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みなさん、こんにちは。教育カフェテラス始まりました。司会は私、水野太一です。
アシスタントの高橋紗友香です。今日もよろしくお願いします。水野先生。
紗友香さん、よろしくお願いします。この番組では、国内外の教育に関する最新情報や、教育現場の課題、そして身近な話題をお届けしています。
闇バイトの調査結果
今回は、高校生や大学生をターゲットにした闇バイトに関するアンケート調査の結果についてお話ししたいと思います。
闇バイトですか。最近、ニュースでもよく聞きます。怖いイメージしかありません。
そうですね。今回参考にするのは、スタディプラスが運営するスタディプラストレンド研究所が発表した、高校生・大学生を対象にしたアンケート調査の結果です。
2024年11月に行われた調査で、1592名から回答を得ています。
スタディプラス、私も使っていました、勉強の記録をつけるアプリですよね。そこがアンケート調査もしているんですね。
はい。この調査で、実際に闇バイトに遭遇したことがあるかどうかを尋ねたところ、約7%の学生が、あると回答したそうです。
7%ですか。意外と多いんですね。どんな状況で遭遇するんですか?
調査によると、楽に稼げるといった言葉で誘われたり、SNSやメールで募集を見かけたりするケースが多いようです。
中には、猫探しやシール貼りといった、一見普通のアルバイトに見せかけたものもあるみたいです。
猫探しやシール貼り?それがどうして闇バイトなんですか?
それが巧妙な手口なんです。最初は簡単な作業をさせて信用させ、徐々に危険な仕事に巻き込んでいくケースがあるようです。
例えば、最初はシール貼りのアルバイトだと思って応募したら、最終的には犯罪に関わるような運び屋の仕事だった、というような話も聞きます。
怖いですね。まるでお菓子の家で子供を誘う魔女みたいですね。
まさにそうですね。アンケートでは、周囲の人が闇バイトの疑いがある誘いを受けたり、SNSで募集を見かけたことがある人も約9%いるそうです。
自分の周りでも起こり得るってことですよね。他人事ではないですね。
そうなんです。さらに、闇バイトの募集を見た場合に、それが闇バイトだと見抜いて、はっきりと断れると思うかを尋ねた質問では、闇バイトだと見抜き、断れると思うと答えた人が約67%でした。
約7割が見抜けるんですね。それは少し安心しました。
ただ、残りの約3割の学生は、闇バイトだと見抜けるが断れないかもしれない、または闇バイトだと見抜けず断れないかもしれないと答えているんです。
見抜けない人もいるんですね。どんな人が見抜けないんでしょうか。
情報リテラシーが低い人や、経済的に困窮している人、あるいは軽い気持ちで楽に稼げるという言葉に惹かれてしまう人が見抜けない可能性があると思います。
なるほど。私も気を付けないと。水野先生は闇バイトに引っかからないか心配な学生に、どんなアドバイスをされますか。
まずは、上手い話には裏があると肝に銘じておくことですね。高額な報酬を謳うアルバイトや、仕事内容が曖昧なアルバイトは、警戒が必要です。
そして、少しでも怪しいと感じたら、すぐに家族や先生、信頼できる大人に相談することが大切です。
確かにそうですね。誰かに相談するのは一番安心できますね。
あとは、警察庁のウェブサイトや、法務省のリーフレットなど、闇バイトに関する情報源をチェックしておくのも有効です。
いろいろな情報源があるんですね。私も調べてみます。
今回の調査結果から、多くの学生が闇バイトの危険性を認識している一方で、見抜けない、または断れない可能性がある層も存在することが分かりました。
警戒と啓発活動の重要性
闇バイトは、一度関わってしまうと抜け出すのは難しいと聞きます。軽い気持ちで応募しないように注意が必要ですね。
おっしゃる通りです。教育現場でも、闇バイトに関する啓発活動を積極的に行っていく必要があると感じました。
さやかさん、今日のテーマはいかがでしたか?
はい、とても勉強になりました。闇バイトは怖いけど、どこか他人事のように思っていました。
でも、今回の話を聞いて、もっと身近な問題だと感じました。私も、友達や後輩に注意を促したいと思います。
ぜひ、そうしてくださいね。それでは、そろそろお別れの時間です。
今回の教育カフェテラスはいかがでしたでしょうか?
最後までお聞きいただきありがとうございました。また次回もぜひ聞いてくださいね。
さようなら。