今日のテーマトークは、ジュラシック・パークです。 はい、ではマリオンさん解説をお願いします。
はい、Eika.comに解説を読ませていただきます。
スティーブン・スピルバーグ監督が、マイケル・クライトンの同名小説を実写映画化した、SFパニックアクション。
現代に蘇った恐竜と人間たちの戦いを、当時最先端のリアルなCG映像で描き、世界的ヒットを記録した。
生物学者グラントと恋人の古代植物学者サトラーは、大富豪ハモンドがコストリカ沖の古塔に建設した施設に招待される。
そこは、最新テクノロジーによってクローン再生された恐竜たちが生息する究極のテーマパークだった。
グラントたちは、同じく招待された数学者マルコムや、ハモンドの孫である二人の子供たちと一緒に、コンピューター制御された車に乗り込んで、島内ツアーに出発。
しかし、思わぬトラブルが続発し、檻から解き放たれた恐竜たちが彼らに襲いかかる。
出演は、ピアノレッスンのサム・ニール、ワイルド・アット・ハートのローラ・ダーン、ザ・フライのジェフ・ゴールドブラム、大脱走のリチャード・アッテンボロー。
はい、それでは、内容に触れる話に入っていきますので、ネタバレ気にされる方がいたら、ぜひ見てから聞いていただきたいと思うんですけども。
もう30年前の映画ですので、ってなりますけど、いやまだ見てない。
意外と見てない人いますからね。
そう、いるからね。
いや、もう、見てない人はもう、まだ見てない。もう、これからこの驚きを体験できるのかという感じですけどね。
まあまあ、一応ご注意くださいって感じですよね。
はい。
一応ご注意ください。
はい、では、最後の感想、マリオンさんいかがでした?
えっと、そうですね、ジュラシックパークについては、一回、ジュラシックワールドの新たなる希望?でしたっけ?
新たなる王国?何でしたっけ?
えーと、
なんだっけなー、もう、覚えてないなー。
えっと、新たなる支配者でした。
あー、そうだそうだそうだ。
ジュラシックワールドシリーズの3作目ですね。
の回では、ちょっと話したとは思うんですけど、
僕もすごい小さい頃、恐竜が好きで、
もうそういう、自分からすると、この映画、聖典のようなものだし、
あのー、ほんとグラント博士がヒーローだったっていう話もね、先ほどちょっと出ましたけど、
そういうものだったので、ほんとに大好き。
まぁちょっと、大井さんには負けますけど、はい。
っていうぐらい、ほんと好きでした。
で、今見ても、やっぱり面白いですよね。
ていうか、今見てもグラント博士と同じような反応して、恐竜見て、おーってなるんですよ、やっぱり。
嘘だろ。ブラキオサウルスがその前、目の前にいるじゃないかみたいな驚きを、ほんとにしちゃうんですよね。
もう、それぐらい映像も全く古びてないし、CGとかも全然なんか、え?なんかそんななんか、
ちゃちいCG感、全く今見てもないんで、いやとんでもないなって思いましたね。
そしてまぁいちいちまぁスリルの丁寧な叩き込み?みたいなのが、すごい良いですよね。
もう、いちいちハラハラさせてくるじゃん、みたいな。
いやーもうそこのなんか丁寧さがほんと見事だなというか、映画の演出的にですね。
ほんとにそこが素晴らしいなっていうふうにやっぱり思いました。
まぁあとテーマ的にもまぁサラッとやってるという感じであるんですけど、
ある種のロマンと、そこにある生命倫理についての揺れ動きというか、
なんかそこのバランス取りっていうのもすごくなんかサラッとやってるというか。
なんかどちらも大切なこととして描いていて、そこで揺れ動くみたいなことも、
劇中でやりきっているっていうのも、やっぱそこ見事だなっていうか。
っていうのもすごい、今ちょっと改めて見て思ったりとかもしましたね。
いやーもう最高でした。はい。
はい。大江さんいかがでしょうか。
もう子供の頃から何度見たかわからない。
たぶん人生で一番見た映画がジェラシック・パークなので、
一度このラジオの中で、僕がたぶんまだ出てないときの回で、
名刺代わりの一本を選ぶならってお話があったかと思うんですけど。
ああ、ありましたね。
間違いなく僕はジェラシック・パークを提出するなって、その時聞きながら思ってました。
っていうのも、たぶんなんですけど、もともと僕も恐竜が大好きで、
小学生の頃は、まさにグラント博士みたいな古生物学者になりたいっていうのを、
わりと高校生ぐらいまで本気で思っていた人間だったりするんですけど、
それがなぜ今生物学の道に進んだかって言われたら、
絶対この映画の影響がないわけないんですよ。
だから恐竜っていうのは生き物であって、DNAっていうもので出来上がる、作られるものであるっていう、
そのテーゼを植え付けられたのは間違いなくこの映画を見続けたからだなっていう風に思っていて。
自分の人生の道筋を、たぶん自分がそんな意識する前からというか、
無意識化に擦り込まれたような、本当に生まれたてのラプトルが擦り込みの話が出てきますけど、
自分とってまさにこの映画はそのような擦り込みを与えられたような作品だなっていう風に考えて、
今見てもちょっとなんか考え深いような気持ちになっちゃったりはしました。
で、改めて見直してみると、いやもう本当によくできてるなと思って、
2時間上映時間あるわけですけど、全く飽きないというか、思ったよりも展開が早いんですよね。
次から次で場面転換していくっていう展開の移ろいもめちゃくちゃスムーズですし、
あと思った以上にその登場人物それぞれの行動原理が結構確固たるものがしっかりあって、
それこそね、グラントはちょっと子供っぽいなって今見ると思うんですけど、
でもその子供っぽい彼がある種大人になる話っていう風に捉えることもできる。
だから僕は勝手にジェラシック・パークのことをそして父になるだって勝手に思ってるんですけど、
そういう一面もあるし、一方でさっきマリオさんもおっしゃってたような生命倫理の話、
それこそプログラマーというか、要は会社を裏切って出てこうとする、
結局デリフォランスに殺されちゃう彼がいましたけど、彼の机にオッペンハイマー貼ってあったのを今回初めて見て気づいて、
そうなんですよ。オッペンハイマー貼ってるんですよね。
そう。で、うわーってなって。
確かに貼ってた。
憎いなーと思って。
しかもこの当時の、公開1993年?
