。
人がキラッとする瞬間を見つける。
だからみんなやってる。
確かに。
みんなやってる力だし、ある力っていう。
確かにそれがナーシングって言われたら、ちょっと気楽ですね。
そうそうそう。
面白い。
だからオリナスは掲げてるな。
クラッシュのナーシングの力の最大化。
いいですね。
なるほどね。
これがもうミッションだと思う。
楽しみだね。
楽しみですね。
だからね、これから。
ですね。
そろそろお時間も来てるところなので。
早い。あっという間が。
あっという間ですね、本当に。
つかちゃんとはいくらでも喋ってられる。
そうそう、いくらでも喋れるなと思って。
こんな感じでずーっと喋ってられる。
永久に喋りすぎるけど。
時間も時間になると。
ありがとうございます。
加藤さんには毎月1週目のゲストとして来てもらって、またこんな風にナーシングの話であるとか、輸送形式の話をしてみたりとか。
そもそも加藤さん自身の話もちょっと聞いてみたいですけどね。
まだまだいろいろある。
いろいろ聞いてみたいところがあるので。
毎月1週目のところで配信していこうと思ってますので、ぜひぜひまた皆さんも聞いていただければと思います。
本日のゲストは加藤瑞穂さんでした。ありがとうございました。
ありがとうございました。