00:12
はい、始まりました。映画の話したすぎるラジオ第44回 2021年年間ベストランキング回となります。映画の話したすぎるBAR店長の山口です。
はい、関西の映画シーンを伝えるサイトキネボースを運営しています、代表の原口です。
前田です。
マリオンです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
はい、改めまして2021年映画ベスト回です。
はい。
はい。
ついにこの日が来たって感じですね。
楽しみですね。
このメンバーでやり始めて8ヶ月なんですけど、週1ペースを1回も休まずにここまで続けてきたっていう。
いや、すごい。
大概やってますよね、本当に。
すごいですね。ここまでちゃんとコンスタントに。
40回超えてることはびっくりするんですけど。
1回の収録を2回カウントしたりとかもしてたりとかはしてて、今のカウントはそれ以前に僕が一人でやってた時のを数えてないんで、このメンバーで今まで43回、今回で44回目のエピソードをやってる形ですね。
あと映画バーの当日に集まっての収録もしてたりしてるんで、実際には週1ペース以上でやってる形にはなるんですけど。
はるばる遠くへ来たって感じですけど。
まずこの後、我々4人の2021年の映画ベスト10を発表していこうと思うんですけれども、それとは別に映画の話したすぎるバーのお客さんに2021年のベスト映画を投票いただいたのと、
あとこのラジオ内で募集したリスナーさんの映画ベスト1もいただいておりますので、そちらも集計に合わせていく形で、最終的にこの映画の話したすぎるバー&ラジオの2021年ベスト映画を決定したいなと思っております。
集計方法は我々はベスト10を発表しますけれども、あくまで我々のベスト1を1票として数えるという形になりますので、お客さんもリスナーさんも我々も等しく1票って形です。
なので本当にこのバーとラジオ、リスナーさんお客さん、我々みんな全員合わせての2021年ベスト1って形になりますね。
ではまずお便りいただいたものを紹介していきたいと思うんですけれども、では原口さん前田さんマリオンさんで順番にお一人ずつ紹介していただいていいですか。
はい、ツイッターネームおかちゃんさんから、ポッドキャストいつも楽しみにしています。難しいですね今年ベスト1。
03:02
現時点ではザ・スーサイドスクワット極悪党集結ですね。いい意味でいろいろと期待を裏切られました。
まがりもぜひ参加して考察は浅いですが、他の良かった作品もお話ししたいです。
ちなみにワースト1はシュージーDです。とのことでした。
おかちゃんさんありがとうございます。
おかちゃんさんは一番初めにお便りいただいてまして、12月の映画の話したすぎるバーより前にいただいてたんですね。
実際12月の映画の話したすぎるバー当日に、私すでにお便りの方で投票してるんですけどというふうなご相談をいただいて、
当日バーの方でも投票いただいてたんで、二重で投票って形になってるんですけども、それはありです。
別扱いで、お一人で2票いただいてるって形になりますね。
なのでおかちゃんさんは実際にお会いしている方になりますね。
ザ・スーサイド・スクワットはこの番組でも取り上げて、結構アメコミを取り扱わなかった感じだったんですけど、
原口さんに挑戦いただいて取り上げた。結構他の回もいろいろ話しできたなとは思うんですけど。
ちなみになんですけど、このザ・スーサイド・スクワットの回、結構前エピソードの中でも聞かれてる方で、
ポッドキャストの管理画面みたいなところで大体何回再生されてるかっていうのがわかるんですけど、
その中で7番目かな。7番目に再生されてる回で結構人気ある回なんですよね。
せっかくなんで後のタイミングでどの回が人気あるかみたいなのを発表してみようかなと思うんですけど。
何か聞かれてるんだろう。楽しみですね。
岡田さんありがとうございます。前田さん、次の方お願いできますか。
Qさん、初めまして。いつも映画の話ししたすぎるラジを楽しませてもらってます。
私の今年見た映画ベストは、ベタかもしれませんが、テネットでした。
終始意味深なセリフと謎の展開で、内容は正直あまり理解できていませんが、
見せる映像とテンポの良さで最後まで飽きずに見れました。
Qさんありがとうございます。
ありがとうございます。
Qさんはですね、ご自身のブログで映画の話ししたすぎるラジオを映画ポッドキャストのお勧めとして取り上げていただいたりとかしてて。
ありがたい。
ありがたい話ですよね。
本当にいいのっていう気持ちがちょっとありますけど。
いろいろね、映画ポッドキャストたくさんある中で僕たちのお勧めしてもらえるって本当にありがたいですね。
テネットは昨年のものですけど、今年見て面白かったということで、全然こういう感じの投票も大募集しておりますので。
やっぱテネットはね、よく考えたら意味わからないよねっていうことがいっぱいあるんですけど。
そこを押し流す何かっていうのがすごい魅力というか。
06:06
劇中で考えるな感じろって言ってくれてるのもいいと思っていいですよね。
メタなセリフやなって思いながら。
Qさんありがとうございました。
はい、ではマリオさん次の方お願いします。
はい、ルイ・マルコさんからですね。
こんにちは。いつもポッドキャストを楽しく配置をしております。2021年ベストは素晴らしき世界にしました。
1位を決めるのは難しいですね。ではでは皆様良いお年をお迎えくださいとのことです。
はい、ルイ・マルコさん以前も一度お便りいただいてましたけども。
はい、お久しぶりです。素晴らしき世界は僕見てないんです。見てる方いらっしゃいます?
はい、見てます。
評判はめちゃくちゃいいですよね本当に。
やっぱり西川ミヤ監督の作品ってどれもやっぱこうすごい鋭いところまで人間を切り取ってくるなっていう映画がすごく多いなと思うんですけど、今回もそういう映画だったなというか。
僕的にはなんかすごくここで終わったらすごく綺麗だなっていうシーンが何回かあるんですけど、そういう綺麗なところでやっぱ最後終わらせないところが本当に西川ミヤっぽいなというふうに僕は思いましたね。
なるほど。
原口さんどうでした?