本国公開3年で日本公開95年だと思うんですけど、
この当時ってまだ遺伝子の全体であるゲノムっていう風に呼ばれるんですけど、
全ゲノムが分かった生物って1種いたかどうかぐらいなんですよ。しかも最近のレベルで。
だから、まだそれこそDNAっていうのはどういう構造でどういう風に遺伝子を構造してるかっていう前容は、
そこまで明らかになってなかった時代ですし、それこそクローン羊のドリさっき調べたんですけど、
有名なクローン羊いると思うんですけど、あれが実際にネイチャーで証明されて論文が出たのが1996年だから公開後なんですよね。
だからその前のタイミングでこのテーマっていうのを割としっかり描いてるっていうところも、
かなりやっぱり興味深いところではあるなと思いますし、
それこそ今の技術だったら、かからとるっていうのは難しいんですけど、
徐々に、いけんじゃねっていう話も出てきたりもしてるので。
そういう側面でも、まさに現代において本当に考えなきゃいけない問題っていうところもちょっとあるのかなっていうのは見ながら思ったりしたところではあります。
あと、テーマがLife on the Way、生命は道を見つけるっていうところだと思ってるんですけど、
この描き方もすごい僕好きで、ラスト、鳥が出てくるじゃないですか。
それってまさに恐竜が見つけた道の一つなんですよ。
絶滅から逃れるために。逃れるためにっていうか逃れた結果なんですけど、
そこで終わらせるの、それこそ一番最初はグラントと子供たちの足跡で始まって、それがラプトルの、おそらくラプトルだと思うんですけど、
ラプトルの足跡、卵の巣から足跡って形で手でがついて、それが一番最後に鳥に行き着くっていうあたりが、
まあ美しくて。
もうちょっとここで泣きそうになりました、僕は。
いやー、あのシーンね。
すごい、やっぱ視点が科学者なんですよ、やっぱり。
僕確かにそれ、大石さんからそれ言われて、確かにそうやって思いましたけど、
見てるときそんなこと一切思ったことなかったんで。
僕は本当に古生物学者に向いてないってことはよくわかったんですけど。
だから、この大人ってある意味科学をある程度学んで博士号を取った後の視点で見ても全然楽しめるSFだし、
でも子供の頃見ても全然楽しめるっていう、本当にすごい作品だなって思います。
全く古びなかったです。見直してびっくりしました。
はい、あとはこの後ちょっといろいろ話します。
はい、僕はですね、まず今回見直しましたが、吹き替えじゃないのを初めて見ましたね。
あ、うんうんうん。
分かります。
ずっと吹き替えなんですよね、ジャシックパーク見るのって。
なんで、すごい新鮮だったんですけど、
もし完璧な映画なんてものがこの世にあるのだとしたら、そのうちの一つがジャシックパークだと思うんですけど、
本当に完璧な映画だと思います。本当に。
もうなんか過不足なさすぎるんですよね。もう完璧です、本当に。
で、30年経ってもその完璧さが揺らいでないんですよね。
だからその当時の技術でこれぐらい一生懸命頑張りましたとかじゃないんですよ。
今見てもそのコンピューターグラフィックスを使う部分の見せ方、そしてアニマトロニクスを使う部分の見せ方がちゃんとリアリティを持って見れるようになってて、
それを見れないことをしてないんですよね、やっぱり。
その取捨選択の判断が的確すぎるなと思います、本当に。
完璧です、本当。すごいなと思いますし。
あと見てて思ったのが、生命倫理とかあるいは科学技術の倫理に関する話であると同時に、
僕、映画引いてはフィクションとかエンターテインメントの倫理に関する話でもあるなとは思ったんですよね。
もうその本作自体が映画にまつわる映画と言ってもいいぐらいなんじゃないかなと思ってるんですけど、
それを突き詰めたら大変じゃないですかね、みたいなことも言ってるような気もしてて。
それは本作だけじゃなくて、続編も見るとより感じる部分としてあったりはしてるんですけど、
それはちょっと後で触れたらいいかなと思ってるんですけど。
あと、映画に関する映画って僕はすごい感じる部分として、その登場人物たちがリアクションを取るシーンがむちゃくちゃ多いんですよ。
恐竜が出てきそうっていうことに対して反応を見せて、それを見せるシーンがすごい多くて、
単なる現象そのものよりも、その現象を受け取った人の観測者をすごい丁寧に描いてる映画だなと思って。
だから、映画を見る人がどう感じるかっていうところを射程に含めた映画になってるなと思うんですけど、
それをすごい丁寧にやることで、モンスターが出てくるモンスター映画ですとか、
あるいは殺人鬼が出てくるスリラ映画ですとかっていうジャンル性に留まらないエンターテイメント映画そのものを成し遂げられてると思うんですよね。
そういう、これはモンスター映画なんでとか、これはスリラ映画なんでっていうエクスキューズが必要ないというか、
ちゃんとそこが、もうなんて言ったらいいのかな。一個一個の意味をはしょってない。
サボってないなって思うんですよ、本当に。
ジャンル性に甘んじてないさみたいなところが、マジですごいなと思ってます。
ちょっと、すごすぎて語りきれるとは思えないです。この絵に関しては。
いや、分かります。
まあまあ、そうですね。
話せたらいいなと思いつつ、っていう感じですかね。
お便りいついただいてますので紹介させていただきます。大石さんお願いします。
タウルさんからいただいております。
こんにちはタウルです。私はスピルバーグに人生を狂わされ、監督作をすべて追いかけるオールドファンです。
その影響で海に入るのが怖くなり、宇宙の友を信じるようになり、秘宝を探す旅に出たくなり、そして恐竜の島を訪れたくなりました。
そう、ジェラシックパークはスピルバーグが生んだ何度目かの画期的な傑作でした。
現実のテーマパーク文化とリンクさせ、アトラクションだけを映画にしたような作りは斬新ですし、
得意な演出で遊びまくっていて、驚き、恐怖、サスペンスがいっぱい詰まったおもちゃ箱みたいな作品でした。
水の波紋、足音、影、といったものから恐怖がどんどん繋がり、転がっていく。
そんなアクションの連鎖がテーマである生命の連鎖にも繋がっているように感じました。
最新作もシリーズの魅力の連鎖と、何か進化があると嬉しいですね。
では、恐竜に詳しい皆さんのお話、楽しみにしております。とのことです。
はい、ありがとうございます。
ありがとうございます。
タオルさんのお便りを読んで、全くその通りだなと思ったんですけど、この映画自体がテーマパークそのものだなっていうのがあって、
劇中でジュラシックパークっていう、テーマパークに行って体験したいことの上乗せしてる映画だと思うんですよね。
我々はティラノサウルスを見たいんじゃなくて、ティラノサウルスに襲われたところから逃げたいわけじゃないですか。
そこまで含めてだと思うんですよ。
だからまさに、本当に恐竜っていうものに対して体験したいことをこの映画が成し遂げてると思うんですよ。
まさにこの映画がジュラシックパークだなっていう。
