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はい、というわけで始まりました。
えーっと、そのまあ、人身性の資本論家によってですね、
まあいろいろこう、資本主義から考え方変えてこうしないといけないんだ、と言ってるんだけど、
まあなかなか難しいぞ、と。
で、ですね、そもそもまあ、もう今の状況ってのはどんなに理不尽に見えてもですね、
あるべくしてこうなってるんだと。
適切な生存的にこうなってるんだと。
だからですね、あの、っていう話から、
これちょっと進化論っぽい説明の仕方もできる、できそうだなと思って、
まあそういう話をしたいと思うんですけど、
結局ですね、こう振る舞ってる人間っていうのが、
まあ今生き残って増えてるわけで、
あの、そういう意味で言うとですね、
まあ、もうまさに敵者生存なんですよね。
敵しているから生き残ってるわけですよね。
じゃあですね、その現状、今の状態っていうのが一番最適なわけだから、
じゃあそれでいいんだって言うと、まあ違うわけですよね。
まあ当然、ものすごく環境破壊も起きてるわけだし、
まあ戦争とかも起きてるわけですからね。
でですね、まあここの部分なんですけど、
この現状が一番最適だからそれでいいんだっていう考え方っていうのが実はかつてあったんですよね。
それはその最善主義っていう、まあその神学から来てる考え方なんですけど、
あの神様がこの世を作ったんだとしたら、
もうすべて神のその廃材というかね、
だからすべてが最適化されているんだっていう考え方があったんですよね。
でですね、まあそういうその最善主義っていう考え方を、
すごくその批判した小説っていうのがあって、
ボルテールが書いたカンディードっていう小説なんですけど、
それにですね、その最善主義の考え方を持ってるパングロス博士っていうのが出てくるんですよね。
そのパングロス博士にですね、
なんで足は2本あるのって聞いたら、
そしたら、それを半ズボンを履くためさ、とかですね。
ちょっとトンチンカンな考え方、考え方というか返答するわけですよね。
まあそういう風にうまいこと全部できてるからって言って全部何でも説明すると。
主人公のカンディードは青年でですね、
でそのパングロス博士と一緒にですね、
その当時のヨーロッパを旅して回るんですけど、
行く先々でですね、もう悲惨な場面を見まくるわけですよ。
戦争の惨状とかですね、
リスボンの大地震で、リスボンが津波でもう破壊され尽くしているところとか、
そういうのを見るんですよね。
で、なんでこれはこんなこと起こったのとかってパングロスに聞くとですね、
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ああこれはこのためなんですよってですね、
全部神のおぼしめしとしてですね、
まあいいこととして説明してしまうっていうようなストーリーがあって、
で最終的にですね、その青年はこれ違うなってなってですね、
パングロスとタモと分かつみたいな、まあそういうストーリーらしいんですよね。
ちょっと読んでないんですけど。
でですね、まあそれを引き合いにいたしてですね、
あの進化生物学者のグールドって人が、
その、えーなんだろう、
なんでもかんでもですね、
なんかこう進化の、あのなんでこんな形なのかって言ったら、
それはこういう理由ですよって言ってですね、
なんかその、あの理由、簡単に後付けっぽい説明をしている、
ようなその進化生物学者がおると。
で、そういうやつのことをそのパングロス主義って言ってですね、
まあ批判してたわけですよね。
で話を戻すとですね、
その、まあ結局その人間がね、
あの頑張って頑張ってその状況に適応してですね、
でその結果資本主義っていうのが生まれて、
その資本主義っていうの、というその状況の中でですね、
頑張って頑張って適応、最高に適応した結果ですね。
まあ今はまあものすごい反映してるわけですけど。
で、でもまあその結果ですね、
なんでこんな自然破壊とかですね、戦争とかですね、
まあひどいことが起こるのかっていう、
まあ疑問が湧くわけですよね。
まあその進化論的な考え方で言うと。
でですね、これもその進化論っていうのはですね、
一つ答えを説明してくれるんですけど、
さっきのグールドのですね、
その論的であるドーキンスっていう人がいて、
でですね、この人はまあ本当にこう、
あのグールドと逆でですね、
あの全ての生物は今、
今まさに完全に最適化されているっていうようなですね、
その適応主義っていうのをまあすごい、
あの主張した進化生物学者なんですけど、
でその人がですね、
その穴鉢を研究したらしいんですよね。
で穴鉢っていうのはそのキリギリスをですね、
ブスってこうあの毒針で刺してですね、
まあ麻痺させて巣穴に運ぶと。
で巣穴に運んでですね、どんどん貯めていくわけですけど、
たまに穴鉢同士でですね、
同じ巣穴にキリギリスを運ぶ、
あの運んじゃってですね、
巣穴が被っちゃうことがあるらしいんですよね。
でそうなるとですね、
なるとその2匹の穴鉢は喧嘩するんですよ。
