00:00
今日のテーマトークは、『ツイスターズ』です。
では、マニオさん、解説お願いできますか。
映画ドットコムより解説を読ませていただきます。
超巨大竜巻が多数発生したオクラホマを舞台に、
知識も性格もバラバラな寄せ集めチームが竜巻に立ち向かう姿を描いたアクションアドベンチャー。
ニューヨークで自然災害予測して被害を防ぐ仕事をしている気象学の天才ケイトは、
故郷オクラホマで史上最大規模の巨大竜巻が連続発生していることを知る。
彼女は竜巻に関して悲しい過去を抱えていたが、
学生時代の友人ハビから必死に頼まれ、竜巻への対策のため故郷へ戻ることに。
ケイトはハビや新たに出会ったストームチェーサー兼映像クリエイターのタイラーラとともに、
前代未聞の計画で巨大竜巻に挑む。
ザリガニの鳴くところのデイジー・エドガー・ジョーンズが気象学の天才ケイト、
トップガン・マーベリックのグレン・パウェルがストームチェーサーのタイラー、
トランスフォーマー・ビースト学生のアンソニー・ラムスがケイトの友人ハビを演じた。
ミナリのリー・アイザック・チョン監督が夢画本を撮り、
レベナント・よみがえりしもののマーク・エル・スミスが脚本を担当。
はい、ではここから内容に触れる話が入っていきますので、
ネタバレ気にされる方はぜひ見てから聞いていただけたらと思います。
はい、では沢井の感想、マリオンさんいかがでしたでしょうか。
はい、そうですね、面白かったですね。
なんか古き良きというか懐かしい映画ではあるんですけど、
その懐かしさをきちんと現代的な感じに作り上げた映画だなって感じがすごいしました。
前作、あんまり繋がりみたいなのはそこはないですけど、
90年代の映画で、あの感じのちょっとどこか牧歌的で、
アメリカンな感じ、ザ・アメリカンな感じっていうのをエッセンスとか精神性とか入れつつ、
でもきちんと今っぽい映画にもちゃんとなってるのかなっていう感じのチューニングがされてるかなって思いました。
ちゃんとここにアメリカの精神性あるよっていうのをちゃんと言ってくれてるみたいな映画って感じがすごくしましたね。
アメリカってハリウッドとかニューヨークだけじゃねえんだぞみたいなことを言ってるような感じもすごくしましたね。
なんかそこがすごくこの映画の魅力なのかなって思いましたし、
やっぱちゃんとこれ、やっぱ映画って大事っすよみたいな、映画っすよみたいなのはちょっと生きてくるようなね、
ラストの展開とかね、あ、そこが舞台になるんだっていうところとか踏み入れてるんですけど、
なんか本当にこういう映画の繋いできた線みたいなのを途切りさせちゃいけないなっていうのはめちゃくちゃ感じるような映画でしたね。
はい、ホイさんいかがでしょうか。
めっちゃ好きでした、この映画。
そうですね、自分の映画の原体験って、
たぶん親とユニバーサルスタジオジャパンに行くときに、そこのアトラクションの原作になった映画全部見てみようっていうところだったんですよ。
03:09
だからおのずと80年代から90年代ぐらいの、特にスピルバーグが監督している作品群っていうのを一番最初にレンタルDVDで見たっていうのが自分の映画の原体験なんですけど、
この映画にはそれと近いというか、まさにそれそのもののDNAみたいなのをすごい感じて、
もちろん製作スタジオがアンブルムなんで、もちろんそれはあるだろうなと思うんですけど、
特に好きだったのが、ケイトとタイラーのハリケーンに対する態度が僕はとにかく好きで、
怖いものなんだけど美しさに惹かれてしまうっていうそのバランス。
それがめちゃくちゃ何回も怖いものだって分かってる。何なら友人を、あるいは恋人を殺されているにも関わらず、それでもやっぱり追い求めてしまうっていう、
そのなんかこう歪んだというか、なんかその両方がないまぜになっている感じ。
それがしかも映画自体もそうじゃないですか。美しさと怖さっていうのを両方描くっていう。
なんかね、そのバランスがものすごく良くて、だからデザスタームービーあるいはファニックムービーにおける僕も、
このバランスが一番やっぱ好きって思ってしまって。
たぶんバイブルがジェラシックパークだからなんですけど。
いやですよね。そのイズムってジェラシックパークですよね。
そうなんです。
確かにそうだな。
恐ろしいものを美しいと思っている人たちの話ですよね。
そうなんですよ。
確かに。
そういうところがもう、自分はとにかく刺さってしまって、割と今年ベストに入るなっていうぐらい好きですね。
僕もですね、むちゃくちゃ面白かったですね。
この映画が当たってないことに僕は絶望しています、本当に。
これが客呼べなかったら何で呼べるんだよと思ってるんですけど、本当に素晴らしい映画だと思ってて。
パニック映画を2020年代の今作ったらどうなるかっていうバランスで作ってるっていう面白さと見やすさ。
やっぱりこういう映画って面白いじゃんって改めて言い直すような作りの上手さっていうところと、
あと僕は注目してたのはグレン・パヨエルの役回りなんですけど、
あと彼が象徴しているカントリーなアメリカの物事と言いますか、
本作の中にある有害じゃないマッチョさと、
その踏破性のないナンブイズムと言いますか、
そういう部分って今見たかったものかもしれないなってすごい思ったんですよね。
非常に気持ちよく見れた映画でしたね。
ではその感じでお便り紹介していきたいと思います。
06:04
結構お便り多くてですね、内容一部抜粋して紹介させていただきたいと思います。
