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はい、始まりました。映画の話したすぎるラジオ第100回になります。
この番組は、大阪の南森町にあるヒガリ店長によるイベント型カフェバー週間周りで、映画トークバーイベント
映画の話したすぎるBARを月1ペースで開催している店長メンバーによる映画トーク番組です。
私、映画の話したすぎるBAR店長の山口です。
マリオンです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
はい、今回番組がリニューアルして、第100回ということで、
今回からリニューアルも関さずに名乗らせていただいたんですけれども、
今回から原口さんが参加せずに、3人の収録で始める予定だったんですが、
ですが、
前田さんがね、電気代払ってなくて電気止められたんですって。
言っちゃった。言っちゃった。
編集所カットするかもしれないけど、許可出たら残すから入れときますわ。
電気代払ってなくて止められたんですって。
で、今電気を復旧させて収録参加をしようとしているところなので、
一旦2台で始めてるんですけど。
はい、まさかね、そういうこともあるんですねっていう。
3人で改めて見たタイミングで、すごいなと思って。
幸先が悪いですね。
これぐらいの感じでいいかなっていうのもあるので、
まあ、いきましょうか。
はい、こんな感じで塗ると。
いきましょうか。
じゃあ、丸野さん近況いかがされてました?
そうですね。
映画としてはシーセット、その名はバケを見てきまして。
映画が好きな人だったら、このニュースは覚えてると思いますけど、
ワインスタインの性的暴行をまとめ上げた女性記者2人の物語になるんですけど、
原作となったルポもたまたま読む機会があって、
ちょっと事前に読んでた状態で見てたんですけど、
結構ボリュームのあるルポだったんで、
どんぐらいまとまってくるんかなって思ったんですけど、
すごくよくまとまってて、
ちゃんと事件の調査をしていく過程とか、
女性記者たちの奮闘とかも含めてちゃんと描いてるし、
あとワインスタイン1人が問題じゃなくて、
それを野放しにしている社会とか法システムが問題だよねっていうところにちゃんと視点が行ってるっていうあたりの、
クレイバーサーとかも含めてすごく丁寧に作られてて、
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とても見応えのある大統領の陰謀とかスポットライトとか、
そういう関係の作品あると思うんですけど、
ペンタゴンペーパーズとか、
それに肩を並べるような、
そういった感じの映画になってすごく面白かったです。
結構このタイミングでの話題作ではあるし、
やっぱり映画業界の中でもめちゃくちゃ大きいニュースだったと思うんですね。
ミートゥーの走りでもあるし、
最近のキャンセルカルチャーの流れとかも割と大きな節目だったような気もしてるんですけど、
結構作り手の善悪と作品を紐づけるのかみたいな話ってよくあると思うんですけど、
やっぱり彼が関わった作品はもう色眼鏡なしでは見れないというか、
作り手と作品別ってよく言いますけど、
性格悪いとかだったら全然いいんですけど、
作る工程にそれが含まれてたっていうのが、
もう作品の中に罪性が含まれてしまっているよなっていうのを思うんですよね。
特にこれに関しては。
そうですね。
分けて考えたいけど、
いやでもちょっと分けられないよねっていう部分はありますよね。
作る工程を利用してそれが行われたっていうのが、
もう分けて考えられないよなっていうのがあって、
これに関しては本当に、
映画産業の中で行われた悪事に関して、
やっぱり映画でそれを語るっていうのは必要だったんだろうなと思ってて。
そうですね。
まだまだね、いろいろ問題とかはあると思うんですけど、
それをやっぱりこういう姿勢がありますよっていうのを、
やっぱりちゃんと映画側が示してくれるっていうのが大きいのかなっていうふうに思いますね。
起きてしまったことはもうなかなか取り返しがつかないので、
じゃあこれからどうするのかっていう姿勢が問われたりすると思うんですよね、やっぱり。
他何か。
そうですね。
あと最近ちょっとドラマをまた見始めるようになったというか、
いろいろドラマに手を出しては途中で止めてるものが4,5本ぐらいあったりするんですけど、
ようやくThe Boysを、最新シーズンを見終わったりとかしまして、
結構ちょっと途中から見るのが辛くなってきてたんですよね、The Boys。
つまらないとか出来が悪いとかいう意味じゃなくて、
描いてることがめちゃくちゃ内容が辛いっていう意味でちょっと見るのを止めてたんですけど、
諸に今この社会で起こっているいろんなエクストリームすぎる文壇とか、
あとトキシックマスキュリティとか、
あと血筋さえ正しければ全てがいいというみたいな、
そんななんか血統主義みたいな価値観みたいなのがもう全面に出てきて、
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それを批判的にもちろん描いてるのは分かるんですけど、
もうその描写がリアルすぎて、現実とほぼ変わんねえじゃんみたいなぐらいになって、
ちょっと見るのが辛くなってたんですけど、
でもちょっとようやく見終わって、本当に辛かったっていう感想になってしまって、
もちろん次のシリーズまだまだ続くので、見ていきたいなと思うんですけど、
本当になんか一話一話辛いなあと思いながら見てましたね、ザ・ボーイズを。
そんなに?そんなにですか?
