1. 営農とサブカル
  2. 農業経済はなぜ敗北するのか?..

今週のテーマは「石高制」。

享保期の浪人・月並半兵衛を主人公にした「もっこり半兵衛」を題材に、米を経済の基準に据えた世界的に見ても奇妙な社会制度「石高制」と、その農業経済の敗北について話していきます。

第一部 侍の給料はどこから来て、どう支払われたのか?

第二部 病気になるほど米を食える町人と、米を食べたことがない農民が同時代にいるのは何故か?

第三部 石高制を中心に据えた農業経済は何に、どう敗北していったのか?

漫画を読んでない方も、読んだ方も、よろしかったら聞いてみてください。

キーワード

石高制 / 貫高制 / 札差 / 享保の改革 / 徳川吉宗 / 新田開発 / 廻米 / 買米令 / ペティ=クラークの法則

もっこり半兵衛 徳弘正也 ヤンジャン!

https://ynjn.jp/app/title/1192


今回の参考図書

現代経済学の直観的方法 著:長沼 伸一郎

https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000323019


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皆さん、ご無沙汰しております。この番組を配信しております北海道在住30代米農家をしておりますジョンと申します。よろしくお願いします。
本日は2021年12月25日クリスマスとなっております。 皆さん、前日のクリスマスからいかがお過ごしでございましょうか。
私は、四孔玉ワインを飲んでケーキを食べてというふうなことをやっておりましたので、若干酒が残っているような状況で朝から仕事をして、
これから昼から配達があるんですけれども、その間のわずかな時間を縫って、今回こういうふうな形で収録をしているような状況となっております。
皆さん、年末進行の方もいかがお過ごしでしょうかね。 人によったらもう仕事納めなんだというふうなことをやっていらっしゃる方もいるかなと思います。
私は本当は昨日で仕事納めだったんですけどね、なんか今日も仕事をして、この後も来週入ってからあと2日ぐらい出勤日が出るような状況となっておりましてね。
仕事納めとはと思いながら日々過ごしておりますけれど、いかがお過ごしでございましょうかね。
年末というのはですね、ここ最近、めっきりテレビの方では中心蔵とかそういうふうなものをやられなくなったような時期でございますけれども、
今回中心蔵について話そうと思っているわけではないんですけどね、今回は江戸期を扱ったサブカルについていろいろとお話をしていこうと思っております。
今回扱いますのは徳廣雅也先生のもっこり半兵衛を元にしていろいろとお話をしていこうと思います。
このもっこり半兵衛なんですけれどね、ジャングルの王者ターチャンですとか、教師ロー2040とかそういうふうなのをお書きになられていた徳廣雅也先生が、
ここ最近書いている共謀記を舞台にしたサムライの日常を追っていくような一話簡潔のギャグ漫画だったりするんですよね。
話の内容としては本当にしょうもない下ネタがいっぱい出てくるような漫画なんですけれども、
ただそれと並列してですね、この共謀記の生活とかそういうふうなものをですね、かなり緻密な画力で描き込まれているっていうすごいバランスの漫画だなって私は思っております。
この漫画をぜひ皆さんに知ってもらいたいなっていうふうなのがありまして、ちょっと今回この漫画についてご存知の方の方が少ないとは思うんですけれども、
この共謀記、江戸期の中の特にあれですね、暴れん坊将軍でおなじみの米将軍徳川義務の時代だったりするわけなんですけれども、
この米将軍がやっていた共謀の改革とか、その余波で町人とか農民の生活がどうなっていたのかっていうふうなことをいろいろとお話をしていこうと思います。
なので今回はですね、サブカルのことについて学べるのもそうなんですけれども、歴史を楽しく学べるラジオ番組となっておりますのでね、
よかったらこのもっこり半米興味がないけれども、ちょっと江戸期のそういうふうな共謀の改革とかをはじめとした米華町政策についてご興味がある方、よかったらお付き合いいただけると嬉しいかなと思います。
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このお話をしていった最後にですね、農業経済というふうなものがなぜ破綻していくことになるのかというふうな、今回副題としてついているようなことについてのお話まで盛り込んでいこうと思います。
今回いろいろと話をしていって思うんですけどね、私、日本史も専攻していなければ経済も専攻していない、どっちかといえば歴史も政治経済も苦手な状態でずっと学業をやってきた人間がですね、
どこまで話せるのか自信はございませんけれども、まあお手柔らかに聞いていただけるとありがたいかなというふうに思っております。
というわけで今回も参りましょう。 栄農とサブカル。
この番組は北海道の中心部在住の米農家のジョンさんが、サブカル作品の中に現れるほんの少しの農業描写から、その世界の食料事情をディテクティブしていく。
聞いた人の作品の見方がちょっと変えられたらいいな、な農業描写考察プログラム農業描写探偵のお時間となっております。
今回扱いますのは徳洋雅也先生のもっこり半米を扱っていきます。
オープニングでもちょろっと話しましたけれども、ジャングルの王者たあちゃんですとか、キョシロ2040などでおなじみの漫画家さんが書いております。
共奉機の浪人、月並半米の活躍を描く一話簡潔のお話となっております。
今現在はヤングジャンプの公式のアプリヤンジャン他各種電子媒体で連載をしているようなものとなっております。
1、2巻だけ紙の本で刊行されたんですけれども、3巻以降は全部電子書籍で販売されているような状況となっております。
この漫画すごく面白いんですけれど、やっぱり紙の本ではなかなか売れていかなくて、今現在はKindleとかそういうふうな本でしか出ていないというふうなものになっているんですよね。
私も一応1、2巻紙の本で持ってて、残りの巻は全部Kindleで購入して読んでいるようなものとなっております。
でもこの漫画は本当に描き込みが緻密なんですよね。
特に背景の長屋の小汚さとか屋根の汚さとかそういうふうな部分がはっきりと描かれておりまして、本当だったらでかいもので読めた方がいいのかなと思うんですよね。
できれば私は紙で読みたいなと思うんですけれども、残念ながら今現在は電子書籍でしか読めないようなものとなっておりますね。
Kindleで読めますから、iPadとかKindleで読んでいただくとちょうどよく読めるのかなと思いますね。
この漫画のあらすじなんですけれども、舞台になるのは恐慌2年が舞台になります。18世紀初頭でございますね。
主人公となりますのは江戸の町で娘のさやかと二人暮らしをしている浪人の月並晩平という男です。
またの名をもっこり阪米と言いまして、もともとはとある藩で剣術指南役をやっていたんですけれども、あるひょんなことから脱藩をして江戸へやってきて、そしてまたひょんなことから毎月月一両をもらって江戸の夜回りの仕事をするというふうな状況になります。
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この夜回りどんなお仕事なのかというと、要は安頓を下げて江戸の町人地を、木刀を携えてただただ夜回りをするという。
夜回りをしている最中に、例えば暴行を受けている与高を助けたりとか、あとは困っているような人とかそういうふうな犯罪を未然に防いだりとか、そういうようなことをやるお仕事をやっていくんですよね。
それを毎回毎回一話完結で描いていくというふうなお話となっております。
登場するキャラクターで、特によくしょっちゅう出てくるのが与高と呼ばれている、江戸の町人地で御座を敷いて性行為をするというセックスワーカーの皆さんが出てくるんですよね。
彼女たちの協力を借りながら、例えば死体の処理とかそういうふうなのを与高がだいぶ協力してくれたりするんですよね。
それで、ハンベイもハンベイで、与高に夜泣きそばみたいなのをおごってあげたりとか、そんなようなことをしながら普段から生活をしているというふうなものになっております。
だいたい江戸の町の中をこうやってうろついておりますと、いい人もいればすごく悪い人も出てくるというふうなので、それをハンベイが痛快なアクションやら何やらでやっつけていくというふうな、そんなような姿を描いた時代劇ギャグマンガというふうになっております。
で、感想としてはですね、この漫画、ギャグマンガではあるんですけども、本当にしょうもない下ネタがいっぱい出てくる漫画なんですよね。
で、なんかね、真面目に描けば結構いい話なんだよな、これっていうふうなところもですね、本当にしょうもない下ネタが出てきて、
必ず、ここ最近めっきり見なくなったね、男性気ネタがいっぱい出てくる漫画なんですよね。