ではまず絵村さんからいただきました。
前作は見たということしか記憶にない程度の状態で本作を鑑賞しましたが、非常に満足できる作品でした。
もはや怪獣と大差ない竜巻。
そんな竜巻が大量発生し、とても人間の住む場所とは思えないようなオクラはたまりません。
そして主演2人も素晴らしかった。
特にグレンパウエルが演じたタイラーは秀逸。
グレンパウエルの顔がいいのでしょうね。
軽薄を装っていても根は誠実なように自然と見えます。
上映中、K-TECのデイジー・エドガー・ジョーンズの前主演作、
ザニガニの鳴くところにもグレンパウエルがいたらなぁと思いながら見ていました。
ありがとうございます。
もうね、グレンパウエルが良すぎるんですよ。
今あんなにテンガロンハットが似合う奴いないだろって言ってますよね。
そう、なんかめっちゃウサン臭いじゃないですか。
顔が。
軽薄装って言ったね。
でもそのおかげで逆にそれ以外の全部爽やかでちょうどいいバランスになるんですよね。
これ、トム・クルーズに通じるものがあると思うんですけど。
トム・クルーズも笑顔ウサン臭いじゃないですか。
でもそれによってすごい良いバランスのキャラクターになり得てるというか。
うんうんうん。
なんか腹に血没ありそうだぞってこっちが思いながら、でも実はみたいなのがそのまんまライドできちゃうというか。
なんか、実はいい奴をビジュアルで体現してるかのような。
いいんですよね、ほんと。
まさにトップ側マーベリックの時も結構そういう役ですからね。
私、恋するプリテンダーでもね、この軽薄さがチャーミングでいいんですよねみたいなね。
このちょっと僕もトップ側マーベリックと恋するプリテンダーを見てからのツイスターズなんで、もうグレンパウルすげえなって。
唯一の貴重、これを大切にしていかなきゃいけないみたいな感じですよ、ほんとに。
で、デイジー・エドワー・ジョーンズを見ると、この番組的には座輪の鳴くところを思い出すわけなんですけど、
あの時はね、相手役が非常にめちゃっとした嫌な感じの南部気質、男らしさのために女性を束縛する非常に嫌な男性像が出てきましたけど、
今回、表面上の気質は近しいもののはずなのに、全く異なる非常に爽やかな南部気質みたいなものが見せられて、
09:05
いやー、グレンパウルだったらよかったのにねって今僕も思ってました。
はい、じゃあ次行きましょうか。
はい。ムニーマンさんからです。
国中を揺るがす超ド級の竜巻が退去して押し寄せるB級映画かと思いきや、予想外の大満足でした。
威風の対象、好奇心の矛先、重複すべき脅威、様々な竜巻の姿がテンポよく描かれ、ご都合主義に確かな感及を添えてくれました。
全幅の信頼を置いていた車載ドリルが風圧で敗北しそうになったシーンは、大げん上映だったら迷わず、負けるなドリルと絶叫していたことでしょう。
タイラーのヒールゼンとした登場からの大躍進には一瞬ひっきいきしましたが、そもそもケイト自身もハビの車で電撃規制したり、改造車のスイッチを闇雲に押しまくったりと、割と切な的に生きて成功してきたように見えたので、根本的にフィーリングが合っていたんですかね。
それにしても冒頭のもう笑わせないでとはにかむケイトに即禁じにしたのは私だけでしょうか。
ありがとうございます。
あのドリル、土に刺してもそんな固定できるのかなってすごい見ながら思ってたんですけど。
僕、竜巻映画っていうとイントゥーザストームって映画あったじゃないですか。
ご覧になられてる方いないかもしれないですけど、あの中でストームチェーサーが出てきて、その時にすっげー走行車みたいなのが出てくるんですよ。
タイタスっていう凶々しい名前のめちゃくちゃヘビーのやつがあって、あれめちゃくちゃすごいでっかいアームが出てきて、それで土をガシャンって取れるじゃないですか。
つかみ込んでみたいな感じだったんですけど。
それを見てたので、確かにあれ大丈夫かって感じはしましたよね。
確かにもう許そみたいなふうに思いました。
あれもなんていうか、自前でできる装備っていう手作り感が全体的にあってよかったですよね。
そうですよね。
まああれか、向こうの人は車に金かけるしな、ああいうことするやろうな普通に。
はい、じゃあ次行きましょうか。
タウルさんからいただきました。
ツイスターズは今年ベストと言っていいほど面白くて、iMac、スクリーンX、4DXなど経営4回目に行っています。
スピルバーグ製作のアクションアドベンチャーの見やすさを軸に、前作からのハワードホークス的な明るいロマコメ要素、
ジョセフ・コシンスキーの嫌味のないマッチョ風味、
初演3人を筆頭に旬と期待の俳優陣の集結感、
そして何より監督リー・アイザック・チョンのアメリカ南部への愛が詰まった見どころたっぷりの作品になっていると思います。
それと映画という怪物に惹かれ飲み込まれるのも、
それを何とか自分のものにしようとする映画についての映画という隠し味もあるように感じました。
何か要素を振り下げるとちょっと半端かもしれませんが、
12:01
逆に言うと、そこのバランス感覚が良くて、多くの人が楽しく見られる作品なのではないでしょうか。
これが答えとは言いませんが、ハリウッドが目指すべきエンタメ対策の一つの鍵になるのではと思っています。
ありがとうございます。
タルさんとは直接ツイスターズの話をたっぷりしたんですけど、
タルさん、こういう映画めっちゃお好きじゃないですか。
