1. 映画の話したすぎるラジオ
  2. 第232回(2)『チェンソーマン ..
2025-10-05 1:04:19

第232回(2)『チェンソーマン レゼ篇』”漫画原作アニメ映画の悪魔”を恐れなさい

『チェンソーマン レゼ篇』の話をしました。

漫画「チェンソーマン」の中でも屈指の名エピソード「レゼ篇」を高いレベルでアニメ化した本作の評価軸の難しさ、映画から派生してチェンソーマンそのものの魅力について話しています。

■メンバー

■映画の話したすぎるBAR

■お便り

■SNSアカウント

■番組グッズ販売

The post 第232回(2)『チェンソーマン レゼ篇』”漫画原作アニメ映画の悪魔”を恐れなさい first appeared on 映画の話したすぎるBAR&ラジオ.

Copyright © 2025 映画の話したすぎるBAR&ラジオ All Rights Reserved.

サマリー

今回のエピソードでは、アニメ版『チェンソーマン』の人気エピソード『レゼ篇』が映画化されたことについて議論されています。主人公デンジと謎の少女レゼとの関係や、アニメーション制作の詳細、視聴者の感想などが語られ、作品の魅力と課題に迫ります。第232回では、『チェンソーマン』アニメのレゼ篇について論じられ、映像表現と漫画としての特性の比較が行われています。特に、アニメ制作における期待値と実際の表現との差に焦点が当てられ、視聴者の感情や解釈の難しさについても言及されています。 「チェンソーマン レゼ篇」では、映画のシーンを通じてキャラクターの複雑さや物語の深みが探られています。また、映画館でのではしご観賞の現実や、90年代後半の舞台設定などの要素についても議論が交わされます。『チェンソーマン レゼ篇』では、悪魔の種類やその存在がもたらす脅威が深く掘り下げられ、主人公デンジとレゼの運命的な出会いを通じて、異なる背景を持つ若者たちの共通のシンパシーや葛藤が描かれています。第232回のポッドキャストでは、『チェンソーマン』のレゼ篇に焦点が当てられ、キャラクターの複雑な心理やテーマに迫っています。特に、孤独と欲望、人間関係のダイナミクスについての議論が展開され、牛尾健介による音楽の重要性も強調されています。

