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2025-05-30 19:26

#047 神学部、その不思議な世界

神学部の話

言語好きな一般男性ソウイチが、英語やその他の言語に関するモヤモヤを「悪口」として吐き出しながら、言語についてあれこれ考えていくPodcastです。

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サマリー

このエピソードでは、進学部の魅力や特徴について話されており、大学の入試や学びの環境について深く掘り下げられています。主人公が進学部を選んだ理由や、さまざまな学生の背景、さらに進学部での教育内容とその難しさについても触れられています。神学部の多様な語学や倫理、歴史の授業について、学生がどのように学び、個別の興味を追求しているかが語られています。また、大学生活の中でのコミュニティの重要性や、他の宗教との対話についても議論されています。

進学部への道のり
この番組は、言語大好きで英語嫌いな私、ソウイチが、英語への悪口を垂れ流しながら、
言語について色々なことを考えていく、ポッドキャストプログラムになっています。
番組内で登場する英語への悪口は、全て私の個人的な見解ですので、どうぞご了承ください。
はい、どうもこんにちは。エイゴサーチのお時間でございます。
5月も終わりに近づいてきて、大変季節が気持ちいいんですけど、
これがもうすぐ梅雨に入るのかと思うと、ちょっとね、悲しくなってしまいますね。
皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、先日、大学のね、ホームカミングデーっていうのに行ってきました。
大学の同窓会?みたいな、なんかその大学のOB、OGが集まる会みたいなのに、ちょっと行ってきたんですよ。暇だったんでね。
あの、なんか学部の同窓会っていうのもあって、いろんな学年の人が集まる同窓会っていうのに行ってきたんですけど、
残念ながら同じ学年の人にはちょっと会えなかったんですが、久しぶりの先生とか、久しぶりの先輩とかにちょっとお会いして、ご挨拶もして、大変有意義な時間が過ごせました。
僕の大学の話をちょっとしようかなと思うんですけど、
先日、毎日映画トリビアさんの深めるシネマの方でゲストで呼んでいただいて、
その時にね、進学部を出たんです、なんて話をちょっと、あちらの番組でしてたので、
まあなんか、進学部の話をここでもしていこうかなと思いまして、
みんなだいたい進学部ってどういうところなのか、ちょっとわからない人が多いんじゃないかなと思いまして、
進学部話をしていこうかなと思います。
まずね、僕がなんで進学部に入ろうと思ったかっていうと、理由はいろいろあるんですけど、
実は大学を一度中退になってるんですね、とある別の大学に行こうとして卒業できなかったんですよ。
なので、第一にはとにかく大学を攻めて卒業したかったっていうのが一つありました。
結構その大学一回辞めてしまって、またそこから入り直すってね、なかなかあんまない経歴だと思うんですけど、
まあちょっと親にも大変迷惑をかけたところもありますが、
まあともかくね、大学を出るっていうところだけはちょっとしたくて、
まあ高卒じゃあちょっとどうにもならんやろうということで、
親とも相談してそういうことをね、ちょっとお願いしますということで受験をしたんですよ。
で、受験し直そうって思ったときに、
英語が得意だったので、英語で入れるところがいいなと思ってました。
あとは語学が好きだったので、語学の勉強ができるところって思ってたんですよ。
で、あともう一つは、もともと行った大学が医学部だったんですね。
医者になりたくて勉強してたんですけど、
医学部の勉強って、特に僕がいたような低学年のときの勉強っていうのは、
基本的には色んなことを覚えなさいっていうね、
結構詰めて詰めて知識を詰め込んでみたいな勉強だったんですよ。
で、そういう勉強じゃなくて、もうちょっと色んなこと自分で考えるような勉強がしたいなと思って、