で、そして青年紙向けですからね、例えばフェラチオとかね、そういう男性気を舐める行為みたいなもののネタがですね、本当に頻繁に出てくるとか、
あとそういうふうな感じでですね、正規ネタとかそういうふうなものがいっぱい出てきております。
で、これは当時の風俗を描く上でですね、逃せられないような部分なんだろうなって私自身は思うんですよ。
で、この風俗というふうなのはですね、生活とかそういうふうな文化風俗を描くというふうな部分もありますし、
当然のことながら性風俗の部分を描くっていうふうな部分だったりしております。
で、これは当時の江戸がそうだったっていうふうなのがあるんですけども、さっと調べる感じでも、江戸はですね、本当に男ばっかりいる社会なんですね。
なので、こういうふうなセックスワークとかそういうふうなものが発展するのもそうですし、
あとは吉原をはじめとした誘拐とかそういうふうなものがいっぱいできてた時代だったりするんですよ。
で、特に普通に結婚して子供をして初体を持つなんてことがですね、江戸では本当に夢のまた夢みたいな、そんなような状況になってしまうぐらいの男社会だったそうなので、
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どうしてもこの時代を描くってなったら、これを描かないことの方が嘘なんじゃないかっていうふうなぐらい、そういうふうなものがいっぱい出てくるんですよね。
なので、ヨダカもいっぱい出てきますし、吉原の風景とかそういうふうなものも話として出てきますし、それに巻き込まれる男性陣とかの話も当然のことながら出てきます。
当然のことながらね、消化とかあとは武家とかそういうふうなところの生活とかも出てくるので、あんまり汚い話ばっかりじゃないんですけども、
必ず1話につき1回はですね、ちんこネタが出てくるという、しょうもなさがあったりするんですよね。
でも、このしょうもなさのある下ネタが出てくるから、なんとか読める話でもあったりするんです。
この漫画、特に注目してほしいなというふうに思うのがですね、ヨダカの顔とかだったりするんですよね。
本当にヨダカはですね、最底辺のセックスワークをされてるんですよね。
だから、語座誌って、今現在のセックスワークだったら、それこそデリバリーヘルスとか、あとはハコヘルとかそういうふうに言われている、
ちょっとお店があって、そこでそういうふうなことをいたすというふうなものがあるんですよね。
私は一度も行ったことがないというふうなことにしておきますけれども、そういうふうなところがありまして、当然のことながらね、
野店でそういうふうなことをするわけねえじゃんなんですけども、当時はそういうふうなことをやれてたりしてたんです。
そのお値段もすんごく安いんですよね。
なんかね、蕎麦いっぱい食べるよりも2回利用する方が安いというね、そんなようなのが作中のセリフで出てくるぐらいだったりするんですよ。
で、この仕事をされてるのがですね、例えば旦那さんを亡くした後継さんとか、そういうような仕事がない女性がついてるんですけども、
本当にいろんな幅の人がついてるので、見た目と見るとですね、汚かったり落としを収めされていたりとか、そんなような描き方をされてるんですけども、
でもそれもどっこい生きてるって感じがして、それがギャグを話をするコメディエンド的な立ち回りをしてるっていうふうなところで面白かったりするんですよね。
で、あと特に注目してほしい部分としてはこのヨダカたちの顔なんですけれども、みんな揃って顔に反転がついてるんですよね。
これは今現在ではほぼ見られなくなった梅毒の症状っていうふうなのだったりするんですよね。
この梅毒って今現在もかかる人はいたりはするので、存在している病気だったりはするんですけどね。
ただ今現在はペニシリンが開発されているおかげでですね、だいぶはそれでどういうふうに症状とかを治めることができるんですけども、
ただこの江戸においてはですね、この梅毒については真に至る豪病というふうに言われておりまして、
で、その症状がひどくなるとですね、顔にピンク色の反転が出てきて、最終的にはブツブツの出来物ができていって死んでしまうというふうな病気だったりするんですけども、
これがですね、このヨダカたちの顔の中にも結構出てきてたりするんですよね。
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そして勘を追うごとに、結構レギュラーで出てくるヨダカ、名前の方は出てこないことが多いんですけども、
まあレギュラーで出てくるヨダカがおりまして、それがですね、ちょっとずつ顔にこの反転が出るようになって、
いつの間にかいなくなっているというふうなことに気づくとですね、結構寂しい気分になってきてたりするんですよね。
で、そんな感じで本当にしょうもない下ネタと笑えるような話と、あと泣けるお話の作りもあるんですけども、
その裏側に並べている本当に悲惨な部分というふうなのをですね、はっきりと描いているような漫画となっていて、
すごく私は時代劇を伝える誠実な漫画だなというふうに思ってたりはするんですよね。
ただね、今の時代読んで女性が嫌な気分になるような、そんなような描写もあるような漫画なのでね、
あんまりすごく派手にお勧めするわけにはいかないなと思うんですけどね。
まあよかったら、今現在電子バイターで無料で読めるところでやったやつとかもありますので、
まあよかったら読んでいただけたいなと思うふうに思っておりますね。
で、このもっこり半兵衛のご紹介はとりあえずこんなところにして、
で、こっからはですね、このもっこり半兵衛の中に出てくる描写から当時の江戸期の生活について考えられる、
特にあの黒高生というね、米を経済の中心に据えるという非常に奇妙な社会制度について、
あのちょっといろいろと話をしていこうと思います。
で、今回のお星ながきとしてはですね、まあ一応三部構成を考えておりまして、
第一部では武士の給料はどこから来てどうやって払われてたのかっていうふうなお話をさせてもらいます。
あの黒高生って要はお米で給料を支払う政治形態なんですけれども、
あのあんまり時代劇を見ててもお侍さんが米を持って行って、
あの商店で米で払ってるところって見たことないですよね。
でまあ大体お金で支払われてるんですけども、
なんでそんなふうなことになってるのか、
あのどういうふうにお金って回ってるのかっていうふうな話を第一部の方ではさせていただきます。
で第二部の方では白米、あのこの辺なんかの皆さんちょっとあの考えてもらいたいんですけども、
時代劇を見ていると江戸の中にいる話としてはあんまり人々って増えてる感じしませんよね。
なんですけれども農村に行くと食うや食わずの人がいっぱいいるイメージってなんかありませんか。
でこれが実はの同時に存在しているのは何でかっていうふうなところを黒高生から説明していくというふうなことをやっていきます。
そしてこれらを踏まえて第三部、黒高生というふうなものを強いたおかげでですね、
江戸幕府諸藩に至るまでどんどん困窮していって、
そしてあの三大将軍の徳川よしむね、
あ三大将軍じゃない、八大将軍の徳川よしむねはですね、
この米の値段を上げるためにいっぱいいろんなことをやってたりするんですよね。
でそれについて解説をしつつ、
そもそも黒高生なんかやってるから経済的に困窮するんだよっていうふうな話を
第三部の方では話をさせてもらいます。
でそれらを踏まえた上ですね、現在においても通用する一時産業って儲かんねーよねっていうふうな話をまとめとしてさせていただくっていうふうなところを考えておりますので、
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だいたい1時間ぐらいお付き合いのほどよろしくお願いいたします。
というわけで第一部入っていきます。
第一部、物資の給料であるお米はどこから来てどうやって支払われていたのか。
では第一部の方入っていきます。
第一部ではあの物資の給料でどこから来ているのっていうふうな話をですね、
あのもっこり半米の間のエピソードの中からちょっとセリフを紹介させていただきます。
これはですね、もっこり半米の4巻、半米と同心で八丁掘りっていうふうなのがちょこちょこ出てくるんですけども、
これの会話からこんなの、この八丁掘りがこんなセリフを言っております。
最近米価が下がって子宮前で暮らしている御家人や旗本はひいひい言ってやがれ。
家録が低い御家人は内職でやっとしのいでるっていうふうな話をしてるんですよね。
このことからですね、一応このお侍、要は御家人とか旗本というふうに言われている徳川幕府に勤めていて、
そこから給料をもらっている侍はこんなふうな感じなんですけども、
まあ子宮前で暮らしているよっていうふうに言われていますけど、
これってどういうふうなことなのかというふうなのをですね、この作中の中には特に説明がないので、
歴史を紐解いていろいろとお話をしていこうと思うので。
で、この特に江戸期、大興建地が行われてから廃藩地権が行われる1860年まで、
