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2023-01-05 1:04:59

第97回(2) 『THE FIRST SLAM DUNK』人生はバスケット、左手は添えるだけっと。

『THE FIRST SLAM DUNK』の話をしました。

3DCGアニメーションをバスケットボール描写に活かした到達度の高さや、映画に新たに追加された試合外のエピソードについてなど話しています。

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・山口 ・原口 ・まえだ ・マリオン

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日時:2023年1月28日(土)

場所:大阪市北区 天神橋1丁目11-13 2階『週間マガリ』 https://magari.amebaownd.com

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00:00
今日のテーマトークは、THE FIRST SLAM DUNKです。では、映画トットコムより解説を読ませていただきます。
1990年から96年まで、週刊少年ジャンプで連載され、現在に至るまで絶大な人気を誇る名作バスケットボール漫画、
スラムダンクを新たにアニメーション映画化。原作者の井上武彦が、監督脚本を手掛け、高校バスケ部を舞台に選手たちの成長を描き出す。
小北高校バスケ部メンバーの声優には、宮城良太役に、ブルーロックの中村聡吾、三井ひさし役に、ガンダムビルドダイバーズの笠間淳、
るかわ楓役に、エプノシスマイクの上尾信一郎、桜木花道役に、ドラえもんの木村スバル、赤木武典役に、僕のヒーローアカデミアの三宅健太を起用。
1990年代のテレビアニメ版も手掛けた東映アニメーションと、赤根さす少女のダンデライオンアニメーションスタジオがアニメーション制作を手掛ける。
ロックバンドのザ・バースデイがオープニング主題歌、テンフィートがエンディング主題歌を務め、作曲家・音楽プロデューサーの竹部聡と、テンフィートのたくまが音楽を担当という風になっております。
はい、それではここからネタバレ込みの話入っていきますので、ネタバレ気にされる方がいらっしゃったら是非見てから聞いていただけたらと思います。
はい、それでは最後の感想を原口さんいかがでした?
スラン・オブ・ダンク、リアルタイムで読んでたし、小学生向けのミニバスケットボールをやってたので、非常に熱くなるというか。
でも原作では宮城の話ってあんまりないというか、あやちゃんと関係ぐらいだったようなと思いながら、ここまでフィッチャーされるかと思いながらも。
で、テレビアニメが全国いく手前で終わったので、参考性ってわかった時のテンションは超上がったかなっていうところで、まずはイントロダクションから。
前田さんいかがですか?
私、年間ベスト1位に選んでいるほどなんですけど、スラン・オブ・ダンク自体は後追いで中学校ぐらいの時に単行本で読んでたんですけど、話もほぼ忘れてて。
そもそもスポーツとかも人生でスポーツに感動をもらったみたいなことも特になく生きてきた人種なんで、ですけど、本当に自分の中にこんな感情あったのかっていうぐらい感情を揺さぶられた一本でしたね。
前田さんの入れ込み具合がヤバいんですよね。
そうなんですよ。
急にド直球にハマる感じですよね、ロッキーとか。
確かに、そうですね。本作の男子感がすごい、こんな男子に憧れてたよなみたいな気持ちも思い出したりして。
この男子が好きとかじゃなくて、こういう男子になりたいなみたいな気持ちとかもすごい思い出されて、今も本当に男子みたいな気持ちになってますね。
マリノさんいかがでした?
そうですね、僕も小学校の頃にスラム・ダンクが学級文庫にあって先生が持ってきてくれたのを読んでたので、話とかは読んでたはずなんですけど、
03:07
小学校の時に読んだものなので、全然覚えてない感じで、今回見てすごいなと。
年間ベストを決める前にこれ見とけよって前田さんに言われてなかったら、まだ見てなかったんですけど、見といてよかったなと思いました、本当にこればっかりは。
漫画をアニメ映画にするっていう意味で、いろいろ作品あると思うんですけど、これ以上ないほどの回答ではないですか?みたいなぐらいのクオリティの高さというか。
やっぱり漫画をそのまま展開とか、コマをそのままなぞれば映画になるよねっていうわけじゃないぞっていうのをちゃんとやってくれてるなっていう。
このだけでこの映画のことがすごい素晴らしい点だなというふうに思ってますね。
あんなバスケの試合でここまで熱中するんだっていう、しかもバスケなんて目まぐるしく展開変わっちゃうようなスポーツだと思うんですけど、
即興であっち行ったりこっち行ったりっていうのが、それのダイナミズムみたいなのが映画から感じられるって、
なんかこれそんな映画今まであったかなーみたいな。バスケ映画ってあんまピンとこないんですけど、それができてる映画ってもう多分、
映画史にあるかって言ったら多分ないんじゃないかなっていう気がちょっと個人的にはしているので、これちょっとやっぱ凄まじい作品だなというふうに思いました。
はい、えっと僕はですね、2022年のベストを5位にも入れてたんですけど、とんでもない傑作だなと思います。
で、漫画からの本案が本当に巧みだなぁと思って、漫画での名シーンみたいなのいちいち入れないんですよね。
あくまで一個の映画として語れる範囲でのベストを目指してるっていうところがまずすごく好印象っていうところと、とにかくバスケシーンが素晴らしいですね。
で、僕これ今までのオープニングでも何回か言ってるんですけど、人間ドラマ部分はそこまでなくても全然いいなというか、
そもそもスポーツをするということはドラマですよっていうことなのだと思うので、スポーツやってるだけでそこに人間のドラマあるじゃんと、
で、この上なく上がるんですよね、それだけで。もう僕は試合シーンだけの編集版をちょっと見たいなと思うぐらいには好きだなと思ってて、
まあそのあたり話できたらなと思います。じゃあ、あとですね、お便りを3ついただいております。
1つ目、けんけんぴんぴんさん。いつも楽しく拝聴しています。原作漫画もテレビアニメも見ていない完全初見で今作を鑑賞しました。最高でした。
勝手にスラムタンクは同じバスケ漫画の黒子のバスケとか、ジャンルは違いますがテニスの王子様みたいなハチャメチャスポーツバトル漫画だと思っていたので、
こんなにもリアルな作品だとは知りませんでした。BGMがあまりに音数も多くなく、ボリュームも大きくないのもあって、
バッシュが床に擦れる音とか、ボールが弾むダムダムという鈍い音とか、キャストのリアルな息遣いがよく聞こえ、それもあって本当のバスケの試合を見ているかのように感じました。
今作は3D CGアニメーションですが、一番CGだからこそできたシーンは宮城のお母さんが見ているところから宮城にビューンと会場を飛んでいくシーンではないでしょうか。
06:09
近いようで遠い会場の大きさとお母さんと宮城の心の距離を感じさせる良いシーンでした。
THE FIRSTの意味が結局わからずに終わってしまったので、これの解釈を4人から聞きたいなと思います。配信楽しみにしています。
はい、ありがとうございます。
ありがとうございます。
THE FIRSTの意味、THE FIRSTの意味、あんまり僕ピンときてないんですけど、なんか心当たります?
あんまり分かってないっちゃ分かってないですけど、でも本当にやりたかったスラムダンクなんじゃないですか。原作者にとっての。だからTHE FIRSTなんじゃないですかっていうのは多分、それはみんな言ってるんじゃないですかね。思ったりしてるんじゃないかなって思うんですけど。
この間映画公開された直後ぐらいに、メイキング本っていうか本が出てて、THE FIRST SLAM DUNK RESOURCEっていう。それに監督のインタビューが載ってるんですよ。
これめっちゃ面白いんで、ぜひ皆さんにも読んでほしいんですけど。
ピアス読みました?