気の上でブラキオサウルスに葉っぱエサとしてやりたいですよねとか。
そうですよね。
本当にこうだったらいいのに詰まってるっていうのは本当そうですね。
イニバーサルスタジオにある種アトラクションができたタイミングがあったじゃないですか。
あれ本当にワクワクしたんですけど、子供の頃。
ちなみに本気で怖かったんで、肉食恐竜が出てくるエリアから永遠と下を向いてた思い出があるんですけど、当時。
全くティラノサウルスの記憶がないんですが。
すごいやっぱりジュラシックパーク見てて一番あの中でやってみたいなって僕思うのって、トリケラトプスのお腹に全身を預けるっていうのをすごくやりたくて。
分かりますね。
あそこ本当にアニマトロニクスというか、あそこの時の人物のリアクションがいいんですけど、ローラダンガンもちょっと泣いてるじゃないですか。
そんぐらいの反応になるよなって思って。
そうですよ。だってずっと追いかけてるロバンが目の前にあるもんみたいな。
本当に泣きそうになるというか、あそこのリアクション本当に同じ気持ちで見てますからね。
本作の象徴的なシーンだと思うんですけど、一番初めにブラキロサウルスで良かったんでしたっけ。
まさに初めて恐竜を目にするシーンの驚きと感動が入り混じった表情ですよね。
まさにこの映画の全部が詰まってるシーンだと思うんですけど。
だからあれを当時劇場で、画角とかの作り方を見てるともう、要は見上げるじゃないですか。
あれを見上げられたんだなって思うとちょっと羨ましくなっちゃったんですけど。
これを劇場で初めて見た人たちはまさに同じ反応でブラキロサウルスを見上げたわけですよ。
めっちゃ羨ましい。たぶんタウルさんはおそらく劇場で見られてると思うんですけど。
羨ましいですよね。そこはね。
僕は完全にテレビでしか見たことがないので、ジュラシック・パークを。
そうですよね。僕ももちろんそうですけど。
今だったら絶対最前列で見に行くと思って。
喜びの部分じゃなくて、恐怖の部分でもやっぱり恐竜が迫ってきているっていうのを当事者の表情にフォーカスして撮ってるじゃないですか。
睡眠が振動しているであるとか、なんか音が聞こえてくるとかっていうその予感ですよね。予感というか本当にその予兆を観測する人をちゃんと描いてるから。
だから僕はこういうモンスター映画にモンスターが出てたらいいって嘘やと思ってるんですよ。
それをキャッチする人の描写がめちゃくちゃいるでしょって思うから。
そこがやっぱ本作は何のだけでもなくそこを喜ぶとはこういうことだとか恐怖とはこういうことだっていうことをちゃんと描いていくんですよね。
素晴らしいですよ。
そうなんですよね。だから本当に感情を一緒にリンクさせながら見れるっていうところももちろんそうですし。
しかもそのまさに上手的なというか、あんまり恐竜自体が実際映ってるシーンってそんなに多くないんですよ。ジュラシックパーク見直してみると。
そうですね。少ない少ない。
めちゃくちゃ少ない中で、どうまさに反応を見せるっていうところで恐竜の存在みたいなものを映すかっていうところに成功していて。
カメラの後ろ側にいてもいいんですよね恐竜ってね。
そうですね。
そこがそこをやっぱスピルパーク映画うめえっていう。言わざるを得ない。
だからフルビーナインだなって思います。そこは。
ちょっと食べ足りなさもあるぐらいなんですけど。
こんなもんみたいな。
めっちゃ部分はあるんですけど。
だからちょっと今回に合わせでメイキング本買ってあったんで少し読んだんですけど。
それこそ一番最初マイケル・クライトンがこの企画を各製作会社に依頼したときに、そのタイミングでもスピルパークはすでに知ってたんで。
たぶん次の日か次の日、即やりますって手を挙げたらしくて。結局それで協売に勝てたって形らしいらしいんですけど。
誰に話が言ってたかっていうのも書いてあって。
たとえばジェームズ・キャメロンとか。
あとはスーパーマンのイチャド・ドナーとかに話がどうも言ってたらしいっていうのが一応情報からすると。
そうらしくてですね。
ジェームズ・キャメロン版だったらたぶんこうはならんよなとかちょっと思ったりとか。
そうですね。
なんかもうこれはもう偏見ですけど、なんかロマン最高だけに終わってしまいそうな気がする。
自然って最高素晴らしいみたいな、今のアバターみたいな感じになりそうだなってちょっと思っちゃいました。
半分アバターはジェラシック・パークやるとしてますからね。
いやーでも、当時のジェームズ・キャメロンだったら恐竜スペクタクル映画としてはもう完全にやりきれると思うんですよね。
あーなるほど。
もうターミネーター2、エイリアン2の頃ですから。
ですよですよ。
ただ、やっぱね、ジョーズを取ったスピルバーグだからこそっていうのもあるし、やっぱあの主人公グラント博士のなんか幼さみたいな部分の奥行き?
うんうん。
あと、ハモンドさんとかの複雑さみたいなのもやっぱりこのスピルバーグだからこそなんじゃないかなって気はしてるんですよね。
うんうんうんうん。
もうなんか、もう考えれば考えるほど、あの2人ってスピルバーグの分身じゃねえかみたいな。
うんうんうん。
いやー、あのー、今回見てて思ったんですけど、一般的なアメリカの娯楽映画だったら、主人公マルコム博士っぽくなるんじゃね?ってちょっと思ったんですよ。
うんうん。
めっちゃすけべですね。
で、すけべなお調子者で、めちゃくちゃお尻の長い人形っていう感じの、お尻の長い人形っていうのがすごくたくさんあるんですよ。
うんうんうん。
で、それがちょっと僕がお尻の長い人形はね、本当にすごい日本のアニメやら、日本のコミュニケーションみたいなのがね、あの〜。
お調子者で
ただその自分のプロフェッショナルの領域に関しては
めちゃくちゃ誠実だし
あとまあなんかこの家庭が上手くいかないみたいなのに
すごいアメリカ映画の男性ヒーロー的なものをすごい感じて
まあまあまっちょな存在ではあるじゃないですか
そうですねもうティラノサウルスが出てた時に間違いなく
てか自ら進んで自己犠牲の方に走ってたりしますからねあいつはね
そのわかりやすいヒーロー的な存在なのって
マルコム博士の方だと思うんですけど
どっちかというとグラント博士って
ちょっとコミュニケーションが得意じゃないというか
そんな好きじゃないし子供好きじゃないし
あんまりヒロイックな存在には見えないと思うんですけど
ただその自分の目指している領域に対する思いの純朴さと
それへの欠落みたいなものが持ってる複雑さが
やっぱりこうなんて言ったらいいんですかね
マルコム博士の欠落って社会側に対して向いてると思うんですけど
なんかうちに向いてる欠落だなって感じがあって
ちょっと言語化足りてないと思うんですけど
なんかその内向的な欠落が
そのものづくりしてる人のそれに見えるんですよね
なんかそこがすごい感じるとこがあるなと思って
それにハモンドさんが重なることで
2人合わせてスピルバーグが完成する感じがするんですよ
そうですねそうなんですよね
だからそれこそちょっと重ねられて