特にあの黒田家政というふうなのは、江戸幕府において、近世北元社会において、
起軸通貨のように扱われていたものだったりするんですよね。
で、江戸幕府では日本各地に直活料と言われている、
諸藩とかそういうふうなものがなくて、江戸幕府が直接収めますよっていうふうなところがですね、
まあ日本各地にちょこちょこありまして、そこから年組合を徴収して、
それを大阪や江戸の市場の方に集めていたんですよね。
で、これは集め方はですね、陸路もありますけれども、大体は海運ですね。
海で船を使って運んでいたりしておりました。
で、これらの年組合が幕府に勤めている御家人や旗元の給料として支給されている支給合というふうに言われているものとなっておりました。
ただこの支給合はですね、そのまま武士のところに行っていたわけではないんですよね。
一応この支給合はですね、名目上はこれを食べて暮らしなさいね。
で、これを食べて暮らしていける分だけの家来とかそういうふうなものを捕まえてくださいねっていうふうなものだったりするんですけども、
流石にね、米をどんどん渡されても生活に困ってしまうというふうなことにありますので、一応食べる分だけは武士の家の方には持って行かれます。
なんですけれども、それ以外の支給前は、札差しと呼ばれている支給前を監禁する事業者が当時いたそうなんですけども、この手に渡っていきまして、それが監禁されて最終的には武士の元に行くというふうな形になっておりましたと。
この札差しはですね、こうやって武士から手数料や何やらを取って、それで預かったものをさらに米を販売する事業者とかそういうふうなものに下ろしていったというふうなものになってたりするんですよね。
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で、この監禁レート、ちょっと私色々調べたんですけど、資料によって結構増減をしていたりとか、あとは調べるものによっては結構量とか時代によってもレートは違うんですけども、
今回わかりやすくするためにですね、大雑把に一刻一料というふうな形として取っておきます。
一刻というふうなのは、現在の量で換算すると2.5票でございますね。
だから、キログラムで言うと150キログラムが、だいたいあの元禄古番とかそういうふうに言われている、よく見る金貨あるじゃないですか。
あれ1枚と同じぐらいのレートというふうに思ってもらえると、まあいいかなというふうに思っておりますね。
で、この時代、大人が2人で暮らしていく分はですね、だいたい年収14両ほどあればまあいいんじゃないかというふうに言われているようなものとなっておりました。
で、この作中に出てくる同心の八丁堀はですね、30票二人縁という、これは5家人がもらっている一般的な年収だったそうなんですね。
で、この30票二人縁というふうな法録はですね、現在の方に換算しますと40票だそうなんですよね。
あの、二人縁だからなんか、まあそうなんですね、二人縁がだいたい5票ぐらいの計算なんでしょうかね。
そんな感じで40票ぐらいもらっておりましたよと。
で、40票の方をまあだいたい計算の方にさっきのやつに直していきますと、まあだいたい14両に届くか届かないかぐらいの金額をもらえていたようなものとなっております。
で、こんな感じでまあいろいろやるんですけども、当然のことながらこれで暮らしていけない大侍さんとかそういうふうなのもおりまして、
例えばあのまあさっきも話していた、家録の低いご家人は内職でやっとしのいでいるというふうなことになっておりますので、
まああのよくね、時代劇とか見てみると貧乏な旗者とかそういうふうなのはなんか傘を作っているイメージありますよね。
まあああいうようなので仕事を、まああの武家に勤めているというふうなのもありますけど、勤めつつそういうふうな内職をちまちまやってたり、
あとはこの八丁堀はですね、いろんな将家を守ってあげる都合上ですね、そこから賄賂とかそういうふうなものをもらってたりするので、まあ羽振り良かったりするみたいですね。
で、この主人公の阪米なんですけども、阪米はまあ月1両で年間12両もらう計算となっておりますからね。
娘と2人暮らしだったらちょっと貧乏ながやで暮らすのがまあやむを得ないかなというふうな現金だったりするんですけども、
まあただ、作中読んでおりますとですね、阪米もすんごく強い江戸の要人房でございますから、まあそれを見込んで現金収入を持ってくる仕事やら何やらというふうなのを時々ありますのでね。
まあそれで何とかやっているようなものとなっております。で、なんでお侍さんがヒーヒー言っているのかというふうに言いますとですね、
これあの米価が下がっているからというふうな形になるんですよね。まあお侍さん支給前というふうな形で給料をもらうんですけども、
これを監禁することになるんです。監禁をする際のレートが低くなるとですね、まあその分だけお侍さんのもらえるお金というふうなのが少なくなっちゃいますので、
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まあそれで非常に困ったことになってたりしてたんですね。で、作中ではですね、大体のちょっとずつ年代というふうなのは上がっていくんですけれども、
まだあの教法の改革とかそういうふうなものが本格的に始まる前からお話というのは描かれてくるんですよね。
一応作中ではですね、大岡裁きでおなじみの大岡越前というか、まあ大岡忠介でございますけども、それが出てきたりですとか、
あとは徳川義文とかも当然のことなのが出てきてたりするんですけれども、そんな感じであのまだ教法の改革が始まる前で米価っていうのがどうしても下がって困ってたりはするんですよね。
で、これ下がる理由っていうのは何でかというと、江戸とか大阪とかのこういう大消費地はですね、
いろんなところからお米が回ってくるおかげで市場に米が大量に流通してるからなんですね。
まあ今現在の日本国内でもコロナ禍の影響で大量に米が余っておりましてね、それで市場価格がすんごく安くなってて、
市場隔離とかそういうふうな政策やら何やらでいろいろとられているような状況なんですけども、同じようなことが江戸とか大阪では起こっておりまして、
それで大量に預かられてた米っていうふうなのはどういうふうになってたかというと、当時の江戸ではですね、
浅草に米蔵っていうふうなのがたくさんあったそうなんですね。で、日本各地の直轄料からも届いて、それが米蔵の中にも入りますし、
あと諸藩、例えば江戸幕府に産金交代をするような地方の藩とかはですね、自分どころで取れた過剰なお米をですね、
通称買米というふうに言うんですけども、これを流していて流通させたりもしてたんですよ。そんなこんなでですね、江戸とか大阪とか京都とかそういうふうな大消費地はですね、
とにかく米が余って余って仕方なくて、とにかく白米ばっかり食べれるようになっちゃったとか、そんなような状況になってたりしてたんですね。
で、なんでこんなようなめんどくさい制度を取ってたのっていうふうに思われる方もいるので、ちょっとあの国高制のね、起こりとかその辺の部分もちょっと話をしていこうと思っておりますね。
で、こんな感じで米を基準に制定してしまっていたおかげで、武士の羽繰りが決まってしまうような非常に奇妙な制度だったりするんですよね。
で、なんていうかな、いっちゃってみると江戸幕府って行政と農協が合体したような、そんなような組織だったかなというふうに言うと、ちょっと通りはいいかなと思いますね。
集めた米を販売して、その販売したお金で職員に給料を払ってたとか、そんなふうに思ってもらえると、まあいいかなと思いますね。
で、なんでこんな奇妙な国高制なんていうふうな制度を制定したのかっていうふうなのにはですね、理由が二つございまして、一つがですね、武装勢力を生まないようにするために国高制っていうふうなのを制定されてたっていうふうなのがあるのと、
もう一つはですね、江戸幕府が生まれた当初、特に貨幣が足りなかったからっていうふうなのがあって、それでやむなくこういうふうな感じで国高制なっていうふうなものを社会制度の基準に据えなければならなかったっていうふうな状況になってたんですよね。
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特に国高制が制定されたのは豊臣秀吉が行った大黄泉地からだったりしておりますね。だから江戸幕府始まる前から国高制はずっとやってたんですけども、
大黄泉地で何をやったかっていうと、田んぼから取れる生産量っていうふうなのを決めましたと。そしてその田んぼの持ち主はお前ねっていうふうなところで紐付けを行っていたんですよね。
この紐付けを行うと同時に、皆さん刀狩りってやったのを覚えてますかね。そういうふうなのを同時にやっておりました。
これは何でかというと、この国高制を行われる前に、もともとは官高制というふうに言われている、その土地から収奪できる農作物を金額に換算したものを年古として収めるという、非常にわかりやすいお金で収める制度というのは存在してたんです。
