始まりました映画の話したすぎるラジオ 第215回になります。
この番組は、大阪で映画トークバーイベント 映画の話したすぎるBARを開催している店長メンバーらによる映画トーク番組です。
私、映画の話したすぎるBAR店長の山口です。
マリオンです。
大石です。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
はい、ではまず近況の話から入っていきましょうか。
マリオンさん、いかがされてました?
そうですね、週は、まずサスカッチサンセットって映画を見たんですけど、
サスカッチって何かわかります?
初めて聞きました。
あのー、雪男みたいな…
あ、そうですそうですそうです。いわゆるビッグフットとか、だからいろいろね、名前あると思うんですけども、ビッグフットの方がたぶん馴染みはあるかなと思うんですけど、
その家族の物語になって、
で、人の言葉は一切聞こえないっていう90分ぐらいの映画なんですけど。
だいぶ前編的な。
そうですね。
たぶんこれまでもこういうビッグフットが出てくる映画ってたぶんあったと思うんですけど、
そこはなんとか人間との絡みでどうこうみたいな話が多かったとおそらく思うんですよね。
それを本当にもうビッグフットだけで構成されてて、だからある意味ドキュメンタリーでも見てるのかなみたいな感覚にもなるんですけど、
ただだいぶ変な映画なので、正直ずっと一体何を見せられてるんだみたいな気持ちにはなるみたいな。
すごいアホな理由で死んだりとかするんですけどみたいな。
これは何をしてるのかなみたいな。
ちょっとその辺をどう噛み砕いていいのか。
ちょっと困惑するような映画ではあったんですけど、ただこのタイトルの通りにもサンセットって名前がついてますけど、
彼らの黄昏時の話なんだなということはわかるんですよね、それは。
彼らの4人家族なんですけど、
まあ、しれっと言いましたけど、誰か死んだりするんですけど、その中から。
彼らはある不思議な風習があって、それに何をやってるのかなっていうのがだんだんわかってくるんですよね、なんとなく。
なんでそういうことをしてるのかなみたいな、だんだんわかってきて、
なんかそれを思うとすごくなんか切なくなってくるみたいなところがすごいあって、
最後の落ちとかもだいぶなんかふざけてはいるんだろうけど、
けどな、これ切ないよなーっていうのがちょっとだんだんこうじんわりと気持ちとしてふつふつと沸き上がってくるみたいな。
なんかそういう映画になってまして、だいぶ変な映画なんですけど、
こんな映画なかなかないので逆にオススメみたいな感じの映画でしたね。
なんか難しいっすね。聞いてる限りだと。
そうですね。
これ以上説明の必要がないというかね、っていうのがあるんですけど、そもそも。
見てくれとしか言いようがないやつですよね。
家がないんですけど、で、ちなみに演じてるのがジェシー・アイゼンバーグとかライリー・キヨだったりするんですよね。
ほうほうほう。
で、よく顔見ると、ジェシー・アイゼンバーグは顔わかるんですけど、
ライリー・キヨとか本当に顔わかんないので、「そうなの!?」みたいな、いうふうに思うみたいな。
人のこともいっつも喋らないですし、うほうほうしか言ってないわけですよね。
役者ってすごいなって思いますけど、本当にそういう意味では。
どんな台本だったんだろうなっていう。
いやそうなんですよね。台本?
動きとか、動きの特訓とかめちゃくちゃしてると思うんですけど、おそらく。
で、あとちなみに監督が、僕が前一回紹介した、トレジャーハンター組子と同じなんですよね。
ああ!あの監督ですか?