描かれてるタイミングだったかなと思うんですけど
ハモンドがのみの動物園の話をするところとかって
まさにフィクションの限界とそれでもエンターテイメントというか
エンターテイメントを作りたいんだっていう
本当作り手の視点そのものでないですか
確かにそうですね
あそこ本当に映画づくりをしてる人の話だなって思ったんですけど
あそこ聞いて改めて見てみて
それと重ねられるようにグラントはその時って言ったら
ブラキオサウルスがいる中で
お尻にベルキラプトルの爪が第一枝が刺さってて
それを捨てるっていうシーンが一緒続きにまた描かれるんですよね
あそこである種その自分のこだわりとかっていう欠落を
ちょっと埋めようっていう方に歩み寄るっていう風な表現になってて
だってあれ映画の冒頭で子供に向けて何やってましたっていう
その爪ですからね
大変大人気ない説明でお馴染みですけど
冒頭で子供を脅すシーンからちょっと話を派生させたいんですけど
この映画セリフによる伏線の貼り方がむちゃくちゃ上手いと思うんですよ
でまずこのジャスティック・パークが公開されてた頃って
ベルキラプトルそこまで知名度なかったと思うんですけど
そんなことないですか
いやないと思います
当時たぶん見つかってすぐぐらいしかもちょっと嘘はついてるんですよ
実はベルキラプトルって七面鳥ぐらいの大きさで
モンゴルドしか出てこないタイプのちっちゃい恐竜なので
途中あの子がでかい七面鳥だよって言ったけど
むしろ七面鳥ぐらいの大きさしかない
そうですよね
だからたぶんあれはデイノニクスなんですけど
はいはいなるほどなるほど
これもう恐竜好きの間でやる
絶対ベルキラプトルじゃないってみんな気づきますもんねあれね
そうそうそうであれねどうやらグレゴリーポールっていう人が書いてる
図鑑をもとにしてたポイント
ただ個性不足者も2人とも入ってるんで
おそらく意識的なんですけど
おそらくベルキラプトルの全身骨格がまた出て
間もないか出てない頃って
結構その想像で埋めてるような実態があったんですね
でその頃に制作されたんで
新しく出た恐竜だし
北アメリカにはまだいるかもしれないし
でかつグレゴリーポールっていう図鑑では
ちょうどデイノニクスぐらいの大きさで復元されたらしいんですよ
で多分それを見て恐竜好きのおそらく
マイケル・クライトンの原作の方でももう書かれてるんで
クライトンと多分スピルバーグがこれじゃねっていう話になったのかもしれないんですけど
はいはいはい
まああのジェシック・パークシリーズ自体が
恐竜の新説にのっとって
ちょっとずつ恐竜像を変えていってるっていうのもあると思うんですよね
あの一作目が93年当時の恐竜の新説にのっとって作ってて
でも今ってそうじゃないですよねみたいなのを
新作だと基本やってるっていう認識なんですけどあってます?
えっとただ実はなんですけど
例えば新作でもうウモを生えてますよねっていう
一部ラプトル系の中にウモを生やしたり
あるいは3で一回だいぶモデルチェンジしたことがありましたけど
はいはいありましたね
あのこの当時にはもう実は恐竜にウモが生えてるやつがいて
特にラプトル系の一部にはウモが生えてたんじゃないかっていうのは
実はもう分かってたっぽいですね
あそうなんですね
そうです実際ウモ恐竜の一番最初って
なるほどな
なるほどなるほど
いやまああのこう都合よく新説を取り入れていってるわけじゃないですか
映画が面白くなるように
でまさにこれって本作がエンターテイメント映画の
真髄を突き詰めようとしてるからっていうのもあるし
あとその劇中でのリアリティラインに乗っとるんだったら
彼らは恐竜そのものじゃなくて
恐竜に別の動物の遺伝子を混ぜたミュータントだから
別にリアルじゃなくていいわけですよ
そうなんですそうなんです
何だったら僕ハモンと
なんかウモ生えてたらあんまおもろくないなって言って
生えてないようにコントロールしててもおかしくないと思うんですよ
なぜならあいつはスピルバーグだから
そうですね
で本作またそのちょっとラプトルの話に戻すんですけど
ラプトルがそんな知名度がない時代に
もうラプトルを大スターにした映画だと思うんですよね
いや間違いないそうですね
ただその一作目の時点では
初顔の神残物だったラプトルがどう活躍するかっていう説明が
むちゃくちゃ上手いんですよ
まず冒頭でそのグラント博士が子供に説明にちょっと茶化されたことで
その子供をそのラプトルの生態を説明しながら脅すっていうところで
今後ラプトルが何をしてくるかっていう説明をあそこでしつつ
グラント博士の幼さもあそこで表現してるわけですよね
本当上手くてラプトルっていうものは
囮を使って背後から押すってくるんだって
まさに劇中でやるじゃないですか
アーノルドさんがやられるやつですよね
あそこを説明をしてるし
その大井さんがさっき言ってた扉を開けるっていうところも
そのサトロ博士がブレーカーを上げに行った
その電源施設のところで
1体を閉じ込めるじゃないですか
で扉を開けれない限りは残り2体って言ってるんだけど
その後で厨房のところに扉を開けて入ってくるっていうシーンが
そのまま繋がるんですよね
そうなんですよそうなんですよ
しかもそれの扉を開けれるってことがあることは
じゃあその電源施設にいたやつも来れるんじゃねってなるから
ちゃんと最後に2体出てくるわけですよね
そう
もう説明として完璧だし
あとラストの恐竜は鳥の祖先かもしれない
みたいな話がちゃんと踏まえられてることで
ラストの鳥が飛んでるシーンの
趣も出るわけじゃないですか
もうそのセリフの配置がもう完璧なんですよ
本当に
すごいです
真似なんかできないですけど
教科書になった方がいいんじゃないかってぐらいの
いやもうそうですよね
映画の脚本演出のお手本だと思いますよ
やっぱりもう本当に
こうやってスリルスペクタクルは作りますよみたいなのを
丁寧なお手本っていう
それを完璧にやってるから無駄がないっていうか
っていうのは本当にそう思いますね
っていうところで僕あえて言いたいんですけど
やっぱ俺恐竜もっと見たいんですよね
あえて言っていいですかっていうここで
いや僕はちょっと思うんですよ
ブラッキューハウス見て
おーってなってその遠景の湖のとこに
どうやらパラサウルロフスもいそうじゃんっていうのが見えるわけですよ
でもそこしか映んないわけですよ
いやいや見たいじゃんってなってるし
あと僕トリキュラトプスが一番好きだったんですよ
トリキュラトプスが倒れてるだけじゃ物足りないんですよね
やっぱね
まあまあまあ
てかジュラシックパークとジュラシックワールド系のシリーズって
トリキュラトプスの扱いあんま良くなくないかって
ちょっと思ってるんですけどどう思いますかっていう
いやそれはあるんですけどそれはあります
それはある
これはもうイチャモンなんであれなんですけど
けど僕の心の中の少年は言ってます
もっと恐竜が見たいですって言ってます
そのなんていうか気がかというか恐竜気が感も
むしろこの作品にはプラスになってるような気がするんですよ