ただ、そのお金で収める制度はですね、お金が足りなかったおかげで流通させることができなかったっていうふうなのもありますし、あとこれをピンハネする奴らっていうのがいたんですよね。
当時、特に省エン制度とかそういうふうなものでやっていた室町の頃とかはですね、こうやってピンハネをする奴らがですね、徐々に武装勢力と化していきまして、それで第二、第三の侍というふうな形になってたんですよ。
で、豊臣博士側が狙っていたものはですね、農民は農民、武士は武士、ここからはもう増やさないよというふうなことをやりたくて、国高制とかそういうふうな形で田んぼと農民を紐づけるというふうなことをどんどんやっていったんです。
そのため、こうやってやることによって、途中の勢力やら何やら生まないようにするというふうなこともやりますし、あとは当時流通しているお金の量というのがすごく少なかったおかげですね。
米でこのぐらいの生産量があって、このぐらいの年号を張りたいんですけれども、そもそも世の中に出回っているお金の量が足りなくて、払うことができないねというふうになりましたので、それをやむなく米やら何やらで払っていくというふうな、そんなような経済がもともとありまして、それを使うようにするというふうなことになったために国高制というふうな非常に奇妙なものが行われるようになったんですよね。
江戸幕府においてはですね、これを加味していろいろとこの貨幣やら何やらを増やしていくというふうなことをやっていったんですけれども、やっていったんですけども、なんか知らないけどですね、こういうふうな元々の目的、そもそも第二第三の武装勢力を生まないというふうなのがあるので、国高制というふうなのをずっと続けなければならなかったんですよね。
で、その国高制やら何やらを自分で鋳造やら何ができるようになって、貨幣経済が安定するようになっても続けなくなっちゃったというふうなのが、こんな理由で続けなくちゃいけなくて、そしてそれを続けたがばっかりに江戸幕府も諸藩もいろいろと貧乏になっていくというふうなところをですね、第二部、第三部の方で詳しく話をしていきます。というわけで第一部の方はこんなところでおしまいとしますね。
第二部、白米を食べ過ぎで病気になる町人と、白米を食べたことがない農民が同時にいるのはなぜか。
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では第二部では、白米を食べ過ぎで病気になるような江戸の町人がいる一方で、白米を食べたことすらがない農民が同時にいるというのはどういう状況かというふうなのをね、お話をさせていただきます。
間の言い方だったら第一部の状況を聞いただければ十分わかるかなと思いますけどね。まあ一応エピソードの紹介からしながらいろいろとお話をしていきます。
で、このもっこり半米の七巻の方でですね、主人公の半米と娘のさやかと、あと元々は友情していて、今現在は飴を売っているオコマーというふうな若い女性がいるんですけども、この三人がですね、大岡裁きでおなじみの大岡忠介の命を受けて江戸近郊の村に行くというふうなエピソードがございます。
で、この際にですね、大岡忠介が都の、つまり徳川義宗が鷹狩りに行くから、この村が安全かどうかを調べてほしいというふうな依頼を受けたんですけれども、ただこの鷹狩りというふうなのはですね、ただの名目であって、実際はこの視察にいる村からさらに年号を徴収できないかどうかというふうなことをしに行く視察だというふうなことをどうも狙いとしてはあったというふうなのがありますと。
で、農民の方は農民の方でですね、こういうふうな視察だというふうなことが分かっておりますから、殿様が来られないようにするためにちょっと幽霊さがりとか化け物さがりをでっち上げて、それをなして何とか殿様が来ないようにしたいというふうなことがあって、それで間に挟まれている阪米としてはですね、気持ちとしては農民の方の側に立ってあげたいんですけれども、
スポンサーであったりお偉方だったりする徳川幕には逆らないというふうなので、板挟みにあうというふうなエピソードだったりするんですね。で、このお話の中でこの阪米の一個はですね、おにぎりを江戸から持って行くんですけども、それであのまあいろいろと農民から話を聞いて、そろそろお昼にしようかというふうなところで農民の前でおにぎりを食べようとします。
で、おにぎりを食べようとすると、その話を今まで話をしていた農民たちがですね、唾を飲み込んで、その食べているところを見ないように立ち去ろうとするというふうなシーンになります。で、阪米がですね、そのことに気づいておにぎりを差し出すと、この一行の中で一番年傘のおじいちゃんに向けてですね、この村人たちはいいよ、俺たちはいいよ、じいちゃん食えよ食えよというふうに言って、そのおじいちゃんがこの阪米からおにぎりを白米の状態のものをもらって、
そしてそれを盛り盛り食べながら、うまい、こんなうまいものを初めて食べたというふうなシーンがあるんですよね。で、白米を当たり前のように食べていたオコマがどういうことっていうふうに疑問のような感じで言うと、阪米がすべてを指してこういうことだというふうなシーンがあります。
これね、そのうち、たぶん私ノートの方で画像を引用したものか、あとはツイッターの方でも画像引用したりのやつを後で上げようとは思っておりますけど、そういうふうな一連の4ページの流れをぜひ見ていただきたいと思うんですけども、これが同時に並列してたっていうふうなのが共謀記の江戸だったりしております。
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で、皆さんの一時期、何かツイッターかトギャッターか忘れましたけど、何かまとめられたやつですね。江戸時代、一般人でも米って普通に食べられてたんじゃねえのっていうふうに思われてる方がいらっしゃって、それで実際に食べられてた記録もあるよっていうふうなのが出てたのを何か見た覚えある方もいらっしゃると思うんですけども、それは半分正解で半分誤りなんです。
要は町民はたくさん米が余ってたんでたくさん食えたんですけれども、農民は集雑されておりますので全然食えなかったりしてたんですね。特に一部で話した通り、江戸には米果がさまるぐらい米があまりに余ってたというふうな状況になっておりました。
お米って玄米の状態でさえあれば、保管状況さえ良ければ簡単に数年から数十年もたすことっていうのが全然できてたりしまったんですよね。なので江戸ではですね、多分売り手がつかなきゃ米ぐらいでそのまんま寝かされてた米っていうのは当然ありっておりまして、それがあったおかげで米果を下げるのに白車をつけてたっていうふうなのがあるんですよね。
で、阪米もオコマも貧乏老人だし貧乏な商人だしっていうふうなのがあるので、あんまり暮らし向きは良くなかったりするんですけども、ただこの2人もですね、白米が食べられなかったことはないぐらい、とにかくお米っていうふうなのは当たっておりました。
実際に江戸の町民はですね、こうやってお米ばっかり食べるおかげで、江戸患いというふうに言われている病気が流行ってたって言われております。これね、大阪だったり京都だったりも、大阪患い、京患いっていうふうなのがあったそうですね。どんな病気かというと、白米の食べ過ぎでカッケというふうな病気になるんですよね。
で、これはビタミンB1が足りなくなると、白米の食べ過ぎでそういうふうになってしまうというふうな病気なのでね、対応するには他の野菜を食べるとか玄米を食べるとかすると治るというふうに言われておりまして、一応ね、当時も経験的にそれが分かられていたようで、玄米を食べたり地元に戻ると治るよーなんていうふうなことを言われていたような、そんなような病気となっております。
で、一方の農民、こんだけ集脱されているのに、なんでここまで集脱されて食べることができないのかというふうに説明していきますけれども、一応ですね、農民は農民で、四公六民、当時はそういうふうな形で年号をとられておりました。
で、4割は年号として収めますよというふうに言われますけど、6割は民のもと、だから農民のもとに残りますよというふうに言われているものだったりするんですよね。
で、そうやって6割農民のほうに残るからいいじゃんというふうな部分ではあるんですけどね、このお米もですね、口に入ってたかというふうに言うよりは、多分生活やら何やらを回すために売られてたことが多かったんじゃないかなと思うんですね。
で、もともとこの年号の取り立てというふうなのは、当時はけみほうというふうに言われている、収穫量から一定の割合を取るというふうなやり方となっておりました。
で、それのおかげでですね、豊作の時は多く払うし、強作の時は少なく払うしというふうな形でやられてたようなものだったんですけれども、これがですね、強法の改革の折に年号の収め方というふうなのが変わってしまいます。
33:11
で、強法の改革の折にですね、常面法というふうなものが制定されます。