ピアス読みました。
いいなぁ。
すごい。その辺の話もぜひしていただきたい。
そう、結構今回のTHE FIRST SLAM DUNKが作られるまでとか、作ってる時の葛藤とかいろいろ監督インタビューが詰まってて面白いんですけど、その中でTHE FIRSTの意味についても触れてるんですけど。
はい、そうなんですね。さすが。
もともとはもっと別の副題というかを考えてたらしいんですけど、どんな意味にも取れるような言葉にしようって思ったらしいんですよ。
なるほどね。
一つのこれっていう限定された言葉じゃなくて、この井上武彦先生の作品自体がSLAM DUNKとかバカボンドとかリアルとか、全部結構いろんな意味に取れるようなタイトルを受けてきたっていうこともあって、
今回THE FIRSTっていうのはいろんな思いは込められてるらしいんですけど、あえて限定しない言葉にしたということです。
なるほどね。巧みだなぁ。
めっちゃ何かあってますしね。確かによくわからんけど何かわかるみたいな。
なんとなく漠然とわかるような気がするっていうか、私。
これでSLAM DUNK初めてっていう人ね、お便りの方もそうでしたけど、たくさんね、これがTHE FIRSTっていう人がたくさんいるんだろうなって思うと、
すごく素晴らしい出会いなんじゃないですかね、それはっていうふうに思いますね。
はい、けんけんぴんぴんさんありがとうございました。
もう一つ頂いてます。ゆーぽんでさんから頂いてます。
初めてお便りします。ゆーぽんでと申します。
12月の話したすぎるバーにお邪魔し、カウンターで山口さんと新歌マンなどのお話しさせていただき、大変楽しい時期を過ごさせていただきました。
あの方ですね。ありがとうございました、本当に。
THE FIRST SLAM DUNKですが、CG作品として最初はヌルヌルした動きが激しいバスケットボールというスポーツを表現するのに適しているか少し疑問でしたが、
急に終わるどころか通常のアニメで起こりうる作画の乱れが起きないため、どれだけ激しいシーンでも井上竹彦先生の完璧なキャラデザを100%保持したまま展開していく気持ち良さがありました。
09:09
また冒頭の階段を降りてくるシーンの演出をラストでもう一度仕掛けることで、とんでもない迫力とエモーションを感じました。
最もアナログな手描きと最もデジタルなCGを絶妙なバランスでブレンドしてあり、唸るばかりでした。
試合シーンは常に異様な迫力と熱い展開で、先が分かっていてもワクワクしっぱなしでした。
回想シーンも上質なドラマに仕上がっていて、人間に感情移入しすぎて辛かったです。
気になる点としては、映画化の主人公に両手を据えたことにより、試合ラストシーンのルカワが仲間を信じるという成長と、努力の嫌いな桜木が紛れもない努力の力でそれに応えるという結末が、原作を知っている読者の知識に頼ってしまっているという点です。
掘り下げた脇に力は本線に合流しても、そこまでの本線が描かれていないので、原作未読だと最後の見せ場に少しブレを感じてしまう気がしました。
あとラスト、海辺のシーンで両他の母が、やっと過去を乗り越え両他を受け入れ、お帰りと伝えるシーンがありましたが、個人的にはお帰りじゃなくて今まで向き合ってあげられなくてごめんなさいだろうと思いました。
ずっと玄関のドア叩いてた子供を締め出していたのに、ドア開けて一言お帰りだけでは済まされんぞと、お帰りはおかしいと感じました。
ともあれ、そんな細かい文句も全て吹き飛ぶくらいの熱量と感動があったすごい作品で、映画館で見れて本当に良かったです。
つらつらと長文指定いたしました。
4人の感想めちゃくちゃ楽しみです。
何回もリピート再生すると思います。
これからも映画の話しさせるラジオ、毎週楽しみにしております。
はい、ありがとうございます。
ありがとうございます。
ちょっと説明不足になってるなっていうとこは、あるっちゃあるかなっていうので、
特に最後の左手は添えるだけは、あれはもう知らんとわからんやつになってる感は、ちょっとあるかなっていうのは思いましたかね、僕としては。
途中でなんか出てきましたね、一瞬。左手は添えるだけのくだり。
ありましたっけ?
ちらっと確かに出てました。出てました。確かに出てました。
過去の回想シーンみたいな感じの。
あー、そう。
確かに出てましたけど。
私ね、今回この作品に関しては、本当にこの説明がないっていうのがすごい好きで、
本当最近、説明型の作品が多い中、かといって完全に新規のファンを別に置いていっている感じも私は知らない。
私自身、スラムダンク原作も本当にほぼ忘れてるんで、さすがに左手は添えるだけとかは覚えてましたけど、
それで見ても、確かによくわかんないというか、背景がわかんないシーンはあるんですけど、
でも、わからないなりになんとなく想像するとか、それがすごい現実の人間を見るときと同じだなと思うんですよね。
なんかそういう感じがあったんで、私個人的にはこの作品の説明がちょっと不親切なんじゃないかっていうようなところはすごい好きなところですね。
まあ、そんな説明云々よりもまず試合がすごすぎてそれどころではないっていうところはあるんですけど、
12:05
試合見てたらそんなこと気にする余裕もないし、やっぱり説明がないっていうか、
だいたい漫画作品をアニメでそのままやりますみたいになったときって、
だいたいモノローグまでもご丁寧にセリフとして言うじゃないですか。
本当ご丁寧に。別にそれが原作再現だっていう人もいると思うんですけど、
いや、映画にやるんだったらそういうのは真っ先に省いた方がいいですよって僕は思いますけどね、本当に見てて。
ただの説明方でしかない、本当に。
本当に見てて、1から何から何まで説明されるのを映画館で見ると本当になんかそうですかっていうぐらい、
本当になんかテンションが下がるというか。
なんかもうちょっとなんかそういうのは、映画としてもうちょっとなんかやるみたいなそういうところに問題を持っていたので、
やっぱりスラムダンク今回のは、いや、よくやってくれたなというふうに思いましたね、本当に。
僕は漫画版でナレーションがあって、映画版で省かれたところで一番好きなシーンが、
三能の堂本監督がタイムアウトを撮ろうとしたところで、
正復側にも焦りがあることを生み抜いて、復活のゲームメイクに託すっていうシーンを説明なしにしてるの、むちゃくちゃ痺れたんですよね。
わかります?どこのことか。
もう最後の最後ぐらいのときに撮ろうとしてやめちゃうやつですよね。
あそこ知れって言ったの、僕たまんないもんありましたね、あそこは。
いや、全体的にセリフ少なかったですよね。
その分、表情がすごい繊細に描かれてるなと思って、ちょっとした目の動きとか、そこがすごいなと思いました。
かといって、劇中でもちょっとコメディっぽいシーンというか、桜木が干潮するシーンとか、
あれって原作はもうちょっとギャグっぽい感じだったですよね。
ちょっとあんま覚えてないので、読んでる人たくさんいるので、伺いながらちょっと話しますけど。
ああいうのもやっぱりさらっと流してくれるというか、ああいうちょっと切羽詰まった場面で雰囲気を変えるすごいやつ。
しかもそれが主人公ポジションではない脇役のポジションだからこそ、そいつがすごく輝いて見えるみたいなのを今回やってるのってすごいなと思って。
トップがマーベリックで、主人公ルースターとかトム・クルーズももちろんいいんですけど、それ以上にハングマンにめちゃくちゃ印象を持っていかれるみたいなのにちょっと近いなというか。
脇だからこそ光る、すごく印象に残るキャラ感が、今回桜木とか花道とかからはちょっとそれが感じられて、すごく良かったなというふうに思いましたね。
そうですね。あと宮城のお母さんのどうですかね、あの描き方って。
あんまり私は違和感は感じなかったんですけど、本当にこの映画に関してはあんまりさっきマリオさんもおっしゃってましたけど、考える暇が感情的なかったというか、
15:03
もうなんか圧倒されたり、キャラクターと一緒に同じ目線で感情が動いてたんで、あんまりそこに違和感は感じなかったですね。
でもまあ確かに言われてたじゃないですか、まず謝れよっていうか、ただいまでしたっけ、お帰りでしたっけっていうのって、いやちょっとなぁみたいな、まあ確かに言わんとすることは確かにわかるなというか、
まあ結構本当にやっぱりわざかまりがずっとあったんだろうなぁみたいなのはドラムパート見ても思うし、
まあ確かにそこの描き方がちょっとどうなったんかなっていうのはちょっと僕もあんまり意識が行ってないなっていうふうには思いましたね。
そうですね、まあスラムダンク自体の大人の描き方に関しては僕喋りたいことあるんで、ちょっと後で触れようかなと思うので、お便りの方は一旦ここでお話し止めときましょうかね。
はい、ゆーぽんでさんありがとうございました。
ありがとうございました。
普通に話しちゃったなぁ。
もう深掘り始まってるけど改めて。
すいません、普通に話しちゃってました。
いえいえ、我々から話を出す形でじゃあ深掘りしていきましょうか。
原宿さん的なポイントってあります?