思います思います
だからパークの車に乗って進んで行って
恐竜が出てくるのを待ってるような状態で
ちゃんとその途中でマルコマックスが
ここってジュラシックパークだよねって言って
カメラに向かってるじゃないですか
恐竜が出てこないから
まさにその待ってる感じ
そのテーマパークで登場待ってる感じで十分に味わいきれない
その面白くなるようにしか出てくれなくて
こっちの都合に乗ってくれなさみたいなのも
それもなんかこうライドしてる体験感があるなって気はしてて
でそこまで抑制した上でトレキュラトプスがまず出てきて
そこで感動をさせて
さらにそっからしばらくちょっとまずいぞってなってから
ティラノサウルスを出すっていう
そこまでのやっぱり抑えられて抑えられて
映画の前半まではほとんど数シーンしか出てこないのに
後半になってドドドッて出てくるから
そこが余計アドレナリンが出てしまうというか
その抑揚の付け方がまず上手いとしか言いようがないなっていう
特にラプトルは永遠に見せないっていう
そうですね本当に必要に見せないですよね
なんか森がザワザワ言ってるとか
ティラノとかもそうですけど
いや本当にいやもうジラすねって感じがすごいしましたよ
そこがやっぱ演出として見事なんですけど
映画としてももう正しすぎると思うんですよね
合ってますっていう感じなんですけど
いやーでも恐竜が見たいっす僕はみたいな
これはもうすごいイチャモンです
正直その願望を叶えるのが2作目かなって思ってます
そうそうですね
2作目は結構大バンバル前に出す方が出したので
でもやっぱりちょっとトリキュラトップスの扱い
あんま良くない感じっすね
僕だっかなー気のせいかなー
いや全体的に募る理由はね
そうなんですよジェロシックパークシリーズあんまり
ですよねなんでだろうって思ってるんですけど
なんでだっていう
たぶんワールドのスピンオフだったビッグアルぐらいしかあんまりこう
あれセントロサルサだったはずですけど確か
アンケラトップスかなどっちかだったけど
そのぐらいしかあんまり活躍の場が出されてなくて
ワールドもパークも
でなんかもっと大活躍させていいのになってずっと思ってるっていうのはありますね
こう出てくるもののパターンとして肉食恐竜か背の高い首長竜か
あとまあ足の速いやつになりがちかなって気はしますね
あの見せ場を作るっていう意味でトリキュラトップスかっこいいんですけど
映画的な見せ場になりにくさはあるのかなっていう
それこそティガノサウルスと戦うとかしてくれないとちょっとあのこっちとしては
リュウコ愛物みたいなことが見たさがあるかなってなっちゃうんで
僕それが見たいんですけどねみたいな
何度図鑑で見たと思ってるんですか
ティガノサウルスとトリキュラトップスが戦っている絵を我々は何度見たことかっていうか
あの二匹はハクワキの北アメリカのスターですからね
いやそうそうそうそういやもうベタですよベタだと思いますけど
いややってくれよって思ってますけどね
おい
共有好きとしてはわからなくはないです
いやそうですねいやそうです
いやもうマジこの絵が尺のあまり全くないですからね
そうだからもう差し込むとこがないんですよ本当にもう
悔しいことに言っているか
ジャーシックパークについてからの展開半日しかないですもんねこれ
そうなんですよびっくりしますよねあれ
短ってなりますよね
あとそのラプトルを使ってるのの上手さもう一つあげたいんですけど
ティガノサウルスが出てるシーンって怪獣映画になるんですよね
怪獣映画の見せ方になると思うんですけど
ラプトルのシーンってスリラー映画なんですよね
スラッシャー映画の怖さのタイプに近いものになってて
だから扉が開けれるっていうところも含めて
そのかくれんぼ展開になるじゃないですか
あれってすごいそのスラッシャー映画のそれを思い出すなって思って
やっぱ大きさがちょうどいいんですよね
人間よりちょっと大きいっていうそれこそ
ジェイソンとかマイケルぐらいの感じの怖さになるんで
やってくることもナイフで刺すのか爪で引っ掻くかぐらいの差だから
だからゴジラとジェイソンが同時に出てくれる映画っていう
ジャンルが変わるっていうすごい良いものになってて
ジョーズも結構ジャンル変わる映画だなと思ってて
前半がモンスターパニックで後半が海洋冒険者になるなっていう
たしかにたしかに
なんかそのジャンルの転換みたいなものを
ベロキラプトルっていう当時としては新しい
まだ知名度がそんななかった恐竜を
映画にうまくアレンジして落とし込むことで
展開の幅が出てるっていう
単にでかいティラノサウルスに追っかけられ続ける話にはなってないっていう
上手さがあるなとは思うんですよね
なんかそれこそラプトルのその厨房の
もうあそこ大名シーンだと思うんですけど
あそこつい最近その
えっと何人前じゃなかった
えっとねすみませんあの
あー名前忘れちゃったすみません
思い出しましたシャイニングのシャイニング
ああ
そうシャイニングでも厨房で握るシーンたしかあったはずなんですけど
はいはいはいはい
で冷凍庫を閉じ込めるっていうシークエンスがあって
あこれのオマージュなんだっていうのを
なるほどなるほど
なるほどね
後で見てちょっと思ったっていう
うんうんうん
なるほどな
ま若干それこそあの扉から顔を出すっていうところもありますしね
確かにね
確かにね
いやまあでも本当にあの厨房の
ハラハラドキドキのシーン
マジでもうあの子供の頃見て本当に怖かったんですよね本当に
マジで怖かったんでねラフトラが本当に
いやでも本当に覚えてるから
なんかあの
あの時子供たちが食べた緑色のゼリーのことを覚えてたぐらいなんで
あーそこね印象的ですよね
なんか覚えてるんですよね
そんぐらい見てたんだなって思い出しました
うんうんうんうんうん
そのあたりいいですよね本当に
うんうんうん
あともう一作目から
車を使ったアクションギミックの使い方めちゃくちゃ上手いですね
あーそうですか
いやーそうなんですよ
実は車アクションが上手い作品でもあるなって思いました
うんうんうん
そうですよねまず
車が落ちてくるっていうサスペンスシーンをまず作るところもまず面白いし
いや本当あれすごい良いよねもう
なんか恐竜に逃げてないっていうところもまたすごいんですよね
恐竜だけじゃないぞっていう怖いものが
そうなんですよね車とあとあの高圧電流の柵っていう
そうそうそうそうそうそう
あれ嫌な嫌な
嫌なタイムリミットサスペンスみたいなことするじゃんみたいに思いますよね本当に
うんうんうん
やめてそこは押さないでまだまだみたいなね
うんうんうん
あれが本当にもうドキドキしてたまらなかったですけどね
あれもちゃんとねこう電気が通ったらランプが点くのとかも表現してるの上手すぎるなと思って
説明なしに電気が流れたらここが光っちゃいますっていうのを言ってるから
なんて丁寧なんだって思いますね本当
そうなんですよ
なんかだから本当に見るだけでそのビジュアルだけで完璧な説明ができてるので