えっと、ベスト10に入れてるでこの後語らせてください。
いいですね。
俺なりの西川ミヤ論があるので。
はい、ルイ・マルコさんありがとうございました。
はい、じゃあ次行きます。
スターネームS端子さん。
初めましてS端子と申します。
いつもポトキャストを楽しく聞かせていただいてます。
皆さんのお話を聞いて映画に対すら端子店に気づいたり、自分の中で原稿化できていなかった感情を整理できたりと、映画を観た後の新しい楽しみの一つになっています。
自分が観た映画の回が更新されると、お、来たなとテンションが上がります。
兵庫県在住なので、映画の話したすぎる場にもいずれ足を運んでみたいと思っています。
普段映画の話をする機会がほとんどなく、口ベタで人見知りなところがあるので少し不安ですが、皆さんと楽しくお会いできればなと思います。
ところで先日の放送では、いずれフリクリについて話したいとの話題が出ていましたが、めっちゃくちゃ楽しみです。
高校生の頃からピロゾー大ファンということもあり、フリクリは私の生涯ベストアニメーションだと思っています。
思春期に鬱屈した人識をこじらしていそうな皆さんのフリクリトーク楽しみにしています。
また、改めて年間ベスト映画の投票もさせてもらいますね。
それでは指定します。
そのベスト映画の投票なんですけども、私の2021年ベスト映画はファーザーです。
アルツハイマーの方を見ている世界を疑似体験させられる映画で見ていて辛く寂しくなりましたが、きっと今後の人生の大きな糧となるである映画でした。
最後、父親を施設に入れるという信託をした娘を決して否定的に描いていないところがいいなと思いました。
将来自分の親も、いずれは自分もああなるのかなと思うと自分のライフステージが変わることに見返したいと思える作品でした。
09:06
むっちゃ共通点あって、非常にこの方と会いたいんですけど。
そうなんですか?
ピローズは1996年に出て、私が中二の頃に出たウェル・ピローズの第3期の始まりと言われているステレンジカメリオンからのファンなので、ファン歴25年とかなんで。
たぶんこの方とも年齢が近いんだろうなと思うんですけど。
ぽいですよね。
兵庫県在住で映画をしているのに会うので、非常に話したいなと思っています。楽しみにしています。来てください。
エスタンスさんありがとうございました。
ありがとうございます。
次の一堂は来ていただきたいですね。
ピローズ語りましょう。
ベストがファーザーと、たぶん原口さん入れられてますよね。
はい。
ないかはこの後はいいね。
その点は原口さん、他のメンバーも入れてるかもしれないんですけども、そこで話できたらなと思います。
次の方、前田さんお願いします。
はい。
無回転観覧車さん。
はじめまして。無回転観覧車と申します。いつも観賞後に答え合わせと疑似映画談義として楽しませていただいてます。
2021年のベスト、あの子は貴族にしたいと思います。
予告を見たときは、いわゆる自立する女性の生き様を描いた、男性に向けてそれを目に焼き付けるべしというようなメッセージ色の強い作品と勘違いし、敬遠しようと思いましたが、
信頼する映画好きフォロワーさんたちの絶賛の声に騙されたつもりで鑑賞しました。
騙されました。いい方に、すごくいい方に。男女だから生まれた環境が違うから、裕福か否かそんなくくりを通り越えた強い優しさでできた大傑作だと思います。
見ると老若男女すべての人がいい気持ちになれる映画だと思います。生涯でもベスト級作品です。上位に入ると信じてます。今後とも楽しい配信よろしくお願いいたします。
無回転観覧者さんありがとうございます。まずなんですけど、できれば答え合わせとして聞かない方がいいのかなとは思います。
大丈夫だと思うよ。答え合わせ。
結構個人的な見解をつらつらと述べてるし、知識的なバックボーンが結構ない状態でしゃべっちゃってるので、答えとして聞いていただくとちょっと期待に添えないのではないかなっていう思いは少しあるんですけどね。
一つの意見として。
あくまで個人の感想ですってやつですよね本当に。ただでも疑似映画談義っていう風に楽しんでもらえてるっていうのはすごくありがたいですよね。
本当普通に友達と映画の話してるみたいな感じでいつも収録してるので、やっぱりそういう風に聞いてもらえるのってすごくいいですよね。
そうですね。映画の話したすぎるバーっていうのが前提にあるので、なんか批評とか論評というよりは僕はこう思ったんだよねみたいなのをお互い投げ掛け合うみたいなノリでやってますし、そういうノリで聞いていただけたらなっていうのはありますよね本当に。
12:14
で、ベストがあの子は貴族。あの子は貴族はね。はいって感じでしょう。
絶対誰か入れてそうやなって気がしますけどね。
誰か入れてそうだなと思います。
ありがとうございました。
次じゃあマリオンさん。この方作品だけあげていただいてますので。
福田君井隆さんですね。作品だけあげてもらってて、これを後レベル2をあげてもらってます。
このメンバーの中で多分僕だけ見てないんですよね。
そうなの?
結局見れなかったんですよ。
そっか、そうなんですね。
でも前田さんは今年4がベスト9とおっしゃられてたりとか。
そうなんですよ。鈴木良平の耳がヨーダのように尖ってて最高にかっこいいです。
いいですね。
あの悪役はすごいですよね。
ありがとうございました。
では原口さん、次の方お願いします。
サラーさんでいいかな。
だと思います。
こんばんは。初めてお便りを送らせていただきます。
コロナ禍でテレワークになってからというものを映画話しさすぎるラジオのポッドキャストをよく聞きながら仕事をしております。
ありがとうございます。
毎週最新回が更新されるのを楽しみにしています。
愛媛在住なので映画の話しさすぎる場にお邪魔するのはなかなか難しいですが、いつか参加するのが夢です。
さて2021年ベスト映画募集ということですが、私は1秒先の彼女を推したいと思います。
6月25日公開の台湾映画です。
完璧な出来とまでは言えない映画ですが、本作に独特のノスタルジーで優しい雰囲気が忘れられない映画です。
他にも素敵な映画はたくさんあったと思いますが、この1年を思い返したとき一番印象に残っている作品でしたので、あげさせていただきました。
他のリスナーさんや店長メンバーさんがどんな作品をあげているのかとても気になります。
ポッドキャストの更新を楽しみに待ちたいと思います。
たまに日がついていますが、皆さんどうかお体ご自愛ください。
温かいメッセージをいただいております。
さらさんありがとうございます。
ありがとうございます。
仕事中聞くのは大丈夫ですか?