分かりました。
バランスなんですよね。
ジョセフ・コシンスキーの闇のないマッチ風味。
そこはやっぱりトップガンマーベルクにあった要素かなと思うんですけど、
あんなゴリゴリのマッチュ集団なのに、あんまりトキシックじゃないっていうところが、
やっぱり非常に爽やかに見れるところというか、
僕らが憧れてたマッチュってこれだったわみたいな、
改めて思い出すみたいな感覚もあって、
それをちゃんと今の感覚で作ったら、見たかったものだったわみたいなのを見れた感覚はあるんですよね。
いいんですよね、そういうところが。
しかもロマコメ要素もロマコメ要素で、過剰じゃないあたりとかもすごくよくて、
そこがちょうどいいぐらいのバランスなんですけど、
この二人くっつくのかくっつかないのかって、そこをやきもきさせることよりも、
とはいえても台風は来るしみたいな。
やっぱね、キスしないのがいいですよね。
終わり方いいですよね。
その感じで終わるのがいいっていうのはわかりますね。
僕キスしたら絶望してますよ、本当に。
ちげーんだよ、この二人は一緒に竜巻追っかけてるのが一番いいんだよと思って。
矢印がお互いじゃなくて竜巻に向いてるところで、
波長が合うっていうところが終始貫かれてるところがさすがだなって思いました。
そこなんですよね、やっぱ。
性愛じゃないところに、性愛に行くかもしれないけど、
その手前で映画が終わってくるから。
そこなんですよね。
素晴らしかったな。
ジョセフ・コシンスキーのキャリアをちょっと今見ながら喋ってたんですけど、
監督デビュー作がトロン・レガシー出てて、
あれもね、恋愛にゴールが設定されてないっていうところです。
非常に良かった映画だったんですよ。
確かにそうだわ。
言われてみればそうでしたね。
2008年の時点でそこにたどり着いてたのかな。
確かにそれすごいな。
2010年か。
トロン・レガシー2010年くらいですかね。
15:00
次世代の才能ですよ。
次世代じゃないか。
現役のバリバリと才能ですけど。
そうですね。
トロン・レガシーを経て、
次オブリビオンですよね。
そこでコブ・クルーズにフックアップされて、
フックアップを組んでみたいな感じですよね。
あとあれですね、
オンリー・ザ・ブレイブ。
オンリー・ザ・ブレイブもそうか。
ジョセフ・コシンスキーでしたね。
あれも素晴らしい映画でしたね。
あれも消防士集団という超マッチョ集団だし、
結構ホモソーシャルの話でもあるんですけど、
あれ結構ギリギリ楽しめるバランスなんですよね。
オンリー・ザ・ブレイブ。
確かに確かに。
確かにそうでしたね。
ちょっと久しぶりに思い出しました。
結構圧の強い男性コミュニティーの雰囲気はあるんですけど、
ただそれが、
有害まで行ききらない感じの手前で染まっているところ。
本作とかトップがマーベリックで、
もっとすえた感じの匂いのする男臭さなんですけど、
それをギリギリのバランスで見せている映画で、
臭みをギリギリで止めたマッチョを描く才能に対して、
ギリギリで止めたマッチョを描く才能に長けてるんですかね。
そっか。
確かに次は、
ブラッド・ピットと、
F1の映画と言いますよね。
確かにそれも結構好きですよね。
監督ですね。
いやもう絶対いいじゃんって感じじゃないですか。
絶対いいに決まってるよみたいな。
確かに。
今一番ジャンル映画を期待できる監督からも知れないですね。
一番期待できる。
新しい古き良きを見せてくれる感覚がすごいありますね。
そうですね。
では次のお便りいかせてもらいます。
飯倉さんからいただきました。
Twitterズ、YouTuberが悪く描かれていないところや、
人物描写がストレスなく見られる点は、
ちゃんと今の映画だと感じました。
一番グッときたのは、
記者の弁が町の人を助けるためにカメラを置いた場面です。
劇中で映画館のスクリーンが切断され、
竜巻が現れるシーンは、
観客が今目にしている構図そのままですし、
動画配信という調理に飲み込まれそうになって、
絶えている映画館のメタファーっぽいとも思いました。
ありがとうございます。
悪者のいなさっていうのは、
結構本作の重要なポイントかなと思うんですけど、
やっぱり前作のツイスターは、
悪者がいるんですよね。
悪者というか、かませ犬がいるんですよね。
主人公たちを裏切ってアイディアを取っていった、
強豪が出てくるんですけど、
18:02
そいつが非常に扱いが悪いんですよ。
本当に。
こいつ悪いやつですよっていう。
最後がね、
ツイスターのネタバレしていいと思うんですけど、
本当に昔の映画でよく見た、
主人公たちが直接手は下さないけど死ぬんです。
本当によく見ましたよね、こういうの。
そんなに悪い感じに観客は思わないような話だったんですよね。
悪いことが起きても。
あともう一個前作のツイスター、
主人公の男性の方の今の婚約相手っていうのがあって、
女性の方の主人公は元結婚相手なんですよ。
結婚してるのを離婚しに来てるんですよね。
婚約相手を連れて。
その連れてきてる今の婚約相手が、
本当によく見たパニック映画でキャーキャー言うような女の人みたいな感じでいるんですよ。
その人がこの竜巻に飛び込んでいく男女、主人公二人を見て、
自分から諦めるっていう。
うわーみたいになりました、僕はそこ見て。
そのベタな感じ含めて90年代っぽいみたいな感じで思ったんですけど、
それを今やらない。
やらずに90年代っぽくするっていうのが今作の見点。