しかもそこ例えば車が落ちてくるのもグラントがちょっと手をかけてハンドルがくるって曲がっちゃったから
木の枝が引っかかったら物が落ちるよっていうのもサラッと描くんですよね
そう全部本当好きがないんだよな本当に
ちょっと一個聞きたいことがあったんですけど
あの厨房に入ってくる手前でラプトルの鼻息で窓が曇るってシーンがあるんですけど
恐竜ってそんな体温高いんですか
えっとですねあれは恐竜温血説っていうのを唱えてたバッカーっていうのがまさにグラントのモデルなので
はいはいなるほど
そうなんですよだからあそこで恐竜温血動物だっていうのを表現してるんですよ
なるほどはいはいはいそういうことか
だからこそ夜にもティラノサウルスは動けますし
はいはいはいはい
で割とそこは結構リーズナブルだっていうふうに最近は考えられていて
まあそもそもそれのきっかけになったのがまさにベイノニクスなんですけど
はいはい
彼らがたしか集団で発見されたところから
群れで狩りをするよう運動的な動物だっていう話が出てきたっていうのが
温血説の結構大元にあるような
うんうんうん
あーそうか
群れで狩りをするって温血動物じゃないとできない
そうなんです
ですね
そうかなるほど
はいはいはい
確かにそうか
はい
まああのハギ爪ですよねで明らかに攻撃的なものを持っていて
でしかも確かあの時はハドロサウルス科の草食堂恐竜の近くで複数体発見されて
なのでおそらくその群れの中で弱ったものを狩りをして捕らえたっていうような生活感だったんだろうというふうに考えられたんですよ
うんうんうん
っていうところがきっかけになっていや恐竜ってやっぱ温血動物なんじゃない
だって鳥のその方が鳥の祖先だっていうのにも都合がいいんですよ鳥は温血動物なので
うんうんうんそうですね
そう
ちなみにあの中で最初グランプラの方がさらっと言ってましたけど
昨日って言ってその呼吸も非常に効率の良い呼吸方法これ鳥がもうすでに獲得しているものなんですけど
常に肺に酸素が入り続けるような呼吸器官の形を恐竜はすでに獲得してたって言われていて
それもまあ温血説の一個の根拠だっていうふうに言われてます
なるほどな
なのであそこは意外と当時の最新のスカントン・バッカー博士って結構恐竜学の中では
ある種今の現代恐竜学をメジャーにした恐竜温血説っていう本を書いて
中で確かにティミーがちょっと話してましたけどね
はいはいはい
あー
あんな分厚い本があるんだって話しててあれあの大ベストセラーになった本で
あ、そのことを言ってたんだ
そうそうそうそうそうそう
なるほどなるほど
えーあんまりちょっと僕バッカーさんのことは全然知らなかったな
あとなんかそのジェームズ・ホーナーはなんか知ってたんですけど
うん
あれですよねマイヤ・サウラとかで有名な人ですよね
そうですそうですマイヤ・サウラとかで有名だし
ホーナー自身は確かティレノサウルスはスカベンジャーだっていう仮説を結構唱え続けてる人なんですけど
あーはいはいはい
死肉を食べるという
あ、そうですそうですそうです
なんで結構恐竜学の中では割と変わり者扱いされてるところもちょっとグラントっぽいじゃグラントっぽい
うん
感じもあるかなーと思いますね
うん
ちなみにあのバッカーに似てる古生物学者はロストワールドに出てきます
あ、そうなんですか
あの外見知ってるとあ、これバッカーだなっていう
あ、そうなんだいやちょっともうロストワールドだいぶ覚えてないな
まあティレノサウルスにサクッと食べられちゃうんですけど
まあ明らかにモデルにしただろうなって人がいますね
なるほどなー
いやー
あとちょっとあの科学描写で見て面白かったのが
あのさっき言ったように当時ってゲノムとかDNAみたいなものがまだまだ途上段階の発展途上段階の領域だったので
途中でそのラボの中でDNAを解析してますみたいな絵があったと思うんですけど
今なら絶対やらない方法で解析をしていて
へー
どちらかと言うと化学的にその構造を確か立体としてすることで
そこにある遠気を見ようとするみたいなところがあったんですけど
今の方法だったらどちらかと言うと波形をこう出すっていうふうな表現になるんじゃないかなと思っていて
はいはいはいはい
その辺はもしかしたらその当時のその化学館のレベルでの表現だったのかなーっていうのは見たり見て思ったりはしましたね
うーん
まあちなみに見てて一番一個だけサイエンスティフィックに疑問だったのが
その卵ってどうしてんだろうっていうところで
卵の殻は原生の動物扱ってるはずだよねっていう
だって彼らは埋めないわけだから
なんだけど明らかに殻は原生の動物のどれでもないんですよ
あの殻どうやって作ってるんだろうっていうのは見てて疑問ではあったんですけど
もうそんなところに気づく気もしないですよねその感覚
そうだったっていう思いが浮いてました
おそらくあれって鳥かあるいは何かの爬虫類の卵にエンブリーを
デニスが土地で盗む冷凍されてるやつですね
あれを多分移植して生まれさせてるはずなんですけど
にしては現代のどの動物でもないなっていう
そこまではわかんねー
殻をしていてこれは恐竜だろっていう殻なんですよ
そこはちゃんと
古生物学的には正しいんです恐竜の卵の形としては
そうですね確かにそういう細長いイメージとかはありますよね恐竜の卵
あーそうかそうかそうかそうかそれを産むやつはいないはずだから
そうそうそうそうそう
だとしたらこの卵はじゃあどこからってずっと思いながら見たりはしました今日
今回初めて見て
そこを注目して見ちゃいましたね
いや次元が違うのよ見てる次元が
僕の視点とかはリフォルタウルスにエリマキはないよねぐらいの視点なんで
見てるものが違うわって思いました
あの毒飛ばすやつですか
はい
あれ完全オリジナルですよね
ただ最近毒を持ってる恐竜はいたんじゃないかって話までは出てます
おーまじか
はい
明らかに牙にその毒蛇が持ってるようなその毒を流すための
はいはいはい
跡みたいなものが残ってる恐竜が見つかっていて
えーそれは何の恐竜の仲間とかに近いんですか
えっとラプトル系の恐竜です
あーやっぱラプトル系なんです
中国のウモ恐竜の一種なんですけど
へー
なので可能性としてその形態を取り入れるのは毒を持つ動物なので
その毒蛇出しのようなまあ吐いたりはしないと思うんですけど
噛んで毒を注入させるような恐竜はもしかしたらいたかもねっていうのは最近言われたりはしてますね
そういえばあいつも視察してくる時に出てこなかったやつってことでしょうねあれ
そうですそうですあの1番最初のとこでデロフォサウルスの森ですって言ってみんなが注目するんだけど何にも出てこないっていう
あそこに本来いたはずなのはあいつっていうことですね
ですよね
うん
いやそこも丁寧なんだよな
あれ多分子供なんですけど
あそうなんすか
そう
だってもうちょっと大きいですよね
そう大きくなるはずです
多分3、4メートルぐらいにはなるんじゃないかな
うん
へー
いやあんな毒飛ばすやつを回ってみんの怖いなって思わない
車でも大丈夫なんかっていうね
嫌ですよねあれ
