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2022-09-05 53:08

第80回(2)『NOPE/ノープ』あの空を(IMAXで)君は見たか?

『NOPE/ノープ』について話をしました。

本作のテーマや娯楽大作としての到達度、撮ること/見ることの関係の転換、エンターテイメント(見世物)の暴力性などについて話しています。

■メンバー

・山口 ・原口 ・まえだ ・マリオン

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日時:2022年9月24日(土)

場所:大阪市北区 天神橋1丁目11-13 2階『週間マガリ』 https://magari.amebaownd.com

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00:00
今日のテーマトークは、NOPEです。はい、では、映画ドットコムより解説を読ませていただきます。
ゲットアウト!明日で高い評価を受けるジョーダンピールの長編監督 第3作
広大な田舎町の空に突如現れた不気味な飛行物体を巡り、謎の解明のため動画撮影を試みる兄弟が辿る運命を描いた。
田舎町で広大な敷地の牧場を経営し、生計を立てているヘイウッド家。
ある日、長男OJが家業をさぼって町に食い出す妹エメラルドにうんざりしていたところ、突然空から異物が降り注いでくる。
その謎の現象が嫌んだかと思うと、直前まで絵画していた父親が生き絶えていた。
長男は父親の不可解な死の直前に、雲に覆われた巨大な飛行物体のようなものを目撃したことを妹に明かす。
兄弟はその飛行物体の存在を収めた動画を撮影すればネットでバズるはずだと飛行物体の撮影に挑むが、そんな彼らに想像を絶する事態が待ち受けていた。
ゲットアウトでもピール監督とタッグを組んだダニエル・カルーヤが兄OJ、ハスラーズのキキ・パーマーが妹エメラルドを演じるほか、ミナリのスティーブン・イワンが共演と。
はい、ではここからネタバレ込みの話をしていきたいと思いますので、ネタバレ気にされる方がいらっしゃったら、ぜひ見てから聞いていただけたらと思います。
はい、では沢井の感想を伺っていこうかと思うんですけども、原口さん本作いかがでしたか?
はい、確かにですね、この間マカリンの映画バーのエクイツにナンバーの東宝のIMAXで見てきまして、
いやーだからね、マカリンのイベントの時、ミナが言ってるのを何やろうな思いながら見てて、ああこういうことかとか思いながら、
最後あいつが変形していく時はもう何やろう。あいつがね、これなんかね、永遠にしか見えなかったんやけど、なんかここまで変形するんだというのが楽しみました。
で、あとちょっと兄弟が着ているTシャツについてちょっと色々読み解きがあるので、それを話したらなと思ってます。
はい、前田さんいかがですか?
冗談Pの作品何気に全部劇場で見れてるんですけど、結構その毎回テーマ性が強いなというのはみんな思ってるところだと思うんですけど、
結構私今回のオープンに関してはそのテーマ性の部分をちょっと読み解くことができなくて、読み解くことができずに見ても全然面白かったんですけど、
ちょっとそこを他の人の話聞きたいなとは思ってました。
あと前回はキャンディーマンでホラーだったんですけど、ほんまにこの監督はもうそのホラー描写というかがすごい上手いんで、
本当にゴリゴリのホラー撮ってほしいなっていうのは見ててずっと思いました。
ちなみに前田さんはどこで見ました?
私は普通に東宝シネマズ梅田で見ました。
なるほど。はい、マリノさんいかがですか?
そうですね、僕はちょっと普通の大阪ステーションシティシネマの普通の劇場で見たんですけど、
で、見た時は楽しかったけど、何この変な話っていうふうにはちょっと思って、
まずなんかUFOみたいなの出てきて、なんかやべえぞってなって、じゃあどうするってなって、
撮りましょうって、で、それで話が進んでいくって結構変な話だなっていうふうには思ったんですよね。
03:02
けどそこになんかいろいろ、なんかまあ見た時は結構ポカーンとはしてたんですけど、
まあいろんな人の話とか聞いたりとか話したり喋ったりとか、
あとまあ自分でも考えてみた時に結構すごくなんか見せ物に対する熱い批評と、
そこにまたなんか人種問題とかもちょっと絡めてきたりとかして、
すごくなんかめちゃくちゃ細かいレイヤーで重ねられてて、
めちゃくちゃ上手い映画だったんだなってどんどん気づくことが自分の中で増えて、
噛めば噛むほどに美味しくなるような、自分の中でもすごく楽しくなってくる映画でしたね。
はい、えっと僕はですね、見たのはよくある普通の東郷シネマの普通のスクリーンで見ました。
特に何があるとかでもない、スペック的には普通の映画館で見たんですけれども、
むちゃくちゃ面白かったですね、本当に。
むちゃくちゃ面白かったんですけど、
ただこれ明らかにiMAXの超縦長スクリーンで見ないと、
めべりしてますよねっていうのがすごい思うところではあって、
話としては楽しめたけど、体験としては明らか欠落してるっていう感覚がものすごいあるんですよね。
ちょっとそこに対する悔しさがあるというか、
まあできればこれから見る人にはiMAXで見てほしいけど、
まあ僕このiMAX案件って概念自体あんま好きじゃないのであんま言いたくないっていう気持ちもあるっていうね、
まあなんか複雑な気持ちです。
あとジョードン・ピケルって基本対策エンタメやりたい人なんだなっていうのを改めて今回思いました。
テーマ性とかメッセージ性もあるけど、
それはあくまで材料でそこから先をエンタメやりたいっていう感じの人なのかなっていうふうには、
僕は見てて感じた感じですかね。
はい、ではここから話を掘り下げていきたいと思うんですけども、
原宿さん、ここがっていう話なんかありますか?
