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この番組は、言語大好きで英語嫌いな私、ソウイチが、英語への悪口を垂れ流しながら、
言語について色々なことを考えていく、ポッドキャストプログラムになっています。
番組内で登場する英語への悪口は、全て私の個人的な見解ですので、どうぞご了承ください。
はい、どうもこんにちは、エイゴサーチでございます。
先週はちょっとお休みしてしまって、本当に申し訳ございませんでした。
毎回ギリギリで録音しているので、そのギリギリの時にちょっと体調が悪かったりすると、
もうおしまいなんですよね。
できれば今後何回分かね、責任取って取り溜めておこうかなって思ったりもするんですけど、
なかなか損もいかないかもしれません。
ゆるゆるとお付き合いいただければと思います。
さて、今日はですね、英語の綴りでどうしても納得できないことが一つあって、
そのことについてちょっと皆さんとシェアしていけたらなと思っています。
中でも一番納得できない綴りの一つがですね、WEDNESDAYなんですよ。
これどう考えてもDの文字邪魔じゃないですかね。
いくら頑張って読んでもWEDNESDAYだと思うんですよ。
なんでWEDNESDAYなんだろうなーってずーっと謎だったんですよ。
これのせいでどんなに曜日を覚えるのが大変だったかと。
古のイギリス人たちは私たちの苦労をね、ぜひわかっていただきたいですね。
調べたんですけど、当然のように昔は書かれている通りに
WEDNESDAYみたいに発音されてたっぽいんですよ。
で、このDNESDAYのUってとこですね。
このUっていう母音っていわゆる曖昧母音と呼ばれるもので、
非常に不安定でよく消えてなくなってしまうことも多いものなんですね。
UなしだとWEDNESDAYになりますよね。
そうすると今度DNっていうところが難しくなっちゃうんですよ。
WEDNESDAY WEDNESDAY
DとNがくっついてNみたいな音になるんですよ。
Nって聞こえますかね?
Nって鼻の奥でクッと出す音なんですけど、
現代の英語だと例えばMANHATTANとかに出てくる音ですね。
これもMANHATTANって言わないで、
そのTAのAが消えてMANHATTANってなってるんですよ。
で、それをよくね、正しい発音を教えますみたいな人が
MANHATTANだよっていうことがあるんですけど、
MANHATTANじゃなくてあれはMANHATTANなんですよ。
このマイク越しに伝わるかどうかちょっとわかんないんですけど、
このNって鼻の中で閉鎖をちょっと起こして、
鼻の中に響かせてNって音を出すんですけど、
これがね、すごい聞き取りにくいというか、
わからない人には伝わらないかもしれない。
そんな音だと思うんですよね。
なのでWEDNESDAYって言われてたのが、
だんだんNってのも消えてWEDNESDAYになったんじゃないかなっていう想像をしています。
僕の気持ちとしてはWEDNESDAYに発音が変わった段階で、
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つづりの方もそれに合わせて変えて欲しかったなっていう気持ちがあります。
そうしたら中学校で業務を習ったときにあんなに苦労することなかった。
もう本当に大変でした、私。
WEDNESDAYのつづり。
なんならWEDNESDAYって今でもつぶやきながら書いてますからね。
さて、ちょっと興味があってもう少し曜日の言い方について調べてみました。
日本語だと曜日の名前って月曜日、火曜日、水曜日みたいに
惑星の名前にちなんでつけられてますよね。
あんまり意識しないんですけど、
英語でも実は惑星の名前にちなんでつけられています。
日曜日のSUNDAYとか火曜日のMONDAYなんかは分かりやすいですよね。
太陽の日と月の日です。
厳密には太陽と月って惑星じゃないんですけど、
ここでは便宜上そういうことにさせてください。
そしてもともとは、
そして多分日本の呼び名もここから来てるんだと思うんですけど、
ラテン語での呼びの呼び方が惑星の名前にちなんでいるんですよね。
例えば日曜日だったらディエスソーリス太陽の日、
月曜日だったらディエスルーナエ月の日、
ディエスマルティス火星の日、
ディエスメルクーリー水星の日というふうに
惑星の名前で全部呼ばれていました。
ここから例えばフランス語だと
ランディ、マーディ、メークルディというふうに
ラテン語の惑星名あるいはそれに関係するローマ神話の神様の名前で呼ばれてきました。
メークルディというのはメルクリウス、マーキュリーのことですね。
フランス語ではメーキュールって言いますが、
水星あるいはローマ神話に出てくる伝令の神様、
メルクリウスにちなんで付けられています。
英語をはじめとするゲルマン系の言語では
ローマ神話の神じゃなくて
それぞれに対応する北欧神話
あるいはアングロサクソンの神話の神様の名前で呼ばれてきました。
サンデイ、マンデイはそのまま太陽と月でそのままなんですけど
火星のチュースデイっていうのは
もともとはティーユの日呼ばれていました。
ティーユっていうのは
北欧神話に出てくる荒ぶる戦いの神様の名前です。
そして水曜日のウェンツデイは
もともとはウォーデンの日でした。
ウォーデンっていうのは
北欧神話に出てくるオーディンっていう神様の別名です。
そして木曜日、ファーストデイは
雷を起こす荒ぶる神、ソウ、トウルの日です。
マーベルで有名なマイティ・ソウのソウですね。
これはローマ神話で雷を操る最高神ユピテルに対応しています。
そして金曜日、フライデイは
オーディンの妻フリッグという女神にちなんで付けられています。
土曜日のサトゥデイ、これだけはどういうわけか知らないんですけど
ローマ神話のサトゥーヌスから来ていますね。
こんなふうに
曜日の名前がそれぞれローマとゲルマンの神様の名前にちなんで付けられているっていうのは
結構面白いなと思います。
キリスト教が入ってきて
キリスト教によってどんどん一神教っていうものを押し進められていって
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それまで土着の信仰だったローマの神話とか
北欧の神話っていうのはどんどん排斥されていく傾向にあったんですけど
でもたぶん
曜日の名前に含まれている神話の神様の名前は
変えることができなかったのかもしれないですね。
まあローマ神話とか北欧神話とかね
中二心をすごいくすぐるような語源だなと思って
すごい調べながらドキドキしておりました。
今日は曜日の言い方
とりわけね
ウェンゼイがなぜこんなツズリでなぜこんな発音になってしまったのか
っていう話をしてみました。
皆さんの英語のここがダメ話をね
もしありましたらぜひ教えてくれたらとっても嬉しいです。
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ではまた