それでそういうような学部をいくつか選んで受けて、
受かったところが進学部だったんですね。
進学部の受験と構成
まあ関東で進学部がある大学ってそんなにたくさんないので、
進学部って言ったらあの変だろうなっていうのは聞いてる人ならわかると思うんですけど、
そういうちょっと哲学っぽいことを勉強したいなっていうのもあって、進学部を選びました。
進学部の入試がどんなもんかって、あんまりイメージつく人いないと思うんですけど、
まあ普通に英語と国語と、あと日本史と世界史が確か選択で、
僕どっち取ったかちょっと覚えてないんですけど、
入試はね、もうとにかく酷かったんですよ。
英語は多分ほぼ満点だったのね。
でも日本史か世界史どっち取ったかもはや覚えてないのもいないんだけど、
歴史の点数がおそらく0点だったの。
国語がまあまあそこそこいい点数取れてたと思うんだけど、
とにかくね、歴史が半分までしか自己採点してないんだけど、
半分の時点で0点だったんですよ。だから多分0点なの。
っていう点数だったんですね。
で、あ、これはもう落ちたわと思って、
ああもうもうダメだ、もう人生終わりだと思ってたら、
一次試験合格しました。二次試験にどうぞみたいな案内が来まして、
すごくびっくりしました。
で、そう二次試験があるんですよ、進学部は。
大学の中でも二次試験がある学科って、
進学部進学科と、あともう一つどっかとかしかなかったんですよ。
で、まあ二次試験は小論文と面接だったんですけど、
まあね小論文はね割と得意だったんで、
まあちゃちゃっと書いて、確かそれもねさすが進学部なんで、
聖書に関係あることを聞かれたような気がします。
そして聖書持ち込み科みたいなそんな感じだった気がします。
面接は大学の教授たちがねずらっと並んで、
後から考えたら進学部の偉い教授たちがみんなずらっと並んでました。
でなんかいろいろ聞かれたんですけど、
あのまあ志望動機とかも聞かれて、
あのさっき言ったようなもともと医学部で違う勉強したくてみたいな話から、
語学もやりたくてみたいな話も確かしたんですよ。
で先生たちはおそらく僕の歴史の入試の試験がほぼ0点、
おそらく0点だったことを知ってて、
君語学やりたいとか言ってるけども、
うちは外国語学部じゃないから歴史の勉強とかもあるけど大丈夫?みたいなこと言われまして、
僕もその歴史の入試がほぼ0点だったことを知ってるので、
あ、あの歴史はあんまり得意じゃないんですけど頑張って勉強します!みたいなことを確か言ったと思います。
まあなんかそんな感じでね、あの見事、見事合格させてもらいまして、
なので大学1年生の時点で僕もう25歳だったんですよっていうね、そういう感じでした。
新学部ってなんかどういう感じの学年構成なんですか?みたいなこともよく聞かれるんですが、
新学部大変小さい学部でして、僕のいたところは1学年大体40人くらいで、
そのうち男子が10人くらいしかいなくてほぼ女子校みたいな環境でしたね。
新学部にいた人が全員新婦になるっていうわけではもちろんなく、
僕も含めて新婦とかシスターとかになってない人の方が大多数です。
僕の学年は新婦になりたい、なろうとしてる人が1人。
1個年上のお兄さんだった気がします。
それから外国人のシスターが2人いました。
どうも話聞いたら新婦とかシスターになるその修行の一環として、
新学部のある大学を卒業するっていうのがあるみたいで、
教員から派遣されてくるんですよね。
派遣されてって言ってもちゃんと入試を合格してくるんだけど、
そういう感じで入ってくるみたいです。
ほとんどの人はそういう新婦とか正職者とか全然関係なくて、
大体の人はキリスト教系の高校から進学してくる人がほとんどです。
僕は1回大学を中退してるのであれなんですけど、
出身校が公立の高校だったのは多分学年で僕だけだったと思います。
ほとんどがキリスト教系の高校から来てました。男子も含めて。
卒業後の進路が結構気になるかと思うんですが、
結構色々で、僕みたいに普通の会社員やってる人も結構たくさんいます。
それから先生になる人が割といるかな。