確かにダメそうですけどね
なるほどないやさすがだよなさすがだな
いやほんとさすがだなって思いますほんと
はいはい
うーんそう
ちなみにあのねどりの今見ると
彼も結構ある種バルモノ的に
はい
ある種事故のためにやってるって感じで見えなくはないんですけど
様々見たら多分超ブラックな環境で働かさせるわけですよ
いやそうなんですよね
いや
あのパークの中でエンジニア1人だけって今考えたらありえないじゃないですか
そうですね
もっと複雑だしたくさん人いるしっていう
そうそうそうそう
今見るとやっぱりこう社会人になってみるとすごい
ヒアリーハット的な観点でちょっとみたいなっていうか
のもやっぱこう思うとこありって感じの映画になってますよね
ジュラシックパークって
そうなんですよそうなんですよ
お仕事元として見てもね
あーこれやっちゃいけないことやってるなーみたいな感じで
プンプンしますからねみたいな
あの冒頭のラプトルを檻に入れるシーンの
安全管理のできてなさやばいですよね
あれやばいですね
あれはやばいですよね
マジちゃんとロックしたから呼び差し確認だろうみたいな感じだし
ひどいですよねあれはもう重大インシデントって感じですけどみたいな
全体的にあのパークね人手不足が多分はなはだしいんですよ
ですよね
うん
いやーはむのさんまあ超ブラック思考だと思うんですよねマジで
いやー彼の元では働きたくないですね
そうですね
いやーあのちょっと今もう高校屋みたいになってましたけど
若い時エグいと思うんですよあの人ホンマに
もう嫌いな人たくさんいそうですよね
うんうんうん
でもその人があの一人ポツンとアイス食ってるシーンのあのもう滲み出る老い
あのシーン大好きなんですけど
いやー最高ですよねあそこね
そうなんかハモンドという人は本当あの極悪人になると思うんですけど本当にあの絵描き方によっては
そうにはなってないっていうバランスはやっぱすごいですよね本当にね
クライトンの原作だともうちょっと悪人なんですよ
あー
うん
もうちょっとなんか悪辣な感じというかもう商業主義に走ってるような感じなんですけど
やっぱりそこにちょっとしたこう人間味というか
作り手の業みたいなものを背負わせるスピルバーグの何ていうか脚色の上手さですよね
うーん
フェイブルマンズ思い出しましたもん
うんうん
本当にそう
ものづくりの業の話やなと思って
いやより本物らしきものを作って楽しませたいっていうのが行った果てに
いや本物になっちゃダメでしょってなってるっていう
その現実にその影響を与えてしまったらダメでしょっていう
暴力を絵描く映画が暴力を現実に促したらダメでしょみたいな
なんかそういうものにも見えて
それをあのもう置いた背中で見せられるのがもうすごいなと思ってあそこ
そうなんすよねまあそれこそねまさに
スピルバーグ自身が上手でやってしまったことでもあるわけですし今考えてみれば
そうなんすよねそれって
あるいはねマーティン・スコセッシで言うならタクシードライバーでそういう影響を与えてしまったってこともあったりするし
っていう映画自体のこうの話でもあるんですよね
うんうんうん
いやあのそれを踏まえてなんですけど
本作は割とその後サクッと終わるんですよね
ハモンドと対峙するのってサトラー博士だからあのシーンで
だからちょっとそのあんまり深くなりきらないいい意味でサクッと終わるんですけど
グラントと対峙してたらむっちゃ味が濃くなってたと思うんですけど
多分ちょっと全体のバランス壊れるぐらいそのシーンの味が濃くなりすぎるんちゃうかなって気がするんですよね
確かに
でなんですけど僕本作の中でねもう引退かなみたいな言ってるじゃないですか
恐竜考古学者なんて引退かなみたいなのに対してマルコムが絶滅だろみたいな
ちょっと気の利いたことを言ってるみたいなシーンがあって
そのグラント博士が今後どうなるかってちょっと本作の中では分からないというか
あくまで生きて帰りましたなんですけど
僕続編で化石の発掘続けてるのかっこよすぎるなと思ってるんですけど
そうっすよね
バイオテクノロジーで恐竜らしきものは再現できるようになったとしても
考古学としての恐竜の発掘は続けますってかっこよすぎないかなと思ってあれ
それはバイオテクノロジーだし同時にエンターテイメントでしかないので
歴史としての考古学としての恐竜の研究は続けますっていうのをやってるの
むちゃくちゃかっこいいと思うんですよねあれ
だから3ってねベロキラプトルの話からまた始まるんですよね3ってね
あーそうでしたね3は彼らの泣き声の中モテるみたいに作るみたいな
そうそうそうそう
なんか3Dプリンターみたいに作るみたいな感じのとこから始まりますよね
それはね本物にあった後に生体みたいなものを化石から再現しようって
まさに古生物学のもう王道中の王道みたいな研究をされていて
いやー本物だなっていう
ただ若干思うのはジュラシックパークで大人になったはずなのに
若干子供に戻ってるところもあったなと思うんですけど3に関しては
いやそれもありやなと思ってて
その映画が大人になることを促してくることに対して
いやまだ子供でいるって抗うのかっけーなってちょっと思ってるとこもあって
なんかあのまあいいんですよあのジュラシックパークの中での
まあこう偶然連れ添った子供2人に対してのちょっとその導く役割守る役割として
ちょっと父的なことになって成長したかなみたいになって
サトラー博士がニヤニヤ見てたやつじゃないですか
それはそれでいいんですけど
いやでも俺って結局ガキでなんでねってこれやり続けますみたいなので
ちょっとかっこいいなって思っちゃうんですよね
だから若干なんですけど3のグラントニは
ワンのハモンドみたいな匂いをね感じなくはないんですよ
少しだけ
やっぱその螺旋から降りられないんですね
憧れは止められねえんだってなって
しかもそのものを見ててもそれが折れてないっていうのがすごいなって
もうなんていうかゴールがまあ仮初めのゴールなんですけど
一応ゴールが見せせられてそれに対してある種の失望もしてるはずだと思うんですよね
で二度とそれにはたどり着けないっていう
もう絶対にたどり着けない夢を一旦現実で見せせられてでも折れてないって超かっけえ
でそれに関してちょっとくっつけ加えると
あのセリフって制作現場でまさにCGIの恐竜を見た
フィルティペットあのコマ撮りのマッシュですけど
彼が言った言葉なんですよ
僕ら絶滅だよねって
でもフィルティペットってその後コマ撮り続けてるじゃないですか
かっけえ
だからあの姿勢はちょっとフィルティペットでもあると思うんですよね
ですしジェラシックパークのあのCGがなぜこんなに古びないかって結局CGになりました
ただやっぱり最初不自然だったらしいんですよ映像が
でフィルティペットってめちゃくちゃ動物オタクなんですよ
とにかく動物の動きを真似てそれをどうやって再現するかってことに命をかけてた人
彼がCGIチームに加わるんですよ
でティラノサウルスの重心はここにあるはずだからこういうふうに動いた方がもっとリアルだとか