いや最初はじゃあもうさっき言った、多分俺しか語らないだろう。
Tシャツ話をしていいでしょうかね。
どうぞ。
えーと、主人公のOJが着ていたTシャツは、あれは確かマイケル・ジョーザーのTシャツなんですよね。
はい。
で、監督ジョードン・ピエルで冗談違いの微妙にずらしてて、
で、結局このOJはこの謎のUFOらしき物体を取ろうとするんで、それを取り込んでいく覚悟しようとすると。
で、ジョードン・ピエルも俺はこんなUFOみたいなんで取れるんだぜっていうのを割って、
ある意味ジョードン・ピエルをOJ自身に映し出してるのかなっていう、ちょっといろいろと読み取ったりもしたり。
ふんふんふんふん。
で、かたやですね、妹のエメラルドが着ていたTシャツなんですけど、
ジーザス・リザードっていうイエスのトカゲっていう意味のバンドのTシャツなんですね。
で、これテキサス・オースティンで87年に結成された90年代オルタナティブ・グランチのルーツ的なバンドでファンが熱いバンドで、
インディペンデント精神を貫いたバンドなんで、このエメラルドが家を出て独立しようとする精神を表してるところもあったりと。
で、このジーザス・リザードっていうバンドの有名なアルバムのジャケットがあるんですけど、
ダウンっていうアルバムがあって、それのジャケットはですね、犬がひっくり返って中央に浮いてるっていうジャケットなんですね。
06:06
ほー。
まさにこの映画のことを表してるようなことがあって、その辺で結構ファッションこだわったかなって勝手に読み取ってました。
へー。
っていう、ちょっと自分のバスケットか音楽の趣味から。
すごいですね。Tシャツに。
自分の趣味からちょっと勝手に読み取ってました。
うーん。
まあ、なんかそういう細かいところにね、ネタがありそうな感じしますよね。なんかそういう音楽使いからも、なんかね。
あるんだろうなっていうのはね、なんとなくわかるんですよね。
Tシャツとか一番何か生み込みやすいとこじゃないですか。
はい。
とりあえず何か表したかったTシャツの柄に表したらいけますねみたいなぐらい便利なキャンパスだと思うので、なんかやってるんやろうなって気がしますね。それは。
うーん。
ジーザス・リザードが今着てんのっていうのは結構正直であって、もう30年くらい前のバンドではあるのでもう。
うーん。
なんかTシャツめっちゃ可愛かったなとは思ってたんですよね。全然よくわかってないけど。
あーそうそう。
だからね、表のプリントはね、結構犬の吠えてる感じの可愛い感じやねんけど、バックプリントがあのバンドのやつやってパッとなって、バックプリントがね、バンド名ずらっと出たので。
うーん。
で、待てよ、確かって思って、犬が宙に浮いてるジャケットだったよなと思って。
いいですね。そういうのがわかる瞬間ってめっちゃ気持ちいいですよね。
そうなんですよ。はい。
ノープの話題Tシャツから始まるって早々ないいですよね。
出ないと後から俺話題挟み込みにいくよなって思ってね。ちょっと最初はもうぶっ壊しちゃってますよ。
はい。
うん。だからちょっとこれどう語ったらいいか結構舞うところだったんで、とりあえずは気づいたところから始めてみまして。
うーん。いやもうそこは原口さんしかキャッチできないやつなので。
そうそうそうそう。そんな気づかんかったので。
そうですね。前田さん、本作に関して掘り下げポイントありますか?
ちょっとこれどっから話すのが正解なのかなってちょっと悩んでるんですけど、
個人的に私定期的にチンパンジーの凶暴性についてちょっと調べるっていうことをしてるというか、何なんやろ、
よくあるじゃないですか、未解決事件とか凶悪事件とかって定期的に知っててもまた調べちゃうみたいな。
そういう流れの一環でチンパンジーの事件も結構定期的に調べるのが好きなんですよ。
今回チンパンジーの話、話というかチンパンジーがモチーフとして登場して、
この話の中ではそういうテレビの制作に使われる動物であるチンパンジーが番組の収録中に凶暴になってしまうっていうとこなんですけど、
大人になった、ちょっと名前全然覚えてないんですけど、スティーブン・ユアンさんが演じてた、誰なんやろ。
ジュープですかね、彼。
彼の子役の子が大きくなって、UFOというか、カウボーイランドみたいなところでショーをするときに、
09:02
昔の初恋の人が見に来たみたいなときに、あれ多分一緒に昔番組で襲われた人で、
実際にあったチンパンジーの事件で顔をむしり取られるっていうのが結構オマージュっていうか、本当にそんな感じの、
それを彷彿とさせるような見た目で登場してたんで、結構その辺が私的には、さっきの原口さんのTシャツみたいな感じで、
なんかこっから持ってくるんやみたいな、なんかちょっと変にグッと来たところはあったんですけど、
あのチンパンジーの話って結構キーになってるのかなっていうのは思いつつ、
正直あんまりちょっと私分かってなくて、その話がどう関係してるのみたいなところっていうのは、なんかちょっとみんなの話聞きたいなと思ってるんですけど。
確かに。僕映画見終わって劇場を後にするとき、別のお客さんからの声が聞こえて、
チンパンジーの話意味なかったなみたいな結構言ってる人とか見て、やっぱ分かってないというか、
何やったんかなって思う人は結構おるんやないかなと思うんですよね。
しかもこの映画、ドア玉に出る描写ってチンパンジーのシーンじゃないですか。
あれ?これUFOの話と関係するの?みたいな、やっぱちょっと困惑しちゃうというか、
僕も最初、えっとこれは、あ?え?みたいな感じでしたけど、
なんとなくこういうことみたいなのか、後から気づくかなみたいな感じでした。
動物っていうのがチンパンジーに限らず馬でできたりっていうところで、
なんとなく、でもなんとなくでしかない。そのお客さんと同じレベルかもしれない。
でもなんとなく、制御できると思ってた生き物からしっぺ返しを食らうみたいなのって今回たくさんあったじゃないですか。
猿もだし、チンパンジーもだし、馬もありましたよね。
OJの撮影中にシジ守らんで、後ろ足で蹴られるとかもあるし、それこそUFOもそうですよね、今回の。
あれも生き物ですよね、あれも。
そういうのは繰り返し出てたっちゃ出てたんですよね、実はね。
ちなみにジョーダンピールのツイートで、元になったドラマの映像が流されてましたよね。
そうなんですね。
