ポートランドのPreschool for All
みなさん、こんにちは。教育カフェテラスの時間です。パーソナリティは、水野太一です。
アシスタントの高橋さやかです。
この番組では、国内外の教育に関する最新情報や、教育現場の課題、そして身近な話題をお届けしています。
今日も楽しみにしています。
今回のテーマは、アメリカのオレゴン州・ポートランドで実施されている
Preschool for Allという、ユニバーサル修学前教育の取り組みについてです。
記事の掲載日は、2025年4月7日。
情報源は、エドサージというサイトです。
これは、3歳と4歳の子どもたちを対象にした、無償の修学前教育を提供するという試みで、
全米のモデルとしても注目されているんですよ。
ユニバーサル修学前教育ですか、なんだか難しそうな言葉ですね。
簡単に言うと、全ての子どもたちが平等に修学前の教育を受けられるようにするということです。
なるほど。それなら私にも理解できます。
ポートランドで始まったこの取り組みが、なぜ全米のモデルとして注目されているんですか?
この取り組みは、単に無償で教育を提供するだけでなく、質の高い教育を提供するための工夫が凝らされています。
例えば、先生の給与水準を上げたり、施設の整備を支援したり、地域の実情に合わせた多様な教育の場を提供したりしています。
へえ、そんなに色々な工夫がされているんですね。具体的にどのような点が評価されているんですか?
まず、しっかりとした運営体制が整っていること。
ビーダーシップを発揮して事業を推進する人がいて、それを支えるチームがある。
そして、安定的な財源が確保されていること。
ポートランドでは、高所得者層への所得税を財源に当てているそうです。
なるほど、税金で賄われているんですね。
それから、地域のニーズをしっかりと把握していること。
乳幼児のケアの状況や、特別な支援が必要な子どもの状況など、きめ細かく把握した上で、プログラムを設計しているんです。
すごいですね。ただ無償にするだけじゃなくて、中身にもこだわっているんですね。
そうなんです。マルトノマ軍のプリスクール4ウォールは、これらの要素がすべて組み込まれている点が高く評価されているんです。
でも、理想通りに進まないこともあるんじゃないですか?
もちろん、課題もあります。記事によると、プログラムの進捗が遅いと感じている人もいるようです。
確かに、無償の修学前教育がすぐに実現すると思っていた人からすると、遅く感じるかもしれませんね。
そうなんです。でも、マルトノマ軍では、着実にそして慎重にプログラムを進めているんです。
慎重に進めることのメリットは何ですか?
無理に規模を拡大せずに、質の高い教育を提供し続けることができるんです。
例えば、先生の給与や待遇を改善したり、施設の整備をしたり、地域のニーズに合わせたプログラムを開発したりします。
なるほど。マルトノマ軍は、2030年までに1万千人の子どもたちに修学前教育を提供することを目指しているそうですね。
はい。順調に進めば、希望する全ての子どもたちが修学前教育を受けられるようになる見込みです。
地域経済と教育の関係
それは素晴らしいですね。
記事の中には、実際にプリスクール4オールの恩恵を受けている先生の声も紹介されています。
トラム・ゴンザレスさんという方が、自宅でプリスクールを開いているんですが、プリスクール4オールのおかげで安定した経営ができているそうです。
え?どんなふうに経営が安定しているんですか?
まず、立ち上げのための助成金が出たり、生徒の授業料がきちんと支払われたりするんです。
それってすごく助かりますね。
ゴンザレスさんは、以前は時給20ドルで働いていたそうですが、プリスクール4オールのおかげで先生に高い給料を支払えるようになったそうです。
先生の待遇改善にもつながっているんですね。
その通りです。プリスクール4オールは、先生たちが健康保険や退職金制度を利用できるようにしたり、有給休暇を取得できるようにしたりすることも目指しています。
先生が安心して働ける環境を作ることも、質の高い教育を提供する上で重要ですよね。
おっしゃる通りです。
プリスクール4オールは、マルトノマグンにとってどのような意味があるのでしょうか?
マルトノマグンにとっては、子どもたちの未来を開くための重要な投資であるといえます。
修学前教育を受けることで、子どもたちは読み書きや計算の基礎を身につけ、社会性やコミュニケーション能力を伸ばすことができます。
確かに、修学前教育は子どもたちの成長にとって非常に重要ですよね。
また、プリスクール4オールは地域経済の活性化にもつながります。
保育施設の建設や運営には、多くのお金が動きますし、先生の雇用も生まれます。
なるほど。教育への投資は未来への投資であると同時に、地域経済の活性化にもつながるんですね。
その通りです。
今日の話を聞いて、マルトモマ郡のプリスクール4オールは、
単なる無償の修学前教育ではなく、質の高い教育を提供するための様々な工夫が凝らされていることがよくわかりました。
そうですね。マルトモマ郡の取り組みは、日本にとっても参考になる点が多いと思います。
日本でも、すべての子どもたちは、平等に質の高い教育を受けられるようにするために、
何ができるのかを考えていきたいですね。
それでは、そろそろお別れの時間です。
水野先生、今日もありがとうございました。
こちらこそ、今回も有意義な話し合いができました。
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