これは10年間の平均収穫量を、豊作だろうが強作だろうが変わらず取るというふうなやり方になっておりますね。
で、今までこのけみほうだと幕府の収量というふうなのが全然安定しなかったんですね。
豊作だと米がいっぱい入ってくるけど、強作だといや全然入ってこないという。
だから値段のバランスとかそういうふうなものは取れてたんですけれども、そのおかげでですね、幕府の方の収入というふうなのが増減が激しくて、ちょっとやってらんないというふうなことになりまして、それで10年間の平均収穫量を取るというふうなやり方となっておりました。
一応ね、豊作の時は常面法で取ったりするけれども、強作の時は無理に取らないよというふうなのを、一応減免できる措置とかも取られてたというふうな形にはなっているんですけどね。
ただ、年貢の取り立て方というふうなのはこのあたりが激化していったというふうに言われております。
で、何より酷くなったというふうなのがですね、年貢の割合が今まで四公六民だったものがですね、五公五民、つまり5割税金というか年貢として取られるようなものになってたそうなんですね。
で、特にこの江戸近郊の村々というふうなのは大変だったというふうに言われてるんですけども、これ何でかというと、江戸が米の大消費地であり、いろんな所益やら何やらというふうな労働やら何やらをですね、この江戸近郊の村が担わされてたそうだったりするんですよね。
なので、とにかくいろんな農作業もあるし、あとは様々な富益といって、仕事をしに来いよというふうに言われて借り出されるただ働きみたいなものもあって、そして生活もそれなりに楽ではないというふうな状況なので、ダブルワークをこなさなければならないというふうな感じで、非常に大変だったというふうに言われております。
で、この共法の改革が行われて、条明法が制定されて、五行五民になった後はですね、農村、一説によると豊かだったんじゃないですかというふうに言われてる資料とかそういうふうなものも存在はしてるんですけれども、ただ打ち壊しとか村が丸ごといなくなるとか、あとは食い詰めなくなって土地を手放して、その土地を手放したものを集めて豪農になっていく人が出てきたりとか、
そんなような状況を考えるとですね、私は暮らし向きが楽なものではなかったんじゃないかなと思います。
で、このモッコリ・ハンベの作中の中でも、食い詰めた農民が江戸にやってきて、そして貧民屈、お救い小屋というふうなところに、ただ入れられて仕事もなくそこで植えているというふうな描写というふうに、結構出てきてたりするんですよね。
で、そういうふうな形でですね、江戸の農村、作中ではそんなに出てくることはないんですけれども、あんまり暮らし向きは良くなかったというふうな形で描写もされておりますし、多分現実に残されている資料のことを考えると、あんまり豊かではなかったんだろうなって思うような描写がいっぱいあるようですね。
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で、一応徳川義務でもですね、その辺のことは分かっていたようになっておりますし、あと村から農民が逃げてくるというふうなところで、要は農村が維持できなくなって、それで町民に農業をするようにしなさいねというふうなことを言うようにしたりですとか、あとは新しい今まで水田を作れなかった場所に水田を開発させて米の収穫量を取ったり、仕事のない町民を農村の農民にさせたりとか、
そういうふうなことをやったりしておりましたし、あと進めていたのがですね、換金作物を栽培するように奨励したりしておりました。なんか朝鮮人人とか、あとは菜種油とか、この辺のことをやるようになったのもこの時代がきっかけだったそうですね。こうやって現金収入を農業で得なさいねというふうなことを、お国からやっているというふうなところですね。
今も戦略作物女性とかっていうふうなところでね、補助金やら何やらつけてるのを見ると、昔も今もその辺は変わってねえなというふうなのを思いますね。あと休耕植物を栽培させたっていうふうなところもいっぱい出ておりましたね。これは基金になって食い物がなくて農民死んじゃったら困るよねっていうふうなところで、
さつま芋をですね、この時代によく栽培するようにして、この栽培をさせるようにした結果、この共放期からずっと後に行われているような大基金とかはなんとか乗り切ることができて、死なない農民が増えたよなんていうふうなことも言われておりますね。ただ、これのおかげでですね、多分当時の農村の暮らしとか、我々のご先祖様はですね、だいぶ苦労をなされてたんだろうなっていうふうな、そんなような状況となっておりますね。
で、こんな感じでですね、江戸は江戸で大量に米が余っていて米食い放題の状況なんですけれども、なかなか暮らし向きとか経済とかそういうふうな部分はですね、一部のところは潤うけどそれ以外はそんなに潤わないというふうな状況になっておりました。
で、農村は農村で、普通の農業をしているだけでは食えないし、そしてダブルワークをしなければならないというね、現在の農家も似たような状況ではございますけれども、そんなような状況になってしまったというふうなところで第2部の方は終わらせていただいて、第3部の方では農業経済というね、この極高性を中心に据えた社会、なんで失敗するのか、そしてその中で力を作れていったところはどこなのかというふうなところを最後に話をさせていただこうと思います。
では、第3部入ります。
第3部、農業経済はなぜ敗北するのか。
では、第3部では農業経済はなぜ敗北するのかというふうなところをですね、作中の描写とかそういうふうな部分を踏まえつつ、いろいろとお話をしていこうと思います。
で、残り半分の作中の方でですね、物価が上がってしまって月1両では生活が苦しくなってきてお金を上げてもらえませんかというふうなところをお願いするシーンというのがこの作中の方に出てくるんですよね。
で、その際にですね、2部の方でもちょろっと出てきたオコマという飴売りをしている女性がいるんですけども、これがハンベイの奥さんのフリをして月1両を増やしてくださいませんかというふうなことをね、お金を届けに来るお役人にお願いをするというふうなシーンがあります。
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この際にですね、おめこがあってもお米がありませんというふうな最低なギャグが挟まるんですけどね。
これはちょっと後で画像引用しておくのでよかったら見てもらいたければいいかなと思います。
で、当時の江戸ではですね、何が起こったのか、米の値段が安くて物価が高いというふうなのが起こっておりました。
これは歴史の授業で習った方もいらっしゃると思いますけれども、米貨安の書式高っていうふうなのが起こっていたんですね。
で、米が安くて物価は高いというふうなのがあって、で、侍や幕府にしてはですね、給料が高くてものが、あ、違う、給料が安くてものが高いという、要はスタグフレーションみたいな状況が起こっていたんです。
で、何でこんな状況になってきたとかといえば、これまで話をしてきました通り、米がとにかく江戸とか大阪とかでは大量に入ってきて大量に余っていたよっていうふうなものとなっておりますね。
年古で入ってくる米の量とかそういうふうなものもね、新年開発とかこの時代に特に米の生産性とかそういうふうなものどんどん上がっていった上にですね、大量に入っていったっていうふうなのがあって、それで米の量っていうのが余っておりました。
で、一方でこの頃はですね、人口が停滞していた時期なんですよね。
なので生産されたものが食べきれなかったりしてたわけなんです。
これがね、人口が増えている時代だったら、うまいこと食べきって、それで米価の値段とかも安定してたかもしれないんですけれども、残念ながら人口があんまり増えていない時期となっておりましたのでね、在庫過剰に白車をかけるというふうな状況になっておりまして、米価が下がっていってしまいました。
で、一方物価が何で値段が上がっているのかというと、これは江戸を中心として急激な経済成長が起こっていたからなんですね。
それで商品の需要というふうなのが喚起されておりまして、物価の上昇というふうなのがもたさらされておりました。
で、この際にですね、共法の改革の中で、契約令って起こってたのを皆さん覚えておりませんかね。
要は贅沢しないで契約をしましょうねというふうなことを、武士にもお触れを出し、町人にもお触れを出しというふうなことをやっておりました。
で、そのおかげでですね、着物の裏地を豪華にするとか、見えないところで金をかけるというふうな文化がね、生まれていくことになるんですけどね。
まあ、この辺でイタチゴッコになってきてしまっております。
で、幕府は幕府で、この物価が上がるのを何とか下げたい、だけれども米の値段を上げたいというふうなところで、結構悩んでたりするんですよね。
で、この急激な経済成長が何で起きてしまったのかといえば、この江戸に大量に持ち込まれたお米が原因だったりしておりました。
で、第一部の方でも話しましたけれども、札差しというふうに言われている米を取り扱う業者がいたと思うんですけどね。