えっと、どっから行く?さっきでも始まってると思ってたけど。
どうしましょう?原宿さん的にどこを喋りたい感じですか?
だから俺正直原作はちゃんと覚えてたので、肝心のセリフはちゃんと押さえてるって思いながら、ある種噛み締めながら見てた感じがあったので。
はい。
俺あんまよく分かってへんねんけど、これどこがどういうCGなのかよく分かってへんねんけど、手描きのあれと。
僕の見た限りだと試合シーンが3D CGで、そうじゃないパートが手描きになってたかなっていう感じですかね。
多分そういう絵描きわけなんだろうなっていうのはあって、結構予告編小出しになってたじゃないですか。
2本くらい公開前にあったと思うんですけど、それがどうしても試合シーンとかバスケしてるシーンとかが結構フューチャーされる部分が多かったので、
やっぱどうしても前編が3Dかという印象をちょっとどうしても持ってしまって、ちょっとげんなり押していたというか。
すごくやっぱり絵描き込みのある絵じゃないですか。原作からして。
それを手描きとかでやるんだろうなってワクワクしてたし、ポスターとかも手描きのポスターだったし、手描きの絵だったので期待してた分ちょっとあれって思ってたんですけど、
それに関して僕土下座しなきゃいけないなってくらいこれくらいすごいなって思いました。本当に。
本当にすいませんでしたって言いたくなる。
いや本当にあの予告は何のフェイントやねんって言いたくなりましたね。
フェイントですね。
あのフェイントは何やねんって言いたくなるくらい本当にもう完璧にもうみんなさん言ってますけど、漫画なんですよね完全に。
アニメじゃないんですよね。漫画で自分がページをめくって没頭する感覚がそのままというか、それがもうすごいなっていう。
本当にその漫画が動いてるっていう表現はよく見るんですけど、本当にその通りだなっていう。
18:02
それがやっぱり漫画ファンとして何よりも嬉しい。発明やんぐらい思ってます。
しかもなんかそれを成立させてるのって別になんかめちゃくちゃ新しいテクニックを使ってるというわけでもないのかなって思うんですよ。やっぱり。
すごく今までの映像作品の積み重ねとか、なんかそういうもののアニメとかの描き方とかをちょっとずつそこに井上武子先生のセンスとかが入ることで、
いやこれこんな新しいことになってんのみたいな風になってるっていうのはちょっとすごいなと思います。本当に。
さっきのメイキング本のインタビュー読んでると、その3DCGだから、なんていうのかな、変な話、バスケのシーンとかの人の動き描くのは結構楽だったのかなとか思っちゃってたんですけど、
もうめちゃくちゃこだわって修正を入れてたみたいで、やっぱりその普通の人の動きを映像で見るのと、
漫画的に見せるときの迫力感ってやっぱり全然違うみたいで、それを人の動きで撮って、それを絵に落とし込んでもすごい違和感があったから、
めちゃくちゃ細かく体の動きとか構図とかに修正を入れて、すごい時間かけて作ったっていう話があって、
なんか簡単にできたとは思ってないですけど、本当に現代の技術とセンスでここまでできたって私も思ってたんで、
いやこれは本当にこだわりのたまものなんやなっていうのは、そこまでこだわってくれた先生とスタッフの方に本当に感謝ですよね。
ありがとうしかない。
3DCGで試合するっていうので、単にバスケットのテレビゲームみたいな感じで動かすことは多分そんなに難しくないんですよね。
1個モデルを作ってしまえば、こういう風に動きますみたいなのを決めてしまえば、テレビゲームみたいなものは作れると思うんですよ。
ただやっぱりそれって漫画にはならないはずなんですよね。
この東映アニメーションが制作に関わってるわけですけど、同じ東映アニメーションがやった3DCGを使ってアクションさせるっていうもので、
プリキュアのエンディングのダンスがあるんですよね。
プリキュアのエンディングのダンスって、1個のモデルをこう作ったら終わりですみたいなものではないらしいんですよ。
僕が見た時にそういう風に書いてあったんですけど、
要は単に3DCGのモデルを漫画化しても二次元の嘘をつけないっていうことらしいんですよね。
だから二次元の嘘っていうものは、一枚絵の中でデッサンとかに嘘をつきながら、最も映える絵を描けるわけですよね。
で、単に3DCGを漫画化したら、その嘘が消えてなくなっちゃうみたいなんですよ。
だからいろんな嘘をつきながら、最もテレビ画面で見た時にいい絵になるように作ってるらしいんですよ。
で、東映アニメーションはその経験値があるはずなんで、今回もやってると思うんですよね。
やっぱりその漫画的なパースとか、漫画的な右張りとか、ケレン見とかって、絶対に3DCGのモデルにさらに嘘を足してるはずなんですよ。
21:08
で、そこで違和感がないっていうのが鬼やなって思ったんですよね。
いや、そうなんですよ。
その嘘と本当のバランスが良すぎて、っていうのはすごいですよね。
そういうのがすごいですっていうか、もうそういうのが見たい。
やばいですよ、手間が本当に。
いや、私だったら泣いてると思う。絶対、描きながら。もう無理ですって。
もうどんだけリテイク訓練っていうことですよね。
多分ね、鬼ですよねっていう。
そうですね。
そうなんです。今回結構、過剰じゃなさっていうのがすごいポイントやなと思ってて、
すごい何ていうのかな、さりげないというか、大げさじゃないんですよね、何もかもが。
で、なのにすごい迫力があるっていう。
だから声優さんに関しても、結構声の演技をしないようにっていうことを伝えられてたらしいんですけど、
そこも、だからなんか、本当に2回見たんですけど、もう1回見に行くのは確定してるんですけど、早く行きたいですもん。
そういうことをちゃんと一つ一つじっくり見たい。
でもまた始まったら、オープニングに全部持っていかれるんだろうなと思うんですけど、
オープニングの始まり方やばくないですか?
手描きでどんどんキャラクターが描かれていくっていうシーンですね。
僕あんまりなんだよな、あれ。
え、ほんま?
あそこのシーンでもテンション上がりすぎて。
僕ちょっと違って、あそこで元の漫画がありますっていうのを言うわけじゃないですか。
元は漫画ですと、漫画のあいつらが動きますっていうのを言うから、
なんかそれ、僕なくてもよかったなと思って。
これがファーストでいいって思って。
これがファーストなんだから。
いるの?
いるの?
いや、ほんと並んでましたもん、私も。
横の隅っこの方に自分も。
いました?
