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2025-04-07 07:23

大学生のBeReal利用実態調査:学習意欲とプライバシー意識への影響

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本研究は、大学生におけるBeRealの利用実態と、それが学習意欲やプライバシー意識に与える影響を調査したものです。大学生の約7割がBeRealを利用しており、授業中でも投稿する学生が多いことが明らかになりました。BeRealの利用は学習意欲の低下と関連しており、授業中の投稿はプライバシー意識の低下とも関連していることが示唆されています。大学におけるSNS利用のルール作りや、情報リテラシー教育の必要性が高まっています。

サマリー

大学生のSNS利用に関する調査が行われ、BeRealの使用が学習意欲やプライバシー意識に与える影響が明らかになります。結果として、BeRealを利用している学生は学習意欲が低く、授業中に投稿する学生はプライバシー意識が低い傾向があることが確認されます。

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みなさん、こんにちは。教育カフェテラスへようこそ。パーソナリティの水野太一です。
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調査の概要と目的
さて、今日のテーマは、大学生の間で人気のSNSBeRealに関する調査です。
BeRealですか、私も使っていますよ。毎日違う時間に通知が来て、2分以内に写真を撮って投稿するんですよね。
そうですね。今回参考にするのは、デジタル生活ジャーナルに掲載された論文、大学生におけるBeRealに関する調査、学習意欲とプライバシー意識に着目して、です。掲載日は2025年2月5日ですね。
ありがとうございます。BeRealがテーマなんて、なんだか親近感が湧きますね。具体的にはどんなことが書かれているんですか?
この調査では、大学生のBeReal利用状況を明らかにし、BeRealの利用の有無や考え方の違いによって、学習意欲やプライバシー意識にどのような差があるのかを調べています。
なるほど。BeRealを使っているかどうかって、学習意欲とかプライバシー意識に関係があるんですね。
ええ。調査によると、BeRealを利用している大学生は、利用していない大学生に比べて学習意欲が低い傾向にあることがわかったんです。
で、そうなんですか。ちょっとショックです。でも、どうしてBeRealの利用が学習意欲の低下につながるんでしょうか?
それは、BeRealの特性が関係しているかもしれません。BeRealは、通知が来てから2分以内に投稿する必要があるので、常にスマホを気にしている状態になりやすいですよね。
確かに、通知が気になって授業中でもついスマホを見てしまうことはあります。
そうなんです。授業に集中できなくなったり、課題に取り組む時間が減ったりすることで、学習意欲が低下する可能性があると考えられます。
なるほど。私も気をつけないと。
また、授業中にBeRealを投稿する学生は、投稿しない学生に比べてフライバシー意識が低い傾向にあることもわかっています。
それもわかります。授業中に写真を撮って投稿するという行為自体、周りの人に迷惑をかけている可能性もありますし、個人情報が移り込んでしまうリスクもありますよね。
おっしゃる通りです。研究では、SNSに投稿された情報が、投稿者の不注意によってプライバシー侵害につながるケースが多いと指摘されています。
調査結果と提言
BeRealは他のSNSよりもそのリスクが高い可能性があるため、注意が必要です。
今回の調査では、具体的にどのような方法で調査を行ったんですか?
調査対象は、英検にある私立大学の学生368名です。
アンケートはオンラインで行い、BeRealの利用状況や考え方、学習意欲、フライバシー意識について質問しました。
学習意欲やプライバシー意識はどのように測定したんですか?
学習意欲については、学習同期尺度というものを使用しました。
これは、授業への集中力や知識・スキルを習得したいという意欲、授業への積極性などを測るための指標です。
なるほど。プライバシー意識についてはどうですか?
プライバシー意識については、プライバシー意識尺度を使用しました。
これは、自分のプライバシーを守りたいという意識や行動、他人のプライバシーを尊重する意識や行動などを測るための指標です。
さやかさん、今回の調査結果から、大学側はどのような対策をとるべきだと思いますか?
そうですね。まずは、BDRの仕組みや利用状況について、教職員間で共有することは重要だと思います。
確かにそうですね。先生方がBDRについて理解していれば、授業中の利用について注意を促したり、学生のプライバシー意識を高めるための指導を行ったりすることができます。
それから、大学のルールを見直すことも必要かもしれません。授業中のスマホ利用に関するルールを明確化したり、情報リテラシー教育を充実させたりすることで、学生のSNS利用に関する意識を高めることができると思います。
情報リテラシー教育は重要ですね。個人情報の漏洩やプライバシー侵害を防ぐために、SNSの正しい使い方を学ぶ機会を設けることは非常に大切だと思います。
ええ。学生だけでなく、教職員も一緒に学ぶ機会を設けることができれば、より効果的かもしれません。
今回の調査は一つの大学で行われたものなので、結果を一般化するには限界があります。
そうですね。他の大学でも同様の調査を行うことで、より普遍的な傾向を把握できるかもしれません。
また、今回の調査では学習意欲を従属変数として調べていますが、学習意欲が低い学生がBDRを利用している可能性もあります。
確かに因果関係を特定するためには、より詳細な分析が必要ですね。
正確なGPAのデータを入手して、BDRの利用が学習に与える影響を詳しく調べる必要があるでしょう。
今回の調査結果を踏まえて、大学側は学生のSNS利用についてより積極的に関与していく必要がありそうですね。
そうですね。学生がSNSを安全に、そして有効活用できるよう、大学全体でサポートしていくことが重要だと思います。
今日のテーマは、大学生のBDR利用に関する調査でしたが、水野先生、今回の内容をまとめるとどうなりますか?
今回の調査では、大学生のBDR利用状況を明らかにし、BDRの利用が学習意欲やプライバシー意識に与える影響を調べました。
その結果、BDRを利用している大学生は、利用していない大学生に比べて学習意欲が低い傾向にあること、
授業中にBDRを投稿する学生は、投稿しない学生に比べてプライバシー意識が低い傾向にあることが分かりました。
今回の調査結果は、大学におけるSNS利用に関するルール作りや、情報リテラシー教育の必要性を示唆していますね。
ええ。大学は、学生がSNSを安全に、そして有効活用できるよう、積極的にサポートしていく必要があるでしょう。
私も今回の調査結果を参考に、SNSの使い方を見直してみようと思います。
そうですね。私たち一人ひとりが、SNSとの付き合い方を考える良い機会になったのではないでしょうか。
今日はありがとうございました。
番組を最後までお聞きいただき、ありがとうございました。
また次回もぜひ聞いてくださいね。
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