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教育カフェテラスへようこそ。水野太一です。
アシスタントの高橋紗友香です。国内外の教育の話題を、毎回一つずつじっくり味わう番組です。
今日は先生自身の成長のお話と聞いて、ワクワクしています。
紗友香さんは、部活動で何か続けていましたか?
中学と高校でバレーボールをしていました。サーブだけを30分ずっと練習する日もありました。
今日の記事は、まさにそこから始まります。アメリカの教育サイト、デデュトピアの10月2日の記事です。
一流の選手や音楽家と同じように、すでに優れた先生にも伸びしろがあるとして、研究に基づいた6つの方法を紹介しています。
バレーボールなら、サーブやレシーブのように、練習するところははっきりしています。
でも授業は、何を練習すればいいのか、私にはまだ想像がつきません。
そこが出発点です。ハーバード大学を中心とした研究チームは、授業は複雑なので、理論を学ぶだけでは足りないと結論づけています。
必要なのは、授業を小さな部分に分け、他の先生のやり方を見て、フィードバックを受けながら練習することです。
それを、慌ただしい教室の中でも自然にできるまで繰り返すことが大切だというのです。
分けて練習するというのは、サーブ練習と同じ考え方でしょうか?
だとすると、一つ目の方法は、練習するところを絞ることのような気がします。
いい読みです。一つ目は、伸ばしたいところを絞ることです。
一流の選手は、試合をたくさんこなすだけでは伸びず、サーブやスイングといった技を切り出して磨きます。
2016年の報告でも、先生は全体をなんとなく良くしようとするより、授業の特定の面に集中したときに、多くを学ぶとされています。
特定の面というと、どんなところでしょうか?
自習の反省会では、毎回10個くらい直すところを言われて、どれから手をつけていいのか分かりませんでした。
ある先生は、1年に1つだけ決めることを勧めています。
より良い問いかけ、生徒がつまずきやすい場面を見つけること、教材を作り直すこと、などです。
目的は授業を丸ごと変えることではなく、小さくても意味のある変化を積み重ねることです。
近いです。2つ目は、自分からフィードバックを集めることです。
1時間の授業でも、教室に25人いれば、25通りの受け取られ方があります。
生徒の声から、分かりにくい指示や急ぎすぎた説明、さらには声が響いて聞き取りにくい、スライドが見えにくいといった、教団からは気づけないことが見えてきます。
後ろの席だと黒板の字が見えにくいというのは、私も生徒だった頃によく思っていました。でも、先生に言ったことはありません。
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だからこそ、先生から聞きに行く必要があります。
アメリカの高校で英語、日本でいう国語を教えている先生は、1年の終わりに、学級で大事にしている価値ごとに生徒に順位をつけてもらいました。
すると、高く評価されるはずだった好奇心が一番下でした。
その先生は次の1年、授業に短給の場面を意識して増やしたそうです。
自分では大事にしているつもりの言葉、一番届いていなかったというのは怖い結果です。
怖いですが、どこから直せばいいかがはっきりしました。
3つ目は客観的になることです。
アメリカの大学フットボールの名監督は、全国優勝した数時間後には、もう試合の映像を見返していたそうです。
祝うためではなく、直すところを探すためです。
優勝した日くらい、休んでもいい気がします。
先生の場合も、授業の映像を見返すということでしょうか?
そうです。2025年の研究では、授業の映像を見返した先生は、
互いの授業についてフィードバックをするときも、受けるときも客観的になれたそうです。
映像がないと記憶やメモに頼るので、問題の根っこがつかみにくいと言います。
見るのがつらければ、音声だけでも構いません。
自分の声を録音して聞くのは、正直かなり恥ずかしいです。
それでも聞いたら何がわかるのでしょう?
例えば、先生は自分が思っている以上に話しています。
生徒が考えている沈黙を待てずに埋めてしまう癖も、映像なら見えてきます。
それから、知っている人ほど相手もわかっていると思い込んでしまう、知識の呪いと呼ばれるものにも気づけます。
知識の呪いは家庭教師で経験があります。
私には当たり前の解き方を説明しても、生徒がキョトンとしていることがあります。
4つ目は、難しい場面を前もって練習することです。
2025年の研究では、最も伸びた先生は、指示が返って混乱を生んだ場面や、予想もしない答えが返ってきた場面を、頭の中でリハーサルしていました。
こうなったらどうするかを前もって考えておくと、その場で落ち着いて対応できるのです。
教育実習の研究授業の前に、指導の先生から、この発問で答えが出なかったらどうするの?と聞かれました。
あれはまさにこの練習だったのだと思います。
いい経験をしています。記事も、未論中心の研修には限界があり、どこかで自分で動きを練習し、フィードバックを受けて直す機会が必要だと述べています。
5つ目は、指導案の外側を見ることです。子供は、それぞれの考えや不安や興味を抱えて教室に来ます。
2018年の研究では、問題行動の15%は、学習内容がわからないことから来ていました。
何をすればいいかが、はっきり示されていないという理由です。
騒いでいる子は、実はわからなくて困っている、ということでしょうか。
実習先で算数の時間だけ立ち歩く子はいましたが、そういうことだったのかもしれません。
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可能性は十分あります。
2025年の研究でも、経験のある先生ほど、行動そのものではなく、その奥にある原因に手を当てていたそうです。
叱ったり罰を与えたりするやり方は、その場では効いても、後で問題行動を増やすことが多い、という別の研究も紹介されています。
叱る方が早いと思ってしまいそうですが、遠回りに見える方が近道なのかもしれません。
6つ目は、学び続ける姿勢です。
2026年の研究で、20年以上教えているベテランの先生がどう伸び続けているかを調べると、
学びを決められた研修ではなく、毎日の仕事に組み込まれた続いていく過程と捉えていました。
中心にあったのは正式な研修ではなく、同僚との会話や一緒に授業を考えること、振り返り、新しいやり方を試してフィードバックをもらうことでした。
研修より職員室での会話の方が大事ということでしょうか。それなら、新人でもすぐに始められそうです。
ニューヨークのブルックリンにある小学校では、新人とベテランが毎週集まり、
少人数の生徒を相手に指導法を実際に試して、同僚が見てフィードバックをする場を作っています。
終わったら、何がうまくいき、何を直すかを話し合い、自分の教室で試してまた報告します。
失敗しても大きな問題にならない場なので、遠慮なく意見を言い合えるそうです。
日本の校内研修や研究授業と少し似ているように感じます。
ただ、日本の研究授業は見られる側の緊張がとても大きいと実習で思いました。
鋭い指摘です。日本の授業研究は海外でも知られていますが、
1年に数回の大きな発表になると、どうしても失敗できない場になります。
ブルックリンの例は、毎週小さく失敗してもいい形にしているところに学ぶ点があります。
ただし、毎週集まる時間をどう生み出すかは、日本の先生の忙しさを考えると簡単ではありません。
今日は、いい先生がさらに伸びるための6つの方法を見てきました。
伸ばすところを一つに絞る、生徒の声を集める、映像で客観的に見る、難しい場面を練習する、
行動の奥を見る、そして毎日の会話の中で学び続けることです。
私はまず自分の授業の声を録音するところから始めてみます。恥ずかしさには慣れるしかなさそうです。
一流の選手も最初から自分の映像を見るのが平気だったわけではないでしょう。
小さな一つから練習を始めてみてください。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
今年の一つを皆さんは何にしますか?よかったら考えてみてください。
次回もぜひ聞きに来てください。