大丈夫ですか?
いい目在住ということで、確かにちょっと大阪の場に来ていただくのは難しいかもしれないですけれども、
このラジオを聞いていただくことでつながりを作れたらなと思いますし、
こういう形でお便りいただくのもお気兼ねなくお送りいただけたらと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。
ベスト映画が一秒先の彼女ってことなんですけど、ご覧になっている方います?
はい。タイムアイが好きなので見てます。
そうですよね。タイムアイの。いかがでした?
15:02
結構ちょっとシネリの効いた作品になっているので、ちょっとSF感もあって面白い作品になっていますよ。
多分SF系ですよね。
そこはタイトル通りやから、いろいろ話すとネタバレがあれなので。
なるほど。だから全然そのSF的に面白いものとして、とっかかりにしてみてもいい感じですよね。細かいところを触れずに。
一秒早い女性と一秒遅い男性の話になる。
なるほど。
組み合わせる。
なんか予告編は見たことがあったんですけど、良さげなラブストーリー感もちょっとあって気になってはいたんですけど。
うん。なんか結構トリッキーな作品になってますんで面白いですよ。
へー。
はい。ありがとうございました。お便りいただいた分以上になりますね。皆様本当にありがとうございました。
ありがとうございます。
はい。あとですね、バーの方で投票いただいた作品を読み上げたいなと思います。
どういう作品がバーの方で投票されたかっていうのにお伝えできたと思うんですけれども。
ここで票数は言わずに作品名だけ列挙していきたいなと思います。
はい。まずサウンドオブメタル聞こえるということ。
機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ。
ノマドランド。
ドライブバイカー。
ミスターノーバディー。
バンドリーフィルムライブ セカンドステージ。
僕のヒーローアカデミア ザムービー ワールドヒーローズミッション。
サスペリアパート2。
サイコゴアマン あの子は貴族 愛の歌声を聞かせて
街の上で ザ・スーサイドスクワット 極悪党集結
007 ノータイムトゥーダイ シン・エヴァンゲリオン劇場版。
という風にこれらの作品が投票されております。
アニメは多めですね、若干。
サスペリアパート2とかね、結構エッジの効いたというか、
今年じゃないどころかも。
いつの大学ぐらいのあれですけど。
リマスターがあったのかな、今年。
ああ、そういうことか。
今年見たっていうことでは。そうですね、なるほど。
サウンドオブメタルとか、配信時に我々取り上げましたけど、
その後、劇場行きました?皆さん。
劇場は見れてないな、でも。
結構いろいろ音に凝った劇場はやってたよね。
映画館行けなかったんですよね。
結構イヤホンでも良さの伝わる作品だったと思うんですけど、
やっぱり劇場で音響を触れて、
世界から音がなくなるって感覚を劇場で味わって、
作品的にも大きい体験になりそうだから、
劇場で見たかった気持ちあるんですけどね。
ちょっとタイミングが合わなくて。
店長メンバーのベストでも取り上げそうな作品も多いんで、
改めて細かくは触れなくても大丈夫ですかね。
はい、映画の話ししたすぎるバーにご来店いただいた皆様も
本当にありがとうございました。
じゃあ我々のベスト入っていきますか。
発表の形式が4人が順番で、
10位から6位までを発表するのを一周して、
次に5位から1位までの発表を再度一周するみたいな形で、
18:01
2段階方式で発表していけたらなと思っております。
じゃあ僕から聞かせてもらいますね。
はい、じゃあ2021年山口の10位から6位の作品を発表させていただきます。
10位が草の響き。
9位がプロミシングヤングーマン。
8位がユーコの天秤。
7位がモータルコンバット。
6位がサマーフィルムにのってです。
じゃあ一個一個喋っていこうと思うんですけど、
まず草の響きに関してはかなりミニマルな作品で、
僕が取り上げた10作品の中でも規模も小さいし、
作品の派手さも全然ないんですけど、
結構刺さる部分があると言いますか、
主演が東出雅宏さんですね。
東出雅宏さんはメンタルヘルスが不調をきたしてしまって、
東京で会ったパートナーというか奥様を連れて、
実家のある函館の方に戻るんですけれども、
そこで医師からランニングをしてくださいって言われるんですね。
ずっとランニングし続けるんですよ。
精神の均衡を持つために。
っていう話なんですけれども、
タイミング的に東出雅宏さんがスキャンダルを経たタイミングで、
10作品を見たっていうのが、
映画体験としてかなり寄与する部分が大きくてですね、
都会から何らかの理由で脱落してしまった人が、
精神的にもすごく不安定になってしまっている状態で、
そこでいかに生きていこうかっていう話で、
彼なりの切実さとか必死さみたいなのがそこに現れてはいるんですけど、
同時にすごい雑な人間だし、
周囲に甘えてる人間でもあるんですよね。
でもそのバランスってすごい心当たりがあるなと思って、
ある面で頑張って生きようとしてるけど、
この部分ですごい人のことないがしろにしてるみたいなのって、
僕めちゃくちゃ心当たりがあって、
やっぱりちょっと男性の話ではあるんですね。
男性が自分の勝手さを出して周りを巻き込むって話でもあるんですけど、
その部分がすごく刺さる部分があったし、
結構作中でも無茶なことをするんですよ。
そこがすごく、そんなことするんですかあなた。
自分の置かれている状況わかりますかみたいな思ってしまうんですけど、
やっぱりそれでもそうやってしまう弱さとかずるさっていうのが、
分からないでもないなと思って、
その精神の安定のためであり、
同時にある種の現実逃避としてのランニングをし続ける彼っていう姿が、
21:03
すごく刺さるんですよ。
この都合の良さというか、そこがすごく刺さりまして、
今年見た英語の一本として是非取り上げたくなるなっていう一作でした。