ブラキオサウルスならここの足をこう動かさないと体重が乗っかってるように見えないとかっていうふうな指導をするわけですよ
それで生まれたのがあの映画なので
なるほどな
すごいあのやっぱ楽しなかった人だけがたどり着いてる真髄があるんですね
そうなんかそこのなんていうか身の詰まり方というか本物を目指す
だからある意味ハモンドではないんだけどでも本物を目指そうとはするっていう
なんかそのやっぱりすり合わせの中でやっぱり当時の最高級でもあるし
なんだかんだ動きの面で言ったら今のワールドシリーズよりもやっぱりちょっと度が抜けてると思うんですよ一作目って
それこそアニマトロニクスの動き方とかもうちょっとやっぱ異常なほど本物にしか見えないし
なんか映画のマジックが起こってるとしか思えないけどそれはもう明らかに
そのそこにいる人たちが全力を尽くして作ったマジックでもあるので
なんかそういう意味で本物のジュラシックパークだなと思うんですよあの映画って
いや本物そうですよ
であのちょっとさっきまで言ってたことと逆説になっちゃう部分もあるんですけど
現実としての恐竜は実現しちゃいました
でも俺はそのここにはない恐竜を追い求め続けますっていうそれまた映画作りじゃんって思うんですよね
現実があるありますってもうそれには絶対にたどり着けないですが
恐竜の研究を続けます映画を撮り続けますっていう感じにも見えるんですよね
でそれがいつか古びる時も来るかもしれないと思うんですよ
冒頭でもグラント博士コンピューター使うの苦手みたいなあれも示唆的だなってめっちゃ思ったんですけど
もうコンピューターグラフィックスが映画の歴史を変えたまさに金字塔みたいな作品じゃないですか
その中で主人公がコンピューター苦手なんですよねって描かれてるの結構示唆的だなと思うんですけど
いやもう古びたとしてもたどり着けないとしてもやりますっていう
このエンターテインメントという道をっていうね
そうでそれはまさにlife found the wayなわけですよ
そうですね
新たな道を見つけるんですよね
いやーなんかそこだなぁ
いやさすがだなぁって思いますし
あとやっぱなんかそこになんかめちゃくちゃ肯定感を与えてくれるのって
僕はジョン・ミリアムズの音楽もあるよねって思ってるんですよね
はい
なんなんすかねこのすっごい肯定感ありますよねなんか全てに対しての
劇中に描かれるちょっと生命とか倫理的なものに対する問題提起とか
自然へのおごりみたいな部分みたいなのも描かれてますけど
トータル全部なんかそこに圧倒的な肯定を持ってなんか答えてくれるメインテーマって感じしませんか
なんか僕あれほんとすげーなって思いますけど音楽の力やべえと思ってるんですけど
しかもあれ聞くとわかるんですけどその恐竜ごとに多分テーマを設けてるじゃないですか
そうですね
それこそだからその一番メインテーマジェラシックパークのテーマというか恐竜のテーマとしてあるメインテーマがありますけど
あれはもうまさにブラキオサウルス的な雄大さみたいなものを表してますし
一番最初の音が完全に鳴き声なんで
ラプトルのテーマはラプトルのテーマでこう感高いような鳴き声があったりとか
なんかその恐竜っていうものをどう音楽に落とし込むかっていうのに本当に成功してるなと思って
もう小中とあのサントラを永遠と聞き続けたんですけど不思議なのがサントラ聞くと場面が浮かぶんですよ
はいはいはいはいはい
完璧に場面が浮かぶんですよ
そのぐらいなんていうかもうほぼなんだろうなオペラ買ってぐらいまで多分場面とマッチしていて
なるほどなぁ
多分だからフィルムスコアリングっていうやつだからおそらくもんですけど
その場面の尺に合わせてそこに対する音楽をつける
プラスそのモチーフとなるものメロディーっていうのをしっかりそこに配置するみたいな
ライトモチーフとかって言われるやつですよね
もうそれずっとやり続けてるというかだからこそ偉大な人なんですけどみたいなのありますけど
それがやっぱ今回も当然のごとくうまく聞いてくるっていうとありますよね
やっぱその隙のなさ本作やっぱちょっと続編にはないですよね
うーん
なんかこの完全に調和してる感じはやっぱジャスティックパーク一作目だからのなんか
あの音楽が定番化した後には出せないじゃないですかその完全さって
まあまあそうなんですよ
それこそ定番化した音楽は島のテーマだったりしますからね実はね
恐竜じゃなくて
そうですね
あとまあそのマニオさんがさっきおっしゃってたのは思ったんですけど
ジョーズのテーマって本当恐怖しか煽らないんですよね
うんうんうん
そうそうですね
サメは怖いですしか煽らなくて
でもやっぱジャスティックパークは異形の念があるなって思うんですよね
恐竜に対する恐れ上山ってるなっていう感じがあって
なんかそこにもう作品そのもののなんか根幹にあるスタンスの違いというか
思想の違いみたいなものはすごい感じるんですよね
確かに確かにそうか意外と音楽による見え方っていうのも結構あるかもしれないですね
ジャスティックパークって後半ずっと恐怖で面白さが持ってる映画なんですけど
でもメインテーマが恐怖を煽ってないっていうのがすごいなって
そうなんですよね
いろいろなんか問題とかなんかいろあったけど
結果やっぱそこのロマンに勝てないじゃんみたいな感じなんですよね
やっぱ最後に締めくくり方というか音楽聞いちゃうと
やっぱ勝てねーっすわそこにみたいな
っていうのがやっぱすごいあるんですよね
何度見てもあのベロキラプトルにもう終わるっていうシーンでティラノサウルスが出た瞬間のもう
うおーですよね
うおーの感じ
ちょっと待ってましたって感じですよ
あのシーン普通にピンチが継続しているんじゃねって思っちゃうんですけど
そうなんですよ本来であれば
本来は確かにそうです
より大きな脅威が現れただけなのではって思うんですけど
でももう大丈夫になったわってなってそのままシュッと終わるから
すごい気持ちよく終わるんですよね
そうなんですよね
まあそもそもあいつどうやって入った問題とか結構あるんですけどいろいろ
まあそれはね考えてみれば
いやでもなんかあのシーンやっぱいつ見てももう上がるんですよもうとにかく
ねーもうそうなんですよね
なんかもうそこに飾ってる骨格のレプリカですよね
多分ねおそらく
バンって崩していくところとかもやっぱなんかちょっと
いやーなんか強いメッセージで感じるなというか
はいはい
その後にこう垂れ幕がダイナソーズ・ザ・ルール・ジアースっていうのが
降ってくるところがもう出来すぎだろっていう
出来すぎなんだよねっていうもうでもね見惚れちゃうよねっていう
そうだから恐竜ってやっぱ怖い存在だよねって言ったけどやっぱかっこいいよねって最後言ってくれるんですよあの映画
ね
そうなんだよっていう
全恐竜好きもううんって言ってるシーンですよねそこはね多分ね
いいですねなんか最後に恐竜と映画に対するロマンが全部に勝つっていう
本当あのエンディングの感じ最高なんだよな
はいちょっと時間が来てしまったので
すいません喋りすぎましたね