そうなんですよね。
ほうほうほう。
ああ。
だからなんだって言うとあれなんですけど。
でも確かにトレジャーハンター組子もやたらちょっとドキュメンタリー感ありませんでした。
まあ確かにドキュメンタリー感はある。
だからまあ、どちらにしろ変わった映画を撮っている人なんだなっていう感じではありますよね。
なんか最後ちょっと切ない感じになるとことかも近いですし。
ああそう、切ないなと思いますね、今回の確かに。
なのでまあちょっとそういう共通点というか。
まあなんか本当にあの、これ兄弟、あと二人兄弟で監督やってるんですけど、確か今回は。
もう本当この二人、ビッグフットが好きだって。
だから撮ったんだ、みたいな感じのことを書いてて。 可愛い理由だなあ。
本当好きなんですね、みたいな、というふうには思いましたけど。
なるほどなあ。
まあ不思議な映画でしたっていう感じですね、はい。
で、もう一本ちょっと、あ、いいですか。
いやあの、今見たら10年以上の歳月をかけて完成させたって、どういうこと?と思って今、情報を見たら。
企画が通らなかったんじゃないですか、やっぱり。
ああ、なのかしら。
まあ、今だったらこれありかなというか、その変わった映画というか。
まあこれ全然関係ないですけど、A24とかでありそうじゃないですか。
なんなら、プロデューサーたしか、アリアスターじゃなかったでしたっけ。
ああ、そうですね、プロデューサーアリアスターです。
でしたよね。
そうそうそう、だからなんか、A24っぽいアート、映画的なものが普通に成立する、みたいな。
今ぐらいになってようやく、こうなんか、あ、いけんじゃないみたいな、っていうのができたのかもしれないですね、もしかしたらですけど。
なるほど。
で、もう1本良かった映画があったんですけど、無名の人生っていうアニメ映画を見たんですけど。
はいはいはい。
これご存知ですかね、お二人。
あの、僕もちょうど今週見てるんですよ、無名の人生。
あ、見ました。
見ました。
すごくないですか。
すごかったです。
すごかったですよね。
いや、ちょっとこれは、今年のなんかベスト10とか、なんか入れる可能性あるぞ、みたいな。
ぐらいちょっとクオリティも高いし、だいぶすごかったんですけど。
で、これ、あの、監督さんがもうほぼ一人で作ったアニメ映画なんですよね、これ確か。
もう声と音響以外全部やりましたみたいな。一人で。1年半ぐらいかけて全部描きましたみたいな。
映画で、で、しかも僕よりもなんか若いというか、だいたい同世代ぐらいなんですよね、確か。
なんかインタビュー見ましたけど、確かそのぐらいですよね。
うん。
あ、てか、映画見てると、なんとなくね、そうかなって思うんですけど。
ね。なんか、すごい馴染みがあるんですよね。
そう。そう。
なんか、ついてくるものに。やたらと。
家に置いてあるゲーム機がゲームキューブっていうあたりで、なんかすごい僕ら世代感をすごい感じるんですけど。
はいはいはい。
なんかそういうところからもすごいなんか、同世代感のある人が、ほぼ一人で作ったみたいな、映画で。
で、まぁ話はなんかその、ある男が主人公で、その人の人生の話なんですけど。
ある、まぁ時代ごとによっていろんな名前で呼ばれるみたいな人なんですよね。
まぁそれがもうすごいあの、別称、別称というかもう、下げすまれてるような、ニュアンスでの名前が使われたりとか。
まぁあと芸名とか、源氏名とか。
そういう意味では本名として呼ばれないみたいな、男の人生の話なんですけど。
結構すごいと思ったのは、ジャニーズ問題とか、結構社会問題ガンガン入れ込んできてるんですよね、まず。
なかなかちょっとひよっちゃいそうなところも、なんかインディーズだからこそガンガン入れ込んでて。
なんかまずそこがすごいなぁと思って。
で、しかもそれを、どちらかというとアニメーションは動き少ないアニメーションなんですけど。
なんか少ないからこそ、めちゃくちゃこうシンメトリカルな画面構成で、編集で見せるみたいな。
なんかすんごい効いてくるみたいな、映画になってて。
本当に冒頭で、ある人の人生をホントハイライト的に見せるみたいなシーンがあるんですけど。
あそこ完全にルックバックですよね。
あー、確かに。確かにそうですね。
うん。本当にルックバックみたいで。
しかも、ルックバックの原作を読んでる時の体感に近い感じのスピード感で描かれてるなーってすごい感じて。
なんか僕が見たかったやつこれじゃんみたいな。
いうふうに思うぐらい、そういう編集がめちゃくちゃ光るみたいな。
映画でそういう意味でも素晴らしかったですし。
そういった男の人生がどこに行くのかっていうのも、全然予想外の展開に行くというか、
そんなとこまで行くの?みたいな。
いや、うん。
っていう驚きもすごいあって、いやこれはちょっとすごいなって思いました。
じゃあわかります。
これはちょっと大傑作だなってすごい思いましたね。
なんか、アニメーションってその動きの面白さっていうところも多分一個大事な要素として言われると思うんですけど、
本作はなんか動きではないというか、
まさにその見せ方っていうところにアニメーションを使ってる感じがすごい良いんですよね。
だからどちらかというと、紙芝居というかもうちょっと言うとフラッシュアニメっぽい感じ?
