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2022-03-08 18:46

今日の10分de1テーマ「平本蓮の一発逆転主義とリスクテイクの魅力」について

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本職は編集者のエイドリアン太郎が1日1テーマを決めて10分話すpodcastです。 ※ご意見、ご感想、質問や話のお題などありましたら eidoriantarou@gmail.com へお便りください。

[Prod. P.J INLAND] [beats by P.J INLAND]

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本日は格闘家の平本蓮選手が、この間試合をして負けた、その話をしたいと思います。
こんなに近年、感情移入してみた試合はないんじゃないか、というくらい感情移入してみました。
試合が始まる前は、見ている僕が緊張するくらい緊張したんですよね。
なぜかというと、平本蓮選手は元々K-1のトップ選手なんですよね。
キックボクシングの天才みたいな若い23歳くらいの子なんですけど、
K-1では世界的に盛り上がっていないというか、
日本では盛り上がっているんですけど、一時期みたいに、
K-1のトップといえば世界中の人が知っていて、お金も入ってくるというわけではないので、
今はMMA、総合格闘技の方に移っていると。
総合格闘家に転身すると言ったのが2年前かな。
大晦日にMMAデビュー戦が決まっていると。
大晦日だから全国に放映されるような大会で決まっていたわけですね。
そこの大会に向けて、大戦相手をSNSでディスりまくるという、ボロクソ言ってですね。
見た目もいいし、かっこいいし、SNSで過激な発言を言うし、
それに対して誰かが少しでも絡んだらボコボコにするくらい、SNS上で袋叩きにすると。
そしたら当然ですね、お前そんな大口叩いて大丈夫かと。
これで負けたら笑いもんだぞみたいになるんですけど、100万%勝つみたいな感じなんですよね。
負ける要素が見当たらないでしょうみたいな。
とは言っても、キックボクシングはプロ中のプロですけど、MMAはやったことないわけなんで、どんな感じなんだろうと思ったらですね。
いざ札を開けてみたらですね、やっぱり全然レスリングとか言っちゃうとレスリングはできないですよね。
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でですね、含まれて固化されて決められるみたいな感じですね。
かなり何もできなかったんですよね。
何もできなくてですね、もうめちゃくちゃ盛り上げてですね、めちゃくちゃ相手ディスりまくってですね。
で、何もできなくて、で終わった後にですね、俺は負けてないと言ってですね、アメリカに武者主義を呼んでるみたいな感じだったわけですよね。
で、その間ですね、もうその間もですね、すごいSNSとかYouTubeとかではですね、もうすごい有名選手とかですね、めちゃくちゃディスってですね。
かつ竹磯とかね、芸能人とかもですね、ちょっとこう絡んで、絡んでとか絡んでもないですけどね、ちょっと何か発言したらそれを捉えてですね、もうほんとこのバカみたいな感じですね。
もうほんとに誰も恐れてないって感じなんですよね。何者も恐れずですね、全てに噛みついていくみたいな感じでですね。
お前まだMMA戦績ゼロ賞いっぱいだろみたいなって言ってるんですけど、あまりのですね、過激な活動にですね、もうみんなめちゃくちゃ注目度が高まってくると。
でですね、もうそれでこう注目度がすごい高まってる中、ついに試合をですね、1年以上ぶりぐらいにしてやったのが昨日なんですよね。
でですね、まあその1年何で空いたのかっていうと、そもそもそのMMAってもうやることいっぱいあるわけですよね。
そのキックボクシングがですね、いくらできても、まずMMA用のキックボクシングとですね、普通の競技のキックボクシングとは全く違うんですよね。
っていうのは相手がタックルに入ってくるかもしれないんで、タックルが入られたら切れる、切ることができるっていう体制でいなきゃいけないし、
打撃だけでも技術は違うし、そもそもレスリングができないとダメだし、
プラスですね、もちろん柔術のテクニックを持ってないとダメなんですよね。
だからこの3つをですね、ものすごく、今のMMAってどれかができないとかじゃ絶対通用しなくて、
そのどれもですね、高いレベルでもってスタートぐらい、スタート地点ぐらいな感じなんですよね。
それがレベルが高くなってて、でですね、そういう意味で言うと時間がかかるんですよ、とにかく習得に。
だからですね、今MMAのですね、王者とかってみんな結構年いってるんですよね。
変な話、20代ぐらいだとどうしても技術的に習得しきれなくてですね、
どっか穴あったりとかするんで、強くなれないんですよね。
だからチャンピオンがですね、40前後だったりとかするんですよ、世界チャンピオンとかが。
でもそれぐらいですね、トータルファイターであることが求められるものすごい厳しい、