並んで、一緒にタタタタってこう、タタタタっていうか、階段を降りてましたもん。
そうですね。
あと今回、特筆すべきところがあるとしたら、
宮城が主人公っていうところがありますよね。
いやー、確かにね。
ポスターの地点で真ん中に彼いるじゃないですか。
じゃあ彼が主人公なのかみたいな感じはちょっと予想はしてたんですけど、
でもどんな話するんかなっていうのが、ちょっとそこまでは予測がつかなかったんですけど、
こんな置いた地だったんですか、知らなかったんですけど、みたいな感じで見てましたけど、今回。
いや、そうですよね。
あれもフェイントですよね。
ポイントガードだから、真ん中にいてもおかしくないわけじゃないですか。
そういうことなのか。
まあ、身長的にもね、構図的に。
後ろにも並ぶわけにはいかないし、真ん中にいてもおかしくない。
だって指令塔だから。
いや、でも実は主人公でしたっていう、フェイントが一個挟まれてるっていうね。
24:01
あ、そうなんですね。
僕そのフェイント、全く気づかないまま直球で行ってたんだなっていう、ポジションのことが全く気にしなかった。
普通に取り振りで抜かれたっていう。
僕は抜いていってますね、そこは。
バスケやってるものとしては、こう並べばそのものだからさ。
そうなんですね、なるほど。
正直漫画の方って宮城が一番割を食ってたキャラだったと思うんですよ。
で、まず強烈な武器は持ってないですよね。
で、圧倒的な武器はないキャラだったと思うんですよ。
で、さくらぎだったら圧倒的な身体能力があるし、
ルカワは強烈な才能があるし、
赤城は積み重ねたものと体格があるし、
ミツイはかつて天才と呼ばれたほどの武器を持ってるわけですけど、
宮城って優等生的というか、あんまり目立たない立ち位置だったんですけど。
でもポジション的には切り込み隊長があるよね。
そうですよ。だから、そもそも漫画であれらの試合が全部成り立ってたのって、
宮城が底座散してたからっていうことですよね。
だから他の4人が拡張役できてたのは、
宮城がいたからでしょうみたいなことじゃないですか、要は。
で、宮城が大きな穴になったこともなかったわけですよ、漫画版で。
基本的に他の4人がいかに戦うかっていうところが、
ピンチをチャンスに切り替えていくところになってて、
宮城は常に上手くいってることを前提で話が作られてたと思うんですよ。
宮城のスタミナが問題になるシーンとかあんまないですしね。
基本スタミナで困るのはルカワとミツイだから。
うん、確かにそうですね。
ああ、めっちゃスタミナ切れ起こしてるな、結構序盤からみたいなのを見てましたね。
だからめちゃくちゃ頑張ってたけど、
大前提すぎて目立ってなかったっていうところで、
今回主役にしたっていうのがまずあるかなっていうのがあって。
うんうん、確かにね、本当に。
漫画だとマネージャーの綾ちゃんへのピースサインっていうのが、
結構印象的に描かれてるかなっていう感じがあって。
確かに、逆にそれぐらいしか印象ないですよね、漫画版の。
宮城が何かを乗り越えることで試合の転換点になるみたいなのはあんまりない印象なんですよ。
他のメンバーの拓越した武器が状況に刺さることで危機を乗り越えて勝つみたいなのが基本かなと思って。
で、いやでも宮城すげえじゃんっていうのがまず見直すっていうところが一つあるかなっていうのが今回の映画版で。
あとやっぱり比較的凡庸な能力っていうのも取り上げたのに大きいとこかなっていうのはあって。
他の4人は明らか才能があるけど、
宮城ってそこまで才能っていうところに注目された描き方あんまされてないんですよね。
でも後に短編でピアスに取り上げられたりとか、
井上先生的な入れ込みでは実は宮城が一番あったんじゃないかなっていうのが、
まあおそらく推察されるじゃないですか。
27:02
で、身長も高くないし、だから日本でバスケやってる学生のほとんどはいろんな意味で宮城が一番近いはずなんですよね。
うん、そうですね。
で、まあその、そこでやっぱりその圧倒的な武器を持ってるわけじゃないやつをいかにドラマの中心に据えるかっていうのがやりたかったのかなっていうのがあるし、
それってスラムダンク以降の作品のリアルとかそれに近いとは思うんですよね。
なるほど、そうなんですね。
なんかリアルの主人公があの雰囲気が宮城っぽいんだわ、やっぱ見てると。
うん。
あー、そうですね。
うん。
その、まあ卓越してるわけじゃないプレイヤーのドラマをいかに描くかっていうところに、
井上先生自身の興味がちょっと移っていったんじゃないかなっていうのがあって、
で、まあ今回それで特に宮城が主人公になってこれを描くかって思ったのは本当にラストのラストですかね。
アメリカに行くって。
うんうんうん。
沢北は行ってましたっけ?もともと。
もともと、うん、行く予定あったはずだよ、確かに。
なんか沢北は行ってたような気がするんですけど、いやでもほんとあれは。
少なくとも小国の中で一番行かなそうな人だと思うんですよね、宮城が。
うん。
で、それすごい大事なことだなと思ってて、
漫画で言うと桜木とルカワはアメリカに行って通用するほどの才能っていうのが太古版をされてた存在だったと思うんですよ。
うんうんうん。
で、元のスラムダンク連載時点でどうやったらそういうNBAで通用するような日本の選手を描けるのかなっていうので、
やっぱり背も高くてスピードもあってみたいなテクニックもあってみたいな圧倒的なポテンシャルを持っているキャラクターとして桜木とルカワがいて、
こいつらならNBA行けるよねみたいなのをやっぱり描いたと思うんですよね。
でもその後、行くわけじゃないですか、実際に日本人がアメリカのプロリーグに。
現実の話ね、来ましたね。
その漫画を超えちゃってるわけですよ。
で、桜木とルカワは日本人がアメリカのプロで通用することなんてまずないからこれぐらいの才能を描かないとダメだよねって書いたけど、
別にタブセ選手とかもすっげーでかいわけではなかったですよね。
うんうんうん。
小さいイメージですね、バスケの中で。
漫画がある意味、こいつなら行けますみたいな、物語全体でこいつならアメリカで通用しますみたいな保証されたキャラクターとしてルカワと桜木を描いたっていうのがあったと思うんですけど、
現実はもっとすごいことを成し遂げてるわけだから、
だったら漫画もそういうこいつなら行けますみたいな太鼓板を押されたキャラクターじゃなくって、
本当にこいつは作中でも行けるとか言われてないけど、そいつが行くんだっていうことを描いたっていうふうに思ったんですよね、あのラスト。
桜木とルカワは物語が迫押ししてるやつらだから、物語的にもあいつらは行きますって決められてる、運命づけられてるやつらだから、
30:06
行ってても何の驚きもないわけですよ、この映画版のラストで言ってもね、やっぱ行けたんだね、そうだよねってなって終わってたと思うんですけど、
宮城が行ってるんだったら、そこに奇跡を信じられるよねって思ったんですよね。
そこにそれを選び取った宮城の意思とか努力とかが見えると思うんですよ、どれほどのものだったかって。
沢北はもう行けますよねって漫画で言ってたし、桜木とルカワも行けますよねって言われてたから、いやそうじゃなくて、
漫画で行けないように描かれてたやつが映画版では行ってるっていうこの前進が僕はむちゃくちゃ上がるなと思って、
それは井上先生自身が現実なんかに負けないぞっていう思いをさらに描いたっていうのもあるだろうし、
行けないって言われてるようなやつに行ってほしいっていうものとか、いろんなもの預けてるんじゃないかなとって、
本当に強すんのかなーみたいな思いはあるっちゃあるけど、それを決めるのは観客じゃなくて宮城本人だから、そこがいいなと思ったんですよね。
そのちょくちょく名前上がってるピアスって短編ですか?どんな話なんですか?そもそも。
ピアスが短編で、スラムダンクの後に描かれたんですよね、確か。
98年だったかな、確か。終わってからですね。
スラムダンクとリアルの間ぐらいに描いてるってことですか?同じぐらい?