映画化されたレゼ篇の概要
今日のテーマトークは、『チェンソーマン レゼ篇』です。はい、ではマリオンさん、解説をお願いします。
はい、映画ドットコミより解説を読ませていただきます。
2022年にテレビアニメ版が放送された藤本達希の大ヒットコミック、『チェンソーマン』の人気エピソード、『レゼ篇』をアニメーション映画化。
テレビアニメの最終話から繋がる物語で、主人公デンジが偶然出会った謎の少女レゼに翻弄されながら、予測不能な運命へと突き進んでいく姿を疾走感あふれるバトルアクションと共に描き出す。
チェンソーの悪魔との契約によりチェンソーマンに変装し、公安対魔特異四家所属のデビルハンターとして悪魔たちと戦う少年デンジ。
公安の上司である憧れの女性マキマとのデートに浮かれる中、急な雨に見舞われ雨宿りをしているとレゼという少女に出会う。近所のカフェで働いているというレゼはデンジに優しく微笑みかけ、二人は急接近する。この出会いをきっかけにデンジの日常は大きく変わり始める。
テレビアニメ版に引き続きマッパがアニメーション制作を手掛け、テレビアニメ版でアクションディレクターを担当した吉原達也が監督を務めた。テレビアニメ版のオープニングテーマも世界的ヒットを記録した米津玄師が主題歌を手掛け、エンディングテーマでは米津と宇多田ヒカルがコラボレーションした。
はい、ではここから内容に触れる話に入っていきますので、ネタバレ気にされる方がいらっしゃったらぜひ見てから聞いていただけたらと思います。ではアサヒの感想、マリオンさんいかがでした。
そうですね、チェン・ソーマン一切読んだことなくて、何も予習をせずにあえて言ってやろうかなと。
いいですね。
お二人も見ててチェン・ソーマン知ってるって感じだったので、そういう人がいてもいいかなということで、納弁で言ってみました。
ではちょっと事前に大石さんから一応、いきなり見てもいけますよみたいなこと言ってくれたので、大丈夫かなと思った。その点では全然大丈夫でした。
いきなり僕みたいな人が言っても全然わかる映画でした。そういう意味では素晴らしいなと思いました。
で感想としては、これ魔性の女しか出てこないのかっていう。刺激強すぎませんかこれ。ちょっとやばいって思いましたけどね。
こんなもんちょっと健全な青少年が見たら狂わされるじゃんみたいな。ダメだよみたいなって思いましたけど、ちょっとやばかったですね。
レゼンにしろマキマにしろちょっと狂わされちゃうわーみたいな感じの人だったので、そういう意味では最高でしたね。
そういう人大好きなので、でんじ君と同じような気持ちで見てましたね。
そこの幻想を追いかけそうになるんだけど追いかけてはならぬみたいなスタンスっていうのが今作あるなぁと思っていて、そこが結構一本筋通ってるなというふうに思いました。
日常というか冒頭の部屋で過ごして3人3マンセルですか。わからないんですけど僕は。日常というか。
なのかなと思って、そこに戻るみたいなというか、戻らなければならぬみたいな思いをすごく感じましたね。
名前はあれパワーちゃんって言うんですか?赤い角の女の子は。レゼンを追うなパワーちゃんを追えっていうふうなワードが僕は思い浮かびましたけど。
アクションもすごかったですね。後半からずっとアクションやってるみたいな、とにかくぐりんぐりん動くみたいな。なんじゃこりゃって思いました。すごかったです。
ただ何やってるか全然わかんないです。すごかったけど何やってるかよくわかんなかったです。
でも本当にある種のパムファとあるものというか、そういうの僕は大好きなので、この作もすごく個人的には一本の映画としても普通に楽しめたっていう感じでした。
はい、大井さんいかがでしたでしょうか。
僕はそれこそチェーンソーマンは原作をただジャンププラスで一通り読んでいるだけなので、一回読む分には無料ってやつでですね。
なので一応全部は知ってるけどそこまで深く読んでるわけではないっていうようなバランスで、アニメシリーズも見てはいるかなっていう感じで、正直そこまで熱量は高くない状態で見に行ったっていうのがあるんですけど。
でも今作、レゼ編実際その原作読んでる中でもまあ割と中核というか中盤の結構大事なエピソードになるのかなと思って、ここ劇場版にするっていうところの筋の通り方もあるなっていうのも思ってたので、なるほどなと思って見に行ったっていう感じです。
実際見てみての感想は、レンジ見てるとなんか元気出るのなんなんだろうなっていうのはすごい思っていて、これアニメの時も原作よりもアニメ以降結構それを顕著に思うようになったんですけど、
ある種単純明快さというかイノセントさみたいなものを讃えてる彼を見てるとなんか元気がもらえるというか、あの世界もそうだし現実世界もそうですけど複雑回帰じゃないですか。
しかも特にチェイス・オンマンの特徴って次のページで人が死んでても何もおかしくないんですよね、あの漫画ね。本当に展開が読めないというか、サクッとまあまあ重量層の人が死んでいくんですよ。
まあレンジも何回も死んでるんですけど、なんかその死の軽さっていうところのなんていうんですかね、単純、そこは単純明快というかすごい複雑な世界なんだけど、しかもすごい地獄みたいな世界なんだけど、死ぬってのは単純で簡単に訪れるみたいな。
そこだけをまあ信じれるみたいなそういう世界の中で、なんかすごいまあある種不死身の体を持ってしまったがゆえにイノセントでいられる彼のなんかその感じが何ともこう見てて元気がもらえる感じがして、なんかそれだけで結構良かったかなって思うような劇場体験ではありましたね。
あんま何も言えてないって何も言えてないんですけど、なんかあんまりここのシーン良かったなっていうのは僕自身はですけど、あんま覚えてなくて。なんか単純にそのチェーンソーマン自体にあるそのまさにパワーというか、そういうものをただ食らって帰ってきたって感じがあったので、なんかそういう意味で、うん、そのすごい元気が元気をもらえる映画だったなって。
作品の完成度と課題
はい、僕はですね、まずもともとチェーンソーマン自体はおおよそザーッと一通りは読んでるかなぐらいで、大雑把に話はつかんでるけどディティールまではぐらいの具合だったんですね。で、今回映画を見てその後、前編、あの一部を前編読み直した感じでした。
で、元々すごい映画的な漫画ではあって、そのモチーフが映画っぽいんですよね、そもそも。特にB級映画っぽいんですよね、あの設定であるとか実際の描写展開とかもそうなんですけど、あと小回りとかアクションもすごい映画っぽいんですよ。
で、そこが本当に上手くて、そこをいかに生かすかっていうのが、まあ映像化アニメ化映画化の肝ではあるとは思う作品ではあるんですけど、実際その映画的な漫画を映画として作るっていうことでできる限りのことをやりきってる作品だと僕は思っています。
で、この作って映像化がむちゃくちゃ難しい漫画だと思ってて、ある意味その漫画で正解が示されている作品だと思うんですよ。映像化したらどうなるべきかっていうのが。だからそこを外すことができない作品でもあるなと思って。
だからこれを実現したらこの作品の映像化としては100点ですよっていう答えがあって、いかにその100点を取るかっていうのがもうチェンソーマンの映像化の肝だと思うんですよ。だからそれをやればいいっていうのもあるんだけど、同時にそれをやらなければ失敗扱いされてしまうっていうめちゃくちゃ難しい課題だと思うんですよね、それって。
で、同時にそれをやりきったとしても100点以上にはならないんですよ。
それは難しいんですよね。