あれ元じゃなくて、あれじゃないか。
元にいたって、あれも作ったんかな。
チンパンジーとあの子のグータッチのあれとかも出てきてて、
ああ、こういうことかっていうのを見ると、映画を見た人だけがわかるジョーダンピールの動画ツイートがあって。
そうですね。劇中のドラマを実際にあったらって手でたぶん作ったやつですよ。
だよね。
そうです。実際にあれがあったわけじゃないし。
本当あのチンパンジーが出てくる嫉妬込む番組のくだり急にあるし、悩ったらもう本数人は全く絡んでないんですよね。
そうですね。本数人の話じゃないですよね。
すっげーわざとらしいというか、本作の面白以外のテーマ部分はここですみたいなこれ見よがしだから、
ちょっと面白くなっちゃうぐらいわざとらしいっちゃわざとらしいんですけど、
12:01
あれがあることで、あ、なんかテーマあるなみたいなのに気づけるというか、
あれなかったらただのモンスターパニック映画なんですよね。ただの。
あれがあることで、あ、なんかあったジョーダンピール言おうとしてるぞ、拾ってやるぞみたいな気持ちになるというか。
そうそう。
僕的にはやっぱり、ただ撮られることで映像を通じて消費されてきたものからの反撃っていう意図なのかなっていうふうに思うんですよね。
動物は基本的に見られることが嫌だと。馬もそうだし、飛行物体もそうなわけじゃないですか。
見られるのが嫌っていう。それは人間もそうですよねっていう。
ただ見られるっていうのはストレスだし、それは一方的な暴力たり得るっていう。
それをただ一方的にできると思ってたら反撃食らうぞっていう思惑なのかなっていう気はしたんですよね。見終わってから思い返してみたら。
そうですね。そこに見せ物というものに対する批評性みたいなのが出てくる話なんだなっていうのは僕もそこから後で気づいたって感じでしたね。
見る側と見られる側っていうのがいて、いつも見る側が上で見られる側が下でっていう側が、いかにそれがどんなに無頓着に加害性を持っているかっていう話なんだろうなっていう。
それが今回は我々人間だぞって話ってことですね。
人間だし、それがガラッとも変わったりするっていう今回。
人間が見てるかと思ったら逆襲されるので、それが変わっちゃうからまた面白いっていうかっていうところですよね。
本作のモチーフとしてすごい重要に扱われている馬が走る動画のモチーフあるじゃないですか。
あの載ってた黒人の騎士の名前は残ってないですみたいなのがあって、やっぱただ取られる人は暴力的に奪われているっていうことを示唆してて、それに対してやり返すぜっていう話なのかなっていうふうに思うんですよ。
やり返すのであると我々は取る側に回るのだっていう宣言な話だと思うんですよね。
そうじゃないとこの話の原動力を理解できないんですよ。
なんであんな危ない目にあってまであの飛行物体を取らなければならない。
動画に残して罰らなければならないみたいなの。
命かけるほどの理由がどこにあるのかっていうのを、そういう映画史あるいは歴史そのものに対する復讐だっていうふうに思わないと、なんでってなると思うんですよ。
その原動力何って。そもそもあいつを退治するとかじゃないんですよね。取るなんですよ。
そこがね、変だよね。
あいつがやっつけられるかどうかは重要ではないんですよね。
そこがこの話のむちゃくちゃ変なところだと思って。
今作見てたら、やっぱジョーズ思い出すと思うんですよ。
15:03
荒野でジョーズやってんなっていう感じの話だし。
あと僕思い出したのは、荒野のジョーズといえばトレマーズを思い出して。
好きですもんね、山口さん。
トレマーズのグラボイズは下から来るけど、コントのやつは上から来るぞみたいな感じだし。
もうそんなキャッチコピーありそうやもん。
上から来るぞってありそうやもん。
安全地帯設定とかも面白いんですよね。
トレマーズは高いところにいたら大丈夫だけど、今回は屋根の下にいないといけないっていう感じになってて。
そういうとこが、ザ・モンスターパニック映画だなっていう感じではあるんですけど。
言うてもジョーズとかも、あのサメをやっつけることが目標じゃないですか。
あるいはね、やっつけるか逃げるですよ、普通のモチベーションって。
普通はね。でもそうじゃないですよね。取るなんですよ。
意味がわかんないんですよね、そこだけ追っかけたら。
逃げたらいいじゃないですか。あるいはやっつけないといけないですよね、みたいな感じなんですけど。
そうじゃなくて取るっていう。
なぜかっていうと、我々はずっと取られるという一方的な策書を受けてきたから、今度は取るんだ、俺たちがっていう。
俺たちが取って、取った側として名を残すんだっていう宣言だと思うんですよね。
なんかすごいわかりやすい。
そう、そうなんですね。
一応あれ取って、YouTuberにどっかに配信してもらって、一攫千金して牧場を建て直すってことではないと思ってたけど。
モチベーションとしてはそういうことですけど。
本人たちのモチベーションはそれかもしれないですけど、映画としてのモチベーションはそこにはないですよ、絶対に。
だってむしろ牧場の被害に増してますからね。
もうボロボロっすよね。
何より命あっての物種ですし、馬はどんどんいなくなってるわけですよ。
どんどん被害は拡大してるわけですよね。
逃げたらいいんですよ。
何で逃げないかって言ったら、立ち向かわなければならないからです、それに。
歴史に。
だから最後、よくね、ジョーズとかでもあると思うんですけど、囮になって連れてくるシークエンスあるじゃないですか。
罠に引き込むために囮になって連れていくシークエンスがあって、最後ここに来たっていう、ここで決めるぞっていうところで、
やっつけるのが別にあれ、まあ偶然なわけですよ、あれは。
まあそうですね。
あそこで、何であそこに連れていったかっていうと、どう考えてもあの井戸のカメラの上に連れてくるためなんですよね。
あそこで撮るっていう、決定的瞬間を。
で、本作のやっぱりあいつがやっつけられるっていうところが最大のエモーションじゃなくって、
やっぱあいつを撮影した瞬間に最大のエモーションがあったと思うんですよね。
あいつをやっつけるということでは、このままあたりは完結しないんですよ。
撮らないといけないんです、あいつを。
撮ることで勝てるんです。
で、その敵はあのUFOじゃないんですよね。
歴史とか社会とかなんですよ。
おー。