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何て言うんですかね、10周競技とかに近くなってきてるような競技だと思うんですけど、
キックウォッシングしかしてこなかった平本連としてはですね、
当然その間に全くしてこなかったレスリングと柔術をですね、
それら全部含めた総合格闘技を習得しないといけないと。
なんですけど、もともとスター性があってですね、もともとK-1のチャンピオンクラスの選手でですね、
かつものすごく過激な言動でですね、人の字幕を集めているので人気者なわけですよね。
なのでデビュー戦もですね、大晦日だし、
で、第2試合目ってなった時に、普通だったらですね、
こんな20代前半ぐらいの若い子だったら、地道に戦績を積むわけですよね。
ちょっとしたアマチュア大会とか、シュートの試合とかに出て、
勝ったり負けたりとかしながらですね、経験を積んでいって、
その辺でですね、結構好成績を収められるようになったら初めて大きい舞台のスタート地点に立てるぐらいな感じなのが、
もともと持っているですね、スター性みたいなものとか、
K-1でのキャリアっていうのがあるので、いきなりですね、でかい舞台のお任せられちゃうんですよね。
でも本人はですね、その経験を詰めてないと。
でも本人はですね、もうここはスタート地点だと。
こんなところを余裕で越えて、俺はUFC、世界の最大の団体であるUFCのチャンピオンになるって言ってるので、
本人のですね、やりたいこととも一致してるわけですよね。
いきなりでかい舞台が用意されてると。
そのいきなりでかい舞台が用意されてるところに向けて、
負けたら全てを失うようなですね、活動をずっとしてるんですよね。
SNSでちょっと絡んだりとかして。
でですね、そんな感じで、1回目はあっさり負けて、負けてねって言ってアメリカ行って、
MMAの経験をですね、やってなかったことを1年以上かけてですね、積んで。
で、ようやく万王寺手の試合が昨日だったんですよね。
でですね、試合が近づいてくるにつれ、どんどん発言がですね、
いつものとげとげしい感じからですね、
チームのみんなの声でここまで来れました。
あとはやるだけですみたいな感じでですね、神妙になってきてますよね。
半端じゃないプレッシャーですよね。
プレッシャーをですね、自分にかけてるし、負けたら終わりだというのでですね、
っていうような活動をずっと続けてるので、みんな見てるわけですよね。
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そんな中でですね、本当に寸前ってどんどん発言が神妙になっていったと。
でですね、蓋を開けてみるとですね、いいところもあったんですけど、
ただですね、やっぱりレスリングができなくて、腰が弱いんですよね。
それでですね、もう本当になかなか今のMMAでこんな倒され方を見ないみたいなですね、
相手も別にレスラーじゃないのに。
すごい投げられ方をしてですね。
対して封じ込められたんですよね、一方的に。
でですね、判定でフルマークの判定負けという、相手もすごいトップ選手とかじゃないんですよ、全然。
強い選手だけど、今の平本レンだったらちょっと根技とかの技術がなくても、
この辺の選手だったらいい試合するんじゃない?みたいなですね。
ちょっとこう、配慮も入ったマッチメイクなんですよね。
で、持っているスター性からして、勝てば格闘技界のスター誕生。
負ければ本当にとんだ笑いものみたいな感じでですね。
もうその、自分の人生をマジで賭けてきてるんですよね。
そして実際にそれでプロとして人目を集めていると。
で僕はですね、本当にその人生の賭け方を見ててですね。
本当にこの人負けたら終わりっていうところに自分を追い込んでるなっていうので、
もう試合前に自分が緊張してきちゃったんですよね。
なんか、多分普通の格闘家とかにやってる試合の前に自分が緊張するってことは今までなかった気がするんですけど、
ワクワクするとかですね、ソワソワするとかだったんですけど、本当に緊張しましたからね。
それぐらいですね、自分の人生賭けちゃってるんですよね。
でですね、そういう姿を見て思うのがですね、
僕が昔先輩に言われた言葉で、別に僕がそういうわけではなくてですね、
その先輩がある人を指して、ちょっとああいう態度は良くないっていうことを指して言ってたんですけど、
一発逆転主義は良くないって言ってたんですよ。
自分のですね、普段落としている点数があると。
普段の生活態度だったりとか、仕事の態度とかみたいなところで落としてる点数があると。
マイナスが累積していくと。
そのマイナスの累積をですね、なんか一つ大ヒットでも飛ばして、
ひっくり返せばいいんでしょみたいな。
っていう風な態度になっている人がその時いたんですよね。
ああいう一発逆転主義は良くないって言ってて。
本当に地道に一つ一つ積み上げるしか。
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その時やれる最大をちゃんとやってくるしかないんだよみたいな話をしてて。
そこが僕はですね、すごい座右の目みたいになったんですよね。
本当にですね、やれることはやるしかないんですよね。