そのめちゃくちゃ難しい課題を与えられた映画だったと思うんですけど、アニメはありましたけどちょっとごめんなさいテレビシリーズの僕見てないんであくまでこの映画だけでの話としますけど、そのめちゃくちゃ難しい課題に対してこのチェンソーマンっていう漫画らしさを表現できてること自体が圧倒的な達成だとは思ってます。
いやちょっと本当に語り口難しいんですよね。
100点が示されてる作品であり、100点を取らなければいけない作品であり、100点を超えることができない作品でもあるっていうめちゃくちゃ難しい作品だと思うんですよ。
それに対してかなりやりきってるすごい作品だとは思ってます。
ただね、やっぱね漫画がすごいんですよ本当に。
今回読み直して思いました。漫画がすごい。
漫画がすごいです。チェンソーマンは。
で僕今日本当にこのチェンソーマンレゼ編っていう映画の話だけをしないといけないっていうのにめちゃくちゃ気付けないとチェンソーマン全部の話しだしそうなんで。
そうですよね。
気付けます。できるだけチェンソーマンレゼ編の範囲で喋れることを話すっていうのを頑張ります。
それちょっと僕も気をつけなきゃなと思ってます。
ほっとったらもうチェンソーマンはあそこだねとかね喋り続けそうなんで。
今じゃあお二人はあれですねピンを取る前の状態というか。ピンを取ってしまったら漫画の話をしてしまうみたいな状態ですね。
っていうカセをつけた状態で頑張ります。
はいってな感じでではお便り紹介させていただきます。大石さんお願いします。
はい、絵馬原さんからいただきました。
店長メンバーの皆様こんばんは。また絵馬口さんとマリオンさん先日はありがとうございました。
テーマ作品についてですが傑作である原作漫画を高いクオリティで映像化してみせた見事な作品だったことは間違いありません。
ハイレベルで完成度が高く非の打ち所はないと言えます。
ただ正直に申し上げると個人的には鑑賞前の期待値を上回ることはありませんでした。
レゼ編を劇場版にするならこれくらいのクオリティは当然期待していたという思いが強く不満点や文句は一切ないものの
突出してここが特別好きだと感じる部分も特に見つけられなかったというのは率直な感想です。
とはいえそんなことを言いつつも秋君こと早川昭が動いているだけで泣きそうになる程度には楽しんではいましたが
皆様の感想を楽しみにしていますとのことです。
はいありがとうございます。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
この前マリオンさんと3人で飲みに行ったんですよね。
ああそうなんですね。
絵馬さん大阪にいらっしゃったんで。
うんうん。
いやひどかったですねあの日。
何の話したかな。
リンダリンダリンダの話よくしてましたけどね。
はいはいはいはい。
絵馬さん大学で学祭の実行委員会やってたっていうかなり当事者性の高いエピソードを聞いてたんで。
なるほど。
あの人は今普通の軽音部に呪われています今。
僕が勧めてしまった。
そうあの大井さんが呪いをかけたんですよね。
いやまさか僕はただただお勧めですよって言ったんですけど呪いになると思ってなかったんでびっくりしてます。
そうですね。
あとあれですね366日の話してましたね。
あの僕が本当に言いたかったことを言えました。
飲み会の席だから言える。
よかったっす。
ラジオではなかなかここまでフルスロットルには言えないみたいなところをね。
すごかったですねあれは。
あの時輝いてる2人の話聞くのがめちゃくちゃ面白かったです。
本作自体は完成度は高いけれども期待値を上回ってはいないっていうことで。
これねどう捉えるかだと思うんですよ本作自体を。
チェーンソーマンを高いレベルで映画化できた時点でめちゃくちゃすごいんですけど。
その期待値を上回ること本当に難しいんですよ。
だってそのレゼ編ってそもそも一本の映画のように作られているエピソードなんで。
あのそれは映画なんですよ。
映像表現と漫画の特性
それは映画なんです。
で上手く作ったら映画になるし同時にそれを超えないっていうのもあると思うんですよね。
で例えば鬼滅の刃とかだったら鬼滅の刃ってむちゃくちゃ漫画的な演出によって作られている漫画だと思うんですよ。
1枚絵の表現によってなしている部分っていうのはすごい大きいと思うんですよね。
あと結構セリフの漫画だと思ってて鬼滅の刃は。
それをやっぱりこう映画になると割とセリフが多かったりするなっていうのは僕は思うんですけど。
同時にやっぱり漫画では1枚で表現されたものがアニメーションになるっていうそこがやっぱり鬼滅の刃ってすげえ作品ではあると思うんですよ。
そこに漫画を超えてくるものが映像だからアニメだから映画だから表現できるっていうのがやっぱり鬼滅の刃のテレビシリーズとか映画が達成できていることだと思うんですけど。
チェンソーマンってそもそもこうなるように作られている漫画だからそうなってしまうっていう。
なんか頑張れば頑張るほど正解に近づいていってしまう作品だなって気が僕はしてるんですよね。
そうなんですよね。
だから僕アニメも見てたんですけどアニメもめちゃくちゃ期待値高い割には見てみると上回らないというか思ってた通りの絵が動いているだけになってしまう難しさがあったなと思ってて。
確かに僕アニメ見てないんですけどなんか評判あんまり良くないんだみたいな感じ?
みんなの感想というか期待値の上がってたからこそなのかわかんないんですけど結構みんな熱量高くない感じっていうのは見てましたけどね。
漫画以上の解釈がアニメから得られなかったっていうのが多分僕の感想で。
なるほどな。
これ例えとして全然違うかもしれないですけど、めっちゃ映画っぽいゲームってあるじゃないですか。
あれを映画にしたら途端になんか普通だなってなるみたいな現象って結構あるじゃないですか。
それと一緒ってことですかね、今回の。
期待通りだったなというか、あんま超えてこないなみたいな感じって。
多分さっき山口さんが鬼滅の刃との比較をおっしゃってくれたんで多分それがすごいわかりやすいなって僕、話聞いてて思ったんですけど。
鬼滅の刃がまさにセリフ先行で物語られていく物語だったら、チェーンソーマンはアクション先行なんですよ、とにかく。
動きで、漫画なのに動きで先行して動いていくというか。
むしろセリフだけ追ってるとあんまりよくわからないぐらいなところがあって。
で、それで成り立ってるんで、要は漫画読みながら映像が動いてるんですよね、みんなの脳内で自然と。
そうじゃないとなかなか解釈できないシーンが多々あるってのもあるって思うんですけど。
ってなると、結局それがアニメーションとして映されたとて、それは脳内にあったものでしかないから、そこの難しさなんだろうなと思うんですよ。
で、しかも例えばそれ、アニメーションにあるときもう一個その声がつくっていうのも結構ポイントだったりするんですけど、
アニメの期待値と実際
割とこれも正解につく選び方してる気がするんですよね。アニメ版も、今作においても。
明らかにみんなの脳内に流れてたあろう声が流れてきてる感じ。
もうキャスティングも外してないってことですか?
外してない。そこがだからもう本当に期待通りすぎるんだと思うんですよ。
それってすげーことなんですよ、本当に。
普通すげーんですよ、これ。
確かにね、想像できることじゃないんですよね。
けどやっぱり、僕たちは期待値のさらに一歩、さらに上のものがやっぱり見たいっていうか。
っていうのからするとやっぱり、うーんみたいな。
よかったけどみたいな出来事になったらどうしてもなっちゃうってことなんですね。
そうなんですよね。だから、すごいと本当に心底思ってるんですけど、
言葉にしようとすると、期待値に限りなく近づけている作品って言い方になっちゃってて、
その期待値ってむちゃくちゃ高いんですよ、本当に。