あーそうですね。ちょっと近いですよね。
なんかそのぐらいの動きなんですけど、むしろだからこそ余白が生まれているというか、
その余白の中に豊かさがあるようにも感じて、なんかね忘れられないんですよ、本当に。
いや本当にちょっとこれすごかったですね。もう一回見たいなっていうぐらいには。
そこが関わって、それまでの人生で見たこととか感じてきたこととかがやっぱり生きてはいるっぽいんですよね。
作品の中にすごく。僕もちょっと全部まだ最後まで読めてないのであれなんですけど。
っていうのはすごい感じたし、やっぱり本当にすごい映画が好きな人なんですよね。
だから本当になんか、もう大学時代になって映画館でバイトして、いろんな映画見まくってみたいな。
だから本当に通ってきてる映画が大体一緒なんですよね。一緒というか。
あー、確かに確かに。
そうなんですよ。だから、結構もうパンフレットの中にこれとかを連想しながら書きましたとか、しっかり書いてるわけですよ。
その作品の中でやっぱり最近のものとか、普通に名前出し上がってくるんですよね。
そこが、もちろん名作とかいろいろありますけど、
てらいなく結構最近の作品でもここから息を受けましたみたいなのを言えるみたいなのは、すごくいいなって思いましたし。
僕も映画作ったことないですけど、作るとか言ったらなんか言いそうだしなみたいな。
っていうとかもすごい思いましたし。
だからなんか本当に同世代がすげえ絵が作ったみたいな感じでもありました。
確かに確かに。
ちょっと頭に入れておきます。
はい。ぜひ機会があれば見ていただけたらなと思います。
はい。
はい。今週はこんな感じです。
はい。大石さんはいかがされてましたでしょうか。
さっき聞き取り見たのは、今週は無名の人生と堅い作なんですけど、
で、無名の人生ってさっきマリアさんと話した通りっていう感じなので。
今ちょっと映画じゃないんですけど、若干話題になって見てるアニメがあって、
前橋ウィッチーズってアニメってご覧になったりしてます?
見てないですね。
てかご存知ですか?
なんか返リンを聞いたことがあるようなぐらい。
初めて聞きましたね。
やっぱそうっすよね。
僕自身も、これ言う人多いと思うんですけど、
ハライチのターンで話題になってるっていうのを、
岩井さんが多分前話を先に送られてきて見て話題すごく良かったっていう話をした回を聞いて、
ターンってラジオですけど。
で、そんなのがあるんだって思ったのと、
あとそれをツイッターで、吉田えりかさんがリツイートされてたんですよ。
で、調べてみたら吉田えりかさん脚本なんですよね。前橋ウィッチーズ。
へー。
トラツバの次これやるんだってちょっと思ったんですよ。
はぁはぁはぁ。
それで見始めてみて、まだ最新話まで追っかけたんで、
最新話まで全然行ってないんですけど、
これがめちゃくちゃ面白くてですね。
というか、パッケージとしてはアイドル魔法少女ものって感じなんですよね。
前橋にいる5人の女子高生がいて、
その女子高生がある日帰る姿の、いわゆるキューベンみたいなやつに誘われて、
魔法少女になって魔女を見習いとして、
お客さんの願いを叶えていくっていうお花屋さんを経営するという任務につくんですよ。
その5人っていうのは全然バラバラの場所から来てる5人。
本当に面識もなくて、そこに行って初めて会うみたいな子たちで、
そこでお客さんが突然、魔法なんで、
商店街とか前橋の商店街とかが突然ちょっとだけ光り輝いて、
求めてる人の前に扉が現れて、
その人がお店に入ってきたらその人を接客して何か願いを叶えてあげると。
そうすると彼らの魔法ポイントっていうのがたまって、
それが99999になったら魔女になれるよみたいなやつなんですけど設定としては。
よくある感じのパッケージなんですけど、
本質をつくんですよね、全体的に物語自体が。
その、やっぱ吉田有利香さん脚本なので、
基本的にお客さん女性なんですよ。もちろん彼女たちも女性だし。
これまでそういうアイドルものあるいは魔法少女ものって、
男性がまず見るものだし、男性オタクが基本的には見ることが多い作品だったし、
主に男性的なファンタジー、どちらかに触れたファンタジーっていう方が多分正しいと思うんですけど、
アイドルものであればより偶像訂正みたいなものを、
それをスポコンと掛け合わせたりするのが結構多いと思うんですけど、
そういったもので、男性が見たい、スポコン掛けるアイドルみたいなものを見せてきたりとか、
あるいは魔法少女ものっていうのは窓まぎとかありますけど、
ある種の世界形的な理想像をそこにかぶせてきたりとか、
っていう形で消費されてきたコンテンツというかジャンルだと思うんですよね。
ただ、本作の主人公たちもそうだし、
悩みっていうものを抱えてくる女性たちっていうのもそうなんですけど、
そこがまずめちゃくちゃリアリティがあるんですよ。
例えば、任意はかな?とかで来るお客さんで、
ビッグサイズモデルって言うんでしたっけ?