だし一発逆転なんてことは、逆に言うとですね、一発逆転をしなきゃいけないような状況。
一発逆転しかないっていうのは、一発逆転しか選択肢がないとも言えるわけですよね。
だからそんな風にですね、自分の選択肢を減らさなきゃいけないような状況っていうのを避けなきゃいけないと思ってるんですよね。
だからですね、例えばヒット作を出さないと、もういきなり存在意義なくなっちゃうっていうような状態にはならないようにですね。
なんかやれることやろうみたいな感じで、僕を見ても疲労感みたいな感じですね。
やれることはやってるわけですけど。
だからそれはですね、僕はやっぱり正解だと思うんですよね。
そういう意味で言うとですね、この平本レンって完全にですね、一発逆転主義というか、ここで負けたらおしまいっていう状況に自分を追い込んでいったわけですよね。
その追い込んでいってるのはですね、やっぱり見ててもわかるので、大丈夫かって感じでですね、見てしまうと。
でですね、実際それで負けて、めちゃくちゃですね、笑い者になってるんですよね。
ザマーみたいな、バカかみたいな感じになってですね。
それはそうですよね。だって負けたら笑い者になるようなことを今までしてきたわけですから。
ただですね、それを徹底的にしてきたことで、みんなをものすごく引きつけたんですよね。
僕はですね、本当に意外と緊張するぐらいですね、感情移入して見てしまったと。
なんていうんですかね、だからそれでですね、負けて僕はすごくがっかりしたかというとですね、
まあやっぱり応援できるなと思ったんですよね。
なんでかというと、ディスクを取れる姿っていうのはやっぱりかっこいいなと思いましたね。美しいなと思いましたね。
なんかこう、僕の選択肢を減らさないっていうのは、それは絶対正解だと思うんですよ。
絶対正解だと思うんですけど、そんなこと100も承知で、でも自分、格闘家とかそういうある種夢を追ってるってことだと思うんですけど、
夢を追うような仕事をしている人は、ディスクを取ってなんぼでしょう、負けたらすべてを失うような生き方をしていなきゃダメでしょうみたいな、
っていう感じを多分選び取ってるんですよね。
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そのですね、ディスクを取っている姿っていうのはやっぱりかっこいいなと思うし、周囲の人でもやっぱりこの人ディスクを取ったなってかっこいいですよね。
それはなんか本当にいいなと思いましたね。
ただですね、レッスンが弱いと。
レッスンが弱いのは何でかっていうと、腰が強くないんですよね。
腰が強くないっていうのは、僕はですね、レッスンをやってた時の経験上ですね、腰が強い人と強くない人っていうのがはっきり分かれていて、
僕腰強くなかったんですけど、腰の強さっていうのはですね、ほぼ先天的なものだっていうのが僕の経験則なんですよね。
で、こんな腰弱い状態でですね、総合格闘家になれるのか、総合格闘家としてレッスンってものすごく必要な技術っていうか、ベースなので、
特に打撃系の選手がですね、レッスンが弱いっていうのは、まあなかなか難しいですね。
レッスンが弱かったら柔術がむちゃくちゃ強くないといけないとか、何回でもめちゃくちゃ補わなきゃいけない。
まあ多分でもレッスンが強い必要はあると思うんですけど、腰がですね、すごい弱かったんですよね。
つまり、すんごい体しますよ、ムキムキの。
体してるし、もちろんレッスンも鍛えまくってたんですけど、腰の強さっていう先天的なものは持ってない。
キックボクサーとして求められなかった腰の強さはですね、持ってないんじゃないかって気もするんですよね。
もしかしたらMMA選手としてすごく欠陥がある才能の持ち主で、かもしれないなと思いましたね。
それちょっと格闘家の人がですね、俺は腰が軽いやつが腰が重くなったことを見たことがないって言ってる人がいて、やっぱそうなんだと思ったんですけど。
そんなですね、腰が強くないという、もしかしたら致命的な欠点を持っているかもしれない。
彼はですね、2度ですね、ものすごくリスク抵抗してですね、自分の人生をですね、完全に試合に賭けてですね、2度とも負けていると。
で、3回目、4回目、今年は何度でも試合するぞ、まだ俺は終わっちゃいない、まだ始まったばかりなんだみたいな感じですね。
これから、本当に悔しいけど、これからまたやるみたいな感じですね。
全く多分ですね、同じように負けたら全て失うようなですね、リスクの取り方、そういう発言とか生き方をして、今年はですね、何回かどうも試合するみたいですね。
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もし先天的なものでですね、どうしてもすごい結果があるんだとしたらと思うとですね、ちょっと今言いながらゴクリってなっちゃいましたけど、本当に目が離せないですよね。
というわけで、そんな平本先生、レーン選手をこれからも応援したいなと思いました。
というわけで、本日は以上です。ありがとうございました。
ありがとうございました。
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