正直昔からみんな嫌だと思ってたんじゃんって僕は思って、
だからなくなったんでしょって。
そうなんですよね。
やっぱそこが今っぽさかなとは思いますね。
観客のヘイトとかを集めるような役がそんなに誇張されて存在しないというか、
ちょっとそこに人間関係の少しムルタさみたいなのが感じないこともないんですけど、
そこはこの和気あいあい感で突破してくれてるというか、
最終的にみんな協力し合うっていうところのカタルシスで、
別の面白さを見せてくれてるというか、感じはありましたね。
あとラストが映画館っていうの。
ちょっと他の方のお便りがありましたけど、
やっぱり今の映画とはみたいなものに連なる読み取り方をやっぱりしちゃいますよね。
またそこでフランケンシュタインの怪物じゃないですか。
メッセージ性を読み取れそうで僕は読み取りきれてないんですけど、
21:03
そこにフランケンシュタインの怪物であることに。
クラシックな映画文脈を引き継ぐっていう宣言に見えんことはないかなって気もして。
映画の面白さの原点ってここでしょっていう。
怪物が出てきて和気あいうところでしょっていうのを引き継いでる。
でも今用の映画にしてますよっていう。
みんなでフランケンシュタインの怪物を見てるところで、
その映画館が壊れて竜巻が出てくる。
ツイスターズっていう次の映画が出てくるみたいな感じには、
見えんことはないかなって僕は受け取ったんですけど、
どう思いました?そこのあたり。
フランケンシュタインの映画もちゃんと見たことないからなって思ったんですけど、
あれも結構嵐のシーンとかなかったっけって思ったんですけど、
雷とか落雷とかを確か受けてフランケンシュタインの怪物吹き出すかな。
まあ嵐のシーンあったっちゃあるよなとかお二人はしたんですけど、
ちょっと僕も見たことないのでこれちょっとアップで分からないのであれですけど。
それとちょっと重ねてるくらいの機能か?みたいなところですか?
モンスターパニック映画の原初っていうのを一応引っ張ってきて、
それと今っていうのを繋げるっていう感じなのかなぐらいの読み解きでしたけど、
あれはなんか装甲なんか吹っ飛ばすぐらいに幕吹っ飛んでって、
その目の前で台風と対峙する主人公っていうのが見えてくるところが結構面白くて。
なんか映画見てる俺たちみたいな感じがすごいしましたけどね。
なんかスクリーンに嵐ドーンっていうかけがえでワーってやってる俺ら?みたいな感じがすごいしましたけど。
なんかすごいパワーで押し込められた感じというか。
なんか映画を見てる映画の我々の入れ子構造みたいなのが唐突にバッて出てきた感じがあって、
その発想なかったなって思いながらちょっと笑ってましたねあそこのシーンは。
映画館はね、すごいドーンって出ると思わなかったので、そういう意味もそう思いましたし、
やっぱり最後の取り出が映画館なんだっていうところがやっぱり厚みだったなって思いましたね。
僕らよりもちょっとありましたけど。
やっぱり映画ってなくしちゃいけないよっていうことだと思いましたね。
配信サービスがどんどんいってますし、
もちろんそういうことでやっぱり映画館の立場ってどんどん変わってきてると思うんですけど、
それでもやっぱりこの場所はなくしちゃいけないんだっていうこと。
映画という産業は残るかもしれないですけど配信とかもあって、
映画館は絶対残さなきゃいけないんだみたいな強いメッセージ性みたいなのが感じられる展開だったのかなっていうふうにも言いましたね。
確かに改めて思ってみるとデザスタームービーってやっぱり映画館で見た方が面白いなっていうのは、
今回見て改めて思いました。
それこそあんまり何か考えずに席取ったんですけど、
割とちょっと前の方で撮れて、前の方で竜巻見上げながら見るツイスターズいいんですよ。
24:07
僕怪獣映画も大体前の方で見ることにしてるんですけど、
怪獣の大きさを掴むためにというか、実感するために。
なんかそれって今回の映画もすごい、まさにツイスターっていう怪獣、
確か榎原さんもおっしゃってましたけど、
本当に怪獣のような竜巻に立ち向かっていくっていうところの臨場感みたいなものは、
やっぱり映画館でできるだけその劇場スクリーンを見上げる形で見るとやっぱり面白くなるし、
なんかそのための映画として作られてるんだろうなっていうのもすごい思ったので、
本当映画館のための映画って言っていいんじゃないかなと思いましたね。
いや、それを思えば思うほど日本でこの映画が当たってないことに僕は絶望するんですけど。
悲しくなりますね、本当に。
竜巻は引きないかーみたいなことなんですかね。難しいなーみたいな。
ツイスターでダメかーみたいな。
もっと見られてほしいですけど、本当に。
めちゃくちゃ流行ったんですけどね、前作。
これぞみんなで楽しいって言える映画じゃんって思っちゃいますね。
僕、前作ユーネクストで見たんですよ、今回ね。
僕も同じですね。
でもね、ユーネクストに入っているツイスターね、映像めちゃめちゃ劣化してるんですよ。
竜巻のシーンになると、もうその竜巻のVFXがJPEG劣化みたいなの起こしてるんですよ。
えーやだなー。
僕あれなんですよ、スマホで見たんですよ。
結構ね、スマホで見るのはちょっとって思ったんですけど、
いい感じに映像の粗さ隠してくれるんですよ。
細かい粗が見えないんですよ、竜巻の感じとかが。
なので、結構僕リアルに見てましたね、竜巻。
本当に光栄と思ったりとかしましたし。