9位がですね、プロミシングヤングーマンですね。
本当はもうちょっと上にしてもいいかなっていう気持ちがある作品なんですけど、
諸々の順番を見直していく中で9位になりました。
でも今年見た中でもやっぱり印象としてはトップクラスに強い作品の一つかなと思ってまして、
女性が虐げられてるというか、女性が舐められてるっていう社会状況を描いた映画って、
本当に今年多かったとは思うんですね。
この番組でも何回か取り上げてますし、
でも例えば最後の決闘裁判とかって基本的には面白い映画として僕は捉えたんですけど、
プロミシングヤングーマンに関しては面白いし、
やっぱり描こうとしてるものに対して、
描き方がかなってるなと思う部分が大きかったんですよね。
だから最後の決闘裁判が悪いところではなくて、
最後の決闘裁判とかあるいはラストナイトイン双方とか諸々も含んでなんですけど、
それらの代表の一本として2021年にはプロミシングヤングーマンという作品があったっていうことを、
僕は自分の中に刻みたいなと思って急に取り上げました。
8位がユウコの天秤ですね。
これもすごい印象の強い作品で、
見た時のパンチ力は今年最大級ぐらいに思った作品だったんですけど、
善と悪のありをと言いますか、
自分はこの範囲では善人と思ってて、
この部分では悪人なんだけど、
その自分の悪人性みたいなのってちょっと見ないふりしてるって、
みんな心当たりあると思うんですよね。
その自分の善人さっていうものは常時自分の中にも大切にしつつ、
人に振りまいて私善人ですよっていうのを出していきつつ、
でもその自分の中のずるさとか悪さみたいなのに向き合わないといけなくなった時に、
人間ってどうなっちゃうのかなっていうのが結構きついし怖い映画でしたね。
人間って被害者になることもあれば加害者になることもあるっていうことって絶対忘れちゃいけないよなと思って、
ニュースとかで加害する側のことって他者として捉えがちですけど、
そうなった時の自分っていう可能性っていうものは考えながらじゃないといつそうなってもおかしくないんじゃないかなとか、
いろいろ考えてしまう映画でした。
本当に印象的な一作でしたね。
はい、7位がモータルコンバットですね。
もうこれはなんていうかね、かわいいんですよ。
モータルコンバットのことがかわいくってしょうがないんです。
24:00
今年いいジャンル映画っていっぱいあったと思うんですね。
例えばゴジラvsコングとか、007のタイムトゥーダイとか、
めっちゃ面白いなって、今年最大級だぜっていう映画って何本かあったんですけど、
なんかね、自分の中で大切にしたい、かわいがりたいっていう思いがある映画なんですよね、モータルコンバットって。
なんかね、細かいところがちゃんとしてるのも偉いなと思って、
日本を描いた外国の映画って今年何本かありましたけど、一番ちゃんとしてましたよ。
近年見た日本を舞台にした映画でも一番ぐらいにちゃんとしてました、本当に。
MCUなんて目じゃないですよ、本当に。
そうですね、エンドゲームのあれとかと比べたら格段にモータルコンバットの方がいいよなって思いましたよね。
あと今年言ったらGIジョーとかマトリックスにも日本描写あったんですけど、
わざとやってるトンチキ日本も好きなんですけど、
本気で日本としてちゃんとやろうとした上で、
味付けの濃いキャラクター性みたいな、ジャンル性みたいなのを見せられるって気持ちよかったなと思って、
2021年を代表するジャンル映画として推した一作なので絶対10個の中に入れようと思ってました。
6位がサマーフィルムに載ってですね。
これは瞬間的には今年最も嫌いな映画であり、
瞬間的には今年最も上がった映画なんですね。
総合してやっぱり上位には入れなければならないと。
あの瞬間に感じた感動は絶対に嘘じゃないから、
絶対に自分の中で残しとかないといけない一作だなと思って、サマーフィルムに載ってに関しては。
これに関してはサマーフィルムに載って書いて言いたいことは全部喋ってるんですけれども、
一瞬僕はこの作品は映画を裏切ったと思ったんですけれども、
その後の瞬間に違うと。
この作品はそれを上回って映画っていうもののあり方を超えてこようとしてる作品だなと思って。
あの展開はかなり勇気がないとできないことだなと思います。
その勇気を持って挑んだ作り手に僕は敬意を表したいなと思います。
6位、サマーフィルムに載ってでした。
以上、山口の10位から6位です。
なるほど。
まあ、わりと言いたいことは言えたような気がします。
言いたいことない。
ゆう子の天秤はちょっと見逃してるんですけど、結構見たい作品で。
いいと思いますよ。前田さんは多分好きなはず。
そう思います。
じゃあ、もう次いきますか。
じゃあ、原口さんお願いします。
原口のデスクテーマです。
そもそも私が出してるのがね、ちょっと話すと、
27:02
毎年年明けの3月に大阪シネマフェスティバルというのが開かれていて、
これは関西の映画業界関係者が投票した結果を基に行っている大阪版アカデミー賞みたいな映画祭、受賞式がありまして、
ここに私が3、4年かな、ずっと投票員をさせてもらっていて、式典の時に発表されていくんですけど、
ここ2年ぐらいはコロナに中止になったんですよ。
次の3月ではちゃんと開催されるかなと思って。
そこでですね、毎年こんな感じで、日本映画のベスト10、外国映画のベスト10、
さらに個人賞として日本映画、外国映画の監督賞、主演、女演、男優、女優それぞれの投票を書いて、
さらに新人の男優、女優、脚本賞、撮影賞、音楽賞、新人監督賞というのを全て投票で書いてまして、
毎年結構苦労するんですけど、それを既に投票してまして、そこから日本映画、外国映画をガッチャンコして今回ベスト10を作りました。
毎年これ書いてるんですけど、一番の苦行というか、7位や8位とかのもう差とかないでみたいな。
もう映画園10位とかつけちゃあかんでという苦行を感じながら毎年書いてまして。
原田さん3回やめときますか、じゃあ。
え?