いや、ほんと僕も同じこと思ってたんですけど、もうバリバリきれいに説明していただいて、ほんとに助かりますって感じです。
18:04
で、なんか前も思ったんですけど、いや、ほんとに私の中の冗談ピールは山口さんですからね。
毎回思うんですけど。
そうじゃないとこの話おかしいんです、どう考えても。
あいつをやっつけることが優先されるべきなんです。
そう、上手なのにやってることツイスターなんですもん。
撮らないといけないっていう。
おかしいんですよね。
ツイスターはそうや。
ツイスターとかストームチェイサーやってるからっていう。
そこに俺の生きる目的があるみたいな感じなんですよね。
そこがね、この話の面白さというか、言い方悪いですけど、アイマックスじゃなくても面白い部分はそこなんです、この映画の。
この話のモチベーションが面白いんですよ。
その意味をね。
なるほど。
で、やっぱその撮ることの逆襲ってやっぱ冗談ピール自身にも含まれてるんだなって思うんですよね。
そうですね。
自分こそがこの史上最大の見せ物である映画を引っ張っていくんだみたいな意思みたいなものに繋がっていくんじゃないかなって思って。
なんかやっぱ今回もうモロニス・スピルバーグみたいなことやってるわけじゃないですか。
なんかもう俺が黒人界のスティーブン・スピルバーグになるぞみたいな意思があるんじゃないかなってやっぱそこで思って。
そういう意味でもすげー熱いなこの映画って思ったんですよね。
さっき原口さんが、主人公に冗談ピールが自分自身を重ねてるっておっしゃってたと思うんですけど。
やっぱむっちゃそうだと思うんですよ。
だって撮る奴が主人公ってもうお前じゃんってなるっていうのがあるし。
やっぱ最後ね主人公がその西部劇を模したテーマパークでワンカンの格好して決めて終わるってもう
最も白人的なエンターテイメント文化の一つである西部劇を最後に黒人が決めて終わるって
映画史に対する挑戦の宣言ですよね。
俺が次の映画の歴史作るぜっていう意思表明だと思いますよあれは。
そうじゃないとあんなことやらないですよ。
いやーなんかもう我々今めちゃくちゃ面倒くさい映画オトクみたいな語り方してんなって我ながら思ってるんですけど。
いやー楽しいでも。
いや本当私も見終わった時に結構冗談ピーの作品あんまり咀嚼せずにいつも見て
正直深いこと考えなくてもビジュアル的な面白さがすごいのであの人の作品がいつも。
だから本当に見終わった瞬間にこのラジオでみんなの話聞こうって思って。
ここで聞こうっていう。
もう一個ねちょっと私の中でねちょっとわからないことがあって
スティーブンユアンのやってたショーって
あれって彼はUFOというかあの大物体の存在を知っていて
あいつに馬を捧げてたというか食べさせてたみたいなことなんですかね。
21:02
そこがよくわからなくて。
馬をOJからどんどん買ってたわけじゃないですか。
でOJは買い戻したいって言ってたけど
反応的にどうも正直戻せないっぽかったじゃないですか馬。
なんかそれってもうすでに買い取った馬を全部あいつにあげてたことなんか
そこがちょっと私わからなくて。
あのショーで何をやってたのか。
あのショーで何やってたか全然わからなくて。
そうなんですよ。
でもそうかも。
多分どうなんやろ。
でもそれにしてはあいつも飲み込まれた。
それまでうまくいってたのか。
で結構チンパンジーの話の接点もあの人にあるから
ちょっとあの人が何かしら知ってるキーな人になってんのかなとか思いつつ
その辺が全然わからなくて。
多分僕なりの解釈なんですけど
多分UFOの存在は知ってるけど馬を食べさせたかどうかもわからなくて
でこのUFOを使って見せ物、出し物したいなっていうのは
多分ちょっと出てたじゃないですか。
なんかOJがちょっとなんかあの分かりあるなって
おそろおそろ使ってたらなんか劇のリハーサルみたいなのがあったみたいな感じやから
でなんかそこで多分なんとなくそのUFOの特徴みたいな
なんか馬食べてんだこいつみたいなのはわかってたから
ああいう感じのやってみようみたいな感じでやったけど
まああんまり理解してないから
まあなるよねっていう大惨事になるっていうことなんじゃないかなっていうぐらいかなって思ってて
でやっぱりあとチンパンジーの事件もあったので
自分にはなんかそういうの制御できるんじゃないかみたいな
おごりがあったんじゃないかなと思うんですよね
なるほどね。そんな気がする。
自分だけあの場で襲われなかったって
まあなんか結構特別な体験というかすごいトラウマですけど
何かやっぱ自分にはそういうのがわかるかもしれないというか
むしろ彼とチンパンジーは同じ側だったよねっていう
どっちかっていうとやっぱり見せ物側
でやっぱりなんか見せ物にする側によるなんかこう
ステレオタイプが当てはめられたりとかってされる側の
まあ被害者側やったからまあそこで通じ合えたみたいな感じとかがあったりするんじゃないかなっていうのがあって
やっぱでもだからやっぱ彼にはおごりがあって
結局なんか彼がアトラクションでやろうとしたことって
結局見せ物する側企画する側に彼も立っちゃうわけで
まあそれはOJも一緒なんですけど
見せ物にされてた側がされる側になっても結局やってること一緒っていう
そのなんかそこにやっぱ見せ物って何っていうことの
批評性っていうか関係性みたいのがちゃんとこう
行ったり来たりしてるっていうことなのかなっていう風に思いました。
それはめっちゃ考えたんですよこれ。
なるほど面白いです。
確かにねこの話自体も結構暴力的な部分あるよなって思うんですよ。
例えばねあのチンパンジーに顔剥がれた女性
24:02
あの人って話じゃ何の役割もなくって
あえて言うならちょっとびっくり要素として差し込まれてるだけじゃないですか
あそこにいるのは。
あと予告で引きになるからとかそういう目的ぐらいしかあるように見えないんですよね。
予告編でねちょっとびっくりしましたもんね。
だからそういう例えば顔の成形がそういう特殊な人であるとかっていうのって
ちょっとホラーの台座として入れたら面白いよねみたいな部分もあるし
あと見てて思ったところでジョーダン・ピール
黒人のことめちゃめちゃテーマしっかり描くけど
アジア人の解像度低くねって思うところがあって
今回のスティーブンイワンもなんかアジア人結構雑やぞみたいな感じもしたから
