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この番組は、言語大好きで英語嫌いな私、ソウイチが、英語への悪口を垂れ流しながら、
言語について色々なことを考えていくポッドキャストプログラムになっています。
番組内で登場する英語への悪口は、全て私の個人的な見解ですので、どうぞご了承ください。
はい、どうもこんにちは。今、録音しているのが朝なんですけど、ちょっとまだ声がね、朝の声になってて、
ちょっとお聞き嬉しいかと思いますが、どうぞよろしくお願いします。
さて、この週末は何かと人に会ったりすることが多くてですね、僕結構、人といるのが嫌いなわけじゃないんですけど、
疲れちゃうので、人と会ったら、しばらくは一人になる時間を持たないと、ちょっとバランスが取れないんですけど、
人に会うことがもう結構ずっと続いていて、だいぶなんか、週末に平日の疲れが全然取れないみたいになっちゃってて、
なんか良くないなぁなんて思ってるんですけど、 まぁなんか、
うまいことどこかでね、切り替えられればなと思っております。 さて、ハロウィンが近づいてきましたね。
というか、このエピソードがうまくアップロードできていれば、このエピソードの配信日から見て、明日の夜がハロウィンの本番ということになりますか。
もしくは、この週末にもどこかでね、ハロウィンパーティーとかたくさんやってたんじゃないかなと思います。
ほんの10年ちょっと前ぐらいまでは、日本在住の外国人の子供だったり、
六本木とか外国人の多い地区で仮装して街を歩く人がちらほらいたぐらいだったと思うんですけど、
ここ数年はもうかなり激しくなってますよね。 コロナでちょっと下火になったとはいえ、今年の渋谷のハロウィンも結構騒いでたような気性がすごかったような、
どんな感じになってたのかちょっとわからないんですけど、 ちょっと気になってます。
すごく疑問なんですけど、ハロウィンではしゃいでる人って、 ハロウィンがどういうお祭りなのかちゃんとわかってるんでしょうかね、っていうことなんですよね。
なんとなくクリスマスとかバレンタインとかと同じように、キリスト教関連のお祭りっぽいと思ってる人も多いんじゃないでしょうかね。
実はね、あれちょっと違うんですよ。 ハロウィンって一応キリスト教に関連したお祭りではあるんですけど、
どんな関連かというと、ハロウィンが10月31日で、翌日の11月1日っていうのがお休みになります。 初聖人の日と言って、すべての聖人たちの記念日なんですね。
キリスト教圏ではだいたい11月1日っていうのが休日になってます。 まあ日本でいうところのお盆に近い感覚らしいんですけど、
ご先祖様のお墓にお参りに行ったりとかするらしいですね。 その前の晩、いわば前夜祭ですね。これがハロウィンです。
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クリスマスもそうなんですけど、キリスト教ってだいたい前の日の夜から祝いがちなんですけど、 これにもちゃんと理由があって、
教会の小読みと書いて教会歴っていうのがあるんですけど、 伝統的な教会歴では1日っていうのは日没からカウントしだすんですね。
なのでクリスマスっていうのは厳密に言うと、 12月24日の日没に始まって12月25日の日没に終わるというわけです。
ハロウィンも同じように11月1日の初聖人の祝日を祝うために、 前日の10月31日の日没から祝い始めるということになっています。
さっき言った通り、初聖人の祝日っていうのはお盆みたいな感じで、 これまでに死んだ先祖であるとか、
もっと言ったら初聖人なので、これまでに殉教したすべての聖人たちを思い出す、 メモリアルする日なんですね。
これまでに死んだすべての人たちの霊が地上に戻ってくると言われています。 聖人たちの霊と一緒に悪霊たちも戻ってきてしまう。
だから彼らに取り憑かれないようにこちらも悪霊の格好をして誤魔化そうというのが、 仮想の起源なんですよね。
なんですけど、ここからがまたちょっと複雑なところで、 キリスト教って伝播する途中で周辺の他の宗教をどんどん取り込んでいってるんですよね。
例えばクリスマスなんかも、元は古代ローマにあった土着の宗教の当時のお祭りを取り入れたものと言われています。
12月25日にクリスマスをするっていうのはそういうことがあるんですよね。 ハロウィンに関して言うと、キリスト教に取り入れられたのがかなり遅かったみたいで、
どうやら7世紀とか8世紀とか、まあそういうぐらいの時期だったみたいですね。 元々はケルトの文化圏の収穫祭のお祭りでした。
ケルトって今のアイルランド、スコットランドあたり。 それからフランスで言うとブルターニュンなんかもケルトの文化圏なんですよね。
もともとケルトの文化圏では、もっとずっと古くからハロウィンの伝統みたいなのがあったんですね。
で、主にアイルランドからアメリカに渡った人たちが、今みんなが知っているハロウィンを広めたと言われています。
トリコトリーズとか言いながら街を練り歩いたりとか、なんかオレンジ色のカボチャを使った蛇行ランタンを作ったりとか、
ああいうのもアメリカで広まったものらしいですね。 怖いものに仮装するとか、トリコトリーズとか言いながらお菓子を集めて回るとか、
ハロウィンってすごい、いかにも子供向けイベントって感じしませんかね。 なんか昔って今よりもずっと娯楽が少なかったんで、
こういうイベント、たまにあるこういうイベントが子供たちの本当に唯一の娯楽だったんですよ。 クリスマスもそうなんですけど、こういうイベントってもう大体子供向けの作りになってるのがほとんどなん
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ですよね。
日本にいると、特に東京にいると、完全に大人の方が楽しんじゃってるんですよね。
仮装も日本にもとからあったコスプレの文化と結びついて、もうなんか別に怖いものじゃなくて、もう何でもいいみたいになってる。
まあちょっとね、血塗りつけたりとか、それ程度ですよね。 仮装した大人が大勢集まって、酒を飲んで暴れて、みたいになってくると、
もう子供の楽しみ方とはまるで正反対ですよね。 なんかハロウィンとかクリスマスとか、なんかもう是非ね、
大人がはしゃぐ日じゃなくて、子供が楽しむ日であって、大人も自分の子供だった頃を思い出して、 子供の気持ちに変えて楽しむ日になってほしいなぁと思っています。
単なるコスプレイベントとして騒いでいる大人たちを見てると、 なんかなーって思ってしまいますね。
皆さんはハロウィンについて、特に渋谷のハロウィンについてどのようにお考えでしょうか。 もしよろしかったらお便りフォームなど送ってきていただけるととっても嬉しいです。
ではまた。