チェーンソーマンが映像になることの期待値なんてバカ高いんですけど、
それを99.9999で達成できてること自体がすげーじゃんって思うんだけど、
いやそれって超えてませんよね、みたいな感じてしまう部分。
喋るとそういう言い方になっちゃう部分っていうのがあって、
すっげー本当にむちゃくちゃ難しい作品だなと思ってて、
特にアクションシーンですね。
レザー編ってアクションシーンがやっぱりチェーンソーマン全体の中でも特に派手だし、
ダイナミックなエピソードでもあって、本作もむちゃくちゃ動いてるんですけど、
僕漫画読んでる時点で、ああ動いてたんですよ。
ああ動くと思ってたから。
だから本作がああ動くと思ってた通りに動いてることはむちゃくちゃすごいんですけど、
ある意味知ってることをなぞって言ってるような感覚もあってしまったんですよね、僕の中で。
むしろそれを漫画でそこを表現できてた漫画がすげーっていうのを改めて実感してしまうっていう感じ方になってるんですよね、今。
本当に人体のデッサンのこの骨格の状態からだったらこう動くよなっていう。
で、次の巻まで実際そういう動き方の軌跡を描いてるみたいなので、
ああこういうふうに動くんだなみたいなのを漫画読んでる時に思ってたことが、
ああこう動くよなっていうことを確認したみたいな。
なんかそれのすごさを本当にはキャッチできていないかもしれないなっていう。
なんか自分の中にある感覚が答え合わせになってしまっている部分があるなっていう、あるんですよね、それが。
なんかちょっと悲しいですね。
知ってる人からするとすごい確認してるだけの感じになってるし、
僕は初見で見てアクションすごいけど何やってるかわからんってなってしまってたので、
誰も、どの立場の人も真に楽しめてないみたいな感じになってるのがすごい悲しいって思っちゃいました。
それが楽しめてないわけでもないっていうのがちょっと語りの難しさなんですよね。
楽しんではいるっちゃいるのかな。
めちゃくちゃ楽しんではいるんですけどっていう。
なんかすごい胸の底からおおってなってない?って言ったらいいんですか?楽しんでるけどっていう。
例えば100Mにあったような、こう撮るんだみたいな喜びはそこまでないわけですよね。
100Mは僕は元も知らなかったっていうのもあるんですけど。
原作の表現と映画化の魅力
知らなかった僕が見てもっとおおってなってればなってことですよ。
なってる人多いかもしれないですけどね。
そうなってる人多いんですよ。
多いと思うんですけど、僕の処理が追いついてないだけっていうのはあるんですけど。
あとやっぱりこの漫画原作のアニメ化、アニメ映画館の時の最大公約数の評価軸もいかに原作通りの表現をするかだと思うんで。
多くの人は実際そこを評価してるしそこを楽しんでいるからむしろ本作ってあらゆる意味で正解を出せていると思うんですよね。
そこを言葉選び一つでなんか難い感じにしちゃってる我々が良くないんじゃないかって抑えちゃった。
野暮っていうね。
野暮ですね。
野暮天なんですよ本当に。
多分本当好きな人からしたらこいつらわかってねえなっていう風になる内容の番組になってしまうなって本当はそうですね。
はいまあではそんな感じで次のお便りいきましょうか。
はいではマリオンさんお願いします。
はいタツサさんからです。
ビーム鬼杖漫画からアニメで描写された漏られに漏られまくったせいでめっちゃタフに大阪エキスポのimaxで鑑賞しました。
最も画面比率はそのままでしたが低音の凄みは電の子の音でも爆発の音でも台風の風でもなくまさかのラストのあの牧馬さんのところが一番とどろき響くとは思っておらず変な笑みが出ました。
原作を久しぶりに読み返すと公衆電話のところでの野良猫が雨宿りするところとか終盤カフェの植物から下るテントウムシの描写はなく映画オリジナルと気づきましたがあれは何だったのでしょう。
そして10巻86話に入ったところでまさに冒頭のドアを開けた時のような感じを思い出してしまいました。
それにしても上田玲奈さんの声はいいですね。古惑的というか。久しぶりのお便りがこんなのですみません。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
エキスポimaxで見るのいいですね。
野良猫の下りとかテントウムシの下りってこういう部分がやっぱり映画だから表現しがいがある描写だなって思うんですよね。
漫画でわざわざこの描写を挟むのってできないと思うんですよ。
映画だったらテントウムシが動いているところから人物にカメラが動いていくみたいなことってできるんですけど、漫画ってやっぱりカメラ自体が動くことってなかなか難しいから、
一枚絵を複数のコマに切ってカメラの動きを表現する技法とかは漫画にはありますけど、やっぱりこうわざわざそれをやる意味っていうのがなかなか漫画だと難しいと思うんですけど、
映画にした時にこういう小さなテクニックを入れて動きを出すことができるっていう面白さかなとは思いましたかね。
なんか急にテントウムシだけがいるコマとか荒れてもってなるじゃないですか。
そうですね。
っていうとこかなとは思ったんですけど、あと上田玲奈さんのお声いいですよねっていう。
もうそうですね、もう上田玲奈さんが出てくるってことは絶対的だなって思いながら見れるぐらい。
僕もそのイメージしかないんですよね。
ファム・ファタルをやらせたら、もう今多分声優界でかなりトップにいらっしゃるんじゃないでしょうかっていう。
すごかったなと。本当に僕が初見で楽しめた要因ってやっぱりレゼが魅力的だからっていうか、それをやってる人の演技も素晴らしいからっていうのはすごくありました。
ザ・ファム・ファタルですよね。男の人生が壊れる女ですよね。
壊れる音がしましたみたいな。
皆さんの思い浮かぶ上田玲奈キャラは何ですか。
何だろう。
僕はまずグリッドマンのアカネなんですけど。
はいはいはいはい。
あと機動戦士ガンダム閃光のハサウェイのギギっていうキャラがいるんですけど、これはめっちゃよくて、本当にめちゃくちゃファム・ファタルをやってくれるんですよね。
前田さんも閃光のハサウェイはめっちゃ評価してました。
あの人ガチガチのジークハックスアンチなんですけど。
そうですね。
ハサウェイはめちゃくちゃ、閃光のハサウェイはめちゃめちゃ評価高くて、その意味でも閃光のハサウェイも見ていただきたいんですけど。
ただね、閃光のハサウェイはね、上田玲奈さんが演じてるギギがファム・ファタルというより、ハサウェイがオム・ファタルなんですよね。
なるほど。
オム・ファタルなのか。
出会う男と女の人生を狂わせる男なんですよ、ハサウェイが。
なるほど。
ハサウェイのワイシャツ姿がめっちゃいいんですよ。
基本的な質問ですけど、ハサウェイってブライトの息子で会ってましたっけ?
そうです。会ってました。
なるほど、なるほど。
でも、ギギっていうキャラがめっちゃいいんですよね、本当に。
え、何だろうな、上田玲奈さんのキャラ。ここも確かにグリッドマンのアカネはパッと思い浮かんだんですけど。
まあ、でもあれだな、アリスとテイソン幻工場とかもあったしなーとか。
キャラクターの複雑さ
あー、確かにね。
あれは狂わせるよなーとか思いましたしね。
あとは、これ、見れてないのにこれを出すのはちょっと恐縮なんですけど、ハーモニー。
あー、わかる。僕見てないけど思い出した。
そう。
主人公の名前は何でしたっけ?
ミヤハかな?っていうキャラクターが確か上田玲奈さんだったはず。
で、これ原作は僕読んでるんで、もう完全に僕の脳内では上田玲奈さんで再生されてたんですけど。
めちゃくちゃファンファタルというか、人生狂わせるっていうか、それのせいである種ちょっと世界が滅ぶとこまで行くというか、世界を狂わせる女性として確か出てきてたんで。