結構なんか意外と意外とというか分かっててやってるんかなっていう気もしたんですよね
いやもう見せ物なんでこういうの見たいじゃないですかって
ステレオタイプなものとかやっぱいるじゃないですかみたいな
ちょっと自覚的にやってんじゃないかっていう気もしたんですよ
そうじゃないとあんなわざとらしいことするって思っちゃうんですよね
マイノリティを恐ろしいものとして描くものじゃないですか基本的には
病気の人がモンスターとして描かれたりとか
外国人が怪物として描かれたりとか
理解できないから怖いよねモンスターだよねっていうものとして描くってことは
絶対に差別とひも付いてるわけですよ
それを言いたいのではなくて
それを自覚的にやってんなって思うんですよね
あそこにわざわざ顔の剥がれた人を出すっていうのは
こういう人を出したら見せ物として面白いですよねって
分かってない人やらないですよあれは
そこが結局トルガーに回った暴力性を帯びるっていうことを
理解してやってるなって思ったんですよね
だからね結構試されてますよね
この映画から僕たち観客も同じ構造ですよっていうこと
いやそうですなんかちょっと違うかもしれないですけど
作詞をされてきた側が作詞をされないようになりたいっていうだけじゃなくて
作詞をする側に回りたいってなるのって
結構自然な流れでもあると思うんですよねある意味
結構そういうこと多々あると思うんで
なんかその皮肉性っていうのは確かにすごいあるなと思って
なるほど
なんかやっぱ世の中僕たち含めてやっぱもう刺激が欲しいんで
やっぱみんな見せ物がみんな見たいっていう気持ちがやっぱ一緒ですよね
っていうそこでやっぱ分かるというか
けどそこにはめちゃくちゃ暴力性があってっていう
そこもしかもいつ自分が見せ物側になるかも分かんないよねっていうところが怖いし
その視点が切り替わったりするのってやっぱり映画ならではな気がするんですよね
見てる側だと思ってたのにすごく見られてたみたいな気持ちにさせられるって
27:00
すごく映画的だなって思うのですごいなーってこの映画って思いますね
見られるようになるっていうので言うとやっぱ最後の妹の視線なんですけど
あのUFOを撮った後妹思いっきりこっち見てくるんですよね
見てきてたね
だからあそこでもう撮る側にもあったから見る側にも回るぞっていう宣言のように見えて
うわもうなんかやばいこのまま観客に話しかけてきそうって思ったんですよ僕あそこ
うわーライオンの顔が破れて話しかけてきそうで怖えって思って
なんかねヒヤってしますねあそこ見てて
なんか作品の世界観自体も壊れるし
あーなんか見られてしまうみたいな
やっぱ見られるのってびっくりするでしょみたいなことにも思えるし
いや今まで一方的に見てたけどやっぱ見られるのって嫌でしょギクってするでしょみたいな
ちょっと意地悪な何かを入れてきてるようにも見えるかなとは思いましたね
あと原口さんだけアイマックスで見てるわけじゃないですか
どうですかその空の広がりって
だからしっかりと縦にだから逆にアイマックスじゃないバージョンを見てないからなんとも言えないけど
だから空の広がりもあるし最後あいつがもうむっちゃでっかくなってるのもしっかり全部映ってたし
だから縦長顔を意識したとこはあるんかなかなり映ってると思いますよ
普通のバージョンを見てたからなんとも言えないけど
この映画ほんと空が映ってないと結構めべりすると思うんですよね体験としての厚みが
で僕見たとこだと空がしょっちゅう切れて見えなくなるんですよ縦がないので
例えばその主人公が上を見上げるときに主人公の顔だけにしか映らないとか
だから空を見上げてるのに空は映ってないとか
あるいは移動中に背景の山々は見えてるけど空はほとんど映ってないみたいな画面が多いんですよね
でやっぱ本作って空が映ってないとダメやと思うんですよ
あそこの空白何もないように見えるけどいるんだわっていうのを常にこっちが厚として感じてないと
そもそも一般的なスクリーンだとその空自体があんまりちゃんと映らないので
単に映ってないだけって感じがするんですよね
でもちゃんと縦長のスクリーンだと空が映ってて
いやあそこ空しかないように見えるけど何かがいるわみたいな感じを感じられるっていうのが
それがないとやっぱりねなんかちょっとね目減りしてたと思いますよ本当に
ということは山口くんの見たスクリーンだとこういうのもあるよ
あいつが飛び回ってるのがはっきりと分からんのかな結構飛び回ってて
いやそれがどのシーンかもわかんないんです
それを言ってるのが本当に無茶苦茶切れるんですよ画面
本当いやこれ狭いわって思いながら見てました
この映画にやろうとしてることに対して画面が狭いわって思いながら見てて
30:04
ちょっとそこはねどうなのって思っちゃいますね
面白かったけど
だから最後むちゃくちゃでっかく拡大展開する時も全部映ってたのかなそっちは
えっとね口の周りだけ映るんですよね
口の周りがパーって布っぽく広がるじゃないですか
あのあたりに画面が寄ってるので多分上の方の広がりとか全然わかんないんですよ
多分そうですね
なんか余計最後あれ得体の知れないものに見えるかなってことは
そうですねそれにしてもあのUFOが展開したデザインですか
意味わかんなすぎてやばいですよねあれね
何これっていう何ですかこれはっていう
なんかねエヴァンゲリオンの使徒的な感じ
なんかもうエヴァンゲリオンの使徒ですよあんなのもうデザイン的には
あいつが生きもらえたってわかった時はAにしか見えなかった
もうあれが拡大した時は
いわゆる人間の臓器が広がるとこんだけでかいんですみたいな感じには見えたかな
なんかその感じに見えますよね
折りたたまって圧縮しているのがパーって広がったみたいな感じはしますよね
ひとまず真ん中の四角い緑があれが口らしいんだと思う
よあんな思いついたなと思う
クリーチャー的に
ほんま変ですもんねあれね
何やられっていう
なんか気づいたらでっかくなってるみたいな
しかもね名前ジージャンですからねあいつね
ジージャンですからねなんて適当な名前つけるんだって思いますよね
そのあたりからも結構存在マクガフィンっぽいなっていう
雑な名前のつけ方からしてっていう感じはしました
そうそうだからあいつが何者でもいいっていう宣言ですよね
適当な名前つけるっていうのは
そもそもジージャンってもともと飼ってた馬の名前ってことでしたよね
あそっか
まあそうでしたよね