リアル結構後なんで、スラムダンク終わってバガボンドが始まる直前ぐらいじゃないかな、多分。
そういうことか、順番がそっちか。
その時からそういう路線というか、そういうものを描きたいんだなーみたいなのがあったっていうのがあったのか。
そうです。読んだんですけど、主人公が両太っていう名前で、結構エピソード的にも、今回のTHE FIRST SLAM DUNKに入ってるようなエピソードが描かれてました。
でもそのピアスだけでは、これが宮城なのかどうかっていうところは、宮城なんだろうなぐらいの、ふわっとした感じで、
直接的にこれが宮城両太って感じ描かれ方ではなかったんですけど。
そうなんです。結構展開とかも似てて、描きたいところはそこやったんだなーみたいなのがわかる端編になってるんですね、ちゃんと。
スーパーヒーローじゃないやつの主役っていうのを描きたくなったのかなってちょっと思いましたかね、タイミング的に。
桜木ルカはスーパーヒーローだから、そうじゃないやつもやるぜっていう感じの話を描きたくなったのかなっていうのが僕の印象ですかね。
そういう人がちゃんと描かれてるって、すごく読者としてはめちゃくちゃ勇気もらえますよね。
世界は別に天才だけでできてるわけじゃないのでね、っていうのが言ってくれてるって、そんな嬉しいことないですよね。
あと、三宅って漫画の方だと精神的にもめっちゃ強いイメージがあったんですよね。三宅が折れてるシーンって思い出せなくって。
33:02
確かに。三宅を思い出せないもん。
ほんまに今回かっこよかった、めちゃくちゃ。
映画バーでも話してた、映画バーとは別で来てたお客さんも、りょうたくんかっこいいって言ってましたからね。
途中でマネージャーの子に手に書かれるじゃないですか。
あのときは深海誠に侵されてるんで、書いてたらどうしようとか。
これはって思って。
僕ですらそれ思わなかったですからね。だいぶ読されてましたよ。
僕はそんなこと思ってないですからね。読されてましたよ。
今回三宅のエピソードを通じて一番思ったのが、彼らが子供なんだなっていうこと。
高校生なんです、それはそうなんですけど。
なんていうのかな。例えば試合のシーンだけ見てたら、あんまりそういうことを思わないじゃないですか。
でも、すごく今回バスケをしている以外のところでは、すごく弱い子供なんだなっていうのをすごい思ったんですよね。
それがやっぱり視点として一番新しいとこだったんじゃないかなっていうのは思いましたね。
赤木とか年下には思えないですからね。
ものすごいみんな大人だなっていうふうに見えちゃうんですけど、あの試合とか見てると。
絶対同じ年の時にあんなふうな振る舞いできないなっていうぐらい下手れなことしかできなかったなって思うんですけど。
年の話になったんで、スラムダンクに出てくる大人の話をちょっとしたいんですけど。
特に今回言ったお母さんですね。
お母さんちょっと母親としては両他にあまり優しくできてないところがあるっぽい。
兄の宗太の方をどうしても重ねてしまってる感じがあるっていうところで。
両方に対して親として十分に向き合えてない感じがあるっていうのを先のお便りもあったと思うんですね。
あんまりちゃんとやれてなさそうな感じがあるっていうのは、僕スラムダンク大人の描き方って割と前編通じてそういう印象なんですよね。
大人の不完全だっていうのをずっと描いているような気がしてて。
例えば、両男の監督の田岡監督とかも選手の運用でむっちゃ悩んでるんですよね。
特に上積みの扱いでむっちゃ悩んでたりとかしてて。
で、最後勝国に負けた時に敗因は私だって言い切るのとかっていうのって。
監督、メンターもまた不完全であって成長の余地があるみたいな話だなとは思ってて。
で、一番のところとしてはやっぱり安西先生だと思うんですけど、僕あの人を指導者としては失格だと思ってるんですよ、僕は。
36:02
あの人がもともと指導してた矢沢をなくした後、要はひねくれてたわけですよね。
勝北の監督やってる間ひねくれてたわけですよ。
で、その間に何が起こるかって言ったら三井はくれるし、赤木はチームを引っ張るのにむちゃくちゃ苦労してるわけじゃないですか。
あんたがしっかりしてたら、その二人がどんだけ救われたかっていうのがあるんですよ。
僕はずっと安西先生そんなに大人じゃないぞって思ってるんですけど。
そこもまた諦めたら試合終了ですよみたいなすごい力強いメッセージを放ってくれる人でさえ大人として完璧ではないっていうことを言ってる話だなと思うし。
それでやっぱりルカワと桜木っていう前向きな才能、巨大な才能を見て自分も立ち直らないといけないなみたいなのに気づくみたいな。
大人もまた正しい答えを出せないまま成長していくみたいな話だと思ってて、その意味ではやっぱり宮城のお母さんもそうかなと思ったんですね。
両太に対して決してベストの母ではない。でもやっぱり自分の人生には向き合って、その末に改めて両太の母としての目覚めを得るっていうのは、僕はスラムダンク的な大人の生き方だなとは思って、そんなに悪い印象はないんですよね。
私も大人とか親とかが、もちろん親は子供に対する責任があるってのはあると思うんですけど、完璧な人間がいない以上、完璧な親っていないと思うんですよね。
思うし、自分が思春期の時に見えなかったことがやっぱり多すぎるし、
例えば、宮城がインターハイ行く前日に、
あ、思い出したら泣けてきそうなんですけど。
手紙書いたりするシーンで、部屋を覗いたらお母さんが、昔の自分のお兄ちゃんの試合のビデオを見てるっていうシーンがあるじゃないですか。
でも、実はお母さんはお兄ちゃんも見てるんだけど、両太のことも見てるんですよ、ちゃんと。
お母さんはお兄ちゃんを失った喪失はすごい大きくて、そこから立ち直れてはいなかったけど、
でも、お母さんも宮城だからあれなんですけど、両太のことを決して見てなかったっていうわけじゃないと思うんですよね。
ただ、そこに思春期の時に、どうしても自分と親との間でお互いに見えたいものが大きすぎると思うし、
それが伝わって、関係性としてそんなに私は悪くないなって。
かつ、下の妹がちょっとアホっぽい感じで、お兄ちゃんの誕生日を祝うときも、
生きてたらね、とか言って、場を凍らせるようなことを言っちゃったりする、あの感じも家族としてすごく自然だなっていう。
39:00
家族だから、お互いの傷をえぐったりすることもあるし、向き合わないこともあるしっていう、
その不完全な家族像っていうのが一番自然なもんだなって思うんですよね。
なんかそれが、すごいあんまり過剰な表現じゃなくて、良かったなっていうのは思います。
あと、妹のね、お兄ちゃんが死んだことに触れるくだり、
結構あれ、家族亡くした過程あるあるなんじゃないかなって、ちょっと僕思ってて。
その、しれっと触れられるかどうかを試しに意思を投げてみるみたいなことをやる瞬間って、僕あると思ってて。
で、いつまでもそういうタブーにするんじゃなくて、過去にそういうことはあったよねっていう、
自然と言えるタイミングを越させるために、ちょっと意思を投げてみると。
で、それの反応を見るみたいなのね、結構僕、心当たりあるんですよね、あれ。
そこで、大きな波紋が起こるようだったら、まだその時ではないみたいなのが分かるし、
あまり水面が荒れないんだったら、まただんだん日常を取り戻してきてるなみたいなのを確認できるしで、
僕結構あれ、妹、アホのふりして線引きしようとしてるんじゃないかなと思ったんですよね。
あー、なるほど。
いや、めっちゃ分かります。
なんか、家族、なんていうのかな、他人が見たらヒヤッとするようなことを言えるのが家族でもあるというか。
