保護者との信頼関係
みなさん、こんにちは。教育カフェテラスへようこそ。水野太一です。
今日は、エドサージの2025年10月22日の公開記事をもとにお話ししていきます。
テーマは、教師と保護者が味方として連携するとき、子供はどう育つかです。
こんにちは、高橋紗友香です。先生、このテーマすごく気になります。
私も教育実習で、保護者との関わりが一番緊張しそうだなと思ってたんです。
まず、この記事、どんな内容なんですか?
この記事は、アメリカ・サウスイースト地方の教師が書いたエッセイなんです。
ある保護者が、先生がメールに返事してくれないとSNSに投稿したところ、
他の保護者たちが先生を責めるどころか、1週間目は混乱の時期だから仕方ないよとフォローしたという話から始まっています。
それは意外です。SNSで教師が責められる話ってよく聞くけど、
逆に理解を示す保護者も多いんですね。
そうなんです。この教師はそこで気づいたんですね。
ほとんどの保護者は、実は教師を応援していると。
だから教師の側からも、保護者を仲間として見ることで、子供たちの学びがより良くなると語っています。
教師と保護者が仲間っていう発想、すごくいいですね。
でも、実際にはなかなかそう思えないこともありそう。
どうすれば、保護者と協力関係を築けるんでしょう?
記事では、まず保護者を敵だと思わないことと言っています。
そして、見えない形で支えてくれている場面に気づくこと。
例えば、家庭で子供に注意してくれたり、連絡帳に励ましのコメントを書いてくれたり。
こうした小さな行動が、教師にとっても大きな支援になります。
確かに、家庭教師のバイトでも、保護者の方がいつもありがとうございますって言ってくださると、やる気出ます。
そういうのも大事なんですね。
まさにその通りです。記事の中でも、夜のグループチャットで噂を止めたり、別の家庭の通訳をしてあげたり、鉛筆を送ってくれたり、といった静かな支援が紹介されています。
それらが積み重なると、教室全体の雰囲気が変わるんですね。
それってすごく村社会的というか、子供をみんなで育てる感じがしていいですね。
日本でも地域で子育てって言いますけど、だんだん難しくなっている気がします。
そうですね。この記事でも、It takes a villageと書かれていました。
教育コミュニティの重要性
つまり、子供を育てるには村全体が必要だと。
学校も家庭も地域も、それぞれの役割を持って協力し合うことが大切です。
なるほど。子供は大人同士の関係をすごく敏感に感じ取るって言いますもんね。
その通りです。著者も大人たちが協力し合っていると、子供は安心し、自信を持って学べると言っています。
反対に、大人同士が対立すると、子供は不安になりますからね。
確かに。私自身、親が先生と仲良くしてくれている時って、なんだか学校が居心地よかった気がします。
いい視点ですね。だから教師に求められるのは、保護者を味方として招き入れる姿勢なんです。
例えば、最初の電話を注意連絡ではなく、紹介の電話に変える。それだけでも関係が柔らかくなります。
へえ、紹介の電話、確かに最初の印象って大事ですよね。最初に印象を持ってもらえたら、後から話しやすいかも。
そうなんですよ。そして、どんな小さな協力にも感謝を伝えること。
記事の中では、ある母親が電話越しで息子に注意する場面がありますが、その行動を教師は、言葉遣いは気になったけど、ちゃんと味方になってくれたと受け止めているんです。
ああ、そういう支援の形も認めるの素敵ですね。
完璧な対応じゃなくても、一緒に子供を支えてるっていう意識を持てる関係がいいな。
まさに、完璧よりも共感ですね。教師も保護者も完璧じゃない。でも、それぞれの立場で同じゴールを見ていれば、信頼は築けます。
そうなると、連絡帳とか面談もちょっと見方が変わりそうです。ただの報告ツールじゃなくて、一緒に育てるためのコミュニケーションなんですね。
いいまとめです。教師からの発信を、指示ではなく対話にする。そうすれば、保護者も遠慮せずに意見を出しやすくなります。それが子供にとっての安心につながります。
日本でも、この考え方はすごく大事ですね。PTAや学校ボランティアに参加できる人が限られている今こそ、いろんな形の関わり方を認めることが必要だと思います。
そうですね。保護者が来ないイコール関心がないではなく、違う形で関わっていると見る視点が大切です。
メール一通やコメント一つでも、その背景に応援の気持ちがあることに気づければ、関係はいい方向に進みます。
結局、教師も保護者も同じチームのメンバーなんですよね。お互いに信頼できる関係こそ、子供の安心につながる。
はい。教師と家庭が協力し合えば、子供は大人たちは自分を支えてくれると感じます。そこが学びの出発点になるんです。
今日の話を聞いて、教育実習でもまず、保護者を味方にする姿勢を大切にしたいって思いました。
それは良い目標ですね。子供を中心にしたチーム育ての文化を育てていく。これからの教育には欠かせない視点です。
リスナーの皆さんも、学校と家庭、どんな風につながれているか少し考えてみてくださいね。
それでは今回の教育カフェテラスはここまで。また次回お会いしましょう。