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2021-07-19 11:10

今日の10分de1テーマ「宮本から君へ」について

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本職は編集者のエイドリアン太郎が1日1テーマを決めて10分話すpodcastです。第16回目は「宮本から君へ」について話してみました。

#刃牙 #範馬勇次郎 #Netflix

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はい、みなさんこんにちは。エイドリアン太郎です。
10分1テーマのお時間になりました。
この番組は、私エイドリアン太郎が興味のあるテーマについて1日10分話すという内容になります。
本日のテーマはこちら。
宮本から君へについて。
はい、というわけで始まりました。
今日ですね、映画の宮本から君へをネットフリックスで見まして、めちゃくちゃ面白くてですね。
めっちゃ面白いなと思って、漫画を引っ張り出してきて、全巻読み直してしまうという感じですね。
すごい、宮本から君へに脳みその8割ぐらい持ってかれてるんですけど。
というわけで、宮本から君へを改めて映画と漫画を読んでですね、ちょっと思ったことについて、今日話そうと思いました。
映画を見終わった後ですね、ちょっと映画の感想を漁ってたんですけど、
今年ナンバーワンみたいな人も結構いる中でですね、すごい嫌だったっていう人も結構いてですね。
ナンバーワンという人は泣けた、暑いみたいな感じなんですけど、
嫌だっていう人はですね、宮本の自分勝手さというか、自己満足感とかにすごい嫌悪感を表している人が結構いたんですよね。
お前が気持ちいいだけで、彼女とかの立場はどうなのよみたいな。
マッチョイズム感みたいな感じだったんですけど、
おっしゃる通りという感じですね。
改めて映画と漫画を見直して思ったのがですね、宮本はすごい暴力の使い手だなと思ったんですよね。
暴力って何だって言うとですね、人の心を自分の思う通りに変えるってことだと思うんですよね。
言うこと聞かない人を殺すとか、言うこと聞くまで殴るとかね、パワー払うとか、そういうような形ですね。
暴力ってのは基本的に自分の思った通りに周囲を変えるってことだと思うんですけど、宮本は間違いなくそうですよね。
自分の思った通りに周囲に影響を与えて、周囲を変えていってると。
馬騎のハンマユージロがですね、一番強いってのは一番わがままに震えることだみたいなことを言ってたんですけど、
そういう意味で言うとですね、宮本はまさにそうなんですよね。
宮本は自分の正しいと思えることをしていると。
それは言っちゃうと自分のやりたいことをやってるわけなんですよね。
だから漫画とか読んでいてもですね、最初の営業とかでもですね、
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周囲の人は今の自分の立場とか、相手の会社の立場とか、力関係みたいなのを考えてペコペコするところをですね、
宮本はですね、「許せん!俺は勝つ!」みたいな感じでですね、
すごい手前勝手な理屈で望んでいくんですよね。
その差は何かというとですね、
周囲の人は相手の立場と自分の立場っていうのをある種分けまえててですね、
その間の最適解っていうのを探って実行するんですよね。
特に営業なんですごい人が如実に現れるんですけど、
その最適解に対して自分の身をいかにこうなってるかね、
自分の身を懇にできるかっていうところが、
営業っていうのはすごい問われるわけですよね。
そんなのお前の仕事じゃないぞとか、
お前それで仕事した気になってるのかとかね、
ここで頭下げることが仕事したってことだぞみたいな感じなわけですよね。
それは特に連載当時と今と比べてもですね、
今よりさらに厳しい感じはするわけですけど、
それですごい嫌味な取引先の部長が出てくるんですが、
すごい嫌なやつなんですけど、
立場にすごく乗っかって、
すごい下請けとかめちゃくちゃいじめるみたいなタイプの部長なんですよね。
それをですね、立場っていうのはゴンゲンみたいな人なんですけど、
宮本は土下座ラッシュでですね、
なんとか自分の意を通すわけですけど、
土下座っていうのもですね、
すごい代表的な自分の要求を通すための謝罪のフリをした暴力ですよね。
だからですね、一貫して自己中心的なんですよね。
それが後半に増えつつで加速度的に上がっていくんですけど、
ただですね、その自己中心的に振る舞う、
自分が正しいと思っていることをやっているっていう宮本にですね、
周囲の人に人間は引きつけられていくんですよね。
っていうのはやっぱり周囲の人間からするとですね、
自分の立場こうだし、相手の立場こうだし、
最適化がこうだから、それに対して自分を擦り減らすのがこれが正しいんだと思って、