アニメ版は確か、そう、声優さんそうだったはずだなっていう。
そうですね。
いやー、やっぱ、何でしょうね。なんか、くすぐってきますよね。
なんか、僕はアニメで上田玲奈さん聞くよりも結構ラジオで聞くのが好きで、声優さんラジオよくいまだに、和崎さんっていう人を中心に聞き続けてるんですけど、和崎武さんっていうMCの方ですね。
あー、はいはいはい。わかります。和紙ですね。
和紙です。その方のラジオに一回上田玲奈さんがゲストで来たことがあって、その時のトークがめちゃくちゃ良かったのを覚えてて。
上田玲奈さんって、ご本人も結構、すごい丁寧に言葉を積む方なんですよね。
なんか、その感じが、なんか、キャラクターとも相通ずるというか、何事にも本気で取り組んじゃう人っていう感じがやっぱご本人からしていて、ほんと些細な質問に対しても。
なんか故に、多分期待してるものの5倍ぐらい深い答えが出てくるみたいなことが、そのラジオの回でもめちゃくちゃあって良かったんですけど。
へー、すごい。
やっぱ本人のその感じが、その各キャラクターに出てくるというか、なんか深みがあるというか、深淵があるキャラクターに全てに。
なんか深淵をこう施すことができる声なんだろうなと思ってて。
ゆえに惹かれちゃうっていうところなんだろうなとは思いましたね、今回改めて見てて。
映画観賞の現実
ちょっとそこかと思うんだ。冒頭の甘々な時から、撃って変わって後半、「あ、殺しますね。」の表現ぶりって言ったらいいんですかね。
ゾワッとするぐらいの楽さというか、その楽さというか、ミステリアスさに男たちは惹かれちゃうみたいな感じがね、大変よろしくて、そうですね。
はい、じゃあ我々からトピック出していこうかと思うんですけど、さあ何からいきましょうかね。
僕と大石さんは知ってしまってるんで、マリオンさんがこの作品の中からトピックを挙げてもらうのがもしかしたらいいのかなと思ったんですけど。
そうですね。すごいどうでもいいことなんですけど、映画はしご問題。冒頭のマキマとのデートのシーンですね。
これは語っておくべきところですね。
人は1日に映画6本もはしごできるのかっていう。
6はちょっと多いですよね。
6は無理だと思います。僕最大5なんですよね。1日のはしご5本で。
5本でも多いですよ。
朝の8時から映画館に入って、終わるの深夜0時なんですよ。5本の時。
レイトショーまで見切って。
で、間にゆっくりと食事をとったり喋ったりする時間はないです。
ないですよね。
そうですよね。
ちょっと思ったんですよ。僕6本はしごしたことないんで、最大4かな。4くらいはやったことありますけど。
4くらいで釈迅でカフェ行けるかなって思ったんですよ。カフェというか。
ちょっとゆったり落ち着いてご飯とか食べたりとか、コーヒー飲んだりとか。
前に見た映画のことについて自分の中で振り返るようなことができるなって思ったんですけど。
6本無理くね?ってちょっと思って。
っていう、どうでもいいツッコミのところじゃないですけど。
やっぱちょっと、我々映画の話したすぎて、いっぱい見てるような人たちにとって出すよみたいな。
っていうね、ちょっと思って。
たまたま僕の友達というか、ラブストアも多分ご存知かなと思うんですけど、パピコさんっていうお友達がいるんですけど。
ちょうど、チェーンソーマンレゼ編を含む6本を1日で見るみたいな。
あ、いた。
判件6枚あげてる写真を見て、あ、レゼ編じゃんって思って。
すっげえ6本見てんじゃんって思ったんですけど。
で、そこの判件にちょうど時間とか書いてあるんですよね。何時の回とかいうのを見て。
でもやっぱね、ある時の映画のインターバルがやっぱ15分とかね。
やっぱなりがちっていうので、やっぱカフェにはいけないよなって、改めて思ったっていうのがあったんですけど。
カフェは無理やと思うんですよ、やっぱり。
あとね、チェーンソーマンの舞台って90年代後半なんですよね。
そうですね。
え、そうなんですか?
そうなんです、あれ現代じゃないし、ちょっとここごまかしときますけど。
え、ちょっと待って、なんかすごい踏み込んじゃいけなかったかな、それ。
年代のこと踏み込んじゃいけなかったの?まあいいや。
いや、年代のこととは別の話があるんですけど、ただ年代は90年代後半なんですよ。
え、全然知らなかったです。
だからそもそもシネコンとかもあるかな。
90年代後半ってシネコン、シネマコンプレックス形式の映画館ってあるんかな?
一応あるにはあるとは思いますよ。シネコンのたぶん一番走りって言われてるところが、キネカ大森ってとこなんですけど、そこが確か60年か70年に開館だったはずなので、あるにはあるはずです。
あるにはある。
けど、なんかめっちゃ流行り始めぐらいですよね、たぶんね。
そうそうそうそう、おそらく。
むしろあれですよ、ミニシアターブームど真ん中ですよ、あの時代って。
そうですよね。
だからなのか。ちょっと思ってたのが、やっぱあれ同じ映画館で6本じゃないですか、たぶんあれって。劇中の感じ、おそらく。
いや、たぶん別の映画館だと思います。
いや、別だと思います。
あ、別なのか。
席の感じ変わってたと思います。
あ、そっか。でも6本映画見るのって、たぶん同じ映画館じゃなくて無理なんだよな。
あ、でも東京。
少なくとも同じエリアらしい。
同じエリアですね。
都心部だったら、あの時代だったら今よりめちゃめちゃ映画館あっただろうから。
そうっすね。
ある程度集中して行動できたような気もするんですよね。
おそらく今でも新宿であればギリできるかもしれないぐらいな感じですかね。
いけますね。
同じ映画館で6本回すかって、まだなんかいけるなってイメージが湧いてたんですけど。
あ、そうなんだ。違ったのか。
同じ映画館でなんかすごい最後みたいな、すんげえミニシアターみたいな映画かかんない映画見てるから。
どっしぶいやつ見てましたよね。
どっしぶいやつ見てたからすっげえなと思って。
たぶんミニシアターやと同じ映画館の中で6作品を見るのがむずいんじゃないかなって気はするんですよね。
たぶんね。
だからまあはしごはしてるはずなんで、めっちゃ狭いエリアの中のいろんな映画館を行ってるであろうなんですけど、
そうなるとたぶん同じカフェに行き続けるのは無理になるんですよね。
逆にね。
そうっすよね。
そこのリアリティー云々にケチをつけたいわけじゃなくて喋りたくなるじゃないですか。
映画見てる人としてのっていうのがあったんでちょっと上げたって感じだったんですけど。
あとはまきまさんあんな余裕のある感じで来ないし、合間であんな余裕出さないですよ。
もう手帳の間に完全にタイムスケジュール書いて。
そうっすよね。
速攻エゴイティー終わったら次があそこねって言って、万が一でも遅れたら大変じゃないですか。
90年代後半の舞台設定
大変ですよ。冒頭見逃したらどうするんだみたいになりますからね。
デンジ君のせいだよってなって大変なことになっちゃうから、カツカツの行動スケジュールのはずなんで、あの余裕は出せないはず。
いやでも、映画初心者のデンジがあの勢いで見せられて体力大丈夫だったかなとか心配になりましたけどね。
ねえ、しんどいですよって思われて。
一日映画連チャン結構最後のほうもうフラフラになりますよね。
いやなりますよ。
私やっぱりそんな映画見ない人からしたら、映画一日にそんなはしごすんのって言われますもんねやっぱね。
一日に映画館2本見るのって言われるだけギョッとされるみたいなこと、普通ですもんね。
これぐらいにしときます?しゃぶるのは。
すいません、はい。
まあでもちょっとだけ触れたいのは、やっぱその何にもないところで泣けてくるって、すごい映画好きあるあるだなって思って見てて。