ここで急にはしご外されるのめっちゃ笑う。
とはいえね、あくまで個人的なベスト10作りましたので、発表させていただきましたら。
ちなみにこの映画祭なんですけど、受賞式の日には各投票者の結果が一覧で表にして発表されてるんですけど、
原口の横にはですね、浜村住者の名前が並んでるっていう。
なるほど。
54人並べて。
54人だからですね、なるほど。
はい。
いつも今日、関西の映画業界のソウソウタウンメンバーの中に挟まれながら投票してます。
っていうのはちょっとPS的に言っときます。
で、まず10位か6位なんですけれども、10位が素晴らしき世界。
はい。
9位が君は永遠にそいつらより若い。
8位がアメリカンユートピア。
で、7位が彼女が好きなものは。
6位がサマーフィルムに乗って。
おー。
はいはいはい。
なるほど。
で、10位、20位から話していきますと、素晴らしき世界、西川みわ監督作品。
役所工事が、いわゆるヤクザな世界で一匹狼で動いてて、そこへ人を殺して捕まって、で、刑務所から出てきてからどうするかっていう話を描いてて。
で、さっきちょっと話した私なりの西川みわ監督論なんですけど、ちょっとこれ表面的ではあるんですけど、西川みわ監督作品って全て共通してるものがあると感じてて、それはですね、嘘から出た真こと。
うんうん。
虚実から真実を描き出してるっていう作品がね、結構どれも共通してて、それをね、毎回こういろんなアングル、角度から描いてると思ってまして。
30:03
で、だからね、この作品も無職から出たっていうことを隠して、どう世の中で生きていくかっていう話ではあるので、そっから抱えている嘘の感情を抑えていかに生きていくかっていう描いてる作品で、
そこは見たことではあるんだけども、ちょっと新しいステージに上がったぞ、西川監督っていうのが印象的に残ってて。
でね、もともと俺、日本映画一番好きなのは小枝裕和監督なんですけども、その繋がりで西川みわさんも小枝さんの監督から出てきた監督なので、そういう意味で西川みわ監督作品はもうデビュー作はずっと見てて、円盤も全部買ってるんですけど、今回一つステージがあった作品で気に入っておりますと。
はい。
君は永遠にそいつらより若い。確かにポッドキャストの近況報告をちょっと話したかなと思うんですけども、これだから、芥川翔作家の津村きっ子さんのデビュー作。
津村きっ子さんの作品って結構音楽生とかロクとか撮れた作品で結構好きなのがあるんですけども、この作品が大学卒業間近に控えた、いわゆるモラトリアムの最後の時期の頃を描いた女子高の女性の作品で。
主人公の子は児童福祉士への就職が決まった中で、子供に触れたりしていく中で、私がそういった職業に本当に相応しいのかっていう思いもあるけども、その裏には子供へ関するいろんな事件を出会ったりしていく中で、そういった職業を目指しましたという人も選ばれたり。
その中でですね、主人公が佐久間優になるんですけど、その相棒役として登場するのがなおさん。今年結構なおさん出演作品がいろいろとあったんですけども、特にその中でずま抜けていい演技をしてはるっていうか、のもあります。
あとその中、モラトリアムを抱えたこういろんな学生の中で演じているのが、笠松翔っていう結構若手のいい男性の俳優がいるんですけど、その子がモラトリアムの中である種の行動を取っていくっていうのが非常に印象深く、いろんな事件が描かれる中で、その中であるセルフの中に君は英にそいつれ若いっていうタイトルの意味が解かれて非常に中に印象深く残っている作品ではあります。
で、次第8位がアメリカンユートピア。L.ライブムービーというやつで、そういったライブムービーの名作でトーキングヘッズのストップメイキングセンスっていう作品があるんですけれども、そのトーキングヘッズのボーカルであるデビット・バーンがニューヨークで行ったアメリカンユートピアっていうアルバム作品のライブを撮った映画なんですけれども、
スパイクリーが絡んでて、単純にライブを映すだけじゃなくて、アメリカの社会で起きている事件とかも間に挟み込みながら、あくまでもライブ映画なんだけども、ちょっと観客にも考えさせる内容になっている。
で、あとライブを作るコミックがまたすごくて、ステージにはケーブルがないと。これがだからアンプとかがないので、生の声とワイヤレスのインカムと楽器だけが並んでいると。
33:11
ドラムセットの各部分、ベースドラムとかハイハットドラムがそれぞれ一つに分かれていると。ドラムのセットにそれぞれの楽器を一人一人が持っていると。
ということは、ドラムの音をドラムのパーツに分かれているのに一つに合わせなあかんという、非常にテクニカルなことをしている。
しかもそれをいわゆるオケ、カラオケのオケを一切出さずに楽器の音だけで全て楽曲として成立させているという、非常によくよく見ると技巧的にすごいことをやっているライブの映画になっているという。
だから、デビッド版恐るべしなライブフィルムとなっています。
結構これロングラウンド上映されていて、いろんなところで音に大劇場とかリバイバル上映されているので、来年もどこかやれそうな機会があるので、もし気になった方は見てもらえたらなと思います。
7位が彼女が好きなものは。
ちょっと前、収録の近況報告で話しましたけども、日本の学校を舞台にしたLGBTダイバーシティモノの作品で、
だから主人公が上尾富士さんが演じるゲイの男子高校生と。
そこでマダ・アンナ演じる女子高生が、BLが好きな不女子の2人が出会って、どういった感情を描いていくかという話と。
やっぱりそういった作品で、ゲイバレっていうのをいかに伏せて学校成果を続けていくかっていうのが大事ではあるんですけれども、