この札差しとか、あとはこの米蔵やら何やらをやっている業者とかがですね、この米を元にして金を貸したり、先物取引をしたり、
そういうようなことをやる、要は金融を始めちゃったんですよね。
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で、そのためこの金融業を始めとしたところで経済成長というふうなのが起こってしまいまして、
作中の阪米とかその辺の方で出てくる物価が上がるというふうなことが出てきてしまいました。
で、このもっこり阪米の作中の中にもですね、時々消化の登場人物が出てきたりするんですけども、
この消化の登場人物が話題に出す金額というふうなのが、例えば100両払うからあいつを殺してくれとかね、
そういうふうなことをエピソードで言ってきたりするんですよね。
で、基本的にこのもっこり阪米の作中に出てくる登場人物はですね、お金がない人が多いんです。
だから普段はその1両の何千分の1の金額である1文とかそういうふうなのを集めてたりなんだりするような形で暮らしている人々が多かったりするんですけどね。
それと比べると考え物にもならないような金額で生活をしているような人が出てくるんですよね。
だからね、高級商婦というか男商をやっている乱丸という、当時は影間といってですね、男商も結構流行っていたんですね。
この乱丸も1日働いただけで5両もらってるっていうふうなところで、阪米の土肝を抜かすなんていうふうなシーンもありますけどね。
そんな感じでですね、本当に金額やら何やらお金があるところはとにかくお金があるんだけども、
お金がないところはとにかくお金がないという、
一部ですごく循環はするんだけどっていうふうなところが起こってたのがこういうふうな状況だったりするんですよね。
特に消化でお金が出回ってたのが、米を元でにした金融が始まっちゃったからっていうふうなのがあってきてたりしておりましたね。
で、作中こういうふうなところで、はっきりとは出てこないんですけども、
これに対策するために暴れん坊将軍でおなじみの米将軍徳川よしむねが何をしてたかというと、
この米貨の流通量を減らしたりですとか、
贅沢させないようにして物価を下げたりとか、そういうふうなことを頑張ってやっていたんですよね。
例えば米の流通量を制限させるためにですね、市場隔離策の一つであります買い米っていうふうなのをやっております。
これは幕府とか江戸とか大阪にいる有力商人に命令をさせてですね、
米を買い上げて市場隔離してくださいねっていうふうなことをやっておりました。
この隔離した米はですね備蓄米というふうに言われておりまして、
基金とかそういうふうなことが起こった際に流されるお米とかそういうふうなのに回されてたりしたそうですね。
そうやって市場隔離をする過剰在庫をそういうふうにやってたっていうふうなのもありますし、
あとは買い米の禁止っていうのをやっております。
で江戸幕府の方にはですねこうやって直隔釣りをから送られてくる年貢米の他に、
初版から送られてくる買い米っていうふうなのがあったんですけども、
これをですね送ってくんなっていうふうなところで送り返すというふうなのをやっておりました。
でこれをやることによって米貨の釣り上げっていうふうなのは一時的には成功するんですけども、
ただ残念ながらね高級的にはこれを上げておくっていうふうなことはできなかったりしてたんですね。
そしてさっきも話しました物価を上げさせないようにするために契約令っていうふうなのもあります。
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これはね元々江戸幕府の方でお金を使いすぎ問題、
あとは侍が見栄のために金を使いすぎ問題っていうふうなのもありましたので、
これで出費を抑えるよっていうふうな名目があったんですけれども、
契約をさせることによって贅沢品の単価を上げないようにするっていうふうな狙いもあったと思います。
そういうふうなのがあってインフレを抑えるっていうふうなのもあったんですけどね。
ただこういうふうなこともやってたんですけども幕府は幕府で自分からね進んでインフレを行なさせてたんですね。
っていうふうなのもこういうふうな手段を取ったとしても物価は上がっていくし米の値段は下がっていくしっていうふうなことがあって、
しょうがないからもう物価ごと米の値段を上げようというふうなことをやっていって、
それで今現在も時々日本国内で行われている過低量を増やすというふうなことをやってたりする。
で江戸幕府はですね、
共奉の改革で金銀の比率を減らした小判っていうふうなのを流通させるようにしてたんですね。
これはもともと流通していた金か銀かありますよね。
あれの含まれている金銀の比率を減らして、
それで持っている金の絶対量からもともと流通している量以上の
可閉流通量というふうなのを生み出すことに成功しました。
これは私が経済あまり詳しくないのでうまくは言えないんですけども、
金貨とか銀貨とか要は市場に出回ってる流通する金とか銀とかが増えたりするとですね、
通貨が増えるとですね、必然的にインフレってのは起こるんですよね。
そのため、異次元の金融緩和とか、
あとは通貨をバンバンするとかっていうふうなことをやったおかげでですね、
物価っていうふうなのは米価ごと釣り上げられるような状況になっております。
この際にですね、この金銀の比率を減らして、
金か銀か増やすっていうふうなことも当然やったんですけども、同時に反殺といってですね、
地方にある藩で自分たちで通貨の代わりになる紙幣を発行してもいいよというふうなことをやってたりするんですね。
で、これで反殺やら何やらを発行することによりまして、
それで市場とか日本国内に出回っている通貨の量というふうなのが増えまして、
結果的にインフレが起きて、物価ごと米価を釣り上げるというふうなことにはなってしまいました。
で、インフレの結果、これで米価は釣り上がって、
それで市場確立もして米価も上がって、バンバン罪だねっていうふうなことにはならなかったんですよね。
で、何があったかというと、このインフレ、一長一短ございましてですね、
結果として儲けていくのってやっぱりこれはお金の経済やら何やらの中心にいる商人だったりするんですよね。
で、困ったのは物価が余って、物価が上がってしまったおかげで、
町人ですとか農民ですとか、そういうふうなものが結構困るようになってきたりしたんですね。
必要な物資が買えないとか、そういうふうなことに当然のことながらなっちゃってて、
48:01
そして当時は一般市民が激盛んでございますから、
例えば米蔵を打ち壊して、そこから米を抜いていったりとか、
あとは一揆が多発したりとか、そういうふうなことがあって、
結構大変な事態になってしまったりしてたんですよね。
で、こういうふうなことが起こった理由というふうなのが、
あの国高制の中心に擦れられている基準通貨であるところのお米なんですけどね。
これ、要は食料でもあったりするわけなので、
安すぎても物資の給料が低くなって困っちゃうんだけども、
高すぎたら食料危機が起こってしまって、
結果的に世常不和が起こってしまうというふうな状況になるんです。
要はテロとかそういうふうなものが頻発するようになって、
まあとにかく幕府としては困った状況になるんですよね。
だから高すぎてもいけないし、安すぎてもいけないしっていうふうなので、
この米価の調整をするっていうふうなところで、
江戸幕府は300年間悩み続けることになって、
この際に悩んだいろんな調整策っていうふうなのがですね、
江戸幕府の米価調整策というふうな対象に発行された、
すごく歴史的な対象があるそうなんですけどね。
私、ちらっとは読んだんですけど、
これを読んでまとめるのきっついなと思って、
今回は手を加えてませんけれども、そういうふうな形でですね、
この後も江戸幕府この辺の米価調整で、
すんごく大変な思いをしてたんですよね。
当時、江戸幕府がですね、こうやってインフレを起こしたりとか、
そういうふうな調整をしたり何だりすることによって、
米価の調整をコントロールできるはずだっていうふうに考えていながら、
ずっとこの米価調整策をやってたりしてたんですけども、
今現在から見れば、特に経済学とかその辺の部分を勉強するとですね、
そもそも農業経済を中心に据えるというふうなこと自体がですね、
こういうふうな状況を招くというふうなものになっていて、
そもそも国高制というふうなものを中心に据えた結果、
どうしようもなかったんじゃないのっていうふうな形となっております。
最後にこの辺の部分を詳しく説明をしていきますけれども、
国高制の中心に据えられておりますのは農業という一次産業でございます。
この一次産業というふうなものはですね、産業の構造上、二次産業であります工業ですとか、
三次産業であります商業や金融業には経済成長のスピードが絶対追いつかないようにできているんですよね。
で、他の産業が発展すればするほど自利品になっていく代物なんですよね。