うんうんうん。
だから、あんまりきれいごとばっかり言わないじゃないですか、家族の間で。
ぐっちゃけた話ばっかりしてるみたいな。
そう、それがなんか、その家族の持つ自然ないびつさというか、それがなんか良かったんですよね。
うんうん。そうですね。
あとね、ちょっと僕、あれどういう意味だろうって迷ってるシーンがあって、
本当にラストのラストあたりでね、宮城が過去を思い出すか何かでいろんなシーンがポンポンポンと挟まっていくシーンで、
両太が自分の部屋で倒れてって妹がお母さんを呼んでるシーンがあったと思うんですよ。
私もね、あれ分かんないんですよ。
あれ、今までないくだりのシーンですよね。
あれないと思う。なんかあれ本当に私も分かんなくて、2回見てるのに分かんなくて。
原作に何かあったんかなとか思いながら、多分そうでもないと思うし。
全然分かんない。覚えてない。
いや、僕、あれね、自殺についか何かしたんかなってちょっと思って。
いや、むしろなんか宮城かどうかももう分からんくて、私。
あ、あ、あ、そう、そう。
いや、分からん。そのなんか時系列的に、なんか、いや、分かんない。
でもお父さんとかね、学生服着てましたもんね。
うーん。お父さん亡くなった時とかそうですよね。
確かにそこだけ私もよく分かってない。
あのシーンが何かって名言全然してないと思うんですけど、
本作、宮城の弱さみたいなのをかなり描こうとしてる。
結構逃げ癖あるじゃないですか。
うん、そうですか。
試合で活躍できなかったらバスケ辞めそうになるとか。
42:01
あとその三井一美にボコられたらショックでバスケ辞めそうになるとか。
結構逃げ癖あるなと思って。
いや、でもあれはほんまに、なんていうのかな、
頑張ってるというか、頑張っててかわいいって言ったらあれなんですけど、
ほんとあの強がってる感じ、震えてる手をポケットに入れるとか、
あの、そう、確かに。
宮城のそのパーソナリティーがすごいなんかこう伝わってきて、
なんかほんとにこう愛しく思えてくるというか、
子供の頃からのこう成長を見てて。
うん、そうなんですよね。
めちゃくちゃ強がって生きてたんだなっていうのは感じるとこはすごくあって、
やっぱりなんかその家族の、やっぱなんかこう大黒柱じゃないですけど、
なんかそういうのを課せられていく感じもちょっとあるじゃないですか。
やっぱりお父さんも亡くなって、お兄ちゃんも亡くなって、みたいになって。
という中もありつつで、ああいうバスケの下りとかもあって、
なんかほんとなんか強がんなきゃいけないっていうのがずっとあったんだろうなって思ってたので、
だからなんか結構、両親が一人で里帰りみたいなするシーンあったじゃないですか。
あそこであのお兄ちゃんといた秘密基地みたいな洞窟、
もらわないシーンで、ちょっとなんかあそこうるっときましたね、めちゃくちゃもう。
あそこでわんわん泣くシーンめちゃくちゃずっとあそこきましたね。
あとそのお兄ちゃんが、最初そのお父さんが亡くなって、
そのお兄ちゃんが、俺が家族のリーダーになるみたいなこと言うんだけど、
そのあとお兄ちゃんが一人で洞窟で泣いてるじゃないですか。
あ、あたしもそうそうそう。
そう、なんか私、自分の上に兄弟はいないんですけど、
自分よりも強いと思ってた存在の人が、弱さを見たときの気持ちっていうか、
なんかあのシーンも私すごい好きで。
わかりますね。
もうあれも超な、超じゃあるある感があって、あそこシーンすごい好きですね。
それを弟に見せないっていう。
それを見た宮城が何を感じたかっていうのもすごい想像すると、
グッとくるものがあって、それを自分が受け継いでいくっていうところと、
その兄を超えるじゃないですけど、やっぱりお兄ちゃんっていう憧れでもあり絶対的で、
もう現実として追い抜くことができなくなってしまった存在に対して乗り越える瞬間というか、
もう自分が比較したり目指してるとこはそこじゃないっていうところに行くっていう、
そういう過程が見れたのも、本当にもう。
だから本当になんかロッキーとかクリートとか見てるような気持ちになるというか、
あのやっぱり、僕あのスラムダンクとケイコ目を澄ませて同じ日にハシゴで見たんですけど、
ケイコからロッキーは感じないんだけど、スラムダンクからめっちゃロッキーを感じるみたいな、
謎の逆転現象みたいな感じになって、全然系統が違うので、なんかね面白かったですけど。
そうですね、だから本作漫画の方ではあんまり描かれてなかったミヤギの弱さと、そして強さをしっかり描いてるなと思うんですよね。
45:05
もう活躍すること前提で置かれてたミヤギっていうものが実は弱かった。
でもその弱さを乗り越えられる強さがあったっていうことを描いてたなと思って、
そのあたりすごい良いなと思ったのと、あとなんかね、ミツイと過去エピソードあるじゃないですか急に。
うんうん。
そう、あれないよね、なかったよなって思ったなって思って。
あれやばいですよね。
やばいですよ。
さらに深掘り。
ないんだよなぁ多分なぁと思って。
うん、あそこ心臓びっくりして、急にそんな入れないでよと思って。
だからあれ、ミヤギが中1だからミツイ中2なのかな?だと思うんですけど。
中2で。
そうそうそう、ミッサイさん。
あのお兄ちゃんに重ねちゃうシーンね、最初の。
そうそう、お兄ちゃん重ねちゃうって、お前どんな目で見てたのよミツイのことをって思って。
そうですよね、そこで出会ってたんだってなってる。
急にそこの関係性の解像度上げてくんのかよと思って、もう井上先生ってなりました。
本当に、これ私あんま詳しくないんですけど、BL界隈相当盛り上がってるやろなって思いました。
当然でしょあれは。
そこかーっていう。ミツイもめっちゃ今回かっこよくて。
いやもう論争になるかもしれないですよね。
そう、ミツイこんなかっこよかったっけって。
展開全然覚えてなかったので、めっちゃへばってて、おいおい大丈夫かみたいになって、スリーポイントあっても確実決めるじゃないですか。
かっこいいなお前みたいな、なんてやつだって思いましたけど。
いやなんかこの音が俺を何度でも蘇らせる。
そうそうそう、おいかっこいいこと言うなみたいな。
そうなんですよ。
お兄ちゃんが読んでたバスケの雑誌の3能が表紙になってるやつって、あれ赤城が読んでたのと同じ号なんですよね。
最強3能みたいなのが表紙になってるバスケの雑誌。
月刊バスケットボール月バス。
だから宮城にその自覚はないかもしれないけど、物語としては赤城にも兄を重ねてたっていう意味をちょっと帯びてるなと思って。
めっちゃいい。
ちょっと待って。
本当にこのカップリングの話時間どんどん足りなくなりそうなんですけど、
本当今回敵チームとの対比というか、それぞれにあるじゃないですか。
あれもめちゃくちゃ良くなかったですか。
赤城と川田とか。
48:00
全員が俺こいつを超えれるのかっていう。
桜木は俺は最強だっていう感じだったんですけど。
そういう俺こいつ超えれるのかとか、宮城がこんな奴同世代でいるんだって。
敵に対して素直に感心するみたいなところとかもめっちゃ良くて。
だからなんか対戦相手なんだけど、仲間というか同じようにバスケのことだけを考えて生きてきたっていう奴と今同じ空間にいるっていう。
なんかそういうのがすごい良くて。
また山野がね、キャラクターとしては一番普通の高校生なんですよね。漫画の中でも。
だからそこにまで出てくる、例えば鮮度とか牧とかって超漫画的なキャラだと思うんですよ。
鮮度とかザ天才キャラみたいな感じだし。
牧とかね、漫画スラムダンクの中で一番大人ですからね。