そうですね、あそこの感じはすごいわかりますね。
本当の意味で刺さる映画って、割合的にはもっと低いかなって思うんですよね。
はいはいはい、10本に1本なんてところじゃないと。
じゃないと思うんですよ。もちろん面白い映画はたくさんありますよ。
で、面白かったって言ってますけど、本当の意味でもう心に刺さる、我が生涯の1本みたいなのはそうそう合わないから、っていうの意味ではすごいよくわかるなというか。
まあでも、つまんないないに面白さを見出してる人の方がもっと多いと思うんですけどね。
そうなんだよな。
そういう面白いやつを俺だけが見出せるかみたいなことをやってる節はあるなって思いますね。
そうなんだよな、マキマさんクソめんどくせえシネフィルのはずだから、デンジとあのレベルで会話できるはずないと思うんですよね。
基本多分デンジがわーって言ってるのはただ聞いてるだけなんでしょうからね。
ただあのね、デンジがね、マキマさんの反応を気にしてるとこの可愛さは良いんですよね。
そうなんすよ。
わかりますね。
あそこに映画見ること自体の不慣れさが出てると思うんですよ。
これって楽しんでていいシーンなの?みたいな。
でもみんな笑ってるな、でもマキマさんは笑ってないな、みたいなのって。
あれすごいウイウイシックでいいですよね。
そうですね、ようやく人の感情とは学び出してるみたいな瞬間というか。
でなんかね、そこでやっぱその、自分の生きる意味じゃないですけど意義を一回そのマキマさんに置くわけじゃないですか。
ある意味。
その後にまああの、人生狂わせる女レゼと出会っちゃうわけですけど、みたいな。
あとそうですね、レゼで言うとやっぱあの、夜の学校のシーンはやばくないですか。
あーはいはいはい、もう文字通り台風クラブのシーンですよね。
いや台風クラブだなって思いましたね。
夜のプールであんな不穏なことをみたいな。台風クラブかなって思いましたよ、見ながら。思い出しましたあれは。
いやあそこに台風の悪魔来るのを狙ってますよね。
あれは狙ってますよね。
確かに台風の悪魔来るのか、そうかそうかそうか。
まあ全然知らないんで、なんでそのチェーンソーマンとかデンジ君を狙われてるのかよくわかってないし。
いろいろ悪魔にもいろいろ概念があるのね、みたいなというか。夜オーロの神的な感じでいろんな種類の悪魔がいるのね、みたいな感じぐらいしかわかんないんですけど。
悪魔の存在とその恐怖
でレゼはあれ、なんの悪魔って言うんですかあれは。
ボムの悪魔。
ボム?あ、そうなんです、爆弾?何もわかってないですね。
ただあの状態になるやつはめちゃくちゃ珍しい。
そうそうそうそう。
あ、そうなんですね。
悪魔って言われてる存在があの世界には主に悪魔側3種類いて、完全な人間の恐怖から生まれる怪物としての悪魔、台風の悪魔とかはそうですけどがいて、その次の段階としてビームみたいな魔人って言われる人間の死体を悪魔が乗っ取ったっていう存在。
取り付いてるみたいな。
取り付いてる。なので本体は悪魔なんだけど人間の姿はちょっとしてるみたいな。
はいはいはい。
のが第二段階としてあって、第三段階って悪魔人間っていうのがあって、それがデンジとかレゼみたいな存在っていう風に一応解釈はされてるんですけど。
まあなんか仮面ライダーみたいなことですよね。
まあ言ってしまうとそうじゃないですか。
仮面ライダーだしデビルマンですね。
あ、デビルマン確かに確かに。
あ、デビルマン。
そうっすね、確かに確かに。
悪魔でもないし人間でもない悪魔人間なんでデビルマンなんですよね。
一番ストレートにそれでしたすいません仮面ライダーじゃなかったですね。
デビルマンでしたね。
なるほどなるほど。
多分作品のこの系譜としてはデビルマンとか寄生獣とかの流れになると思うんですよね。
なるほど。
ちなみにあの段階において原作読んでてもなぜデンジの心臓が狙われるかはあんまり多分よく説明されてなかったはずです。
あ、そうなんですね。
それで言うとアニメの公開の映画一番最初なんか夢見てるのから始まるあれもよくわかってはないですし。
わかんなくてもいいかと思ったんですけど。
私あの3人スリーマン戦的なナルト的な感じですかみたいなって思ったりはしたんですけどあれは仲間ってことであってますかみたいなとか。
あとなんか天使なのか悪魔なのかよくわかんないあれは何なんですかとか。
あれはね天使の悪魔なんです。
ちょっと意味がわかんないです。天使の悪魔って何ですか?
大丈夫なんかなっていうネーミングですよね。
どういうこと?って思いましたけど。
恐れられてるものが悪魔になるっていう世界観で。
であの公安の最大の敵とされてるのが銃の悪魔っていう存在なんですよね。
銃。
銃の悪魔っていうのがもっかの人間にとっての最大の脅威であり人間たちの目標でもあるっていう。
撃つ銃です。
拳銃の方の銃ですね。
なんかすげーやべー悪魔が銃にいるみたいなそういうことじゃなくて。
拳銃の方ですね。
ガンの方ですね。
失礼しました。もう全然わかってなくて申し訳ないですね。
でそれがメイン登場人物たちが銃を使わない理由なんですよね。
そうそうそう。
だから銃を使うということは銃の恐怖を世界に増やしてしまうことになるから銃を使ったらダメってなってる世界観なんですよ。
そうすると銃の悪魔を強化してしまうっていう。
へーそういうなんかすっげーアメリカが見たらどうなるんでしょうね。
銃規制論とかその辺の話になりそうですけど。
はい。
ことをやってるんですね。
まあそっちの話も出てくるんですけど。
そこでこの少年漫画的な要は銃を使わずにまあこう柿じゃない武器で戦うっていう表現をできてる。
だからあの観風アクション的なことを本作が表現できてるのってそこによるんですよね。
銃を使ってはいけない世界観だからっていうのがアクションシーンに描かれてるんですけど。
同時に銃を使う側の存在もまた出てくるんですよ。
そうですね。
反社会的な存在はそこを気にせず銃を使うんですよね。
そんな世間的な事情なんて知らねえっていう。
そこにこのノワール映画的なものが表現できるんですよ。
そのデビルハンターたちはむちゃくちゃ強いんですけど、でも銃で撃たれたら死ぬっていう世界観なんですよね。
そこに少年漫画的なアクションができる方が強いっていう世界観と同時に人は銃で撃たれたら死ぬっていう命の脆さみたいな渋いノワール映画的な世界観を同時に存在させることができてるのがこのチェーンソーマンの世界観なんですね。
レゼとデンジの関係
なるほど、すごいですね。そんなことなってるのか、あの世界観。確かに見てていっぱい人死んでるなと思いましたけど今回。
すごい名前のある今後も出てきそうなキャラクターなのかなって人が普通に生首になって出てくるとかびっくりしましたけど今回。
なんかハンター×ハンターみたいだなってちょっと思いましたけど。
ハンター×ハンターの系譜でもありますよね。
イニア人間に出てきた人間がゴミのように死ぬっていうのも何回もやるんで。
何回もやりますね、本当に。
リズムがありますよね、やっぱりそうなんだな。
すごい世界観だなっていうのはやっぱり思いましたね。
でまたね、悪魔化したレゼの姿すごい好きだったんですけど。
いいですよね、いいですよね。
なんか死ぬ時はああいうものに殺されたいなっていう気持ちになりましたけども。
アップになったらほぼエイリアンですよ。
エイリアンですね。
本当に死だなっていうか、やっぱそれがレゼがやってるっていうことで死という概念がすごい甘美に思えるみたいな存在になってたから。
すごい天使くん、天使の悪魔ですか、彼死にたがってたじゃないですか。
彼はそこに行きたいんだろうけど行ってはならぬという感じのドラマもそこにあるのかってなんとなく感じたんですけど。