そこでバレてしまって上尾富士くんが演じる男子高校生が思い切った行動をしてしまった後に、絵が変えるドラマが印象的ではあります。
そのドラマっていうのがカランコエノハナっていう作品を描いた短編の映画があるんですけれども、
それの先を描いている作品であって非常にいいというか。
高校生がホームルームの中でそういったゲイの子をどう扱うかと。
それを経た後に全校集会でそういったものに対していかに主張していくか。
それこそそんなことを話そうと思ったら全校集会で抑えられそうになるんだけども、
そこを振り切って未成年主張をしていくっていうのが非常に印象深い作品となっております。
次に6位、サマーフィルム。山口くんと同じく6位に挙げたんですけれども。
私はその中で映画を描いておく中で、
未来の映画は数秒の作品としてしか作られていないっていう衝撃的なディストピアの描き方がやるせない感じがあって、
そんな映画の世界なんて見たくもないし、
そんな映画にしないために今の女子高生が頑張って映画を撮ろうとしている姿がグッとくるものがありまして、
やっぱり好きな作品に残っておりますといったところです。
36:00
まさかのサマーフィルム同順っていうね。
でもあれ思うんですけど、あれで描かれている未来って僕今のことだと思ってますよ。
ファスト映画のんのんがね。
TikTokとかが流行ってる、今こそ数秒で終わる動画が流行ってる今じゃないですか。
だからそれでも長編映画を信じるって、今映画を作ってる人たちだし、
それを信じてるのは我々じゃないですか。
だからもうめちゃくちゃ今だし、現実の話だなと思うんですよ。
別にそれで僕TikTokが悪いとかも思わないんですよ。
僕らが長編映画を信じていたらいいんじゃないですかって僕は思うんですけどね。
アメリカンユートピアは確かに今年忘れられない一本では確かにあるなってのは思いましたね。
デビッド・バーンって人を僕は全然知らないで見ていってる。
普通にすごいライブやったわーって思って劇場を後にしたっていうのは確かにすごく印象に残っていて、
マーチングバンドの洗練された動きみたいな動きをステージ上にするっていうのもすごくかっこいいなって思うし、
あとデビッド・バーンがめちゃくちゃいろいろステージ上動き回るのに汗ほとんどかいてないっていうのにもちょっと驚いたっていう。
他の人みんなすっごい汗めっちゃかいてるんですよ。やっぱ動き回るしすごく。
けっかり動き回ったりするんですけど、デビッド・バーンだけは全然汗かいてなくて、
この人すごってちょっと思ったっていうのもありましたね。
なるほど。やっぱね、僕今年劇場だいたい50回くらいなんですよね。
50回か60回の間なんですけど。
週1回分かな。
ちょうど拾えない作品たちなんですよね。
邦画のちょっといいところで週1ペースだとちょうどいけないんですよね。
大作1って大作の隙間でちょっとミニマムな作品って言ってすると、
そのミニマムな作品の頻度的にちょうど拾えない作品なんですよね。
君はそいつらが永遠に若いとこ。タイトルがめちゃくちゃ刺さるからちょっと言いたかったりしたんですけど、
さすが本数見てるだけやって。
ちなみに今年何本映画見てるんですか?
ちょっと周期はできてないんだけれども、
とりあえず自分でお金を出してみてると多分300は超えてるかな。
キネ坊主としてライターとして扱ってるのも300は超えてるかなと思ってます。
600オーバーってことですよね。
大体そんな感じかな。
すごいな。大変ですよ。
そういうのもあるので、このポッドキャストでもね、
メインで語られる以外の作品を近況方向で話してるわけなので、
そこでも今後もいろんな作品を拾っていけたらなと思ってますんで。
原宿さんがその辺り自覚的にオープニングトークの話されてるっていうのはよくわかるなと思って、
テーマ作品とか、あと僕が見れる範囲の作品ってやっぱりちょっと狭いんで、
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そこの網の広さってさすがだなと思いますね。
基本的にね、本公開1、2ヶ月前にマスコムシアターとか見れてるんで、
作品のレコメードもそういうところでできればと思ってますんで。
わかりました。
じゃあ前田さんお願いできますか。
私ラインナップがアホっぽいんでちょっとさらっと行かせていただきます。
はい、まず10位、キャラクター。
9位、アフリカンカンフーナチス。
8位、トゥモローウォー。
7位が、ここら辺からだいぶ迷ってきてるところはあるんですけど、7位マリグナント。
6位がキャンディーマンです。
10位からなんですけど、キャラクター。
これは本当にこのポッドキャストで確か原口さんがすごいお勧めされてて、
緊急事態宣言明けでこれはっていうのがあったのでね。
その時は嫌やなと思いながら見に行ったんですけど。
嫌やなっていう。すいません、もう。
ほんまに面白いんかなって思いながら見に行ったんですけど、すごく予想を裏切られる面白さ。
やっぱりプロットの面白さに加えて、その時も話したんですけど、やっぱり世界の終わりのフカセの演技。
私はあれ演技じゃないと思ってるんですけど。
本当にそれまで結構あんまり好きなタイプのキャラじゃなかったというか苦手な感じだったんですけど、
あの映画を見て一気にフカセさんのファンになって、
でもあれ以来特に俳優として葛藤されてるわけでもないっていうところにまたなんか良さを感じるというか。
私はまた出て欲しいなと思ってるんですけど、そういう良い意味で裏切られたなっていうところでキャラクターを10位にしました。
9位のアフリカンカンフーナチスは皆さんなんとなく知ってたりします?
