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この番組は、言語大好きで英語嫌いな私、ソウイチが、英語への悪口を垂れ流しながら、
言語についていろいろなことを考えていく、ポッドキャストプログラムになっています。
番組内で登場する英語への悪口は、全て私の個人的な見解ですので、どうぞご了承ください。
どうもこんにちは、エイゴサーチのお時間でございます。
ちょっと、諸事情により、今日からね、月曜日の夜に更新することにしました。
今、録音しているのは日曜日なんですけど、土曜日の日にね、友達と東京サマーランドに行ってきまして、
一日、太陽の下にさらされていたもんで、今全身が真っ赤になっていて、痛いんですよね。大変です。
こんなことになると思っていなくて、ちょっと太陽の力を舐めすぎていましたね。
僕はこのポッドキャストを、英語がどれだけ嫌いなのかっていうことを世の中に発信していきたいっていうつもりで始めたんですよね。
とっても悔しいことに、現代の世界ってやっぱり英語が世界共通語として認識されてるんですよね。悔しい。
たかだか西ヨーロッパの小さな島国の言語が、なぜ世界共通語として認知されるまでに至ったのか、理由はいろいろあります。
昔、英語の地位がそこまで高くなかった頃って、世界史の舞台って主にヨーロッパだったんですね。
第一次世界大戦くらいまでになるのかな。その頃の外交における共通語の役割っていうのはフランス語がになってたんですね。
なので当時の貴族とか上流会計の人とか、あるいは政治家とか、そういう人たちっていうのは全員共用としてフランス語を勉強してたんですよね。
今でもその名残で、例えばオリンピックだと、英語よりも先にフランス語のアナウンスが行われてますよね。
そんな頃から、日の沈まぬ帝国と言われた大英帝国、イギリスは世界中に植民地を持っていて、アメリカ大陸、それからオーストラリア、他にもインドとかアフリカにもたくさん植民地を持っていました。
まずそこで英語がいろんなところで話されるっていう土壌になったんじゃないかと思います。
その後、第二次世界大戦から冷戦なんかを経て、アメリカの力が世界的に重要視されるようになってくるに至って、英語の世界共通語としての地位っていうのはますます高くなっていったんじゃないかなと思います。
僕はちょっとフランス利益なんで、フランスの話をちょっとさせてもらうと、フランスもイギリスと同じように植民地をたくさん持ってたんですよね。
アメリカのバージニアとかルイジアナとか、あの辺の南部の州っていうのは今もフランス系の人が多く住んでますし、その辺を含めて東海岸全域を新しいフランス、ヌーベルフランスっていって広大な植民地の領土を持っていました。
なんですけどフランスはフランスで、国内でフランス革命なんか起こっちゃったりしたので、結局植民地政策に手が回らなくなってきてしまったんですよね。
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もうそれどころじゃないと。
結局ヌーベルフランスも手放してしまうことになりました。
もしそれがなければアメリカ合衆国の公用語が今はフランス語になってたかもしれないし、そんなフランス語が公用語になっているアメリカが世界に影響力を持っているっていう世界だったら、今やフランス語が世界共通語の役割を果たしていた可能性もありますよね。
歴史にイフはないって言いますけども。
たまに英語がなぜ世界共通語になったかっていうネットの記事を読むんですけど、そういう歴史的な経緯に加えてたまに書いてあるのが英語が簡単だからというものなんですね。
英語ってまず別に簡単じゃないんですよ。
もちろんフランス語とかラテ語とかと比べると洗礼されたなと思うことが多いです。
活用がすごく少なくなっているとか、あるいは名詞の格変化がないとか、名詞の性がないとか、そういうので仕組みとして単純化されているなと思う面はあるんですけど。
でもある言語が難しいのか簡単なのかっていうものを測るための絶対的な物差しっていうのはないので、単純に比較できるものではないんですね。
僕が個人的に英語が難しいなと感じるのは、とにかく日常的に使う単語の数が多いということですね。
フランス語がだいたい3000語で日常生活をまかなえるのに対して英語は5000語と言われています。
一緒に載っている単語をベースで見てもフランス語はおよそ10万語に対して英語は25万語あるみたいです。
仮に英語が簡単な言語だったとして、誰かが英語が簡単だから今日から英語を世界共通語にしようぜって言って決めたわけじゃないんですよね。
誰かがそうやって恣意的に決めたわけじゃない。歴史的な経緯を踏まえて、いわばたまたま英語が世界共通語のような地位を得ることになったわけですよね。
なので、その言語の難易度そのものは英語が世界共通語になった理由というのは全く関係がないと思うんですよ。
今後、英語以外の言語が世界共通語として英語にとって変わる時代というのは来るんでしょうかね。
例えば今、経済的にかなり力を伸ばしているのは中国ですよね。
業界によっては英語よりも中国語をやった方が稼げるようなんて言われることもあるみたいなので、そういう意味では中国語の地位というのも今やどんどん高くなっているんじゃないかと思います。
一方で英語ももちろんまだまだ健在ですよね。
世界のいろんなことが英語で回っているという現状を考えると、英語が今までの地位を全く捨ててしまうみたいなことはすぐには起こらないんじゃないかなという気もします。
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欧州連合、EUからイギリスがこの前に抜けて、今EUの加盟国で英語を第一の公用語としている国ってないんですよね。
マルタとアイルランドが第二の公用語として登録してるんですけど、それ以外で英語を公用語として登録している国って基本ないんですよね。
にもかかわらず英語ってEUの作業言語としてフランス語、ドイツ語に並ぶ地位をまだ持っているんです。
多分この先も英語がEUから消えてしまうということは考えにくいですよね。
実はフランスが英語を辞めてフランス語を第一の作業言語にしようという主張をしてるんですけど、なかなかうまくはいかないと思います。
でも頑張ってほしいですねフランス。
こんな感じでこんな風にEUからイギリスが抜けてさえも英語を取り去ることはできないという現状を考えると、やっぱりこの先英語以外の何か言語が世界共通語のような役割を果たすというのはちょっと考えにくいんじゃないかなと個人的には思います。
みんなはどういう風に思いますでしょうか。
もしよかったらお便りフォームの方からご意見ご感想などを送っていただけるととっても嬉しいです。
ではまた。