で、皆さんのペティークラークの法則って何か聞いたことありませんかね。
一般ですと、とある国が経済発展をしていくとですね、その国の業種別の労働人口、
例えば最初は第一位産業が多かったんですけども、
その労働人口がどんどん二次産業、三次産業というふうな形で、
人口の比率がどんどん工事の産業の方に移っていくようなものが言われておりますと。
で、これはどうしてそんなことが起こるかというと、
要は、儲かるところにみんな人が集中していくんですよね。
で、こういうふうになってしまう理由というふうなのが、
二次産業、三次産業に行くほど経済発展のスピードというふうなのが大きくなってしまう。
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で、この理由というふうなのを順番に話していきますと、
まず農業の経済産業のスピードが遅い理由ですね。
農業はですね、特徴として一番きつい部分が需要が固定されているというふうな部分なんです。
で、この辺は商業、工業と比べると話は分かりやすいかなと思うんですけども、
まあ人、お金がたくさん入るようになったら、
例えば高い車を買ったりとか、高いものをいっぱい買ったり、
高いガチャをいっぱい回すというふうなことはやれると思うんですけども、
2倍とか3倍とか米を食べよっていうふうにならないじゃないですか。
そんな感じでですね、とにかく需要はですね、固定化されているんです。
で、人口が増えようが何しようが人が食べる量っていうふうなのは、
いつの時代も大して変わらないんですよね。
なので経済が発展していってもですね、この需要が固定されて
かつするっていうふうな部分があるので、作れば作るほど余れば余るほど
単価が下がって儲からなくなっていくっていうふうなのが、
産業的に必然となっております。
で、農業は農業でちょっとずつ供給を増やしたり、
生産性を上げたりというふうなことができる仕事なので、
そうやって中途半端に生産性を上げれば上げるほどどんどん儲からなくなっていって
食い詰めた人が別の産業に移っていくっていうふうなことがあるんですよね。
で、一方の工業はどういうふうな形で農業よりいいかというと、工業は工業ですね。
需要と供給のバランスっていうふうなのが当然のことが同じように影響されますけれども、
工業の場合はですね、供給とかその辺の部分というふうなのが、
普通に需要とかそういうふうなものは、いろんな社会の構造によって
必要なものがガッと出てきたりするし、ガッとなくなったりもするというふうなところで大変な部分はあるんですよね。
なので生き馬の目を抜くような競争社会にはなるんですけども、
需要と供給というふうなのが毎年毎年いろんなパターンで出てくるというふうな形になっております。
なのでこの小工業とかその辺の部分に勤められている方はですね、
とにかくいろんなトレンドを追ってそのトレンドに追ったものを作って
販売をするというふうなことをずっとやらないといけないという競争社会にはなっているんですけども、
ただ農業とかその辺と比べてですね、参入消費税が低くなっておりますので、
そこに入っていって、それで一気にガッとそういうふうな需要があったら
そこの供給に向けて、その需要に向けて供給をガッと増やしていくんだけど、
陳腐化してしまって値段が下がっていったら別の需要に移っていけばいいというふうなことができるようなものとなっております。
そういうふうなことができるので、経済発展のスピードが農業よりもずっと早いんですよね。
で、さらに早いのが商業で、もっと早いのが金融となっております。
この辺ね、お金というふうなものの性質なんですけども、お金って
物がなければないほど経済発展のスピードというのがすごく早いんですよね。
そして早くなれば長くなるほど
扱う金額の量も多くなって、見入れもでかくなるというふうなものとなっております。
商業に至ってはですね、右から左に物を流しているだけなんですけども、
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その手数料を大量にさばいたりなんだりするおかげで、お金がどんどん早くなってきております。
で、残り半分の作中にもですね、キノクニア文芸門という、
キノクニア書店の名前のもとになった人で、おなじみの人でいいのかな。
ちょっと歴史とかそういうふうなのは詳しくないのであれなんですけども、
キノクニア文芸門とか合唱を引退して、作中の中に出てきたりするんですけども、
このキノクニアもですね、すごくお金持ちだったりするんですけども、
そういうふうなお金持ちだったりするのも、こうやって
商業やら何やらをすることによって、大量にお金を扱って、
そのわずかの手数料だけでも莫大な影響を生むというふうなことができるから、
できたりするようなものとなっておりますね。
そしてさらに早いのが金融なんですけども、金融はとにかくお金を貸して儲けるという、
だから、お金を貸して儲けるというふうなこともできるし、
仮想化したお米を販売したりなんだりするという、
要は、先物取引って株とかそういうふうな株取引でもあったりするんですよね。
で、そういうようなことができることによってですね、
今現在も株式市場の金額とか、そういうふうなものを見ていただければ分かるといいですね。
莫大な額のお金を動かすというふうなことが、仮想化すると可能になったりするわけなんです。
これが商品とか現物があるとできないんですけれども、
ただ概念上のお金、概念上の帳面だけのお金を約束手掛けたとか、
そういうふうなもので取り扱うことができるというふうなことになれば、
そういうふうな形でお金を扱う量を増やしていって、
結果的にもらえるお金の量が多くなるというふうなことができるようになってしまうんですね。
で、そういうふうな形になってしまうので、
国田課税が失敗するのは必然だったというふうなことは言えるかなと思います。
で、もしも徳川幕府が国田課税を成功させるのであれば、
経済成長ってさせちゃいけなかったんですよね。
で、もし徳川幕府がこういうふうなことをやるためにですね、
一応、もともとこのことを考えていたのかどうかははっきりしないんですけれども、
徳川幕府成立した時点ではですね、こうやって経済を発展させないで、
ずっと同じような体制を万弱で続けていこうというふうなことを考えて、
鎖国というふうなのをやっております。
これは皆さんもよくわかっております通りですけれども、
こうやって鎖国やら何やらをやって、
そしてあと、藩同士、いろんな国に移動するのも制限を設けてたりしてたんですよね。
だから、藩と藩の間には赤字とかそういうふうなのを設けておりまして、
そことそこを通るには関税を払ったりしなければならないというふうなのをやってたりしておりました。
で、これを何でやってたかといえば、要はこうやって、
同じような金額やら何やらを回すことを狙ってたんじゃないかなと、
まあ今現在から見ると考えられるかなと思います。
これね、ちょっとこの辺詳しく調べてないので、
たまたまなのかもしれないけど、そうやって抑えようとはしてたんですね。
そして本当にそういうふうなことができるんだったら、
江戸と大阪の大市場というふうなのを発展させないようにすることができれば成功したしただかもしれないですね。
ただ、残念ながら江戸も大阪もですね、とにかく人を集めなければならなかった。
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特に江戸においてはですね、
この幕府に勤める役人やら何やらの侍がいっぱいいたというふうなのもありますし、
あと諸藩をですね、諸藩に対する嫌がらせでやっていた参勤交代というふうなのがありますよね。
あれを呼び込んで何かするために、とにかく人口というふうなのを大量に抱えなければならなかったんですよね。
そしてその抱えるための米やら何やらを賄う生産地というふうなのが江戸の周りにはなかったんですよね。
そのため海運であちこちからお米を運んでくる必要があったというふうなのがあって、
どうしたって江戸幕府はですね、こうやって海運土を発展させて、
その結果、江戸の中で金融業を発展させざるを得なかったというふうなのがあったんですね。
そしてこの結果、農業経済はこうやって商工業に敗北していって、
そして江戸幕府はですね、諸藩もそうなんですけども、
米を経済の中心に据えていたばっかりにですね、こうやってどんどん敗北の方に行ってしまう、
商工業の方に敗北してしまったというふうなのがありますと。
一応、市農交渉というふうな身分制度の中では、
商人が一番下というふうな形になってたりはするわけなんですけれども、
一番商工業というふうなのが一番下の身分というふうな形にはなってたんですけども、
この一番下の身分の商人が一番お金を持っていて、一番権力を持っているというふうな形になりまして、
それでこういうふうな幕府とかそういうふうなものの反省とかそういうふうなものに、