まあ存在は。
うん、だしもうタイトル通りですもんね、これって感じのやつでしたね。
そうなんですよ。
第二次世界大戦後、実は生き延びていったヒトラーとトウジョウ・ヒデキが亡命先のガーナで世界征服するために最強の武闘会を開催するっていうストーリーなんですけど、
一言で言ったらガーナのモータルコンバット。
本当にバカバカしい映画なんですけど、武闘会のシーンになった時に本当になんて言うんですかね、
ゲームみたいに敵というかキャラクター2名が向かい合ってスタートっていうところから始まって、
1回試合が終わるともう1回同じシーンというかもう1回シーン切り替わって試合が始まるんです。
その自由さというか、全然シーンを繋げて撮ってないゲームみたいに次のネクストゲームっていう感じの見せ方がすごい好きで、
ぜひ見てほしいです、皆さんにも。すごい暇な時に見てほしいです。
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8位のトゥモロウウォーが、これ劇場ではなくてアマプラで公開されてたやつなんですけど、
いろいろ対策がある中でこれを選んだ理由っていうのは、設定が未来から人類が来て助けを求めてくるっていう。
そこから30年後ぐらいなんですかね。
ただその30年の間に死んでる人を優先的に連れて行くっていう、
なんかそういう設定の面白さとか、意外と真面目に作ってるのにも関わらず、すごいアホっぽいというかツッコミどころの多い映画で、
SFとしてちょうどよくて私の中で。本当に真面目すぎないけどちゃんと作ってるっていう。
あんまり私、お気に入ってる映画も好きじゃないというか、最初からふざけられてるよりもちゃんと真面目に作ってるんだけど抜けがあるっていう作品が好きなので、
その具合がちょうどいいっていうのがこのテモロウォーでしたね。
で、7位のマリグナント。マリグナント迷ったんですけどすごくもっと上位にするか。
ちょっとね、あれこれぐらい?って思って。
僕もちょっと。
そうなんですよ。
いやちょっとね難しい。マリグナントすっごいよかったんですけど、そうですね。
順位をつけていくとここらへんになっちゃったっていうのと、
結構私重たいホラーにしても重ための話の方が好きなんで、そういう意味ではこの辺りかなと。
マリグナントの良さについてはマリグナント界で語り尽くされていると思うので、ここはさらっといきたいと思います。
6位キャンディーマン。
今年に限らず近年すごくホラー映画のリメイクとかリブート作品とか続編とかってすごい多かったんですけど、
ホラーに限らずですけどリメイク作品とか作る時って、なんで今作るんとか、なんでそのリメイクを作る必要があるのかって意義とか、
そういう部分って結構置き去りになってるって感じることがやっぱり多くて、
単純にこの作品リメイクしたら一定数のファンがいるから収入を得られるみたいな感じでリメイクされてるんじゃないかなってどうしても思ってしまうことが多い中で、
このキャンディーマンに関してはすごくちゃんと今リメイクする意味とか意義とかを感じられる作品に仕上がってたので、
その上でやっぱりホラーとしても最高に面白くて、極めつけにトニー・トッドが出てくるっていうところとかも含めて、
完璧に近い作品だったんじゃないかなと。
というところで6位キャンディーマンにしました。
キャラクターは取り合えたくなる気持ちめちゃくちゃ分かるんですよね。
よかった。
僕もキャラクターかと思いながら見てました。
めちゃくちゃ面白かったというか、面白くなるためのことを惜しみなくやってるなっていうのがすごいなと思ったし、
やっぱ浦沢直樹のブレインだけあってすごいですよね。
手段の選ばなさっていうと言葉の言い方はいいですけど、
中間連載の厳しいところで、今この瞬間キャグをつかまなければならないっていうタイトな世界で戦ってきた人の愛での詰め込みっぷりっていうのはやっぱすごいなっていうのはありますし、
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キャラクターに関してはやっぱ子供を殺すっていうのが印象的でしたね。
子供を殺す話にするっていうことはある程度覚悟が必要なはずなので、
それをやるっていうのはやっぱりそこの覚悟決まってるなっていうのは良かったですね。
ではマリオさんお願いできますか。
じゃあ僕の10位から6位まで発表したいと思います。
10位がレミニセンス。
9位がノマドランド。
8位がシン・エヴァンゲリオン劇場版。
7位がアーク。
6位が偶然と想像。
本当ちょっと今年のベスト10めっちゃ迷いながらこれも落とすのかみたいな感じでめっちゃ迷いながら作ったんですけど、
10位のレミニセンスはこれはなんか僕が押さないと誰も押さないんじゃないかなっていう気持ちにちょっと駆られて、
もうなんか例えば僕ったらシャバラン好きなんでオールドとかあるじゃないですかそっち入れるのかな入れた方がいいかなって思ったんですけど、
レミニセンスはやっぱ誰もなんか入れないような気がしたので、僕がここ押しときたいっていう意味で、
しかもやっぱ大好きだったのでやっぱここは入れたいなと思って10位にしましたね。
ちょっとまあやっぱりでこの主人公が下した行き過ぎた決断みたいなところにちょっとどうしてもなんかちょっと拍手を送りたくなってしまうんですよね本当に。
主人公が記憶を読み取るエージェントみたいな設定で、で忘れられない女に取り憑かれてその原因を追い続けるっていう話ですけど、
結局彼は本当にそのまま過去に旅立ってしまうわけですよね。
ネタバレならないように言うと、なんかもうそこが本当にそこまでやっちゃうんだっていう驚きとやりきった感に僕はちょっと拍手を送らざるを得ないというか、
例えるなら本当深海誠の秒速5センチメートルであの踏切の向こう側にいた彼女をそのまま追いかけていったみたいなラストだなってすごく思っていて、
それはちょっと行き過ぎやろうみたいなところも含めてこの映画のことを忘れられないなっていうことを感じたので、僕は10位に選びました。