全然バタ臭い感じが全く見えなかったんですよ。
僕テレビで見たんですよ、32型ぐらいの。
いやーもうね、ジャギジャギなんですよね、竜巻。
もう悲しくなりました、本当に。
竜巻がジャギジャギだなーって思いながら見てて、
ちょっとツイスターにボッと押し切れなかったっていうところもあって、
もちろん新作映画の配信ってなったら、
そんな圧縮されてない、劣化してない映像で見れるとは思うんですけど、
言うてもですよ、竜巻を見に行くっていうこと自体の面白さみたいなのはやっぱりね、
行こうやーってなっちゃいますけどね。
言うてもじゃないですけど。
前作でも面白かったなーっていう、前作で話したくなるもんなーっていう。
竜巻っていうもののモンスター性みたいなのは前作の方が強いとは思って、
27:01
自然現象というか意思を持った怪物として、より意図的に描かれてるというか、
そこのジャンル感が前作面白いですよね、やっぱり。
そこがやっぱり僕もすごい好きだし、
あと、ここでこのシーンあれやんって思ったんですけど、
途中竜巻がバーって木勢ぐらいになって、
家が飛ばされて、車の真ん前に家がドンって落ちて、その家の中突っ切るみたいなシーンあるじゃないですか。
これあれじゃん、2012で見たわ、みたいな。
2012年あのすっげーでかいリムジンの真ん前にビルがドーンとして、そのビルに突っ切っていくみたいなシーンがあって。
ここかー、みたいな。
まあ、ツイスターが原点かわかりませんけど、
あ、ツイスターからのこういう流れ感あるなーって感じれて、すごくわーってなったんですけど。
そういうスペクタクルの展開、ベタベタなところを含めてすごくいいなと思いました。
その点でいいと本作はそこまで意思を持ったモンスター性は強調されてないというか、
より純粋な自然現象として描かれてる感はあるなーとは思って、
そこが前作とのニュアンスの違いかなと思うんですよね。
だから怪物退治をしてるというより、やっぱり気候問題にみんなで取り組んでるっていう感じが強いのが本作の感じかなとは思いました。
はい、じゃあそんな感じで我々からトピック出していこうかと思うんですけど、
それなりにいろいろ触れながら話してきてると思うんですけど、なんかここっていうとこありますか?
ちょっと冒頭でも少し触れたんですけど、
2人のスタンスめちゃくちゃ良くないですか?
てか映画自体のスタンスなんですけど、
竜巻っていうものに対するその美しさと恐怖というか、
その両面からしっかり描いてくれるって意外となかなかできてる映画ないなって思ってて、
主に三面映画でですけど。
ですよね。
本作本当にそのバランス見事だったなと思って。
本作の爽やかに見れるところのすごい大きな要因だと思うんですけど、
大きい視点では社会問題に取り組んでる。
気候問題っていう社会問題に取り組んでる。
それに被害に遭っている人たちを救おうとしてるっていう視点が一つあるのと、
狭い視点というか個人的な視点としては、
あの人たち、とにかく竜巻が好きなんですよね。
別にそれを見ることができるかどうかっていうと、
そうですよね。
別にそれを何か矛盾してる概念とかとしても描いてないというか、
その好きを追求することと社会問題を解決していくことは対立概念などではないっていうことをしれっとやってる。
30:06
これめちゃくちゃいいと思うんですよね本当。
そうなんですよ。
それこそ例えば結構現実世界でも割とそうなんじゃないかなって気はしていて、
例えば病気を治すための薬作ってる人たちとかって、
病気の仕組みを知るのはすごい楽しいんですよ。
でもそのと同時に病気の人たちを治したいって気持ちも両方抱いてるわけですよ。
だから病気を治すための薬を作る研究を楽しいと思ってやれる人たちなんですよ。
それと今回のツイスターズのスタンスってすごい似てるなと思っていて、
科学者であるっていうのは根本やっぱ自分がどう楽しめるかというか、
科学者じゃなくても技術者でもある種追い求めるっていうことをすべてに通じると思うんですけど、
根っこに自分の好きがしっかりあって、
その好きがでも社会の中で被災したりとかっていう人たちに対してはしっかり真摯に向き合いつつ、
それでも自分の好きをどう仕事にしていくかっていうところを本当に爽やかに描いてるところが、
やっぱりこのバランス久しく見てなかったなって気がして、映画の中で。
やっぱりどこか正しさの方を優先してきたのが多かったイメージがどちらかというとあって。
そうっすよね。
なんかやっぱりそこをちょっと対立概念に見てしまいがちなところもあるし、
その未公対立を主人公のドラマにしちゃうみたいなとこも結構あるのかなと思うんですよね、フィクションの中で。
なんか世の中に報いなければならないけど、なんか俺が持ってるものは自分のものでしかないみたいな、
その対立概念って結構テーマになりがちというか、
例えばですけどアイアンマンとかってそういう雰囲気もある作品なのかなって気がするんですよね。
確かに確かに。
やっぱりアイアンマン個人の持ってる発明の才能を持ったエゴイスト、
でも同時に世界を救うっていう役割も持った人としての、
なんか俺自身はめっちゃちっぽけなのに世界背負ってるみたいなアンバランスさって結構アイアンマンの話の軸にずっとあった気がするんですけど、
そうじゃなくて、もう当然両立していいっしょみたいな感じで、
いいじゃん、君が楽しみながら世界を救うのはそれでいいじゃんみたいなことを、
