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はい、というわけで始まりました。
人心制の資本論が、資本主義はこうなっているから良くないと、こうあるべきだと言うんだけど、こうあるべきだと言われても、
資本主義って生存ルールみたいな条件みたいなもんなので、急に肺でばっかり呼吸してちゃいけない、いいでもするべきだと言われても、ちょっと無理ですみたいな、こういう体に生まれてしまってるんですってなるなーっていう話だったんですけど、
さっき言ってた価値と使用価値の話ですね。ブルシットジョブの方が高賃金になってエッセンシャルワークの方が低賃金になるのは良くないよって話なんですけど、
ただこれは資本主義の性質から必然的にそうなってるなって思うわけですよね。
それは資本主義には基本的な原則として差異から価値が生まれるという側面があって、それが突き進んでいくとそれはそうなるよって話なんですけど、
昔は槍の矢尻に使う黒曜石とかが取れる場所もあれば取れない場所もあるとなった場合に、取れない場所の人が黒曜石を取れる場所の人から売ってもらう必要があったわけですよね。
つまり、黒曜石を掘り起こした、何だったらそこに落ちてるやつを渡すだけで利益が発生するわけですよね。
そこに何の差異があるかというと、黒曜石があるかないかの差異があるわけですよね。
そのあるなしの差異によって利益が生まれる。
これが一番原始的な商業の形だと思うんですけど。
これもこの間お話ししましたけど、
第二次産業が勃興して工場とかが建つんだけど、
労働者を農村で特に仕事なくギリギリの生活してますみたいな人たちを雇い入れる。
その人は仕事があればどんな低賃金でも働くよって人たちなんで、
それたちを農村からバッと工場になだれ込ませて、
最低賃金に近いような形で仕事させると。本人たちもそれで言ってるしみたいな感じで。
それによって利益を生むわけですけど、その利益はどの差異から生まれてるかというと、
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賃金の低さとその結果生まれた生産物ですよね。
それはその間の差から利益が生まれてるわけですよね。
なんですけど、農村でうだうだやってる人の人口が枯渇して、
結局みんな工場で働く人が都市で生活する人になってきましたってなったら、
当然給料上げてくるよと。
こんなんだったら別のところで働きたいよみたいな話になって、
給料がどんどん上がっていくと。
そしたら今まで給料と生産物の価値の差で利益を生んでたんだけど、
そこから利益が生めなくなるわけですよね。
だから新しい差異を見つけなきゃいけないと。
作らなきゃいけないとなって、
より高度な差異を作ろうとするわけですよね。
それは次の段階としては、この商品はこう新しいんですよとか、
こういう新しい機能ついてるんですよみたいな感じで、
新しさっていう差異を出すと。
こういう新しい性能がついてるんですよみたいな感じなんですけど、
新しさで差異を出しても結局、
いいね、うちも真似しようって言って、
他のところが真似をすることによって新しさの差も生まれると。
そうなるとまた利益が生まなくなるみたいな感じで、
今度はどうしようみたいなね。
じゃあ今度はブランドマークをつけて、
そのブランドの持っている新しさとか独自性のイメージを付与して、
そこに新しさがあるかのように見せよう。
その際で利益を確保しようみたいな感じとかに今度はなっていったりするわけですよね。
そんな感じでですね、
企業っていうのは資本主義の社会においてですね、
利益を生むために新しい差異にどんどん向かってですね、
そしてさらに新しい差異、さらに新しい差異ってなるので、
どんどん高度化し続けなきゃいけないっていう宿命を背負ってるわけですよね。
だからですね、その宿命、企業が新しい差異をどんどん見つけていかなきゃいけないっていう宿命を背負ってる上に、
資本主義っていうのはめちゃくちゃ発展するわけですけど、
そのイノベーションを起こし続けないと利益が減っていくっていう、
だから生きていけないっていうすごい過酷な宿命っていうのを企業は資本主義化で背負ってるわけですよね。
だからその結果ですね、
例えばメタバースだとか言ってですね、
メタバース上の土地を数千万で売れるかもしれないんですけど、
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また新しい差異が生まれた、ここにお金を投資しようみたいな感じになっていくわけですよね。
というような感じで、
資本主義の性質としてですね、
生活から遠いところほど利益が高くてですね、
もちろん利益が高いから賃金が高くて、
生活に近いところほど利益が低くて賃金が低いっていう、
性質があるんですよね。
なのでブルシッドジョブの方が賃金が高くて、
エッセンシャルワークの方が賃金が低くて、もうしょうがないんですよね。
もう仕様価値っていうのが低くなって価値っていうのが高くなるっていうのはまたしょうがない。
もうそれは水が高きから低きに流れるようにですね、
もうそういう性質を持っちゃってるわけですよね。
でですね、これも別にもちろん誰かの考えでやってるわけでもですね、
誰かが作ったシステムがそうなってるからやってるわけでもないんですよね。
だからそれをですね、それはいけない、もっと壊るべきだって言われても、
いや壊るべきだって言われてもそうなってしまうんですよね。
でですね、もちろんこの著者の人はそういう考え方とかですね、
価値観をもっとこうした方がいいよみたいな話だけじゃなくて、
一応ですね、この脱成長コミュニズムっていうののシステムを
作っているわけですよね。
で、その中でですね、
このブルシッドジョブの方が、
一応ですね、この脱成長コミュニズムっていうののシステム、
こういうシステム、社会システムどうだみたいな提案をしてるわけですけど、
ちょっとですね、僕一応ざっくりって読んでもう一回ざっくり軽く読んだぐらいですけど、
結局それでなんでこう、例えば使用価値の方が重視できるようになるのか、
その脱成長コミュニズムっていうシステムを取り入れることで、
っていうのは分からんだと。
で、そもそも地球上で70億人がですね、
この同じ資本主義っていう生存ルールの中でですね、
参加を余儀なくされて、日々ですね、
もっと新しい才がないかつて脳みそに汗かきまくってるわけですよね。
必死こいで働いてたりするわけじゃないですか。
で、そんな中でですね、急にですね、
突然誰かが思いついた社会システムっていうのがですね、
資本主義を突き崩したりとか、
資本主義に変わるシステムみたいなことを、
急に誰かが思いついて、それがものすごく有効ってことって多分ないと思うんですよね。
多少ですね、こういう場面だとちょっと有効かなってぐらいのことがあったとしてもですね、
なるほど、これで資本主義から逃れられるぞみたいなことはないはずでですね、
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逃れた方がいいのかどうかすら分からないみたいな感じでですね、
そういう意味でも本当にこの辺とか話半分に読んでるような感じだったんですよね。
でですね、すごくつまりと言いますか、
結局今ある状況、なんか理不尽に見えたりとかですね、
おかしいじゃないかと、なんでブルシッドジョブの方が給料高いねんみたいなですね、
そういう状況もですね、あるべくしてこうなってるわけですよね。
で、このあるべくしてこうなってるっていうのが、ちょっと言い方変えるとですね、
敵者生存的にこうなってるってことだよなっていうふうに思いましてですね、
最近進化論の本も読んでたからもうそこにもうちょっと思考が繋がったみたいな、
やべぇやべぇ、この話どんだけ長くなるんだってちょっと思ったんですけど、
でですね、そうですね、なのでちょっと続きはですね、
もう少しこの資本主義の話っていうのをちょっと進化していきたいと思います。
というわけで本日は以上です。ありがとうございました。