もうなんか軽い感じでつけましたぐらいなもんですよこれっていう
犬にペットに名前つけるような感じだった
ジョーズのサメ獲った時のロボットもなんか名前ついてたじゃないですか
何やったっけな名前忘れたけど
ホウジロウザメロボットってあいつ名前つけてたと思うんですよね
そのノリかなと思って
まあちょっと話戻しちゃうんですけど
やっぱ本作における空ってジョーズにおける海だから
やっぱ映っててほしいなっていう思いがすごいあるんですよ
ジョーズって海映っててなんぼというか
そもそも海が怖いっていう話じゃないですか
サメっていうのは海が怖いを理由づけるための存在であって
そもそもサメが出てないっていうのが
あの映画の肝っていうのがあると思うんですよね
サメが全然出てないけど
いやなんか海入ったら食べられちゃうわんじゃないな
そういう恐怖がずっとあるっていうのは
やっぱジョーズって映画の肝だと思うんで
33:01
本作においてもやっぱ
もう空が映ってる限りあいつがいるから危ないわっていう感じを覚えたいっていう
見ててね
やっぱ通常画角だとそれが薄らぐっていうのがあるなっていう風に思ったんですよね
そうですね
確かになだってこれ撮影監督がホイテマンホイテマなんですよね
ダンケルクとか撮ってる人ですよね
ダンケルクとかもほんと空の映画ですからね
そういう意味でもやっぱりこれは
アイマックスで本当は見た方が良かったのかなって気がしちゃいますよね
そうですね
あと素直にジョーズっぽいなっていうところ
むちゃくちゃいっぱいあると思うんですよね
なんか私全然ジョーズっぽいと思ってなかったから
ごめんなさい
そっか
いや面白い
ジョーズっぽい前提で話してるのめっちゃ面白い
言われてみたらそうだなって思いながら聞いてます
今良くないとこ出ちゃいましたね
あいつが近づいてきたら電気が動かなくなるっていうので
最後の作戦の時に風船をいっぱい膨らますじゃないですか
電動の風船膨らす
ウニャーっていう
スカイダンサーっていうらしいですけどあれ
ウニャーってやつ
であれで近づいてくるとウニャーって倒れちゃうっていうので
見えてないモンスターの存在が見えるとかって
例えばそのジョーズが近づいてきた時に
Vが沈んじゃうとか
あとこれバーの時に教えてもらった見方なんですけど
ジュラシックパークとかで恐竜が近づいてきた時に
木がガサガサガサってなるとか
モンスターそのものじゃなくて背景とか風景とか
舞台を使って接近を表現するっていうのの
新しい表現だなって気はしたんですよね
近づいてくると風船がパッパッパッパ倒れるっていうので
逆に起き上がってくると離れたぞみたいなのが判断できるって
しかもあのチョイスっていうか風船人形みたいな
あのビジュアルのチョイスとかがほんとセンスあるなと思って
なんかその冗談ピルって恐怖の本質が何たるかを
すごい分かってる人だと思うんですよね
なんかよくわからんけど怖いとか
結構過去作でもすごいそれ思うんですけど
今回もなんかポップなんだけど絵作り的には
なんかそのポップさがすごい怖いっていう
あれすごい良かったです風船人形の
いいですよねあれ
いいですね
あとなんかすっげー無邪気にアキラ入れてきますよね
そうそう
ネはやっぱりボンクラな映画オタクですよね
ジオダンピールってっていうところが
今まで以上に出てて微笑ましいというか
そうですよねなんかジョーズやりたいぜとか
アキラやりたいぜみたいな
お前無邪気やなみたいな感じは受けましたね
あとすいませんエヴァ見てないモウとして
エヴァ見はどこなんですかちょっとお聞きしたいんですけど
変形した状態が使徒っぽいっていう
36:01
なるほど
使徒もねそもそも何かのオマージュだと思われるから
使徒が源流ではないと思うんですけど
我々の世代的にイメージソースとしてはやっぱり使徒って言っちゃう
そこかな
だから人によってはウルトラマンに出てきた
プルトンとか変なやつみたいな
イメージを持つ人だっているだろうし
僕後だってねゴジラ2000ミリリアムに出てくる
あのUFOとかも思い出しましたもんね見てて
あー懐かしい
あれはモロですけど
あとあいつの布っぽい造形
なんか僕見ててカーテンがヒラヒラしてるみたいなと思って
すっげー昔の特撮でやってることのように見えたんですよね
本当に布で表現してる感じに見えるとか
あと食べられた時の内蔵表現が
あれ赤い布に囲まれてるだけな感じじゃないですか正直あれは
あれもなんか昔のねウルトラマンとかでもね
別に怪獣食べられた時なんか赤っぽい背景のとこに行って
うわーとか言って人間が特撮で溶けていっちゃうみたいな表現って
なんか見たことあるぞみたいな
今の事実で言ったらもっとえげつない表現って
いくらでもできると思うんですよ
なんか人間が溶けていく描写とかでも
80年代の時点でもっとちゃんと特殊メイクで
わー人間が溶けてるみたいなことできたと思うんですよね
もっと昔の素朴な感じのするモンスター映画の
ノリを感じるというか
ゴア描写にあんまり重きを置いてないというか
食べられちゃいますそれ自体が怖いみたいな
とこに重きを置いてるように見えるっていう感じは受けましたかね
今の感覚で言ったらもっとやるでしょって思うんですよ
人間が食べられるシーンとか
なんかしかもそもそもが結構やっぱり
もっと機械的なものかと最初思うじゃないですか
UFOっていうと
それが生物だったっていうところに加えて
なんかちょっと固そうなのにクラゲっぽいなみたいな
とことかなんかそういう意外性の出し方も面白かったです
ほんまになんか吸い込まれてるとこほんとに
それこそなんか風船の中
風船というかなんかそういう空気の中進んでるみたいな感じで
あれでほんまに苦しいんかとか思いながら
しかも自分そんな感じなくせに
ちょっとそういう同じようなもの吸い込んだら
なんかこう苦しんじゃうんやっていうのも
なんかちょっと可愛くて面白いなと思って
固いもん飲み込めないから吐き出しちゃいますもんね
ドバーっていってなんか
弱いな意外とみたいな
あの物さちょっと異常すぎてちょっと面白いですよね
人間とか食べてたら衣服とかに色々金属とか付いてるやろって思っちゃうんですけど
それは大丈夫やけど風船とか食べたら爆発するんやとか
なんか脆さの基準が
よくわかんないですよね
あれはでっかい風船が破裂した時の爆発でやられたってことよね一応あれは
39:00
だと思うんですよね