別にそこに一瞬たりとも疑いの目を向けることなくストーリーが進んでいくっていうところが、
なんかすごい豊かだなと思って。
そうなんですよ。やっぱ結構描きやすさとしてはちょっとファナティックに描いた方が、
ファナティックに描くことの方がむしろ多いと思うんですよ、作品を見てた時に。
33:02
そこにちょっと狂ってるんだけど、チームの中で彼がいることでいいよねみたいなバランスで描くみたいな。
でもそもそも個人の中でそのバランスって多分取れてるはずだし、
てか取りながらみんなやってるんだけどなーっていつもそういう科学者描写見るたびにモヤモヤしてたんですけど、
なんか本作はそのバランスがとにかくすごく良かったです、本当に。
そこもやっぱり前作からちょっと進んでるとこかなと思うんですけど、
前作ツイスターってやっぱりちょっと死にたがりの人たちの話の雰囲気あるんですよね。
女主人公の方が自分の過去のトラウマから結構自暴自棄的に無謀な行動をしていくキャラクター。
それを追っかけていく男性主人公の方もアンバランサーを持ったキャラクター。
でもそういうエクストリームな人間が大きいことをやりますよねっていうのは前作にあった要素でもあるし、
割と昔のヒーローってそういうもんかなっていう極端な人が大きいことをするっていう感じの話多いかなとは思ってるんですけど、肌感覚として。
本作ってあくまでいろいろある個人の趣味思考とか主義主張とかあるいは職業の一つでしかない気がするんですよね、本作のストームチェイサーって。
でもその三中で世の中をより良くしていこうとすることができるっていう、別にそれは何か破滅的な人間などでもなく極端な人間などでもなく、単に竜巻が好きな人という属性っていう感じがあるのかなって気がしましたね。
見てて本当気持ちよくって、そこが。だからお仕事者としてもいいじゃないですか、そこって。
本当にみんなが真面目に向かい合ってるというか、問題に対処しようとしているだけっていう感じも含めてめちゃくちゃいいですし。
単純に少し前作の話でも触れてましたけど、犠牲者っていうのも結構ディザスタームービーの中で出るじゃないですか。
そこも割と無差別と言えば無差別というか、そこに関してもちろん主要人物は生き残るにしても、いついなくなってもおかしくないその無差別感がしっかり竜巻側にあるなと思って。
物語の中にその強度があるなと思って。そこもすごいいいなって思ったところ。
だからこそ、自分もここにいたら多分死んでるかもしれないし生きてるかもしれないしのゴブゴブな感じというか。
それがしっかりディザスタームービーってこうだよなって思える感覚になったのはすごい良かったです。
たしかにね。
36:02
ちょっと思ってたのが、バチバチに敵対関係ってなるわけではないっていうバランスにしてるのもいいんですけど、
対立構造的な感じで出てるのがちょっと、いわゆる概念的な感じですけど、ちょっとリベラルっぽい側とオシマっぽい側みたいな感じじゃないですか。
若干。
そうなんですよね。
たしかにたしかに。
友人のハビ側はどっちかというと最新テクノロジー駆使したリベラル的なイメージが付与されてて、
グレン・パーウェルたちの古来からいる古風なストームチェイスはどっちかというと保守っぽい感じみたいなイメージですよね。
カーボーイって言ってましたよね。
っていうものを、それがちゃんと、今、かなりの分断じゃないですか。分断して仕切ってしまってて、どうすりゃいいの?みたいな状態ですけど、
あの映画の中では、自然とちゃんときちんとタッグをちゃんと組めることが、それもある種の願いというか、あるべきだよねっていう願いをさらっとやってるんじゃないかなというふうにすごい思ったんですよね。
これがアメリカじゃないかみたいな。
その攻めき合いみたいなのを、攻めき合いというか、二大政党があって、そこのどっちに触れたり触れなかったりみたいなのが、そこによってバランスというか、
戦いに保ってきたものが、もはやちょっともうどっちかがどうでなければみたいな、分断のもとでいろいろ動いちゃってるよねっていうことに対するちょっと、
こうじゃないでしょ、俺たちみたいなことを描いてるのかなっていうふうにもちょっと思えたりはしました。
いやー、ありますよね。ロディを見に行ったシーンとか、たぶんこの人たち大部分が共和党に投票するんだろうなーみたいな感じで見てたから。
なんかそういうのを、なんというか、あしきものみたいな感じで、どっちかっていうとハリウッドってリベラルなので、ちょっとそういうふうに、描いてるわけではないんでしょうけど、そういうイメージをやっぱり持ちやすいと思うんですよね。
そういうわけじゃなくて、いや、これ何も関係なく、そんなリベラルや保守や関係なく、僕たちの原風景でしょ、アメリカ人全員の原風景でしょ、みたいなふうにこの作を描いてると思うんですよね。
だからこそやっぱりなんか、今回監督がミナリのヤイザック・チョンってことですけど、ミナリもたぶんそういう映画だったはずなんですよね。
全然ジャンルは違いますけど、やっぱりアメリカの原風景、そこにあるよっていうのをちゃんと言ってくれてる映画だなっていう意味では、本作並べてみるのすごくやっぱりそうだよねっていうふうに思いましたね。
39:10
なんか見てて、これってアメリカの魂なんだろうなみたいな思うシーンやっぱり多くて、本当にダダッピロイこう、何かを追っかけてる絵っていうのが、たぶんこれマリオさんがおっしゃってるアメリカの原風景なんだろうなってすごい思うし、