進学部で教職が取れるんですよね。
私立高校とかで宗教を教える社会科の教員免許が取れるらしい。
他にも英語だか国語だか普通に社会科の教職を取ってる人もたくさんいました。
進学部の授業内容
僕は教職はいいかなと思って取らなかった。
それから大学院に行く人も結構いたかな。
僕の学年は40人中10人近くが確か大学院に進学してたと思います。
40人中10人って4人に1人だからかなり多いですよね。
入学初日のオリエンテーションの時に先生が
皆さんこんな進学部なんか来て就職先もないのに
みたいなことをポロッと言ったんですよ。
それが結構衝撃だったらしくて当時の同級生たちに。
いきなりあんなこと言うなんてひどくない?とか言われて。
僕は別に就職先があって進学部に行く人なんていないと思ってたので
そりゃそうなんじゃないって思ってたんですけど
それぐらい進学部だからこの会社に行くみたいなのはあんまりないですかね。
僕も社会人になってから大学で進学を学んでましたみたいな
進学を売りにして就職したことは一度もないので
まあなんか難しいですよね。
確かに就職を考えると進学部っていう選択はなかなか難しいんじゃないかなっていう気がします。
ちなみにさっき話した学年に1人いた神父見習いの同級生は
最後にお会いした時はこれから東ティモルに行きますって言ってました。
今も頑張って修行というか神父は法師って言うんですけど
いろんな教会に属しながら世界中の教会を派遣されるんですよね。
法師をするんですけど
そういう感じで東ティモルに行くって聞いたのが最後でした。
元気にしてるかな。
こういう進学部の感じですね。
いる学生はいたって普通の人たちです。
別にすごい宗教宗教してるわけでもないし
いつも教会に入り浸ってるみたいなそういう感じでも全然ない。
普通に学生やってます。
ただ進学部の授業っていうのがちょっと他の学部からするとやっぱりちょっと分かりづらい。
分かりづらいとか見えにくい。
何をやってるのかが見えにくいのかなっていう気がします。
今ちょっと目の前に自分が在学してた時のシラバスを出してるんですけど
僕が進学部を選んだ理由の一つに
他の学科の授業を取れる枠が結構多いんですよ。
それもあって進学部を選んだっていうのもありました。
というのも何しろ語学の勉強したかったので
進学部で何ができるかっていうと
ラテン語、必修の英語があって
必修は英語かラテン語が選べるんですよ、実は進学部。
私日寄って英語にしちゃいました。
それから進学部の中で開講してる授業の中にヘブライ語
現代ヘブライ語じゃなくて古典、聖書のヘブライ語ですね。
神学部の授業の内容
それと聖書のラテン語、それから聖書のギリシャ語
この3つが進学部の中で開講されてる語学のクラスです。
これ全部取りましたね。
それから第2外科ここでフランス語を取り
ペルシャ語とかも取ろうとしてちょっとやめたんですけど
そういう語学の授業を取ることに
すごい情熱を燃やしてた時期がありました。
1学期で5言語ぐらいやって
頭パンクしそうになりながら宿題やってた記憶があります。
だから進学部の必修の授業っていうのが
聖書の話、聖書に関する授業ですね。
聖書って言ってもキリスト教の聖書には旧約聖書と新約聖書っていうのがあります。
イエスキリストが生まれる前に書かれたのが旧約聖書で
生まれた後に書かれたイエスキリストが言ったこととか
イエスキリストが死んだ後に書かれた本が新約聖書です。
それぞれ書いてあることが違うので
どういうことが書かれているのかなっていうのをざっくり勉強します。
キリスト教の歴史ですよね。
これね私とっても苦手でした。
やっぱりキリスト教の歴史の授業は成績がすごく悪かったはずです。
それからキリスト教倫理っていう授業がありました。
何をやったかちょっと覚えてないんですけど倫理のクラブがありました。
選択科目の中には結構いろいろ面白いのがあって
旧約聖書のことをもうちょっと詳しく学びたいみたいな授業もあれば
もっと哲学によった自然心学とか啓示浄学とか
あと中世哲学史とか
中世哲学史確か取った気がするな。面白かった気がする。