辛かったですね。
ちょっとね、シーズン1とかシーズン2の時とかは結構まあ、
あ、よう描いてんなあって思ってたんですけど、
ちょっといよいよ辛くなってきたなあみたいなぐらい、
なんというか、ホームランダー率いるヒーローチームみたいなのがボロクソ悪いみたいなのはわかるんですけど、
主人公側もちょっとそういう男らしさみたいなものに囚われてしまうみたいな展開がちょっと今回あって、
そこが結構辛いというか、もう相手がこんなに悪だったらこっちもそれで行くしかねえじゃねえかみたいなところまでちょっと追い詰められてしまうというか、
そういったキャラクターの振る舞いみたいなのが結構前面に出てきて、なかなかちょっと見てて辛いというか、
男性自身がそういうのに辛く苦しめられてるっていうのが諸にわかるなっていう描写で、
それはすごく正しいんですけど、その描き方がもう的確すぎて本当に辛いっていう感じですね。
なるほどね。
ザ・ボイズってもともとその兆候はあったと思うんですよ。僕シーズン2までしか見てないんですけど。
まあそうですね、兆候は全然あったと思いますけど。
だからそのエスタブリッシュメントの成功者たち、セレブたちがやってた悪事を底辺にいる奴らが暴いてやるぜみたいな、
でもその暴いてる奴らもちょっとえげつないよねみたいな、
ちょっと何というか、反骨心みたいなもので見れる範囲のものだったような気がするんですよね。
シーズン1ぐらいは。
2はちょっと、いやでもこっちもちょっと染まってきてないですかみたいなの入ってきてた気がするんですけど、
それをもっと煮詰めていった感じなんですかね。
そうですね。もうさらに突き詰めていってしまった結果が、やっぱりそうなるよねっていうことだなあっていう感じがするし、
まあもうなんかその後、ちらっとワードとしてエスタブリッシュメントへの反抗、反対みたいな部分で言うと、
まあそれって結構陰謀論とかともつながってきたりするじゃないですか。
なんか俺は頭悪いけど、なんか学者には知らない知識を僕は知ってるんだみたいなので陰謀論にハマっていくみたいなので、
まあもうコロナ禍でも、コロナ禍以前からあったと思いますけど、なんかもう余計に目につくようになった中で、
まあ結構シーズン3もそういう面がやっぱりね見えてきたりするので、
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なんかもうこんな陰謀論やんみたいなのに、なんか平気で染まっていく普通の大人みたいなのが、
なんかもうありありと普通に出てくるみたいなのが、
もうリアルすぎて、ああもう本当現実って辛いなあっていうふうにちょっと思ってしまうような体験でしたね。
なるほどね。
もともとね、ザ・ボーイズが陰謀論すれすれの話ではあるっちゃあるとは思うんですよ。
この世界で成功している人たちは実は邪悪で裏から世の中を操ってますと、それに俺たちは噛みつくぜっていう、
そういう陰謀論者にとってのある種の甘い蜜としての作品構造を持っている話ではあると思うんですよね。
ザ・ボーイズってもともと。
それを加速させるって結構挑戦的だし、見てる方としてもこの話に乗ってた自分ももうちょっとそのディール乗っかっちゃってたのではみたいな怖さもあるような気はして聞いてたらね。
うーんそうですね。
いやーそんなとこに踏み込んでるんですね。
そうですね。すごいとこ踏み込んでいくなって思うし、次のシーズンどうするのって毎回思うんですけど、これ以上何を、もっと事態が悪くなるのかって思うと辛くなるんですけど、ちょっと次も気長に待ちたいなと思いますね。
いやーちょっとね、優雅な男性性映画大好き人間としてはちょっと見たくなってきましたねそれは。
ちょっとぜひ見ていただけたらなと思います。
はい、まいださんが参加されました。お疲れ様です。
お疲れ様です。すみません、お待たせしました。
ちょっとー、ちょっとー、あのー、第100回で新規一転のタイミングですよ。
本当そうですよね、私も家帰ってきたら停電してて、ちょっとニュースで調べましたもん、自分が住んでる市区町村に停電起こってないか。そしたら起こってなかったです。
まあ、あのー、いいです。まいださんが思ってたよりヤバい人だなっていうのが分かったので。
ガスはね、結構止められたことあるんですけどね、電気も止まるんだと思って。
止まるんだって止まるでしょうよって。
電気は結構すぐに回復してくれるんでよかったです。
水道止まったらヤバいって言いますよね。
死んじゃう。
まあ、わかりました、了解です。
まいださんの近況はいかがですか?
