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2021-10-11 13:14

今日の10分de1テーマ「圓生の録音室」を読んで②

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本職は編集者のエイドリアン太郎が1日1テーマを決めて10分話すpodcastです。 ※ご意見、ご感想、質問や話のお題などありましたら eidoriantarou@gmail.com へお便りください。

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はい、というわけで昨日の続きです。
サン・ユーテンションの演唱100席のですね、
録音の裏側を描いた演唱の録音室という本があるんですけども、
それの話をしていました。
サン・ユーテンションにその企画の説明を言ったら、
じゃあそれは売れますか?って真っ黒切って聞かれて、
しぞろもどろで一応ファンだったら聞きたいと思いますよみたいなことを言ったみたいな話があって、
それがですね、やりたいんだけどやるためのストーリーみたいなのが欲しくて、
聞いたことに対しては回答としてはありなんじゃないかなって思ったんですよね。
こういうこともあるんですよね。
結局こんなのも当たるも吐く当たらぬも吐く分かんない世界なので、
本当にいいと思うものを作って納得いくものを作って出して、
ダメでしたねってこともあれば良かったですねってこともあるので、
売れる売れないなんてことを聞かれてもわからないわけですよね、結局のところ。
それに対して、イエス・ノーと答えても実はどっちも今一つダメでですね、
単純にそれをじゃあ今から本気でやっていくようなストーリー、
どういうストーリーなのかっていうのをうまくですね、
二人の間で作れれば、そしたらその後本気で取り組むことができて、
だから逆に成功する確率も上がるよねっていうようなことでですね、
多分そのストーリーが欲しかったんだろうなというふうに思ったんですよね。
この話あれなんですけど、
僕はですね、いきなりですね、
なんでこの人のみに誘われるのっていう社内のすごい偉い人に誘われてですね、
一対一ですね、なんでやと思いながらですね、
飯食ってたらですね、そしたらなんか、
お前は管理職になりたいの?って聞かれてですね、
多分なりたくないっていうオーラが出てたから聞かれたんだと思うんですよね。
で、いやーどうですかね、どうかな、そんなになりたくないかもみたいなことを言ってたらですね、
そしたら、いやーでもね、その、俺はね、このまま行くと、
あいつAとかBみたいな、その、頭が良くて、なんか、
キビッとしていてちゃんとしている普通のやつばっかりが、
あの、管理職になるのかなと思うんだよ。
そんな時に、俺はAドリアンみたいなやつも管理職になった方がいいと思ってんだよね、
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みたいなこと言われてですね、
えっ、そんなこと考えたことなかった、なるほど、
それちょっと面白いアングルですね、みたいなこと言ってたんですけど、
やっぱりそれと近くてですね、
なんかこう、そういう切り口で今の状況を見ると、
なるほど、このYにもそういう出番がありますか、みたいな気持ちにはなるんですよね。
最終的にはですね、普通に断ったんですけど、
でも、やっぱりワッと盛り上がる、そういうストーリーってやっぱり大事なんですよね。
この辺もすぐにあるなと思って面白かったんですけど、
この後ですね、なんで結局やるってことになって、
その印象はその鉱山の枕の時にですね、
レコード会社の人にこんな風にくどかれて、またレコードを取ることになりました、みたいな感じですね。
しょうがないんですね、みたいな感じですね。
自分発じゃないよ、みたいな感じですね。
やるってことを告知してですね、アピールするんですけど、
でもこれは俺からじゃないよ、すげえ言われちゃってしょうがないんだよね、みたいな感じですね。
ポーズを取るんですけど、こういうこともあるよねって思いながら見てましたけど、
これもですね、あるあるばっかなんですけど、
じゃあ録音しましょうってなってですね、
録音はもちろん演唱会、マイクの前で喋るわけですけど、
その喋った音源をですね、編集したりとかするっていう作業っていうのが、
もちろんレコード会社側であるわけですけど、
その編集に立ち合わせてくれって言うんですよね、演唱は。
でですね、コーラ結構は、それに対してですね、
これは難問であると言ってですね、
その人が教室さんっていう本を書いてる人が言ってるんですよね。
編集の作業は録音技術者があり、私はそれに立ち合う。
よかろうという判断の権限は私にある。
これは録音編集の浄土だ。
って言っていてですね、
これは本当に、何て言うんですかね、
どこまでかこういうですね、
これってクリエイターとレコード会社、
つまり楽譜効果とレコード会社の関係ですけど、
それは僕らのクリエイターと編集者の関係とほとんどミアリーコールなんですよね。
すごい二人三脚でやるんですけど、
ほとんど不分立的に、
こっから先はあなたの仕事、こっから先は私の仕事、
お互いにこっから先は入り込まないっていうのをですね、
決めてるんですよね。
でもそれは別に、何て言うか、
石板に書いてあるルールのように決まってるわけではなくて、
関係性によっても違うわけですよね。
この人に対してはこっから先は言わない。
でも、この人に対してはこっから先は言うみたいなことはですね、
お互いに変わっていくんですけど、
その中でも多分ですね、
このレコード会社における編集作業っていうのにですね、
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クリエイターが自ら関わっていくっていうのは、
ちょっとですね、権限を犯している部分にはなるんですよね。
自分の権限を犯されている部分になると。