そこは映画外なんですよね。
それ言えないんですよ。
言えない。
言えないんだよな。
これ以上別に怒らなくていいんですけど、ただそういう追いかけたくなる幻想とか誘惑みたいなものに打ち勝つというか、そこじゃないっていうっていう映画になってたから。
確かに悪魔っていうモチーフともすごい合うじゃないですか。
悪魔って誘惑するものみたいなイメージもあるし。
なんかすごく映画として確かにこのレゼ編が映画として一本成り立つような感じの話ですよっていう意味はすごくわかるというか。
ちゃんと一本の映画として確かに僕も楽しめたので、そこはなるほどなってすごい思いました。
やっぱりこのレゼ編の良さって、異なる陣営にいるそれぞれ削除される若者の秘伝の話っていうストーリーの良さだと思うんですよね。
レゼがソ連の工作品というかそういう存在だったっていうのがわかるわけなんですけど。
日本側のデビルハンターはデビルハンターでむちゃくちゃ削除されてる存在でもあるんですよね。
クソブラック企業なんですよ。公安だからブラック企業じゃないんですけど、クソブラックなんですよデビルハンター。
新人がどんどん死んでいくっていう。
すごいハードな調査兵団みたいな。
進撃の巨人の調査兵団みたいですね。
やっぱりそこのシンパシーも互いにあったはずではあると思うんですよね。
あの世界がそういう冷戦をしてるかどうかちょっと僕もよくわかんないんですよね。
ただソ連っていうものが存在してるっていうことはおそらく社会主義国家のはずなんですよ。
だからその社会主義的な構造によってレゼたちは削除されてるはずなんですけど、
じゃあデンジたちはデンジたちで資本主義的な仕組みによって削除されているはずなんですよね。
そこにやっぱり国家であるとか背景が違ったとしても、
お互いただ生きてるだけの存在だよねっていうシンパシーがあそこの2人にあったんだろうなっていうのがやっぱり良さとしてあるなと思うんですよね。
そこにネズミのエピソードが重ねられていくと思うんですけど。
割とネズミのエピソード、今総集編やっててそれを若干見返してたんですけど、
総集編のアニメ前編後編でその一部を見直すっていう結構アニメ本編でも何回か実は言及されてるエピソードでもあって。
そうなんですね。
前からあれはある種1個テーマとして取り出されてるし、ラストまである種貫く1つのテーマではあると思うんですけど。
もうちょっとレゼの話をしたいんですけどね。
ファム・ファタールの影響
僕ね、女性のファッションでチョーカーがめっちゃツボなんですよ。
チョーカーがすごいツボなんですけど、やっぱり不便じゃないですか。
そんなにむしろ邪魔なものだと思うんですよ。機能としてはそんなにないものだと思うんですけど。
わざわざそれをつけるっていうファッションの表明したいものがそこにあるっていう感じがグッとくるなと思って。
すごい好きなんですよね。
それがここにね、手榴弾のピンがついてるっていう。またこのギミックが最高なんですよ。
そうですね。確かになんか、僕なんで仮面ライダーって例えたかって、やっぱあれなんか変身ポーズのあれと一緒だなって思ったんですけど。
チェーンソーマンも胸のところをブランって引っ張るみたいな。だからたぶん仮面ライダーっぽいなって思っただけなんですけど。
確かにあれかっこいいっていうか、僕もチョーカーつけてる人ってなんかね、そこしえの闇を抱えた人がやってるイメージが勝手にあるので。
そういう意味でもすごいわかりますね。
ちなみに本作ファム・ファタールが映画の範囲でも何人か出てきますけど、やっぱりレゼがお好きですか?
恥ずかしいんですよね。もうチェーンソーマンってファム・ファタールにレンジがホロホロされる作品。
今それこそ2部もやってますけど、2部も含めて永遠にホロホロされる作品だと思ったので。
そうなんですね。その思考わかるぞって感じですけど。
ただ好きかって言われるとやっぱ危うさの方が強く出るんですよ、チェーンソーマンの中では。
いや、わかるんですよ、その魅力的なのは。
ただやっぱり絶対そっちに行っちゃいけないなっていう危険信号も同時にみんな放ってて。
なんかそこがやっぱいいのかなと思ってて、あんまり僕そこまでそのキャラクターにはハマれてない感じがあるんですよ。
実は僕もそうで、ファム・ファタールに振り回されて、でもその振り回されてもまた立ち上がってまた振り回されるそのレンジが好きなんですよね。
そうなんですよ、わかりますわかります。
で、そこでね、やっぱりね、女なんて嫌いだってならないとこが本当に好感を持って見れるんですよね。
めっちゃわかります、それ。
折れないんですよね、彼。なんか折れないというか腐らないって言ったらいいのかな。
すごいわかりやすいスケベキャラなんですけど、清潔感があるなと思ってて。
その清潔感が何かっていうのをちょっと考えてみたら、なんかその、彼のスケベ心がそういうホモソーシャルを経てないからなんじゃないかなとは思ってるんですよね。
なるほど、はいはいはいはい。
男性感による、あの女のここがさぁとか、女なんてさぁみたいなのを男性感で共有したもので培われてないもの、彼の中だけにある女性の理想像みたいなものを覆うとしてる感じが、こうなんか腐らす感じがないのが好ましく見れるのかなとは思ってて。
で、オープニングの話にも繋がるんですけど、彼って解消を求めてないと思うんですよ。
キャラクターの心理探求
俺は解消を持つんだっていうのがなくって、あのうまいものを食いたいとかあるんですけど、それってこう、結果の方というか、自分の中にあるものとして解消を得たいとかはないっていう。
そうなんですよね。
だからその、女性をトロフィー扱いする感が全くないんですよね。
そこがすごい好ましく見れるとこやなとは思うんですよ。
もちろん彼の生い立ちとして超貧困層からスタートしてるってのもあるってあるんですけど。
なんでもう何も持ってないところがデフォルトなんで彼にとって。
はいはいはい。
そこから結局、そのいろいろな女性と出会っていったとしても、自分のデフォルトが何もないものだから、基本幸せではあるっていう。
そっか、なんかその、まあ、おいたち全然わかりませんけど、ゼロっていうか何もないからこそ、真にその人のことをまっすぐ見つめてっていうことができるみたいな感じですかね。
で、ゆえに振り回されるっていう。
積極的になんか、人間そのものと初めて触れ合うじゃないですけど、そこをやってこう、なんか人間の複雑さというか、っていうのをすごい多分学びつつってことなのかなあっていう感じですかね。
で、それこそ結構一部の一番最初の方とかで、秋に若干ホモソ的な振る舞い方されてるはずなんですけど、マウントというか。
はいはい、されてましたね。
そう、されてるんだけどそっちに結局乗らないんですよ。
それよりも落ちてるエロ本の方を拾うぐらいのシーンがあって、それすごい象徴的だなと思ってて。
結局彼らその、そういう社会構造じゃなくて、ただただやはり孤独であり、かつその刹那的なものしか信じてないっていう。
なんかでもそこってむしろ今ちょっと大事かもしれない。大事っていうのは難しいですけど、そうなれるもんでもないと思いますけど。
なんかそこにこう現代社会生き残る一個のなんか鍵じゃないけど、そういうことがある気もちょっとしちゃうとしちゃうんですよね。
めっちゃ映画範囲外の話しちゃってますね、今。
音楽と青春映画の要素
申し訳ないです。
年次だからこそあの映画の、なんていうか、このなんか清々しさがあるというか。
しっかり青春映画になってるなって思うんですよ、本作。
そうですね。夜の学校のシーンとかもやっぱすごい台風クラブっぽいなって話もありましたし、