ちょっと体が大きいけど、
そういう服のモデルをやられてる方っていうのが来て、
その人に向かって、その5人のうちの1人がすごい拒否反応を示すっていう。
私デブは嫌いみたいなことを言っちゃうみたいな。
結構きつい描写するなとかって思うんですけど。
そうするとその子っていうのは、
そもそも魔法で自分の体型を、
普段現実世界ではある程度体に悩みというか、
少しぽっちゃりしてることが悩みで、
それを魔法によってその世界にいる間だけは細くできてる。
魔女になればずっと魔法が使えるようになるから、
その体型を維持できるから魔女になりたいんだっていう思想を持ってるってことが分かってくるんですよ。
で、その子とお客さん。
お客さんお客さんの悩みっていうのは、
次のお仕事っていうのが、
豚の姿をして宣伝をしなきゃいけないっていうのを受けるかどうかみたいな。
本人はちょっとそれ受けたくないんだけどっていう、
そういう悩みを持ってくるっていう。
で、その2人の邂逅というか、
問題は魔法では基本的に解決しないんですよ。
彼女たちは一応最後ある種歌って踊るんですけど、
それって応援するだけであって、
何かの意思とか背中を押すというか、
あるいは自分の心情をとろするとかっていう形ですることだけであって、
別に解決するのは本人っていうのが、
物語のすべての前提にあるんですよね。
で、そこがすごいまずリアルだなって思って、
魔法があるから問題って解決するもんじゃないっていう描き方。
っていうか、そんなに問題って簡単に解決するもんじゃないしっていう前提で描かれてたり、
全ての問題がそう描かれてる。
主人公たちが抱える問題もそうだし、
お客さんが抱えてる問題もそう描かれるんですよね。
そこがファンタジーじゃないなって思ったんですよ、全体的に。
描かれてる設定とか、魔法少女だったりアイドル的なとこっていうのは、
ある種ファンタジーだったり偶像的なにするんだけど、
でも現実で起こってる問題は問題としてそこに頭身とあって、
その問題をどう汲み取っていくかっていうのは、
むしろこちら側というか視聴者側に渡されてる感じがするんですよ。
で、それがこのパッケージでそれできるのすごいなっていうのは結構思っていて、
それは多分今回の課題作も実はそういうところあるなって思ってるところでもあるんですけど、
なんていうか、すごいマーブル・セブンチーズで描かれてる作品の多くのテーマがある種フェミニズム的な部分、
これはまさにトラツボを描いてるからこそってこともあるんですけど、
それを本質的に届けなきゃいけないのはじゃあ誰なのかってことを分かって、
自覚的にやってるなっていうのをすごい思うんですよね。
ある意味、アイドル魔法少女ものっていうものを消費してきた、
ある種僕たちみたいな男性たちというか、男性でアニメ好きでっていう人たちほど、
そういう問題をないことにしてきたじゃないかっていう。
それってあるよねっていうのを、主人公たちの状況を元に自覚させられる感じがすごいするんですよね。
むしろそこに差しにきてるというか。
そういうのを届けなきゃいけないのはそういう人たち、むしろターゲットはそっちじゃないかって言ってる感じがするというか。
その辺の覚悟を持って描かれてる作品のように自分には思えて、
いや、めちゃくちゃ面白いなっていうふうに見てますという。
ちょっとさっき公式サイトを見ていったんですけど、
そんな話とは思えなかったんですけどみたいな。
そうですよね。
イントロダクションとか読んでても、そんな話だみたいなっていうふうに話を聞いてびっくりしちゃいましたけど。
だからさっきある意味ルッキズムの話から始まって、その後それこそヤングケアラーの話とか、
あとはネットのセクシャルハラスメントの話とか。
すごいですね。