権限をなんで犯されると良くなるかというとですね、
このこだわりの上限がすごくなくなってしまう可能性が
つきちゃうんですよね。
クリエイターの人がここも直したい、ここも直したい、
ここも直したいって言ってくるんだけど、
はっきり言ってそれは素人目にはというか、
普通の人には聞いて分かる変化ではないということにですね、
ものすごくこだわった結果、
予算がすごく膨れ上がっていくということはもちろん考え得るわけで、
考えるとそれを金銭面の部分で責任とかを持ってですね、
商売と商業として成り立たせようとしているという立場の人が
それを決めるべきだというのがやっぱりあるわけですよね。
なんでここでですね、そのクリエイターである袁紹の方が
編集に私を立ち会わせてくださいと言ってくるというのは
結構やっぱり危険な可能性があるわけですよね。
すごく自己満足にお金がすごく使われてしまうという可能性があると。
というのでですね、やっぱりそこも一瞬ピリッとしてどうするのかなって
すごく迷うんだけど、結局ここもちょっと賭けで
袁紹を入れてみようというふうになったみたいな感じですね。
それがですね、結局多分大変なところもあったんだけど、
おそらく袁紹百石を作る上ではこれは多分どうも避けられないことだったし、
そのおかげですごくいいものにもなったという話になってくるんですよね。
この辺のですね、クリエイターとの割と切って張ったギリギリのやり取りですよね。
こういう緊張感のあるやり取り。
もしかしてこれで間違っちゃうかもしれない。
これでもしかしたら先週に入れちゃったことでこの企画自身がポシャっちゃうかもしれない
というような、本当に結構瀬戸際の判断ですよね。
それが正直、もしかしたら失敗、不正解でしたって可能性も十分あるようなですね。
割とそういう選択だなと思ってですね。
この辺の緊張感のあるやり取りというのがすごいわかるなと思って読んでましたね。
あとですね、その感じで袁紹が編集に入ってくるとですね、
やっぱりめちゃくちゃこの編集にいろいろ言ってくるんですけど、
主に何を言うかというと、間なんですよね。
言葉と言葉の間の間を詰めたり話したりっていうのをものすごい細かさでですね、
ちょっと短くしてください。
ちょっと短くしすぎです。もう少し長くしてくださいって言ってですね。
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もうミリ単位でやるらしいんですよね。
でですね、「いや、そんなんで変わらんだろう?」と思いながら聞くと、「あ、変わるわ。」ってなると。
でですね、それをやりながらですね、録音技術者の人が、「いや、どうも微妙なもんですね。」って言って、「間は間ですね。」って言うんですよね。
その間の間は悪魔の間だと言っててですね。
これもすごいわかるんですよね。
間っていうのがもう今ですね、間とかリズムっていうことですね。
仕事上でもめちゃくちゃ言ってるんですよね。
何を書くかって決まってからは少なくとも、リズムと間のことしか言ってないんじゃないかっていうくらいリズムと間の話を知っててですね。
同じことだとしても、間とリズムがもう合ってるかどうかでですね、全然内容が違うんですよね。
その間とかっていうのがもう本当に微妙なところでですね、
最後の最後のちょっとした修正みたいなことで、めちゃくちゃ読みやすくなってめっちゃ面白くなったわみたいなことって、すごく間もあるんですよね。
だからですね、どんな世界でも一緒だな、やっぱ間なんだなというふうに思いましたね。
本当にこの本全体を通してですね、すごい間についての話がすごく多くてですね。
全く不思議ですよね。
この間の水曜日のダウンタウンのおぼんこぼんがずっと喧嘩をしていて、仲直りをさせようっていうのもですね、もう全然仲直りしなくて。
ここまでお膳立てしても仲直りしないかみたいな、どんだけ意地張ってんねんこのおっさん達みたいな感じでなってですね。
これはもう絶対修復できないんじゃないかと思ってたんですけど、
なんかこう、今その二人ね漫才師なんですけど、その漫才がお互い、やっぱ俺は漫才好きだなって思うタイミングみたいなのがですね、
二人のタイミングが、でも漫才さんならあいつとやるしかねえんだよなみたいな、と二人が思えたタイミングみたいなのがですね、
奇跡的に惑星直列のように会った瞬間みたいなのが、
たまたま訪れて、数十年間仲悪かった二人が仲良くなるっていう瞬間が、
本当ドキュメンタリックに描かれてて、
いやーま、まよ!と思ったんですよね。これもまだなと思って。
いやーね、なんかあのジャンキーのね、あのマージャンのジャンキーの桜井翔一さんも、
ま、まってすごいまって言いますけど、まって本当すごいですよね。まはまって本当そうだなと思いますね。
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ほら僕とかその、なんでしょうね、それこそおぼんこぼんさんを仲直りさせるみたいなですね、
ということを仲直りしほしいなと思ってさせたとしてですね、
じゃあ二人をちゃんと引き合わせとか、もしくは仲直りしやすいような状況とか、
誰か人に助けてもらうみたいなことをやって、
ダメだったらですね、ダメはダメだったな、これはダメだ、ダメだ、これはもうしょうがないやと思うわけですけど、
でもですね、それはその条件は揃ってるんだけど間が合ってないっていう可能性はやっぱ十分にあるんだなと思ったんですよね。
僕結構諦めが早いんで、これくらいの自分の出せる最高の条件を出して、ダメだったらもうダメだって思うと思うんですけど、
間が合ってない可能性っていうのもあるんだなというふうに思ったんですよね。
ということでですね、ちょっと最後おぼんこぼんの話になってましたけど、
ま、そんな感じですね。
ちょっと印象約束のこの方面白いんですけど、まだ話の続きがあるんでまた明日続き話します。失礼します。
ありがとうございました。
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