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2026-01-16 06:19

子どもの尊厳を守るには?生活保護世帯を苦しめるPTA会費の“実質強制”問題

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「任意加入」であるはずのPTAが、事実上“強制徴収”される現状について考えます。大阪市の生活保護世帯の声をもとに、食費を削ってまで会費を払う保護者の苦悩、法的課題、そして行政や学校の構造的問題に迫ります。教育の公正性と子どもの尊厳をどう守るべきか、社会全体のあり方を問いかけます。

サマリー

生活保護を受けている世帯がPTA会費の負担を強いられ、子どもに惨めな思いをさせたくないとの理由から生活費を削っている実態が明らかになっています。この問題は、PTAが実質的に強制加入となっていることに起因し、構造的な矛盾が存在していることが示されています。

PTA会費の強制問題
みなさん、こんにちは。教育カフェテラス水野太一です。
今日は、ニュースサイトライブドアニュースに2026年1月8日に掲載された記事、
子どもに惨めな思いはさせたくない。生活保護世帯とPTA会費の問題について考えていきます。
高橋さやかです。よろしくお願いします。
このテーマ、すごく気になりますね。PTAって任意加入じゃなかったんですか?
そうなんです。法律上はPTAは任意加入の社会記憶団体なんですが、
実際には多くの学校で全員加入が前提のようになっているんですよ。
記事では、大阪市の生活保護世帯の方が子どもに惨めな思いをさせたくないからと、
食費を削って会費を払っているという実態が紹介されています。
そんなことが起きているんですね。でも、どうして任意の団体なのに払うのが当たり前みたいになってるんですか?
そこが問題の核心なんです。長年の慣習や空気感で、
みんな払っているからと形だけの任意が実質的な強制になってしまっている。
特に大阪の一部地域では、一口100円で何口かお願いしますといった形で、
子どもが学校にお金を持っていく仕組みなんです。
え、子どもが自分で集金袋を持っていくんですか。それってすごくプレッシャーですよね。
そうなんです。記事では公開処刑という強い言葉も使われていました。
経済的に厳しい家庭では、子どもが友達の前で少ない口数を出すことで恥ずかしい思いをすることもあるそうです。
ズライバシーへの配慮が欠けていると言われても仕方がありません。
確かにそれは辛いですね。でも、PTAって学校のために色々活動している団体じゃないですか。
その活動にお金が必要なのも分かる気がします。
私もそう思います。PTAは本来、学校を支援するためのボランティア団体です。
問題は、その活動の費用を経済的に困っている家庭まで負担している点なんです。
しかも、どんな使徒なのかが不透明な場合もある。
記事ではPTA会費は高級ホテルでのランチ会や、来賓への手土産代に使われたケースもあるって書いてありましたよね。
そんな使い方されたら確かに納得できないです。
そうですね。そうした実例は一部ではありますが、教育現場の予算削減や人手不足が背景にあるとも指摘されています。
本来は、公費で賄うべき備品や活動、PTAが肩代わりしているんです。
学校側も苦しいけど、保護者も大変なんですね。なんだか誰も悪くないのに苦しい構造って感じがします。
まさにその通り。筆者の三木ひとみさんも、これは悪者がいるわけではなく、構造的な問題だと書いています。
特に生活保護世帯は、生活不助からPTA会費を出すしかなくて、結果的に食費や高熱費を削ることになる。
教育の尊厳と解決策
それは憲法25条の生存権、26条の教育を受ける権利にも関わる重大な問題なんです。
でも、生活保護の中にPTA会費って含まれていないんですか?
含まれていないんです。教育不助という項目がありますが、これは学用品費なども低額支給で、PTA会費は対象外。
大阪市の場合、小学生で月1170円が支給されますが、PTAに7から8口払えばそれを超えてしまいます。
じゃあ実際には自分たちの生活費から出してるってことですよね。それは厳しい。
そうです。だから生活保護の目的である健康で文化的な生活に矛盾してしまう。
さらに福祉事務所も事実上の強制徴収にはもっと積極的に介入すべきだと記事では提言しています。
先生、PTAに入らない選択をしたらどうなるんですか?何か不利益があったりするんですか?
あります。記事ではPTA非加入の保護者や子どもが行事から排除されたり、卒業記念品をもらえなかったりする例が紹介されています。
最悪の場合、子どものいじめにつながることもあるそうです。
ええ、それって完全に人権侵害ですよね。子どもには何の責任もないのに。
そうですね。しかもSNSなどで非加入はタタノリなんて言われることもあるそうです。
修学援助を受けている家庭に対して、助けてもらってるんだから払うべきだなんて声もありますが、それは別の問題です。
確かに公的援助と任意団体の回避は全然違う話ですね。でもどうしたら改善できるんでしょうか?
基本的には、まずPTAが完全に任意加入であるということをきちんと説明し、学校徴収金と分けることが必要です。保護者が自由に入り大会を得られれば、心理的負担も減ります。
学校や行政の体質そのものを変えないと難しそうですね。予算や人手の問題もあるし。
その通りです。PTAに頼らない学校運営をできるように、公的予算を増やす必要があります。
記事の最後にも書かれていましたが、これこそが義務教育無償化のあるべき姿だと思います。
私、教育実習の時にPTAの方が学校を支えてくれているのを見てありがたいなと思っていたけど、その裏にそんな葛藤があるとは知りませんでした。
現場を支える気持ちは本当に素晴らしいんです。でも、その支え方が強制や不公平になってはいけない。すべての子どもが安心して教育を受けられる仕組みを作ることが大切です。
確かに、私も将来先生になったら、保護者の立場にも配慮した学校づくりを意識したいと思いました。
いいですね。それが教育者としての大事な一歩です。社会全体で子どもの尊厳を守る仕組みを考えていきたいですね。
今日はすごく考えさせられました。任意なのに強制になっていることの怖さ、初めて実感しました。
今日の話題に共感してくださった方は、ぜひ身近な学校の仕組みを少し見直してみてください。気づくことから変化は始まります。
今回も最後まで聞いてくださった皆さん、ありがとうございました。次回の教育カフェテラスもお楽しみに。
06:19

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