なんかすごいちょっとアメリカの神話を少し預けてる感じあるんですよね。持てる力を全部尽くして、テクノロジーも含めてね。それを尽くして自然と退治していくって本当にアメリカを開拓していった歴史そのものというか、それがアメリカでしょっていう。
俺たち全力で自然と戦ってきた、それがアメリカでしょっていう感じがあって、あとアメリカ人みんな大好きなオズと魔法使いがちょっと要素として入っててみたいな。
そうですね。
竜巻で飛ばされるものってオズの魔法使いでしょみたいな感じで入っててみたいな。
あと僕ちょっと思ったのは、車とかも見てて思ったのはやっぱアメリカばっかりですもんね。
確かに。
最初の方でケイトの、ケイトですよねキャラクターのトラウマのなるシーン、事件の時に出てくる車はトヨタのハイラックスサーだったけど、
トヨタから出て活躍する車は日本車は当然なくて、やっぱアメリカ車なわけですよねって。
すごいなそれ。
そこまで考えてないと思いますけど、トヨタだって思って、あれ?もしかしてこの中に、当然ここにあるのはアメリカ車だけだよなって思ったら多分アメリカ車だけだった。
すごいなそれ。
トヨタのクループも飛ばされたわけですね。
そう、トヨタは飛ばされません。日本車なんで。
というか、なんでそこを注目したかっていうと、前作がそもそも車映画としてめちゃくちゃ最高だった。
なるほど。
竜巻もだし、車映画としていいわけですよ。
すごい物々しいSUVとキャンピングカーが一列で走ってるアメリカのダダピロい場所みたいな。
そこでライバルの車を割り込んで来たりみたいな。
これも絵描き方こそめちゃくちゃ輝いてたんですよね。竜巻も輝いてますけど。
車映画としてもめちゃくちゃ輝いてる映画だったので、そこはコンサルも注目しちゃうポイントではありましたね。
確かにな。
ちょっと狙ってやってる気がするというか、アメリカという国で戦えるのはアメリカの車なんだみたいなのは、正直本作のテーマ的にはそうであるべきかもってぐらいには僕ちょっと思っちゃうというか。
42:14
そうそう。
やっぱりあのがたいのいい車じゃないと勝てないですよみたいな。
アメリカ仕様のでっかい車がありますけど、そういうことじゃない。
俺たちのスピードが宿ってるのはシボレーやフォードやみたいな話じゃんって言ったわけじゃないですか。
ワイルドスピードでドムガンの送るのがマッスルカーって言うのと一緒ですよね。
いや、そうだわ。絶対それやってるわ。
多分やってるんじゃないかな。
そうすると政府劇における馬みたいなもんですもんね、今回の車って。
別に日本車は竜巻に相手に弱いかもねみたいなことが描かれてたとしても、別に人種的に本作が入った感じもないというか、やっぱストームチェイサーの人種的多様性ってすごいあったと思うんですよね。
実際そうっていう風に話は聞いたんですけど、ストームチェイサーっていう人たち自体がいろんな質情を持ってる人たちの集まりだっていう風には聞いてるんですけど、
別にそこで白人一片党みたいな人種配分にもなってないし、もうみんなでやるんだっていう。
だから魂がアメリカのそれであれば人種は問わないんだって、なぜならみんなアメリカ人だからだみたいな。
移民の国ですからね、確かに。
アメリカにさえ乗っていれば。
アメリカであれば。
パンフレットとかで読んでたら、日本人のストームチェイサーの方のインタビュー載ってましたよね。
載ってましたね。
日本人でもいらっしゃるんだって思いましたし、いろんな方がストームチェイサーとして活躍されてるんだなっていうのをここからも伺います。
結構本作って特にアメリカ南部の方で当たってるっていう風に話聞いてるんですけど、
やっぱすごいその人たちが爽やかに見れるような映画になってるとは思うんですよね。
なんか本当に久しぶりに南部が悪者じゃないかみたいな感じかもしれないですけど。
ちょっとなんか南部って言うとちょっとヤバいのかみたいなイメージ持ちがちじゃないですか。
あるかもしれないですけど、そこじゃなくてまずっていうふうに描きたかったなってわかりますね。
むしろ本作って人種的な多様性とか見てもポリティカルコレクトネスはしっかりなされてる作品だとは思うんですよね。
45:05
だからそのいわゆる反ポリコレ的な作品などではないとは思うんですけど。
ちょっとあえてその東波性みたいなものが身隠れしてるかなって思わないでもないところとしては、
竜巻の災害の悪化っていうところに気候変動みたいな要素は入れ込まれてないっていうところは、
そこの東波性はうまいこと隠されてるのかなって気はしたっちゃしたんですけど。
確かに確かに。
絶対それ気候変動関係あるでしょって思わなくてもないけど、
だからそこで身内に敵を作らない話の構造になってるというか、
自然に一致団結するのがアメリカだみたいな感じになってるっていうところは、
東波性が隠されてるところに逆に東波性の存在が感じてしまうところでもあるかなって気がすんでもないなとは思って。
それはまさにトップ側マーマリックにも思ったことではあるというか。
よくよく考えるとこの敵国誰なんだっけっていう。
絶妙に隠して爽やかなスポーツものっぽく見れるぐらいのチューニングされるみたいなのはありますよね。
戦争っていうこだわらなく政治的な事態の中なのに政治的に見えない話作りっていう。
露骨にでも今回悪だなっていうふうに見える感じの描かれてたのはやっぱり地主?