私は劇場では窓辺に行ってサンサン劇場に見に行ったんですけど、つかぶつの。
その時にまたまた迷ってた、君だけが知らないっていう韓国映画を見てきまして、
なんか全然私この映画のこと知らなかったんですけど、
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サンサン劇場の支配人の方のツイッターでちょっとYouTubeの切り抜きというか、紹介してるのを見かけて、面白そうだなと思って見たんですけど、
すごいこれぞ韓国映画っていう感じのテンポのいい作品で、どうなるのどうなるのっていう感じすごい面白かったです。
主人公が記憶をなくした状態で意識が戻ったっていうところから話が始まっていくんですけど、
そこから何が原理して何が嘘なのかとか、主人公の記憶の断片と繋ぎ合わせながら話が進んでいくっていうサスペンスなんですけど、結構面白かったです。
なるほど。
こっちも気を抜いたらすぐ記憶なくしてしまうんで、ちょっと頑張ってついていくように見てました。
確かにね、話ちゃんと覚えてないと難しいタイプの映画ですよね、聞く限りだと。
そうですね、あと、私すぐ映画に出てきた人の顔がちょっとでも似てると本当にわからなくなるんですよ。
それを意図的に似てる人なのか、私が似てると思ってるだけなのかわからない。
それすらも。
ありますね。
主人公と同じくらい混乱してましたね。
お前だったのか、みたいなのに驚けないみたいになっちゃうじゃないですか、それがあると。
あれ、これってあの人だっけって、ちょっと確証が持てないみたいになると。
そうなんですよ、それ本当に。
登場人物いっぱい出てくる作品は、本当に髪型とか髪色とか、メガネかけさせるとか、本当にもう頼むからばらけさせてくれって。
なるほど、前田さんそれやったらアニメの方が向いてるかもしれないですよ。
だから私、進撃の巨人は、漫画はちょっと、名前もあの漫画って横文字の名前というか、ちょっと外国のぽい名前なんで、
本当に登場人物がわかんなくなっちゃって、漫画途中で残念しちゃったんですけど、アニメはその辺もすごい声優さんとかの力もあって、すごいキャラがわかりやすいんで。
確かにそうですね、アニメとかだとその辺がだいぶフォローされてて見やすいと思う。
なるほどね、ちょっと僕注目しなかった作品なんで、なんか面白いんだなっていうふうに思いました。
そんな感じですかね。
はい。
僕はですね、先週から映画は見てないんですけど、ちょっと今見たいなって思ってる映画があって、思い出のマーニーを見たいなと思ってて。
この間やってたやつですかね。
やってましたよね。
子供が見てたのは、僕横でスマホ触りながら片手まで見てたんですけど、あれこれ思ってたよりいい映画なのではと思って借りてきちゃったんですよ。
思い出のマーニーはめちゃくちゃいいですけどね、大好きですけどね僕。
私も見たことないんですよ。
すごい良さそう。
素晴らしいですけどね。
ついでにジブリあんまり目立ってないシリーズ一緒に借りちゃおうと思って、海が聞こえると思い出ポロポロを借りたんですよ。
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目立ってなくはないけど、ちょっと色変えますもんね。
渋いチョイスって感じのラインナップですよね。
思い出ポロポロは僕小学校低学年の時に公開で、家で見たことあったんですけど、全然ピンとこなかったんですよあの話。小学校の自分には。
分かります。子供には多分何も面白くないですよね。
今見たら結構ピンときそうだなと思って、ちょっとね見たいなと思って3本借りたんですけど、多分3本見るのは無理だし、何だったら結局どれも見ずに返しそうな気がしてるんですけど。
海が聞こえるって高知県でしたっけ?
そうなんですか、あれ。
あれ、海が聞こえる高知県だった気がします。
そうなのか、見たことないな、僕。海が聞こえる。
結構ねその人間描写が俗っぽいというか、ちょっとなんか生々しい感じな分、ジブリを求めてる人からあんま評判良くないっていうイメージなんですよね、海が聞こえるって。
でもまあそこが楽しみというか、ジブリが本当は得たかった多様性というか、こういう路線もやろうとしたっていうのはちょっと見ときたいなと思って借りてきたって感じですね。
見なかったらこのまま次回触れないです。見たら触れます。
そんな感じですね。
はい、じゃあテーマトーク入っていこうかと思うんですけれども。