でもつらいなみたいな、終わった後めっちゃ飲むみたいなのがですね、
それをもう全然やらないっていう宮本に対してですね、
ちょっとロックスターのようなですね、こいつすごいなみたいな魅力を感じてですね、
すごい引きつけられていくんですよね。
彼女の方の安子っていう女性もそうでですね、
女宮本みたいな人なんですよね。
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すごい強烈な自我を持ってるんですけど、
この二人がですね、結婚するかしないかみたいな感じで言い合うところとかですね、
なんとなくイメージ言ったらですね、
レゴブロックを両手に持ってですね、思いっきしぶつけてる、ぶつけ続けてるような感じなんですよね。
ガンガンガンガンってぶつけてて、
あたしはデコだっす、
俺もデコだーみたいな感じで、はまれーみたいな感じですね。
なんかこうぶつけ合ってると。
普通はですね、レゴブロック二つがあってですね、
なんとかくっついて合意を言わなきゃなってなったら、
そちらはデコなんですね、じゃあ僕はボコなんで、
この辺にこうやって来てもらえるか、こうやってはまるんですけどみたいな感じで調整するわけですけど、
この二人はそういうとこは全くないんですよね。
オラデコだーこっちもデコだーオラーみたいな感じで、
ガンガンガンってぶつけてるうちにですね、
お互いのブロックの形が変わってですね、
はまっちゃうみたいな感じなんですよね。
だからですね、言ってしまうとこのヤスコっていう女性も女宮本なんで、
暴力の使い手なわけですよね。
もうその自我を押し通すっていう力がものすごく強いんですけど、
ある種の暴力性みたいなんでですね、
自分の自我を突き通すと相手に影響を与えていってですね、
レゴの形が変形するように。
はまったりとか相手を動かしていたりするわけですよね。
そういうのを見てるとですね、相手のことを思いやるとかですね、
相手の立場と自分の立場の間の最適化を探すみたいなことが全くないっていうか、
この二つって現代において割と美徳だとされてると思うんですよね。
この時もそうなんだと思うんですけど、
その思想が全くなくてですね、
自分の思うことをストレートに打ち出し続けると。
そしたら相手と周囲がですね、自分の思うような形に変わっていくと。
魅了もされていくというような感じなんですよね。
最終的に宮本とヤスコっていうのはくっついて結婚するわけですけど、
ほとんど印象と一緒ですね、宮本とヤスコが殴り合ってですね、
宮本がヤスコに殴り勝ったような印象なんですよね。
君の言ってることわかるよとか、そんなことは全くないんですよね。
でですね、それを見ているとですね、
宮本が半真裕二郎に見えてくるというか、
やっぱりわがままを通すということによってですね、
美しさみたいなのがすごくあるんですよね。
普通はですね、例えば立場が違うしね、
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お金の規模が違うしね、資本の規模が違うよね、
別物ですよね、違う立場ですよね、
いやもう力が違いますよ、もう、
腕相撲とか勝てないですよ、みたいなですね。
そういうふうに、
相手と自分、相手が強かったりとかですね、
相手と自分を違うものとして立場を分けてですね、
ということでこちらはこういう立場で、
相手はああいう立場なんで、
じゃあお互いの接合点ここだよね、みたいなことにですね、
自分を当てはめていくっていうのは普通なわけですけど、
宮本はですね、自分の心に正直に言っているのが究極形なんですよね。
自分の心に正直に言ってたらすごくいいスローガンで聞こえるんですけど、
全然美しくないわけですよね。
やっぱり自分勝手ってことなんで、
それを作中でもですね、
お前がただ指定だけだろ、みたいなことを突っ込まれまくってるんですけど、
ただ全然美しくないんですけど、
でもやっぱり自分の思ったものを通しているっていうのは美しいんですよね。
そのハンマユージローがですね、かっこよいとかね、
こう生きてみたいと思わせるっていうようなものが宮本にもあるわけですよね。
だからなんというか、この作品のメッセージすごいなと思ったんですけど、
お前ら忘れてるだろうけど、
お前ら全員ハンマユージローだからなってことだなっていうふうに、
僕はちょっと理解したとしました。
で、なんかどうしてもですね、
相手のこと思い合ってお互いの最大の最適化を探すみたいな方にですね、
結構流れが違ったところですね。
やっぱりこういうガソリン入れられるとですね、
いや、いいなと。
ちょっと俺も、逆に最近自分わがまますぎたかなと思ってたんですけど、
まあいいかというふうに思うようになってきました。
ということで本日は以上です。ありがとうございました。
ありがとうございました。
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