出資してるやつですよね。
資本主義ですかね。ちょっと敵視してる感じっていうか。
ちょっとそれで思い出したのが、少し前に見たのはHow to blow upも少し思い出したんですよ。
あの中でもチームの中ですごい南部的な、南部のまさにマチョイズム全開の男性っていうのは一人いるんですけど。
それがZ世代みたいな、本当にエリートで正しいことをしたいっていう若者たちと組んでパイプラインを爆破するって話なんですけど。
それでも敵対してるのはある種の資本主義だと思うんですよね。
僕ちょっと最近、ネットフリックスでドラマやってる地面詩。
あれとかを全部この間見終わってたんですけど、あれもちょうど重なった。
同じ時期くらいに地面詩とツイスターで見たものなので。
土地に群がる利権を求めるやつら全員クソだなっていうか、信用ならねえなみたいな感じな作品をちょうど連続で見たっていうのもあって。
やっぱりそこに、本当は僕らアメリカっていう精神性の下で繋がれるはずなのに、金だとか利権だとかのせいでやっぱりそこ崩れちゃうよねみたいなのってあると思うんですよ。
48:10
お互いする利権とか思惑とか絡み合ってしまうっていうことで。
なんかそれに対するちょっとカウンターというかもあるし、やっぱりそういうのによって僕らの故郷が取られていくんだみたいな感覚っていうのが、それがほとんど他国家の侵略よりも切実な問題として今目の前にある危機としてあるみたいな感じに描いてるのかなっていうふうにちょっと見えました。
なるほどね。
こうちょっと掘り下げていくと際際な映画になってきて。
そもそも自然災害の話の時点で気候変動は見え隠れしてるはずなんですけど、なんかそこもそんな意識してないというか、そもそも自然は強大な脅威だからっていうのが大前提として語られてる感じというか、そこで敵を作らないようにしてるみたいな感じ。
それはよしやしな気はするんですけど、本作を一つの試作品として見る上では上手いバランスなのかなって気はしましたね。
多分なんかすごいその爽やかさにあるなと思うのは、その責任をどうこうって話はもう一旦置いとこうよっていうところだと思うんですよね。
それこそトップガンマーベリックで言えば戦争の責任になると思いますし、今回で言えばハリケーンが連発するような責任みたいなところ。
多分それを描く作品もたくさんあると思うんですけど、その責任は一旦置いておいて、今目の前の問題をどう解決するかってところに焦点を置く。
例えば目の前の街で人がいるんだったらその人を助けるとか、あるいは目の前にハリケーンがあるならばそのハリケーンをどう対処するかとか、
すごい現場感覚の問題意識っていうのがすごいあるなと思っていて、そこは確かにそれで現時点で生きてる僕らもあると思うんですよね。
それがより当事者性を持って見られるっていうことなのかなって気はしますけど。
いやそれはほんまそうで、大きい課題とは別に目の前のことはどないかしないといけないっていうのは、すごい賃に足ついてる感覚かなとは思うんですけど、
エネルギーの問題はあるとして、とりあえず今冷房つけないとダメでしょみたいな。冷房つけないと死んじゃいますよっていうエネルギーの問題どうこうはあるにせよみたいな。
目の前に差し迫った生命の危機はありますよっていう、そこにフォーカスしたら確かになってなるというか、
51:02
この竜巻が誰のせいとかというよりもとりあえず危ない人を助けに行かないとダメでしょみたいな、そういう感覚は確かにそうだなとは思いますね。
メンタリティの素朴なところが好感を持って広く見られてる部分なのかなって気はしますね。
もちろんそれだけじゃいけないんですけど、もちろんそうなんですけど、
ただまぁあくまでツイスターズっていう映画が描くものとしては、そこでそのバランスを目指して作られてるのはありなんじゃないかなって思いますね。
どうなんかあります?
こう喋った感じありますけど。
そんな感じかな。
はい、ではこんなところでツイスターズの話を終わっとこうかと思います。
次どうするかはまた収録外で話しするとしましょうか。
ではお知らせになります。
映画の反射スギルバー、次回は8月31日土曜日開催予定です。
場所は大阪南堀町週刊曲がり、19時オープン、23時クローズです。
また大阪神斎橋で第2・第4火曜日に山口が店長をする映画の反射スギルバー神斎橋も営業中です。
場所は長堀橋駅徒歩2分、開閉バーDC内、19時オープン、23時クローズです。
またこの番組ではお便りを募集しております。
番組全体や次回お便り募集テーマ、企画テーマ、作品へ向けてご自由にお送りくださいませ。
バーの最新情報、次回テーマはXにて告知しております。
各ご案内や番組説明文をご確認くださいませ。
それでは映画の話ししたスギルラジオ第178回、ツイスターでの会議を終わりたいと思います。
それではまたお会いしましょう。さよなら。