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ミシンを教えられない先生を救う割り箸の針
2026-09-29 05:44

ミシンを教えられない先生を救う割り箸の針

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東洋経済オンラインの記事から、家庭科を教えることに不安を抱える先生たちの現状と、SNSで教材を発信する先生の工夫を紹介します。家庭科が好きな小学5年生は92パーセントいる一方で、先生自身がミシンに触れる機会は少なく、専科の先生も足りていません。割り箸とアルミホイルで作る大きな縫い針の模型や、玉結びの歌など、子どものつまずきを見つけて分解する教材づくりから、苦手な教科との向き合い方を考えます。

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教育カフェテラスの時間です。進行役の水野太一です。
アシスタントの高橋紗友香です。この番組では、国内外の教育のニュースを一つずつじっくり味わっていきます。
紗友香さん、ミシンは使えますか?
実は、ほとんど使えません。小学校の家庭科でエプロンを作ったきりで、死体との入れ方はもう覚えていません。
教員採用試験の勉強でも、家庭科は一番自信がない教科です。
今日は、そういう先生のための話です。東洋経済オンラインの9月2日の記事です。
まず数字から入ると、全国の小学校の家庭科の研究会が2023年度に調べたところ、
家庭科の学習が好きと答えた5年生は92%、6年生は85%でした。
そんなに好きなのは嬉しい驚きです。作ったものを使えたり、食べられたりするからでしょうか。
記事に登場する元小学校の先生も、同じ理由を挙げています。
本物を扱うので、できた、役に立ったという感覚があるのです。
この先生は、家庭科で育てたいのは、生活の主人公になる力だと話しています。
家族にしてもらう側から、家族の一員として働きかける側へということです。
災害の時に、カセットコンボでご飯を炊く力にもつながります。
家庭科がそんな場面までつながるとは考えていませんでした。
私にとってはレプロンを作る教科でした。
ところが、教える側に目を向けると様子が違います。
ミシンの使い方がよくわからない、どう教えればいいかわからないという先生が少なくありません。
私もその一人になりそうです。
でも先生になる人なら、ミシンくらいは練習すればなんとかなるのではないでしょうか。
個人の努力だけの問題でもないのです。
記事に出てくるインスタグラムで家庭科の教材を発信している先生によると、
先生自身がミシンを触る機会がそもそもありません。
家にミシンがある家庭も減っていますし、学校のミシンは古くて使い方が難しく、糸の調整もわかりにくいそうです。
教える前の段階で困っているのです。
学校のミシンが古いのは実習先でも見ました。
家庭科室の棚に大きな布をかぶせて置いてありました。
さらに専門の先生も足りていません。
東京都練馬区では65の小学校に対して家庭科の専科の先生は数人ほどだそうです。
多くの学校では担任や時間講師が教えていて、研修会も減っています。
ただ、研修会に人は集まらなくても、ミシンの講習会には結構来るそうです。
必要に迫られているということでしょうか。
みんな困っているのに聞く場所がないのかもしれません。
そこに現れたのが先ほどもインスタグラムの先生、小林智子さんです。
公立小学校で時間講師として家庭科を教えながら、
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明日の家庭科に間に合うをコンセプトに発信していて、フォロワーは1万人を超えています。
どんな投稿が人気なのか気になります。私ならミシンの動画をまず見たいです。
一番見られた動画の一つは、割り箸とアルミホイルで大きな針の模型を作る動画です。
VKで172万回以上再生されています。
割り箸にアルミホイルを巻いて、穴を開けると大きな針ができるのです。
本物の針は小さすぎて、穴に糸を通すところは後ろの席からは見えないからでしょうか。
その通りです。教室の後ろからでも見える大きさにしてホワイトボードに張ります。
糸を斜めに切る理由も、糸の模型を大きくして見せます。
斜めに切ると針の穴に通しやすくなるからです。
この先生は動画だと平面にしか捉えられないので、目の前に立体を置く、見えにくいものは大きくすると話しています。
動画に慣れた子供たちには、かえって手で触れるものは新鮮なのかもしれません。
玉結びのような細かい動きはどう教えているのでしょうか。
玉結びは指の形をコンコンキツネに見立てて歌にしています。
ミシンなら下糸でつまづく子が多ければ、ボビンの向きをわかりやすく示した盤書を考えます。
勝利実習では事前に模型で練習させて待ち時間を減らしています。
どれも子供がどこでつまづくかを先に見つけている感じがします。
それがこの先生の一番のこだわりです。
できない子をそのままにせず、どこでつまづいているのかを見つけて、
技能を細かく分解します。そこから教材を工夫していると話しています。
つまづきを分解するというのは家庭教師で算数を教えるときにも使えそうです。
この先生は家庭科の先生を増やしたいとも話しています。
SNSは答えではなく先生が動くきっかけで、そこから研修に出たり誰かに聞いたりしてほしいというのです。
さやかさんは今日の話を聞いて家庭科の見え方は変わりましたか?
変わりました。自信がない教科だと思っていましたが、先生が全部できる必要はないのかもしれません。
子供がどこでつまづくかを見つけて大きくしてみせることなら私にもできそうです。
まずは割り箸の針を作ってみます。
苦手な人ほどつまづく場所がよく見えるものです。
できた!も手前にいる子の気持ちがわかる先生はきっといい家庭科の先生になります。
最後までお聞きいただきありがとうございました。次の回もどうぞよろしくお願いします。
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