一番状況を択感している存在として大人より賢いっていう立ち位置で牧がいたりとか。
嘘みたいな奴がやっぱ多いですけど。
山野のメンバーって、なんかミーティングした後ちょっとじゃれたりとかが、また漫画的なじゃれ方じゃなくて、リアル高校生感強いんですよね。
そこがすごくよくて、真面目にただバスケだけをやり続けてた奴が、そういうケレン見とか関係なく強いっていう感じがあるなと思って。
またインターハイの1回戦、豊田大阪のチームって、いかにも大阪のヤンキー高校的な柄の悪いチームで、
そういう奴が1回戦やってたところで、2回戦がザバスケ強豪みたいな感じになるっていう、この対比。
しかも豊田大阪って、点の取り合いをしかけるチームなんですよね。
で、ガンガン点を取り合うのが、それがやりたいんだって。なぜならそれが楽しいからだって言って、攻めのバスケをしているチームなんですけど。
山野は守りのチームというか、徹底的に辛抱しながら守るチームで、そこが対比としてすごくいいなと思ってて。
やっぱり俺たちの方がバスケが好きだし、圧倒的に練習してきたみたいなものすごい分厚い強さがあるんですよね、山野って。
こいつらの方が絶対俺たちよりバスケ好きじゃんって思っちゃうような敵。
でもそれに勝たないといけないんですよ。
俺たちよりバスケ好きだし、俺たちより練習してるけどそいつらに勝つんだっていう。
それが挑戦するってことだと思うんですよ。
今この時点で相手の方が上だろうが、それでもやるんだっていう強烈な壁やなと思って山野って。素晴らしいんですよね、敵として。
本当に何かを頑張ればよかったってめっちゃ思いますもん。
今から頑張るって感じなんですけど。今から頑張ろう。自分より強い奴と戦おう。
だから今回試合として僕全く決末を、試合の結果がどうなるか全く覚えてない状態で見て、もううわーってなったんですけど、
51:01
いやもうこんなドラマチックすぎたら人生高校生で完結してしまうんじゃないかって気持ちになるんですよ、やっぱあれって。
もうそんぐらいの勢いでやっぱ描かれたから、やっぱやばいぞもうって。
その宮城のドラマもあるから、余計にもうここで人生完結したのではみたいなぐらいのエモーションが詰まってて。
でもやっぱ最後に敵負けた三郎が負けについて監督が喋るじゃないですか。
負けたことで大きなものを得たんだみたいな話でしたっけ、ちょっとニュアンス忘れましたけど。
あのシーンの重みが余計にずしんとくるというか。
いや本当、まだあそこで試合バスって終わってエンドロール流れたら、
いやよかったけどさ、人生これ完結するわけじゃないじゃんみたいな気持ちになってたんですけど、
あのシーンあって、あ、よかったって思ったっていう。人生まだあるし。
やっぱこれだよね、生きていくことって立ち向かっていくことっていうのって、
っていうのがすごい込められてるなって思いました。
いやそれね、漫画版からの改編としてそこもすごくいいなと思ってて、
漫画版って三郎戦の次で正北はボロ負けしたって描かれるんですよね。
そうそう、しかもそのセリフというかあれだけですよね。
この後俺たちはサクッと負けてみたいな感じで。
ナレーションで。
あ、そうだった。
だから漫画版は燃え尽きたって言っちゃってたんですよ、三郎戦で。
そうです、それが本当に衝撃的でしたけどね。
え、だって漫画ってこれでインターハイ優勝するんじゃないんですかみたいな。
それがジャンプの漫画じゃないんですかみたいなところを。
まあ確かにそうですよね。
いやそれは私もすごい好きなんですけど、漫画の方は。
でも本当に今回、映画では負けることの意味とかっていうのを入れてきたのはすごいグッときましたよね。
あのシーン、あるとないとじゃ大違いなんじゃないかなって思って、
あのシーンすごく印象に残ってますね、本当に監督の一言っていうか。
一方で、桜木花道が背中を痛めて試合出るなっていう時に、
安西先生に、親父が一番輝いてるのはいつだよっていう詰め寄るところ。
俺は今なんだよっていう、あの感じももうむちゃくちゃ良くて。
いや俺にとっては今がピークなんだっていう。
いやそれもすごい分かるというか、さっきも言ったみたいに、
同じくらいの、なんていうのかな、熱量をバスケに注い込んできたやつらと
インターハイという場所で対戦できるっていうこと自体がもう奇跡みたいな。
そこに今のこのチームのこのメンバーで戦えるっていう、
この何かこう幾重にも重なった奇跡は今しかないっていう桜木の思いはめちゃくちゃ響いて。
スポーツの経験もないのに、そうなんですよ。
あと僕、このラスト原作から描いて良かったところで、
小北の負けを描かない、あと説明もしない、勝ったか負けたかどうか描かないっていうので、
だから燃え尽きてなんかないっていう描き方になったなと思って、
実際宮城がアメリカに行くとこまで描くわけだから、
小北の戦いはあそこで燃え尽きて終わったりなんかしてないぞ、
54:01
宮城もまた戦い続けるぞ、戦い続けたんだぞっていう描き方になってたから、
ロッキーのラストがね、こいつの人生のピークはここだみたいな感じで終わっちゃうみたいな感じじゃなくて、
戦いは続くぞっていう、俺たちの戦いはこれからだって言って、
ちゃんとこれからだったみたいになるのが素敵やなと思ったんですよね。
そうですね、ここで沢木たちまた会うっていうね。
俺たちの戦いはこれからだって打ち切りの代名詞な感じしますけど、
いや、これではいるでしょみたいなことですね。
いや、あれびっくりしました本当に。
最後沢木たで終わるんやとか思って、え、宮城も来てるやんと思って。
また続くぜってフィールドが変わってるだけで戦ってるぜっていう。
あとめっちゃしょうもない話なんですけど、
映画見た後にテンション上がりすぎて漫画を真相版全巻買って帰ったんですよ。
うん、ツイッター上げてましたね。
その日に読みたかったんで、めっちゃ重たかったんですけど、
郵送せずに自力で持って帰ったんですよ。
戦ってる。
でも次の日から出張だったんで、1巻しか読めてないんですけどまだ。
その1巻でまだ宮城は出てきてないんですけど、
出てきてないですね。
入院してるんですよ、宮城。
2年にもう1人いるんだけど入院してて、
こここうやって繋げてくるの?みたいな。
この期間、あの事故の時なの?みたいな。
私もう1巻からテンション爆上がりしましたもん。
なるほど。
っていう。
いいよいいよ。
確かにそれを知った上でね、やっぱ漫画読むと、
あいつあの時って思うのは、確かにテンション上がります。
いや、ほんとだ。
そうですね。
スラムダンクって基本的にはバスケをしたいだけのやつらの話だと思うんですよ、僕はね。
だからそれの究極がルカだと思うんですよ。
ルカの背景って全然なくって、
ただひたすらバスケをしたいだけの人だと思うんですよ。
で、赤城もドラマあります。
部活でちょっと陰口言われるみたいなのあるけど、
あくまでそれってバスケをやろうとする中でのドラマだったりとか、
桜木も父親が倒れた中で助けに行こうとしたら不良に絡まれてみたいなの。
もう一瞬だけ挟まれるけど、それをあくまで見合わせであって、
桜木のドラマは春子さんに惚れて、それをきっかけでバスケをやるっていう部分なんですよね。
基本的に全員のドラマがバスケをやるということだけに集中してて、
で、実際にスラムダンクのドラマ性って試合の中だけに集中してると思うんですね、基本的には。
ミツイはちょっと別ですよ。
ただ、ミツイもバスケを再び始めるかどうかっていうところにドラマがあるから、
やっぱりバスケなんですよね、すべてが。