もう忘れちゃったけど
それから実際に神父になりたい人用の授業っていうのがたくさんあって
まあ僕は取ってないですけど
キリスト教文化っていうのが僕は一番いっぱい取ることになってたカテゴリーなんですけど
キリスト教の文学とか美術とか
キリスト教の教会音楽の授業とか
そういうキリスト教の教会建築とかの授業っていうのが結構面白く取ってましたね。
あとは大学はカトリックの大学だったんですけど
カトリックのことだけやってるわけではなくて
他の宗教との関係みたいな勉強もできましたね。
今見たらカトリックとプロテスタントっていう授業があります。
カトリックとプロテスタントって結構その宗教改革以来
たもとを分かって別の道を歩んでるんですけど
まあ結構似てるところもあれば違うところもあるし対立する部分ももちろんある。
現代の教会だとそこが同じ社会に構成する2つの宗教として
どういうふうにうまく関係を築いていったらいいかみたいな
宗教間対話みたいな話とかもあるので
そういうのは結構面白いかもしれないですね。
あとは諸宗教、キリスト教に関わらず
仏教とか他の宗教との関係をどうしていったらいいかみたいな
そういう授業がありました。
あとはね、今シラバス見てて一番うおーって思ったのが
終末論っていう、これ何があるんでしょうね。
これちょっと気になりますね。
あとは個別にいろんな先生たちが自分の出したい授業を出してたりするんですけど
僕は結局大学の3年生4年生ぐらいの時には
選択科目しか残ってなかったので
フランス語学科とフランス文学科の授業を
すごい死ぬほど取ってたんですよね。
だからフランス語学科の人みたいになってました。
その3年生4年生の時にはもう
あんまり学部にも出入りしないみたいな感じになってたような気がします。
大学生活とコミュニティ
そんな感じで結構自由に楽しく学んでおりました。
なんか今この前久しぶりに
ホームカミングで母校に行ってきたんですけど
なんかまだ自分の知らない学科とか
自分の知らないサークルとか
サークルも入ってなかったんですよ。
サークルとか
なんか結構大学の中にいる人って
当時自分が大学に行った時はあまり気づかなかったんだけど
結構みんなすごくアクティブにいろんな活動してたんだなぁと思って
なんかそういうのにほとんどコミットしないまま
もう2回目の大学生だったし
頑張って勉強するぞって一応ちゃんと思ってたので
でもそういう大学コミュニティみたいなのに
ちゃんと参加できてなかったのは
ちょっともったいなかったなって
今にして思って思いました。
大学また行けるもんならまた行きたいですもんだって。
勉強だけしてればいい時期って
当時はそれほどでもないそんなに感じないんですけど
やっぱり貴重ですよね。
新学部の学部自体はすごく人数も少ない分
アットホームな
ブラック企業みたいだね。
アットホームな
本当先生との距離も近いし
学年全員知ってるし
なんならその上下の学年も
なんか結構知ってるみたいな感じがあって
割と家族的な学部だったので
それも雰囲気もすごくいいかなと思ってました。
ちょっと思ってたのが
新学部に行く人って
私たち他と違うんですよね
みたいなことすぐ言いたがる人がいたんですよね
例えば文学の話とかしてても
私たち新学っていう
1個上のレイヤーから文学を眺めてるから
文学部の人たちとはちょっと違うんですよね
みたいなことを授業とかで言っちゃう人がいたんですよ
私それすごく嫌で
お前新学部が特別な学部だと思いやがって
すごい思ってました。
それがこうして
意識高い系みたいな感じに走る人も
結構いて
それも結構鼻について嫌でした
でも今から思えば可愛いもんですね
意識高い系なんてね
こんな感じの新学部の話
もし新学部ってこういうとこどうなんですかとか
新学部に進学したいんですけど
どういう感じですかとか
もしありましたら番組までご意見お寄せください
何でもお答えできることはお答えします
ではまた
19:26

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