9位のノマドランドはなんかすごく言葉にするのが難しいんですけど、
そのスクリーンに映っている映像だけですごくいろいろなことが言語ができない何かがそこに全部詰まっているような感覚になるというか、
大自然の雄大な映像を見てその中でいろいろ自然の美しさとか厳しさみたいなのを感じるみたいな映画で、
それは本当にそのノマドとして生きる主人公の人生そのものの葛藤とかっていう風に重ねられて描かれているっていうのが、
なんかもはや小説の行間を読むみたいなことを課せられているような映画で、ただただすごいなと。
入れ伏すばかりだったなというか、本当にずっとノマドとして同じ場所をぐるぐると回り続けるっていう、
そうして自分の人生とは何かをずっと考え続けるみたいな映画で、本当やっぱクロエジャオのそういう人生をめぐる大きくて小さな旅みたいなところに僕はすごく惹かれるんだなっていうのはすごく、
エターナルズでもそういうエッセンスがあって、惹かれるなっていうのでノマドランドを選びました。
8位のシン・エヴァンゲリオン劇場版なんですけど、なんというか、やっぱ今年このエヴァンゲリオンの最後を迎えたっていうのはやっぱ忘れられない出来事だったんじゃないかなってやっぱ思っちゃうんですよね。
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別に僕がめっちゃエヴァンゲリオン好きというか、それこそテレビシリーズが最初に放映された時から見てるエヴァンゲリオンのファンとかそういう風なコアなファンとは言いませんけど、
でもやっぱりエヴァンゲリオンという作品と共に一緒に人生を歩んできたような感覚っていうのはやっぱあるし、
そのエヴァンゲリオンという混沌を極めたような作品がここまで綺麗に終わって、本当に作り手側もそして観客側もつきものが落ちたようになったっていうのは、
これはやっぱ本当劇場体験としてこれは忘れられないものだったんじゃないかなっていうのがありますね。
たぶん後世に映画史には刻まれるとして、なんでこれが映画史に刻まれるのかっていうのは、たぶん未来の人から見するとたぶんやっぱ分かんないことになるんじゃないかなって思うんですよね。
25年かけてエヴァンゲリオンというのが完結したっていう意味を、たぶんそれをやっぱちゃんと分かって一緒になって分かっていられる僕たち、一緒に生きてきた人たちっていう意味でもやっぱなんか、
この作品のことは絶対ベスト10に入れておきたいなっていう意味があって、僕はちょっと入れてみました。
で、7位のアークがこれは本当にルニ・ビルヌーヴのメッセージみたいなちょっと哲学っぽい内容をSFでやるみたいなのを、
邦画の規模でやるっていうのがまずもうそれだけでちょっとよくやったっていう感じがして、
いわゆる本当に選択の話であり、しかもその選択の果てに導き出される答えっていうのもとてもありきたりなものなんですけど、
ただその答えに至るまでにいろんな過程がやっぱそこにはあるし、いろいろ寄り道をしながら選択をしてようやくその答えにたどり着く場合もあれば、
本当に最短ルートの選択を選んで答えにたどり着くとかっていうこともあるしっていう、そういう選択の幅広さみたいなのがすごくやっぱ出てるなって思うし、
やっぱ選んだ道によってはもう一つの道は選ぶことはできないし、そもそも選ぶこともできなかったよねみたいなこととかも含めて、
なんかそういう選択っていうことに関するその奥深い観察がみたいなのがすごく出てて、
あと世界観っていうのはすごく他の映画では見たことないっていう世界観を、邦画としてSFの世界観を提示できてるっていうのにもすごく僕は感動したし、
これはちょっと忘れられない一本に僕はなりましたね。
6位の偶然と想像は、まあとにかくこれすごいわっていうか浜口龍介すごいとしか言えないんですけど、
なんか本当にほんの些細な偶然からこんな展開になるんだっていう驚きもあるし、そういう対話を通じていろんな想像力っていうのが働いてくる話ばかりだし、
本当にそういう対話とかコミュニケーションの奥深さみたいなのがすごく心髄としてよく出てるっていうのが僕としてはすごくコミュニケーションの話っていうのはすごくやっぱ自分の中ですごく大好きなテーマなんだなっていうのは改めて思いましたね。
本当になんかこのテーマとかを一言でまとめるのはすごく簡単なんですけど、各映画の。
でもそのなんかテーマにはすごい広大な宇宙のような何かすごく奥深い何かが広がっているようにこの映画を見るとすごく思えて、
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なんかその広大すぎる何かに触れたような感覚になるっていう。
そういう面白い偶然と、そしてその偶然から生まれた想像力みたいなのをなんかすごく信じてみたくなるすごくいい映画だったので、6位に選びました。
はい、あのもうマリオンさんとしか言いようがないランキングになってるなって思って。
アークとかレミニセンスあげる人はちょっと他にあんまり思いつかないっすね。
その切り口で来るのはさすがですね、やっぱ個性出てるし。
うん、そうですね。
最終的に結構マリオンさん、ウェルメイドな方向を捨てるっていうのがなんか、
ウェルメイドであるよりも自分にドンズは刺さる方を最終的に選ぶって感じがあって、
それは作品のテーマ的にも正しくあるよりはもう何か破壊的なまでの選択をする方がっていうのはなんか作品総モードとしてもっぽいし。
確かにそのウェルメイドな方向性か、自分らしい方向、自分の興味ある部分に持っていくかみたいなのって結構毎回迷うんですけど、
その狭間で毎回迷ってバランスを取ったりとかしたり、時々どっちかに偏ったりみたいな風に自分のランキングがなることが多いので、
5位から1位の内容を見てさらにそれがどう思うのかちょっとまた。
そうですね、まだ10から6位ですからね。まだ判断はちょっと早いですよね。
はい、じゃあ延長メンバー4人の10から6位の発表をこれで終わったところですね。