家族が死んで、その意思を背負ってバスケをやるぜとかではないんですよね。
俺がバスケをやりたい、俺がバスケをやるんだってところがスラムダンクのドラマの肝であり、
それ以外のことをあまり描かないのがスラムダンクの圧倒的魅力だなと思ってるんですよ。
57:04
そこで、今回はちょっと枝葉が多いなとは思ったのが僕の意見です、これは。
宮城が兄貴を亡くしたとか、母親と関係がうまくいってないとか、
それは確かにドラマですけど、それはちょっとバスケとは外れたドラマですよね。
そこのドラマから、でも俺の居場所はバスケなんだって言ってバスケをやるっていうのは、
もうちょっと広い意味での人生を描く話になってたと思うんですよ。
それは一本の映画としてはすごく見応えのあるものだなとは僕は思ってるんですけど、
やっぱりちょっと、これ前も言いましたけど、
スラムダンクとしてはちょっと別の要素が入ってるなっていう風には僕は思ってて、
バスケだけでドラマって成立するじゃんって。
バスケの試合をやるだけ、バスケの練習をするだけ、
バスケに復帰するかどうかだけでドラマってできるじゃんっていうところとは、
ちょっと違うドラマになってたなと思って、
そこは一長一短かなと思います。
人間ドラマになってるから、バスケそのもののドラマ性に全部を預けてる話ではなくなってたから、
そこはやっぱり僕はバスケだけでやりきってほしかった思いもあるんですよね。
だってそれぐらいスラムダンクって面白いから、
バスケやってるだけで人間のすべてを描けてる漫画だと思ってるから、
そこにいわゆる人間ドラマなんてなくたってやれるじゃんっていうのは僕は思ってるんですよ。
そこは全然文句をつけたりとかではなくて、
そういう意味でもやっぱ漫画と映画は違うものになってたかなっていうのが僕の意見です。
確かにオープニングトークの時に、
アロードンの時に同じ話されたと思うんですけど、
どっち撮るかって難しいですよね。
多分僕本当に人間ドラマ、今回宮城の人間ドラマパートがあったことによって、
やっぱりすごく映画としての強度を増してるなって思って、
すごく良かったなって。
映画としてやっぱりまず1個面白いってのが僕一番大事かなって思ったので、
そっちは多分なかったらダンかなって思ってた部分があったのかもしれないし、
でもちょっと思うけどやっぱり試合部分が本当に良すぎて、
もう途中で回想みたいな形で挟まるのすらちょっと邪魔に思えるぐらいなんですよ。
ちょっと。でもドラマパートもすごく良いけど、
いやもうちょっとなくても本当に良いみたいな。
その中ちょっとジレンマみたいなのがちょっとあって、
いわゆるロッキーみたいに試合前にそういうドラマがちゃんとじけるうちにやって、
試合に臨んでみたいなのをするのかっていうやり方もあるかもしれないけど、
けどそれはそれでなんかちょっと違うなって気持ちにもなるし、
何が正しいか悪いか分からないけど、最善だったのかなという感じは僕はしてますかね。
それはそうかな。
さすがにドラマ部分を前半に詰め込んでは、さすがに退屈する気はします。それは。
1:00:05
そう。そうなんですよね。
なんかそれぐらいやっぱりリアルというか、
まあ結構普通のなんていうんですかね、
地味めな日本映画級ぐらいの感じの描き方をしてるっちゃしてるじゃないですか。
ロッキーとはまたちょっと違う感じというか、
してる分余計にちょっと前に持ってくるとなんだろうみたいになるのかなっていうのはあるかな。
今回本当宮城だから良かったっていうのもすごいありますよね。
なんかそのスラムダンクの原作で描かれなかったキャラだったから、
ドラマ性がキャラの深みを増したっていうのと、
あと私もバスケの試合シーンが本当好きなんで、
試合だけバージョンも見たい気持ちはめっちゃあるんですけど、
でも心臓が持たないかもしれない。
だってあんなに切られて切られてて、
はーって毎回毎回試合が始まるたびに、
もう心臓って一気止まりそうになってたのに、
あんなのぶっ続けて40分されたら死ぬと思う。
まあ休憩タイムって感じでいいですかね。
休憩タイムというか、映画的にも緩急があった方がいいっていうことですけど、
確かにあれは休憩タイムですって言われたらそうです。
タイムですタイム。
いや本当に時間が進み出す時のスピード感と、
最後の最後も全員そうだと思うんですけど、
息を謎に止めてしまうっていう、
息を止めて祈ってしまうっていう、
あの演出はすごかったですよね、最後の。
試合シーンも巧妙に嘘をついてるわけじゃないですか、
時間の流れが遅くしたりとか地味に演出的な意味でしてたりとかしてるけど、
それがやっぱり試合のダイナミズム感と繋がってるじゃんみたいな感じで感じられるっていう、
ハッタリのかまし方みたいなところが本作のすごさなんだろうなっていうふうに思いますね。
基本万丈一致で大傑作っていうことでいいですかね、これは。
最初からもう疑いなくそうのつもりで話してますから。
よかった。
本当ちょっとこれ、どうせロングラウンドしてるし、後でいいかって思ってたんですけど、
見てよかったっていう。
2022年のベストでも12月公開で3位に入ってるんですよね、この番組のね。
そうそうそうですね、番組の集計した結果3位でしたよね。
そうそうだから実質1位ってことですね。
その言い方はずるいですよ。
ちょっとそれには意義ありって言いますよ。
バーの中で前田さんロビー活動してるからスラムダンク入れてくださいって。
違うんですよ、私ブラック企業の営業みたいなこと言っちゃうんですけど、
本当にその人のために言ってるんですよ。
よく言うじゃないですか、お客様のためにみたいな。
売りたいからうんじゃなくて、本当に見てくれたらその人の人生が豊かになるから言ってるんですよ、私は。
まあ。
はい。
まあはいって感じですけどね。
僕ベスト10入れてないしね、スラムダンクね。
1:03:03
こんな褒めてるけど入れてないからねっていう。
まあそんな感じですかね。
ちょっと時間もあれなので、
THE FIRST スラムダンクの話はこんなところで終わっておこうかなと思います。
次回作品は日付近づいてから話しましょうか。
だいぶ先ですからね。
そうですね、だいぶ先ですね、確かにね。
この放送上は特に決まってないですが、
この回が配信される頃には決めてるかもしれないですね。
それに関してはツイッターで確認していただけたらなと思います。
ではお知らせになります。
1月も映画の話したすぎる場を開催する予定です。
場所は大阪の南森町にある日替イベントコダカフェパー週間もあり、
日時は1月28日土曜日、オープンが19時、クローズが23時となっております。
またこの番組ではリスナーの皆様からお便りを募集しています。
番組の感想、次回テーマ作品の感想など、ご自由にお送りいただけると幸いです。
また次回場開催情報、ポッドキャスト、次回テーマ作品の告知も行っておりますので、
ツイッターのフォローもよろしくお願いいたします。
あとこの番組のイメージキャラクター、映画の話したすぎる猫かっこかりましらったグッズ販売していますので、
よろしければご購入くださいませ。
お便り受付先、ツイッターアカウント、グッズ販売サイト、税も番組説明文に記載しております。
はい、それでは映画の話したすぎるラジオ2023年初回リニューアル第97回
The First Slum Dunkの回を終わりたいと思います。
それではまたお会いしましょう。さよなら。
さよなら。
01:04:59

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