そういう現実の本当にグロテスクな問題が切り込んでくるんで、アニメ見てると。
主人公のピンク色の髪の子がいて、その子ちょっとおバカキャラっぽく描かれるんですけど、
おバカキャラというか前提的な常識的な知識、常識みたいなものがそこまでないからこそ本質をつけるっていうキャラクターでもあって、
M1みたいな人しかわかんないと思うけど、バッテリーズのエースみたいなキャラクターで。
その子が言うことがまあマジでそれなっていうところというか、
まあてか僕らですら刺さってるんですけど全然。
そうだよねっていう感じがすごいして、そこもめちゃくちゃ面白いっていう。
バッテリーズのエースであり、あれですよね、僕思い出しましたけど、
哀れなる者たちのベラみたいな。
そうそうそうそうそう、そうなんですよ。
現代社会に染まってないからこそ、染まってないからというか、
まあ彼女の道を自分で突き進んでるからこそ、本質的におかしいとかおかしいよねってサクッと言うみたいな。
それがめちゃくちゃ痛快っていうとこもあったりするんで。
さすがだなって思いました。
すごい見ててなるほどってなりましたね。
なるほどな。
聞いてて思ったのが、
本来的にアイドルもののアニメとか、
あるいは魔法少女もの、魔法少女ものっていうワードちょっと実は結構使い方難しいワードかなとは思ってるんですけど、
そのどっちも本来女の子のためのものなんですよね、本来的には。
うんうんうん。
で、それが後から来た男性がそれを楽しむようになって、男性側の中にそのジャンルができたっていう認識なんですよね。
ただ、やっぱり女性向けだったら、プリキュアとかも今あるらしい、プリティリズムとか、ちょっとこの辺り詳しいわけじゃないんであれなんですけど、
変身ヒロインものとかアイドルものって女性向けとしてはもう綿々と続いているものとしてはあって、
で、女の子はそれを楽しんでるけど、ある程度年齢いくと結構男性向けに寄っていくんですよね。
うんうんうん。
で、そこで本作深夜アニメとしてやってて、
その年齢がいくとだんだん女の子向けだったものが男性向けになっていっているものをもう一回解きほぐしているのかなっていうふうに今見た限りで見てて、
だから、もちろん変身ヒロインものもアイドルものも女の子の中での問題とか、彼女たちの中でのリアリティに根差した問題みたいなものは描いてるとは思うんですよね。
多分それに近いことをやって名作って言われてるのって王者魔女どれみだったりすると思うんですけど。
あーなるほどね、確かに確かに。
それを多分現代のある種その成人女性とかに響くリアリティラインのものに落とし込んだ、なんか現代の王者魔女どれみなのかなって思ったっていう。
なるほど、確かに確かにね。
なんですよね。
多分やろうとしてることがなかったわけじゃないんだけど、ただその層にはあんまりそのジャンルの形ではなかった可能性がある領域なのかなって気がしたんですよ。
でもそのある成人女性でももちろん女性アイドル好きな方たくさんいらっしゃいますし、ただそのアイドルたちに応援してほしい悩みっていうものが成人となった今の自分のリアリティに根差した悩みっていうことを描いてるのかなっていう風に思ったんですね。
たぶんそこめちゃくちゃ自覚的だなって思った一番最初のところがオープニングテーマがあるんですけど、で彼女たちが歌ってるアニメのオープニングテーマがあるんですけど、その作詞がツンクなんですよね。
ハロプロってやっぱり今はどちらかというと女性人気の方が多いというか、もともとは多分モーニング娘。の頃からそもそも女性に対する文脈もかなり強いアイドルの系譜だと思うんですよ。
そのプロデューサーだったツンクにそもそ作詞を任せてるってあたりが結構自覚的ではある気はして。
そうですね、確かに。じゃあここで秋元康さんいますかっていうのは絶対違うじゃないですか。