俺の巣穴だ、私の巣穴だみたいな感じで。
で喧嘩するんですけど、
でそれを調査したと。
で喧嘩が長い方が巣穴に執着しているっていう、
その喧嘩の長さとですね、
巣穴への執着度っていうのをですね、
まあ計測したわけですよね。
でこれはその合理的に考えると、
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その巣穴をですね、
その喧嘩のせいですね、
敵の穴鉢を追い出してですね、
で自分が独占するとですね、
相手が取ってきたキリギリスも自分のものになるわけですよね。
だから合理的に考えると、
その巣穴への執着度っていうのは、
2匹の穴鉢が運んできたキリギリスの合計数に比例しているべきだと。
なんだけど実際はですね、
そうじゃなくて、
自分が運んだキリギリスの数に比例してたんですよね。
相手がどんだけですね、
溜め込んでいても、
それは関係なくですね、
自分が運んだ数しか、
なんとか勘定に入れてないと。
でですね、
ということがわかったと。
同金属はですね、
これちょっと最適な行動をとってないじゃんみたいな感じですね。
一瞬敵者生存の考え方みたいなのがですね、
揺るがされたと語ってるんですけど、
でもですね、発想を逆転すると、
結局ですね、
結論はなんでそのことが起こったかという結論なんですけど、
穴鉢には自分のキリギリスの数を認識する能力しかなかったんですよね。
敵のも一緒に認識するという能力はなかったと。
だから制限がある中で進化的に最適な戦略をとっていたということがわかるんですよね。
その制限というのはつまり、
穴鉢には自分のキリギリスの数しか数えられないという制限ですね。
でですね、
全てのその生き物っていうのは、
今生き残っているのはなんでかって言ったら、
最大限に今に適応しているからですよね。
最大限にこれまで適応し続けてきたから今生き残っていると。
でもその生物っていうのは、
能力的制限、自分の能力的制限の中で最適というのを選び続けた結果、
今生きてるんだということがわかったんですよね。
つまり、適者生存というのが一瞬由来だように感じたんですけど、
そうじゃなくて、
適者生存というのはやっぱり基本原理として、
その進化の中にバッチリありますと。
なんだけど、
そこにその生物ならではの能力的制限というのが条件として加わるんだということが、
その研究としては結果としてはわかったと。
じゃあ、人間の能力的制限というのは何なのかという話になるんですけど、
これも僕の勝手な考えですけど、
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一言で言うと、
マジでやばくならないと結局わからないというのが一つ。
あと、遠くにいる人のことは共感できない。
多分この二つがかなり大きな人間の能力的制限だと思うんですよね。
だから、
想像力というのがグローバル規模になることというのが、
もう人間という生き物の能力的に不可能なんですよね。
なんだけど、
経済活動の規模とその影響というのがグローバル規模になってしまったと。
だから環境破壊が起こっているのに止められないという、
もう本当にここに尽きるだろうなというふうに思うんですよね。
この本の著者は、この本を書くにあたってマルクスの資本主義を、
資本主義じゃない、マルクスの資本論をベースとして、
テキストとして語っているわけですけど、
マルクス経済といったら有意物主観がありますと。
それは物の面から人の精神というのは規定されているという考え方ですよね。
前もちょっと話しましたけど、
これはかなり妥当性あるんじゃないの?というふうに感じるわけですけど、
この本が出版されてベストセラーになったというのは、ある種その現れだと思うんですよね。
その物の面からですね。
例えばですけど、最近の日本の気候もだいぶ変だなとかですね。
自然を破壊する資本主義の話ってよく聞くな、
こういう状況っていうのをニュースから目にするな、みたいな感じですね。
違和感を感じる人が多くてですね。
だからその結果として、その精神に影響があって、
だからこの本がピンときて、買ってベストセラーになったって感じだと思うんですけど、
逆に言うとですね、底止まりだよなというふうに思うんですよね。
それを超えてですね、イマジネーションというのを発揮してですね、
何かすごい自分のですね、生活を大きく変えたりとかしていくようなですね、
ことっていうのはまあないだろうと。
本買ってですね、ちょっと読んでですね、ちょっと考えるみたいな、
今の僕ぐらいなことがやっぱ石の山だと思うんですよね。
まあ本当ですね、この辺が現状に適しているけど、
その能力の限界っていうのもあると。
そのある中で今はここまで発展してきたけど、
そろそろ危機的状況っていうのに確かに足は踏み入れていっているというようなことを思いましたと。
というわけで、また続きは明日お話します。
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よろしくお願いします。