資金力をベースに物をいっていくというふうな状況になってきてたりしてたんですよね。
一応、幕府の方も馬鹿ではないので、
こうやって商人に税金を貸すとかそういうふうなことをいっぱいやってたんですけども、
ただ、この黒鷹を中心に据えるというふうなのを最後までやめなかったので、
こうやっていろいろと大変な目に遭ってたんだなというふうなものとなっております。
ここからひるがえて、今現在の方に話を回していこうかなとは思うんですけども、
この辺はエンディングの方でまとめて話したほうがいいかなと思っておりますので、
一応ここら辺までの話をして、こうやって侍は貧乏になっていくし、
市中の状況はこうなっていくよというふうなところで、
お話は締めさせていただきたいなというふうに思っております。
あと、ここまで聞いていただいた方でしたら、
もっこりはんべ読んでいただけると、こういうふうなことが起こったのかというふうなことがあって、
結構楽しんで見れるかなとは思いますのでね。
よかったらこの漫画、手に取っていただけるとありがたいかなというふうに思っております。
また、江戸期を中心にしたサブカル作品とか、いっぱいありますよね。
今現在私は読んでないんですけど、吉永文のオーオクって、
男女が逆転しているオーオクを舞台にしている漫画なんかはですね、
江戸期を中心に描いておりますのでね。
多分この辺の部分とかも引っかかりが出てくる部分じゃないかなと思いますね。
オーオクは私そのうち読んだらやろうかなとは思うんですけどね。
さすがにこの江戸幕府の政策を絡めて、
あとは男女逆転しているオーオクの部分についても話をするというのが大変そうだなと思いましたので、
1:00:02
今回はペンディングしましたけども、ちょっとこんな感じですね。
江戸期のサブカル作品、読まれる甲斐がありましたら、こういうふうな事情だよというふうなのを
聞いていただけるとありがたいかなというふうに思っておりますね。
というわけで長々とお聞き下さいましてありがとうございました。
ではエンディング入っていきます。
はい、今回も長々とお聞き下さいましてありがとうございました。
当番組へのご感想は、AノートサブカルのA行のAと、
サブカルのカタカナでサブをつけてつぶやいていただけようお願いいたします。
ポッドキャストの概要ページの方にですね、GoogleフォームのURLもございますので、
長文がありましたら、よかったらそちらの方につけて寄せていただけるとありがたいです。
Twitterの方にDMを送っていただいても構わないんですけどね、
私はGoogleフォームの方で来た方が嬉しいので、よかったらGoogleフォームの方で送っていただけるとありがたいですね。
であと、皆さんよかったらですね、Appleポッドキャストのレビューの方にですね、
高評価とコメントを寄せていただけるとありがたいかなというふうに思っておりますね。
ちょっとここ最近諸事情ありましてですね、
Appleポッドキャストの方で目立っておきたいというふうなことがありましてね。
これ理由を話すとですね、ちょっとリスナーの人が引くような非常に身道理由になりますので、
この辺の部分は割愛させてください。
何も聞かずにですね、Appleポッドキャストの方で高評価のレビューをつけていただけるとありがたいかなというふうに思っておりますね。
あとSpotifyでもここ最近レビューやら何やらつけられるようになりましたというふうに伺っておりますので、
よかったらね、高評価の方つけていただけるとありがたいです。
では次回予告の方をさせていただきますけども、
次回はですね、とりあえずどっちになるか分からないですけども、
営農とサブカル、農業業者探偵、コールドケース特集というふうな形ですね。
いろいろ頑張って調べたんだけど何も見つかりませんでしたというふうな作品について、
ネタバレなしでいろいろと話すやつをやろうかなというふうに思っておりますね。
それか、あと今年10本ぐらいしか見てないけど今年見た映画のベスト10を話すというふうなのをね、
やろうと思いますね。
あとは来年になりますけれども、架空農業ではパックンフラワーのモデル植物となっております、
ダイオハエトリグサというふうな植物、
栽培したりなんだりするというふうな方法についていろいろと話をしていこうと思っておりますね。
こっちも準備できてますので、収録さえできれば来年配信できると思いますのでね、
よかったらそちらの方を楽しみにしていただけたらなというふうに思っておりますね。
で、
第3部の方で話を漏れてた現代の農業の話をちょっと最後にくっつけ加えさせていただこうかなというふうに
思っておりますけれども、今現在の農業はですね、
二次産業、三次産業的な農業が基本的には中心になっているかなというふうに思っております。
一次産業的な農業っていうのはあるんですけども、どういうふうな農業といえば、
要は補助金をもらってやっている農業というふうなのが厳密に言って、
一次産業的農業というふうに言えるのかなというふうに思っております。
で、この一次産業的な農業というふうなのはですね、
要は補助金がつかないと食っていけないような農業なんですね。
1:03:00
これも皆さんもこんだけ長く聞いていただいておれば、
米価対策についてすごくお金がかかっていたようにですね、
要は農業って作れば作るほど赤字になるような、
そんなようなお仕事だったりするわけなんですよね。
で、それを作らずつけなければならないというふうなのは、
要は食料生産というふうなのは食料危機が起こると、
世常不和が起こったりとか、そういうふうに要は国防とかそういうふうな問題に
関わってくるものので、
政策的にそういうふうな補助金づけにしなければならないというふうな、
そういうふうな性質を持っていたりするわけなんですね。
なので、よく農業は補助金づけで、
補助なんかやめちまえばいいんじゃないかというふうな意見が上がるんですけども、
でも補助しなければならない作物は存在しているよというふうなのを、
皆さんもちょっとここまで聞いていただいたらですね、
ご理解いただけるとありがたいかなというふうに思っております。
で、一方で保護しなくてもいいような農業というのは実は存在していたりするんですよね。
どういうふうなものかといえば、例えば有機栽培とか無農薬栽培とか、
この辺のものはですね、やっぱりどう考えても商工業的な、
ブランディングして販売をしていってどうこうするというふうなものになっていて、
食料生産には影響がないものというふうなのがあります。
なので、今現在もちょっとずつそういうふうなので補助金つけたりするというふうなのがあるんですけどもね、
よく有機栽培家の方がですね、私たちは全然補助金が上がってなくてつらいんですみたいなことを言われるんですけども、
それはオタクがそういうふうな商売をしているからでしょというふうな形になっちゃうんですね。
この辺の部分がありますので、補助金の当たる当たらないというふうなのはどうしたってそういうふうな性質の差がありますよというふうなのを
今回聞いてもらったものでご理解いただけるといいかなというふうに思っておりますね。
あとあれですね、儲かる農業というふうに言われるのはですね、二次産業、三次産業的な商売となっておりますのでね、
どうしたっていろんな要素というふうなのが絡んできてたりするわけなんですね。
で、ここ最近もてはやされる農業というふうなのはどうしたってこの二次産業、
三次産業的な農業というふうな形になっておりましてね。
そしてそれがやっぱり発言権を持っているようなインフルエンサーの農家の皆さんとかがやられてたりするお仕事だったりするのでね。
まあ私もあの半分はその二次産業、三次産業的な農業もしておりますし、
もう半分は一次産業的な農業をしたりするわけなんですよ。
そういうふうな仕事をしておりますとですね、
まあちょっとこの二次産業、三次産業的な農家の意見がいっぱい出てくるまでいて、
それを中心にして農業の農政の経済政策や何や話が出回ってくるとちょっとなっていうふうに思う部分があったりする。
まあこの辺でね、いろいろとあのここ最近農業に関するポッドキャストはいっぱい増えておりますけどね。
意見が合わねえなというふうに思ってたりする部分はこの辺の部分だったりするんですよね。
まああんまりね、あの一次産業的な農業をされている農家さんがポッドキャストをやるというふうなことはそれものないというふうなのがありますのでね。
その辺で意見の違いもでらーなというふうなのは思っておりますけどね。
まあそんなこんな感じでまあうまいこと仲良くやれればなぁとは思うんですけどね。
1:06:00
そう、こういうふうなところで仲良くできないのが
私と農家の種をはっきり分ける点なんだろうなというふうなところで今回のお話は締めさせていただきたいと思いますね。
はい、というわけで長々とお付き合いいただきましてありがとうございました。
良いお年を。
01:06:25

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