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教育カフェテラス。進行役の水野太一です。
アシスタントの高橋紗友香です。
国内外の教育の話題を持ち寄って、2人で考えていく番組です。
今日は授業中の集中のお話と聞いて、耳が痛い気がしています。
エデュトピアの9月10日の記事です。
中学生と高校生の注意について書かれています。
内容を訳すと、生徒は注意を向けるかどうかを自分で決めているわけではない、となります。
自分で決めていないというのは意外です。
私は聞くか聞かないかは、本人のやる気次第だと思っていました。
多くの人がそう思っています。
記事によると、注意は本人がつけたり消したりするスイッチというより、ほとんど無意識に働くふるいです。
体のあちこちから毎秒膨大な情報が脳に届いています。
その中から何を通すかを、脳の奥にある仕組みがとても早く選んでいるのです。
ふるいには通しやすいものと通しにくいものがありそうです。
いい読みです。優先順位があって一番は危険です。
次に新しさ、好奇心、感情の強さ、そして重大では特に仲間に関わることが通りやすいそうです。
先生の表情やポケットの中のスマホの振動、
農家から聞こえる会話の方が、講義より先にふるいを通り抜けてしまいます。
農家の話し声は確かに気になります。
中学生の頃、隣のクラスの笑い声がすると授業の内容が全部飛んでいました。
それはふるいが設計通りに働いていたということです。
記事はこうした注意の移り変わりが、
わざとの態度ややる気のなさ、能力の低さと見間違えられやすいと注意を促しています。
生徒は注意を払っています。ただこちらにではないのです。
では先生の話を通してもらうには、ふるいの優先順位に這わせるしかないのでしょうか。
そういう考え方です。
脳が新しさや好奇心に反応するのは、説得しても変わりません。
変えられるのは、何を目の前に置くかです。
記事は6つの方法を挙げています。
まず、予想させることです。
メキシの授業の最初に、誰が言ったかを伏せた不思議な言葉を見せて予想を書かせ、
答えが明かされるまで予想を変えてもいいことにします。
答えを知りたくて最後まで聞いてしまいそうです。
謎解きの本で、官人が気になるのと同じ気持ちかもしれません。
まさにその気持ちを使っています。
次は驚きです。
美科で液体窒素に浸したオレンジをうっかり落としたように床に落とすと、粉々に割れます。
それは1年経っても覚えていそうです。
でも毎回そんな仕掛けを用意するのは先生の負担が大きくありませんか?
そこは心配いりません。
驚きは大がかりである必要はなく、
メキシ上の人物の意外だけれど本当の言葉で始めるだけでもいいそうです。
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3つ目は仲間の力を使うことです。
グループのリーダーが先に先生から講義の要点を聞いて、それを仲間に伝えます。
仲間から聞くと同じ内容でも入ってきやすいのがわかります。
質問もしやすいです。
仲間の話が気になるなら仲間から聞かせればいいという発想です。
4つ目が面白くて帽子を使います。
大事なところで帽子をかぶり、横向きにするともっと大事、後ろ向きにすると最も大事という合図にします。
言葉でここは大事ですというより、目で見える合図の方が早く伝わりそうです。
記事も目に見える合図はどんな言葉の指示より早く注意を向けさせると書いています。
数週間たったら生徒に自分の帽子を持ってこさせて、大事だと思ったところで自分で向きを変えさせるそうです。
5つ目は色分けしたノートです。
黒板と同じ3色の色鉛筆を生徒も持ち、先生が使った色と同じ色でノートを取ります。
色で大事さの順番がわかるのですね。
そのうち先生が見本を見せなくても自分で色分けできるようになりそうです。
実際にそうなるそうです。最後は意味のある沈黙です。
答えを言う直前で止めて教室に問いを投げ、しばらく答えを持たせておきます。
ドラマの続きが気になるのと同じで脳は謎を解きたがるのです。
答えを待たされるとつい自分でも考えてしまいます。家庭教師の生徒にも使えそうです。
記事の最後の言葉がいいのです。注意はずっと勝ち取っておけるものではありませんが、
戻ってくる速さと何に光を当てるかには影響を与えられるというものです。
今日は生徒の注意と脳の不類の話をしました。
よそ見をしている子を見てもやる気がないとすぐに決めつけなくていいのですね。
私は次の模擬授業で答えを言う前の沈黙を試してみます。
その数秒の沈黙がきっと教室の空気を変えます。
最後までありがとうございました。次回も教室がちょっと楽しくなる話をお届けできたらと思います。