なんか人間の骨とかも結構硬いぞとか思うんですけど
意外と内圧に弱いっていう
だから空気圧は強いってことで
なんかそのノリでやっつけられちゃうとこも
モンスター映画っぽくて面白いというか
それでいいんですねみたいな
あと空気が入っているものを食べさせてやっつけるってやっぱ上手やなって思っちゃうんですよね
なるほどね確かに
あと僕撮影監督の男の人いたじゃないですか白人の
あの人かっこよかったなって不可能を撮るんだとか言って
なぜ撮るのかなぜ登るのかそこに山があるからだみたいなことを言う感じの人じゃないですか
あの人って登山家みたいな
なんかそういうノリがなんかかっこいいなっていうのは思って
しかもまたあの人後半のUFO撮るぞって時にカメラカタカタって回すカメラがimaxカメラじゃないですか
もうなんか笑っちゃいますよね
笑いますよねあれは
いやぁimaxシアターでimaxカメラとか見たかったなカタカタするのっていう
それはちょっと心残りでしたねimaxで見れなかったことの
あれをimaxカメラで撮ってるってねなんかもう不思議なメタ構想だよね
デジタルimaxでアナログimaxを撮ってるっていう
僕全然詳しくないんですけどimaxカメラってあんなもんですか
うんだから横にこうくっついてて
あれを交換するのは結局耳テントの中でひっくり当てらんようにせなあかんらしくて
非常にデリケートなものっていう
それをね電気屋のエンジニアにさせるっていうね修理エンジニアに
それは失敗するわなっていう感じでしたけどねあそこは
あいつ飲み込まれちゃうけども手巻きのカメラのフィルムはなんか転がっていってるから
あれはあれで映像残ってるんじゃねえのって思うんだけど
あのフィルムの行く末がちょっと気になったりする
残ってるかもしれないですね
カメラマンの人めっちゃ勇ましいですけど死んじゃうじゃないですか
飲み込まれて
やっぱあの俺は撮る側っていう油断があったのかなって思うんですよね
あーなるほど
自分があのUFOに食べられるってことは
撮られる側に丸っていう意味もちょっと含んでると思うんですよ
飛行物体自体カメラっぽいとかレンズっぽい見た目しているし
基本的に撮る暴力の与え合いみたいな映画だと思うんですけど
彼は俺は撮る側だから撮られることはないよねっていう
だから大丈夫今までも大丈夫だったしっていう感じがあるのかなと思って
本作俺は大丈夫今までも大丈夫だったからっていう人は死ぬんですよね
自分は大丈夫と思ってる人っていうところに
そのジョーダンピールのテーマ性をちょっと入れてるのかなと思って
42:00
グレイのマスクかぶった子供が牧場の建物の中来てたじゃないですか
あれって例えばね
黒人の子供が白人の家に同じことやったら多分殺されるんですよ
あれがやれるのは向こうが黒人だからやれるんだと思うんですよね
やり返したら過剰防衛になるからっていう油断があるんだと思うんですよ
逆に主人公は馬を追っかけていくときに
よその仕打ちに入るのめちゃくちゃ警戒してるんですよね
だから黒人のみでよその仕打ちに無断で入ったりしたら
殺されても文句言えねえからすごい警戒してるんだと思うんですけど
やっぱり黒人はこれまでの経験でそういう警戒心があるから生き残るし
そうじゃない人たちは自分はやり返されないと思ってるから死んじゃうみたいな
構造はちょっと入れてる気はするんですよね
そのために仕打ちに入るとかっていう描写をやってるような気はするというか
黒人の立場として仕打ちに入るっていうことの意味は
分かってないはずがないと思うんですよ
そこを無自覚にやるはずがないんですよね絶対に
それは多分入れてるかなって気はしましたかね
それに対してレンキャン修理エンジニア
エンジェルが一番ニュートラルな人間というか
黒にビビるし食われらんように鎖巻き継いだりとか
ニュートラルな位置として置いてるのかなエンジェルを
結構彼変な立ち位置ですよね
なんかでも今回見て思ったんですけど
ジョーダンピール現状最強の監督なんじゃないかって思えてくるというか
結構今までの映画とか見てて
全部オリジナルの脚本じゃないですか
原作もないオリジナルの脚本で
それでコンスタントに撮り続けられてて
しかもすごく変な映画
珍妙な物語の映画撮れることができるって
シャマランにも近いのかなって思ってたんですけど
けどシャマランと違うのは
堂々としたスピルバーグのような映画が撮れることなんですよね
ジョーダンピールって
ちゃんと映画っぽい真面目な堂々とした映画が撮れるって
それでオリジナルの脚本でちゃんとお金出してくれる人がいるって
なんか最強じゃねこの人っていう
今現状っていう風にはすごく思ったんですよね
そうですね
確かに今時オリジナル連発して
ちゃんと評価を得てるし
当ててるってなかなか敬語だなって感じしますね
スピルバーグあげたけど
ジョーダンピールは道とも遭遇ともしては見てえんかな
オチ的には話しちゃうけど
そういうとこも様子としては全然あるかなって思いますよね
ただなんかジョーダンピールの映画って
変な設定の話は多いけど
珍妙な映画にはないじゃないですか
やっぱそこがねシャマラニストとしては
やっぱシャマランにはジョーダンピールなれないんだなって
45:02
謎の僕なりのパンチラインで言うと
シャマランは真面目にとって珍妙になれる男なので
やっぱねジョーダンピール真面目なんですよねそこね
確かにね
どっちも好きやけどね
変愛までにはいかないのかもしれない
ジョーダンピールはもしかしたらちょっと思ったっていう
マニオンさんのシャマラン愛も結構いかれてるなって
聞くたぶん思うんですけどね
そうですねちょっとねぶっ飛んでるかもしれない
真面目にやって珍妙にできる人と
珍妙でしょって言って真面目に撮るって
やっぱ違うなっていう過程と結果が
確かに僕オールド思い出したんですよ見てて
映画というか見る見られるの話だし
何か物語的な映画作り的なことをやるっていう感じが
オールドっぽいなって思ったんですけど
やっぱ見た後の舌触りというか後味は
全然違うんですよね
ノープは大作映画見たなって感じしたけど
オールドはなんか珍味食べたなみたいな
なんだろうこの味
美味しいのかもよくわからんぞみたいな
味の料理だったっていう感じだったんで
そこはやっぱちょっと
たぶんなんですけどシャマランがノープ撮ってたら
チンパンジーのくだり絶対本筋に絡めてくると思いません?