そうそうそうそうそうですよね。
なるほどな。
うん、なるほど。
で脚本吉田えりかさん。
そうなんす、そうなんす。
雑組でもうわかるよねっていう。
そうなんです。
ちょっとなんかそこにアンテナ立ってなかったのちょっといやもったいないことしてるなーって思いましたね。
なんかなぜこれのことを今になって知るんだっていうか。
絶対いいですね。
もうなんで、ここ最近はジークワークスとマイバフェイティーズをずっと行ってる気がしてるんですけど。
今期は。
いや今期も話題作多いじゃないですか。
馬娘のシンデレラグレーとかも気になってるし、
アポカリプスホテルとかもなんかちょっとこれに乗れてないの惜しいなって思ってたりはするんですけど、
ちょっとまたさらにダークホースがいたんですね。
いやーそうなんす。これ隠れたダークホースなんで是非見ていただきたい。
僕は結構推してます一番今期。
へー。
なるほど。
ちょっと、なるほどな。
目指してるとこが面白いですね。
今週こんな感じです。
僕はですね、新作映画はお題いい作をもう一回見直したぐらいしか見てないんですけども、
今期のアニメの本命場であるジークワークスの話をもう一回したいと思ってるんですけど。
はいはい。
9話でね、やらかしよったんですわこれが。
やらかしよった。
やらかしよったんですわ。
やってくれたなこの野郎って感じなんですよ。
で、僕の中に大いなる興奮と深い失望が同時に存在している状態なんですよね今。
こんなことをやってくれるのかっていう思いと、結局こうなっちゃうのかみたいながっかりっていうのはね、
どっちもあって、今も完全に僕の中で分断してるんですよね本当。
これが良かったのかどうかはもう僕の中ではわかんないんですね。
本当。
なんかあの、劇場版見たときは大海原を目指すんだみたいな感じを見てたんですけど、
なんか気づいたら中学の連れとずっと近所のスミンプールで遊んでるみたいな感じで、
お前たちワンピース探すんじゃなかったよかよみたいな。
あー、なるほどな。
ただ、そのスミンプールでの遊び方はマジで恐るべきことをやってるんですよ。
本当に。
中学の連れとオリンピック級のことをしてるんですよね、スミンプールで。
オリンピック級のこと。
ただ、そこはスミンプールでしかないし、中学の連れでしかないんですよ。
でも、オリンピック級のことをしている、ものを今見ているっていうね。
そうですね。
なんかね、もう爆発しそうなんですよね。
確かにな。
ただ、すごい。ただすごいです、本当に。
本当にすごいんですけど、ただこの番組の劇場版GQアクス回で言ってたことは完全に裏切られました。
そうですね。
はい。完全に裏切られてます。
もう、僕が言ったことは完全に的外れでした。
そうですね。
もう聞き返せなくなっちゃいましたかね、じゃあね。
何言ってんだ、こいつらみたいな。
でもね、振り返ってみるとというか、劇場版の頃から、まあ確かにそうもなるわなっていう。
そうなんですよ。
むしろ伏線だらけというか、なるべくしてなってるとさえ思うんですね、これが。
いやもう、ガンダムオタクの中で煮込み続けますよ、もう。
ポコポリを作り続けますよ、もう。
GQアクスはそっちに行きましたね、完全に。
そっか。
っていうね、人に勧めにくくなっちゃいました、僕の中で。
なるほど。
ガンダム好きなら見てくださいっていう。
ガンダムを知らないんだったら、ちょっとまあ身の足踏んでもいいんじゃないでしょうかという。
生まれてしまっています。
でも現実問題、このGQアクスを見てファーストを見てるって人、割と若い人より増えてるらしいじゃないですか。
だから結果的にはアリになるんですよね。
劇場版から入って、でファーストを見て、ファーストを見た上でGQアクスを見たら結果的に収まるとこに収まるんですよ、それ。