最後ほんと戦い果てた後の二部のシーンの別れ方とかもやっぱなんかすごく青春映画というか、
すごく強烈な思い出として残る別れ方というか。
そういう場面に対して、やっぱり牛尾健介の劇番がすごく良かったりするっていうのを含めて、
こっちを完全になんかもう、ああもう心掴んで離さないよなーみたいな感じはやっぱすごかったですね。
そのアクションのところの音楽ももちろんすごいなんかしっかりしてましたし、
夏祭りのシーンのあの一気に表現するあたりの描写とかも、うわーとかすごいってやっぱ思いましたし、
ちょっとやっぱあの、牛尾健介なんかすごいなっていうのを改めて思うみたいな映画であったなって思いました。
確かに。
あの花火のところからの闘争劇になるところの映画っぽさすげーなって思うんですよ、あそこ。
すごい。一気に流れ込んでいく感じ。でもそっからずっと止まんないじゃないですか、ほんとに。
ちょっとだからすごいなっていうか、あれが持続するのがすごいって思いました。
花火の中でのキスシーンなんてザ・映画じゃないですか。
で今度は山を下っていくあの闘争劇って、何回映画で見たかなっていうシーンで、
で今度は街中でのカーチェイスになるんですよね。
で怪物2人が車の上に乗って戦うっていう、いやーもう何回も見ましたよねーみたいな。
ぶっ飛んでるけどやっぱ地に足ついたアクションってことですよね。だから多分漫画で読んでも動きがきちんと想像もできるというか、
ってことなのかもしれないなってちょっと話聞いてると思いましたね。
そこくらいまでは良かったんだけどな、ちゃんと認識できたんですけど。
後半からもうよくわかんないみたいになってたんですけど。
多分台風出てからですよね。
台風出てからもう何が何やらって感じでしたね、正直。
やっぱりその映画を漫画で表現したいっていう感じがすごい強い作品でもあったんで、
必殺技を単制で打ち合うバトルにはならないんですよね。
畳み掛けますからね、本当に。
そうですね。
あとラストどうですか?あのラスト。路地裏を通り抜けられないラスト。
あれが多分一番ちょっと印象に残ってるかもしれないですね。
いやー、扉を開けられないっていうか、開けてはならなかったっていうかってことを思い出しちゃうというか。
僕が意味わかんないって言いました、冒頭の夢のやつ。あれも扉を開けなかって終わるみたいなことが重なってるなって、映画的にですよって思って。
なんかあれが、もちろん最初に喫茶店に行くところと最後ついにもなってるし、扉?
その何か望む何かを向こうに待ってるものを開けないということみたいなのが、ちょっといろいろしみじみと思うというか。
っていうのはすごいありましたね。
チェーンソーマン、扉開けていいことなんて基本的にないんで。
そうなんだ。
そうなんですよ。扉開けたら大体いいこと起こんないんで、あの漫画。
あー、そうなんですね。じゃあ冒頭の夢からして開けなくてよかったねみたいな感じなんですね、あれはね。何もわかりませんね。
そう。てか、開けないほうがいいぞってみんな思いながら見てるというか。
ずっと謎のままあれが引きついてるんだろうなって思いましたね、あれはね。
あのシーンのね、牧馬さんの登場、まじかっこよくって。
あれはかっこいい。
本当にもう、この映画に限らず漫画も見てて、何度牧馬さんに絶望させられたかっていう。
本当ですよね。
そうなんですね。
とんでもない女なんですよ、あいつは本当に。
本当に、やべえんすって。
そっか、まあ僕はその映画の中でしか知らないので、あれなんですけど。
なんかまあやっぱりその、僕の中での牧馬さんって、映画のエピソードは今のところ紐づいてる人なので、
なんか身近にいそうな気がするみたいな感じがあって。
で、あ、いいなって思って好きになって、たぶん付き合うんだけど、たぶんすんごい嫌な目に当ては分かれるんだろうなって思ったみたいなことが想像できちゃうみたいな感じが、僕の中であるキャラクターって感じでした。
いや、そこなんすよ。結構好きがある人でもあって、なんていうか等身大のニュアンス出してくるんですよ、ふと。
それ見てしまったらさあって。
なるんですね。そうこうかの話を追っていくと多いってなるんでしょうね。
いや、でもあの、まあこの牧馬さんはとんでもないやつなんですけど、ただ、まあ現実にも、この人いかついなって思ってても、でも好きっていう人いると思うんですよね。
それは恋愛かもしれないし、そうじゃない憧れかもしれないですけど、やっぱそういう人っていると思うんですけど、
なんかそういうものの象徴として牧馬さんって存在すごい完成度高いなって思ってて、
そうなんすよね。
とんでもねえ、でも好きっていうのが、ここが一番僕が本作の好きなポイントなんですけど、
フリクリなんですよ。
ああ、そうですね。
なるほど、確かに。
はるはるはるこなんですよね。
なるほど。
でもそれ確か福島と月も言ってた気がします、確か。
言ってましたっけ?
あの、配られてるパンフレットみたいなのあるじゃないですか、あそこでちょっと言及、フリクリあった気がするんだよな。
へえ、すごいな。
で、でんじくん直田なんですよね、やっぱり。
うんうんうん。
で、別にでも、てめえがとんでもない女なんは分かってるけどさ、でも好きっていうのが僕はグッときてしまうんですよね。
ああ、分かるなっていう。
ま、レゼもそうです。
てめえはとんでもねえよって、でも好きっていう。
そうですね。
でも牧馬さんと比べるとレゼの方がまた等身大というか。
自分に近いものとしてですからね、レゼの方が。
ほぼ半分写し鏡みたいな存在ですからね、ある意味ね。
そうですね。
なんだかんだ楽しんでましたねっていう。
僕はめっちゃ楽しかったですよ。
ちゃんとチェンソーマン面白いんだなっていうことがちゃんと分かりましたっていうか、読まないといけないなって思いました。
ぜひ漫画を読んでいただきたいんですよ。
漫画チェンソーマンの話をぜひ。
ちょっとまたね、ラジオでやってもいいかもしれないですね、漫画チェンソーマンの話をするっていう。
ネタバレ完全にありで、一部終わったのずいぶん前ですからね。
やってもいいんじゃないですか、別に。
今日は映画の話ししたすぎるラジオではありませんみたいな。
漫画の話ししたすぎるラジオですみたいな。
まあいいんじゃないでしょうかみたいな。
語る質感結構似ますよ。
チェンソーマンって本当に長い映画みたいな作りになってるんで、全体で。
だから多分かなり綺麗に伏線も張ってるんで。
でもなんとなく独語感は90分ぐらいのいい映画みたいなぐらいの独語感でもあるんで。
ブラックバックみたいですね。
近いと思います。
本当に起きてることむちゃくちゃなんですけど、そのむちゃくちゃの味がすごい良いんですよ。
ブラックバックです。
それはブラックバックです。
藤本達喜先生ブラックバック好きだと思う。
そうだろうな。
きっとそうだろうな。
はい、じゃあそんな感じでチェンソーマンレズ編の話は終わっておこうかなと思います。
ではお知らせになります。
映画の話ししたすぎるバージョン開催日は10月11日土曜日になります。
これまでは毎月最終土曜日の開催が基本でしたが、今後は開催タイミングが流動的になりますのでご注意ください。
場所は大阪南町週刊回り19時オープン23時クローズです。
またこの番組ではお便りを募集しております。
番組全体のトークテーマ作品へ向けてご注意にお送りくださいませ。
バーの最新情報次回テーマはxおよびインスタグラムで告知しております。
各ご案内は番組説明文をご確認くださいませ。
それでは映画の話したすぎるバージョン第232回チェンソーマンリゼ編の回を終わりたいと思います。
それではまたお会いしましょう。さよなら。
01:04:19

コメント

スクロール