絶対やると思う
UFOの影響でチンパンジーがあって
絶対丁寧にやるんですよ
けど話破綻するんですよねっていう
あそこあるんかなと思った今回
最初はそう思ってもたな今回
そう絶対そういう作りつるなって思ったから
やっぱねそこはね
ジョーダンピールとシャマランの違いというか
似てるようでちょっと違うなっていう感じはちょっとしましたよね
殿下の砲塔出たなって感じが
あのちょっとバーの時に似たような話して
磨いといてくださいねって言われたんで
ちゃんと研いできました
いややっぱちょっとシャマラン好きな人は
ぶっ飛んでんなって思いましたもん
その話聞いた時
そんな感じですかね
ではそんな感じでノープの話は終わっておこうかなと思います
次回前も言ってましたけど
ブレッドトレインでいいのかなと思ってたんですけど
どうでしょうか
いいと思います
他何かありますか
なかったっけ
気になるので言うんだったら
魚の子ですかねみたいな
あの子はじゃあ
魚の子ですかね気になってる
魚の子ね
今口が言おうとしたのはこの子は邪悪
そうですそうです
この子は邪悪もなかなかな話ですよ
冒頭言い忘れたけども
知らずに言いまして
なんかえっぐいことしてる話です
えっていう話です
48:02
ある種のクライマックスとかお茶を見るとな
ひえーっていうなる話です
明日からなんですね
そうですね今回9月1日公開がねちょこっとあって
ファーストで狙いってことですね
マリオンさんが言ったのは魚の子
はい
魚の子です
魚の子ですね
それ言いました
魚の子ねちょっと気になってます
うん
オチを言うとあれだけはある意味ね
マリオンさん好きな話です
あ魚の子ですか
あの神ハンキーに
うちらで語った作品に似てるところがあります
あー
ほーほー
ふーん
なんだろう
なんでしょう
あの結局作品が言いたいことはこういうことなんだな
っていう話があって
うーん
なんだろう
まあまあまあまあ
とりあえずはブレッドトレインでいいですか
はい
いいと思います
はいじゃあ次回ブレッドトレインで行きたいと思います
はい
ではお知らせになります
9月も映画の話したすぎるバーを開催する予定です
場所は大阪の南森町にあり
日刈りイベント型カフェバー週間もあり
日時は9月24日土曜日
オープンが19時クローズが23時となっております
今回3連休の中日ですので
もしかしたらいつもより来やすかったりするかもしれないので
良かったら遊びに来てください
はい
Tシャツ企画とか将来的にやりますか
言ってたやつ
そうです
地味ハロウィン的な企画
そうですよね
10月末やったらちょうどハロウィンやし
そうです
10月は映画のTシャツ着てくるか仮装
仮装
いや仮装って言ってもできる範囲でいいんですけど
こないだなんか決めましたよね
何やったっけ
決めたんですよこないだ
決めた
我々4人がやるやつを決めたんでしたっけ
最低限のことでできないか
マリオンさんが
トンボですよね
何でしたっけ
魔女たくのトンボじゃなかったっけ
トンボ
魔女たくのトンボか
何でしたっけ飛行機の話の人
風立ちぬ
堀越二郎
風立ちぬ
でも風立ちぬは西野さんとかもなんか相性ですね
そう確かに
勝手に人のやつ決める
勝手に
なんかあの持ってるものさえ着て
無理やり押し通したらいける程度の仮装
仮装っていうか
なんかそういう今日のテーマはみたいな
あんまりハードル上げては
絶対するの大変なんで
ハードル上げたら
まず僕らがやらんとダメになりますからねそれ
いやそうですこの4人はやるんですよ
山口さんも
やるんですよって言ってきましたから
あー
昔やったらね僕ダースペイダーのスーツ持ってたんですけど
ねよくやってましたね
持ってないんですか
ガチや
ちょっと手放しちゃったんですよ
かさばりすぎて
悲しい
じゃあまあ何かやる方向で
10月末の映画話ししたすぎるバーは
51:01
映画Tシャツか土下装でお越しください
はい
9月はノンテーマでいいですねじゃあ
9月はノンテーマで大丈夫
9月は普通に遊びに来てください
普通のバーとして遊びに来てください
このくだりもちゃんと乗るんだな
乗らんかと思ってた
告知は大事やからな長い時間かけて
確かに今からね
もう今回から告知しといて想定しといてもらう
2ヶ月ありますからね
準備期間ね
お願いします
はいまたこの番組ではリスナーの皆様からお便りを募集しています
番組の感想次回テーマ作品の感想など
ご自由にお送りいただけると幸いです
また次回バー開催情報
ポッドキャスト次回テーマ作品の告知も行っておりますので
ツイッターのフォローもよろしくお願いいたします
あとこの番組のイメージキャラクター
映画の話したっていう猫
かっこかりをあしらったグッズを販売していますので
よろしければご購入くださいませ
はい今回新しく猫のポートバッグと猫のクッションを
新しくラインナップ追加しましたので
したね
はい
はい
一回見てくださいっていう
買ってまでとは言わないので
こんなことしそうなぐらいの感じで見てもらえたら
はい
お便り付け先
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いずれも番組説明文に記載しております
はいそれでは
映画の話したすぎるラジオ
リニューアル第80回
の報開を
終わりたいと思います
それではまたお会いしましょう
さよなら
さよなら
53:08

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